僕のところへ頻繁にFacebooを通じて賞金のメッセイジが来た。賞金額は60万ドル、100万ドル、200万ドル、6億ドル、9億ドルである。9億ドルは1300億円ぐらいか、目もくらむような話だ。信用しなかったが、有り得るのかと思った。迂闊と言えば迂闊だが。
僕は利益が期待でき可能性のある話は不可能と分かるまで確かめる。全グループで一致しているのは、①自分はマーク・ザッカーバーグ(メタ社のCEO)から賞金の仕事を任命されている、 ②賞金が欲しければ指示に従えと言う、③当たったとする当選者の名前(例えばあなた)が入った証書画像を示す、④先に送料をアップルカード等で払えと伝える。
アップルカードはコンビニ等で販売している(グーグルカードもある)。詐欺だと気付いたのは、Ⓐメタ社がアップルカードを使うわけがないし、Ⓑ信頼できそうなグループでも間違いやおかしい点が有る、ⓒ証書の作りが雑だったり、ミスが有った。こうして、5グループを詐欺グループと判断し排除。
詐欺グループは、多くが女性。ファイスブックの担当者、メタ社担当者の写真(Facebookの文字が入った背景など)を送ってくる。まず、ファイスブック社は現在メタ社に名称変更しているら存在しない。次にメタ社社員が直接メッセイジを送ることはない。写真は女性でもメッセイジを送付するのは日本語の出来る中国人男性か日本人男性。
残った1グループは丁寧・親切で、こちらの言い分を認める。しかし、じらし作戦を行使する(まともな組織ならやらない)、先払い方針を変えなかった事(支払い方法は3種類用意)から、はっきり詐欺グループと分かった。信用していなかったが、もし本当だったら凄いなとは思った。夢は見れる。
はっきり言えるのは、フェイスブックで賞金が当たったという話は100%嘘で、詐欺だという事。メタ社(Facebookの運営会社)は賞金を出さない。
被害者数は数千人から1万人規模と予想する。なぜなら、詐欺グループが多く、結構巧妙で騙された人が多い。バックにやくざがいるかもしれない。1件10~20万円規模で表面化しにくいから、警察も情報を集めたとしても動いていないと思われる。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます