宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

ホリエモンは残念だったね

2007年03月31日 11時15分48秒 | 思考空間

 勉強が手に付かず元気のなかった長男がホリエモンが活躍するニュースには目を輝かせていたので、気持の中でちょっと応援していた。やることが派手だったね。ましかし、若い人が活躍するのはいいのではないかと思っていたが、「人の心は金で買える」と書いていたのを聞いたあたりから ?と思い始めた。衆議院で立候補し、敗れはしたが、今回のことが無ければ次回は亀井さんも危なかっただろうね。

 ホリエモンは狙われたのだと思う。特に、自家用ジェットで女優とハワイ、というのは検察庁の担当者がこの野郎と思ったのだろう。既得権社会に生きる男たちの「ねたみ」やジェラシーはすさまじい。

 残念だったのは経営者としての志の問題だ。企業の発展の先には必ず社会貢献があるべきである。いかさまをやっても儲かればよいという自己本位の企業は存在価値が全くない。ところが、いかさま・法律違反の企業は急激に増えているし、同時に情報が表面化する傾向にある。私の関与するところでも、たとえば売り込みをかけてくる会社は多くがその類である。騙されるほうが悪いという考えである。上場企業でも歴史の若いIT関連などは構成メンバーも若く、モラルなど無い。不正な会社は公正取引委員会や経済産業省に通告しなければならない。

 いかさまをやれば利益を得やすい。それでは企業としての存在価値はない。いかさまに走るのは実は自信が無いからだ。自分に自信があれば絶対にアンフェアーな手段は取らない。表面化しなければ、ばれなければ何をやっても良いという風潮はバブルの時代に、権力志向のじいさんやらおっさんやらが始めたのだが、全国の組織という組織が悪に染まったので日本は大きく後退した。私は電力在任中からこんな会社はいらないなと思っていたが、電力会社の山のような不正事件でそのことが改めて実感される。

 私の会社は零細というより微細企業だが社会貢献を目標にしている。それが存在することの意味だ。時間はかかっても発展させる。ホリエモンは残念だったが、志の大切さを認識してほしい。


技術史in四電1

2007年03月28日 22時39分08秒 | 思考空間

 松下幸之助は生涯で100の発明(特許出願)をしたそうだ。私の場合、出願は10を超える程度(取得数は少ない)だが、広い意味での開発は120を超えるのではないだろうか。広い意味というのは、私が目標を与え、バックアップしたものも含む。その中には世界で初めてのものもたくさん含まれる。これまでを振り返って何が最も印象深かったかというと、2台の高速走行ロボットを利用した炊飯ラインである。

 某経済連に収めた炊飯ラインは世界で初めてのロボット走行の電気炊飯ラインだった。東京の炊飯プラントメーカーへ営業に行った時、大形の電気炊飯のニーズがあると言われたので、その場で思いつき立体炊飯を提案した。私はこう説明した。倉庫クレーンと電気釜(竈と呼ぶ)を組み合わせれば、立体炊飯ができる。電気釜を立体的に配置させ、米を浸漬したなべを倉庫クレーンでセットし、炊き上がったら取り出すのだ。倉庫クレーンも電気釜も完成品であり、完成品同士の組み合わせでリスクが少ない。しかも、私には電気炊飯でおいしく炊けるアイデアがあった。

 某経済連も炊飯プラントメーカーもこの話に乗り、受注して製造した。最終的には、トラブル時の対応を想定して立体にせず、2ラインとした。この実現にはロボットを製造するだけの技術が必要だった。個別の鎌ごとに焚き分けするなどの試みがなされ、さまざまなアイデアも盛り込まれた。完成して、鍋を抱え分速80mで走る2台のロボットは迫力があり、まじめて見た時には私も驚いた。

 この炊飯ラインは様々な製造メーカーが見学したようだ。いずれにしても大型ロボット式電気炊飯の草分けになったことは間違いない。特許は、元請けが出願を進めていたのに倒産したものだから中に浮き、パーキテックという会社が取得してしまった。かつての部下にクレームを依頼していたが多分実施できなかったのだろう。


非常に難しいが日本の躍進する道

2007年03月27日 22時39分48秒 | 社会・経済

 昭和39年春、今治の立花中学を卒業し、久々に広島に帰り国泰寺高校に入学。日差しが明るく、桜がまぶしかった。その頃、ラジオから聞こえていたビートルズの「抱きしめたい」の中でリズミカルに手を叩く演奏スタイルが、新鮮で印象の中に重なっている。私は確かに高揚していたと思うが、クラスでの自己紹介で「私は日本経済に興味を持っています」と言ったもんだ。深い意味はなかった。みんなはきょとんとしてジョークとしてしか受け取らなかっただろう。しかし私は、難解で分からない対象ながら、ずっと日本経済をウオッチしてきた。そもそものきっかけは小学校4年生の頃、日本製のカメラやオートバイやタンカーの輸出が好調で、胸躍る思いで興味を持ち始めたことだった。

 初めてハーマンカーン博士のことを知ったのは高校2年、父が買って帰った雑誌プレジデントを読んだ時だった。21世紀は日本の世紀と予言するハーマンカーン博士の言葉は、その頃の現実とはかけ離れているように思えた。信じがたい言葉でも期待感は高まった。大学入学後、博士の本が出版されたので、本屋に飛んで行き、黒っぽい表紙のそれを入手した。専攻は電気ながらその頃既に、いっぱしの経済評論家であった。しかし何も分かっていなかった。自分で喋っていながら確信が持てなかった。経済成長をもたらすメカニズム、そのベースになる社会構造が把握できていなかった。

 日本について書かれた本は随分読んだ。私の読み方は興味深いところだけを摘むだけなので、著者もタイトルも覚えていないことがよくある。そんな中で日本人の意識構造(会田 雄次)、失敗の本質(戸田良一ほか)は印象深い。特に失敗の本質は日本の社会システムを考える上で役に立った。日本人として生きてゆく上で、一度は読んでおきたい優れた著書である。私が知りたいのは日本という国を形成するメカニズムや社会構造である。この観点では納得できるものが無かった。

 前置きが長くなった。日本経済についてマクロレンジで言えば、経済は、既に経済学者が考えていたような経済オールマイティーの時代ではなくなった。特にクリントン政権の時代においてアメリカ政府、および周辺の経済人たちが、経済面でアメリカに戦争を仕掛けた日本に対抗する手段として、経済を軍事戦略の中に組み込んでしまった。経済は経済のレンジを超えているので、経済学者にも経済のことが分からなくなり、その証拠に経済学者の予想はことごとく外れることとなり、遂に経済専門家は経済予想をやめてしまった。ところが日本には当然軍事戦略など存在しないから、状況が掴めず、打つ手も無い。唯一、最高の手段はアメリカにお願いすることとなった。

 アメリカが日本の全てを知っている訳ではない。しかし、日本の経済を管理するための最低限度の正確な情報はキャッチできるし、重要なポストにはアメリカのエージェントを確保している。日本を生かすも殺すもアメリカ次第という状況となっている。その一つの要因は日本にスパイ防止法が無く、例えば官僚がアメリカに情報を漏らしアメリカのために働いたとしても責任を問われない。二つ目の深刻な要因として、日本企業や日本の組織は高度成長期において、不断の改善改革を実施してこなかったために、不正・歪みなどを内在させたまま拡大しており、盗聴ほかスパイ組織を駆使するアメリカの把握することとなっている。

 アメリカがちょっと情報をリークするだけで日本企業は深刻な打撃を受け、株価が下がるという図式を繰り返してきた。アメリカには権威のある格付け機関、巨額のマネーを扱うヘッジファンドがある。これと諜報機関が組めばどうなるか。実際、クリントン政権はCIAを経済政策に組み込み堂々と発表してきた。日本企業の悪ネタは事欠かない。情報を掴み、ヘッジファンドが大量売りし、どこからか不正情報が流れ、地検が動き、格付け機関が格下げを行う。株が大暴落してファンドが巨利を得、アメリカが潤う。

 あのトヨタでさえ、いくつかのトラブルが報道されている。ましてやその他の企業においては、内部では常識のような情報が外に出るだけで大事件になってしまう。今回の電力業界で明らかになった一連の隠ぺいなどがよい例である。トヨタが何故、世界一の自動車メーカーになれるか、それは優れた戦略もさることながら、諜報機関があらゆる手を駆使しても社内には不正が認められなかったというのが大きい。かつて、世界を動かしていた商社のわいろ型のビジネスは次々暴かれることとなり、アメリカや旧イギリス連邦の企業が取って代わり、商社の傘下にあった大メーカーは打撃を受けることになった。

 日本の停滞を尻目に中国はかつての日本を上回る高度成長を驀進している。何故か?経済成長のモデルは日本だが、バージョンアップしており、体制ははるかに強力である。単に安い労働力が無尽蔵に存在するだけではないのだ。世界一の陸軍を持ち、共産党の支配・指導する国家であることが、決定的に異なる。

工事中!!


我が家はにわか国際化?

2007年03月25日 19時13分26秒 | 思考空間

 ニュージーランドの高校を卒業した娘が帰ってきたと思ったら、ニュージーランドからハンサムボーイが来るやら、その後ドイツの金髪娘が来るやらで、なんだか、我が家もにわか国際化の雰囲気。

 ハンサムボーイは母親がモデルということで彼もなかなかの美貌。早速、当社ネット店のモデルになってもらい、一時、時計をつけた写真を飾っていた。今回、高校を卒業し、ニュージーランドの大学(合格済み)で日本語を専攻し、卒業したら日本へ英語教師として来るという。そんなに日本が良いのかな。毎日、夕食時にブロークンイングリッシュで話しかけ、辛抱強く付き合ってもらった。家に長い時間何もせずに留まっても平気、娘がアルバイトから帰るのを迎えに行った。ちょっとデリケートでおとなしい青年だった。娘とは単なる友達なのかよく分らないが聞かないことにしよう。

 ドイツの娘は可愛いとの触れ込みだったので、おっさんは嫌われるかと警戒していたが、こちらも余程人類愛があるのか、変な生き物が語りかけるのに付き合ってくれた。目の色も違い、お人形さんみたい。落ち着いてタフな大人の部分あり、うちの娘との会話は17歳の高校生らしい子供の部分も垣間見れる成長のプロセス。娘どうしで喋っているとほとんど聞き取れない。ドイツ人は幼い頃から英語を習い、立派なキングイングリッシュ。うちの娘と一緒に、関西・東京まで足を伸ばした。流石に空港の別れはちょっと寂しかったが、彼女はうちの娘に対してもそんなそぶりは見せなかった。

 数十年、英語とは殆ど縁がないので、記憶の彼方になりつつある単語を覚えようと、絵入りの和英辞典を買ってきた。文法通り喋ることに神経を使うより、兎に角、こちらの考えを伝えるよう努力するほうが会話になり易いと感じた。言い訳かもしれない。


遺伝子に記録された遙かな宇宙からのメッセイジ

2007年03月25日 16時48分28秒 | 宇宙

 私の仮説が正しければ、宇宙はビッグバンで誕生したものではなく、衝突や凝縮や変化や爆発やありとあらゆる物理・化学的な可能性を試す永遠のフィールドである。

 確かに、ビッグバン説は故アインシュタイン博士をはじめとして世界中の宇宙物理や数学の天才達が支持している。世界中の宇宙研究者は現在もビッグバンを証明すべく巨額の予算を使って観察や実験を続けている。しかし、ビッグバンを辿ってみると、あまりにも稚拙であり、取って付けた様につぎはぎである。

 宇宙の素になった無の世界は、量子大の無と有の物質が混在して打ち消しあい煮えたぎっているとされている。そのバランスが崩れて、宇宙の卵がトンネル効果で我々の空間に移動し、大爆発したという。 我々の全宇宙が量子大になるにはどれほどの圧力が必要であろうか?その重さはいかほどのものであろうか?無限大の圧力の場を作る方法も仕掛けもなければ、無限大の重力の宇宙卵を移動させることもできない。また、時間(独立した物理量としての)が存在しないとする私の仮説が正しければ、アインシュタインの唱えた4次元の世界も存在せす、ビッグバンで言う「無と有が打ち消しあう」どこかの世界などは有り得ないことになる。

 更に言えば、光にも匹敵する速度でそれぞれが何もない空間に向かって拡散する量子群がどうやって凝縮し、物質や天体を形成するというのか。実は最も発達した科学の結晶であるべき宇宙論はヨーロッパの歴史的宗教観、思考形態などによって大きな影響を受けているのである。初めがあり、従って終わりもあるとするキリスト教的な考え、および欧米的合理思考法に無理やり合わせるためにビッグバンが創作されたと見る。

 実は、我々の地球はいつか大膨張した太陽に飲み込まれ、灼熱の天体となり、生息不可能になると予想されている。火星やエウロパに次の生息の地を求めても、いつか限界が来る。宇宙ステーションに何人住めるだろうか。例えば、重力コントロールの方法が発見され、地球を生息可能な場所に移動させることができれば別だが、そうでもない限り、地球という恵まれすぎた天体で高度に発達した人間は、例えば数万光年とか数億光年という長距離を移動し生き続けることができない。

 そこで、未来人はどう考えるか。多分、一つの方法として、環境変化に強く生命力のある原始細胞生物などをカプセルに詰めて別の新しい銀河系などに送り込むのではないだろうか。ある種の原始細胞は、過酷な環境には強い。生命の継続と、いつか高度な生物として進化することにすべてを託すのである。この原始細胞の遺伝子にはメッセイジを記録させるであろう。

 逆に考えれば、遙かなる昔、遙かなる距離の宇宙から、地球の最初の生命がカプセル入りで安全に届けられたかもしれない。そして、遺伝子の中には、いつか地球人が知りえるであろうメッセージが記録されているかもしれないのである。

 


さもありなん電力の不祥事

2007年03月23日 07時36分48秒 | 思考空間

 ここのところ、電力各社のデータ改ざん、原子力のトラブル隠しなどが相次いでいる。しかも、今回は制御棒が抜けて臨界に達していたというとんでもない話だ。電力関係者でさえ、えーー!と驚く内容。地球温暖化対策として最後の切り札と考えられる原子力だが、残念ながら再脚光を浴びるチャンスが大幅に後退したと言わざるを得ない。

 電力会社の体質についてはいずれ触れようと思っていたが、良い機会でもあり、問題点を指摘したい。あるキャリア官僚から、電力の人間は頭が固くてどうしようもないと言われた。官僚に言われたくないよとの思いもあるが、当たっているのでどうしようもない。電力各社の担当者を集めて、あるテーマを議論することになった。電力会社にとって難しい問題だったらしく、誰も口を開かなかった。その官僚が、自分が責任をとるから、議論してくれと頼んでも、一度持ち帰り承認を受けなければならないと全員が語ったとのことだ。一般的に官僚や役所が固いと思われているが、ある意味で電力の人間のほうが固いというか、要はロボットである。

 電力業界特有の事情もある。例えば、電力会社は民間の株式会社であるが、利益を出しすぎたらマスコミから叩かれる、逆に利益が出なくても叩かれるだろう。いったいどうすれば良いのか、企業としての明確な目標を立てにくい。とどの詰まりは、最大の目標が安全な電力供給サービスということになる。電力会社は政治家には弱い、マスコミには弱い、官僚や役所には弱い、一般の消費者にもやくざにも弱い。強いのは唯一、メーカーや業者に対してだけだ。委縮するしやりがいを感じにくい。

 マスコミから、今回の原子力のトラブル隠しは事務方と現場との対立との指摘がある。事務方はどんどん、事実をオープンにすべきと主張しているのに、現場(エンジニア)にその考えが伝わらず、隠し続けてこのような事態に陥ったとする、現場悪玉論である。状況はちょっと異なる。電力会社の入社人数は圧倒的に技術屋が多いにもかかわらず用意されているポスト数は事務屋と技術屋が同程度となっている。事務屋は評価に関係なく(ある人によれば馬鹿でもチョンでも)、ポストがあるという理由で昇進できる。

 加えて、技術屋の分が悪いのは現場を持っていることだ。完全な物など無いから、現場ではある確率でトラブル(機械やシステムの不良、オペレーティングミス)が起こる。これは全て現場を管理している技術屋の責任になる。電力会社ではトラブルを極端に嫌う体質があり、担当箇所でのトラブルは致命的になりかねない。事務屋は、常に技術は分らんということで逃げてしまう。技術屋にデータを出させ報告させ、作文するのが事務屋の役目。作文に問題があれば自動的に技術屋の責任である。かくして、事務屋は技術屋集団を踏み台にして電力会社に君臨しているのだ。

 技術屋の中にも中々悪知恵の働く者がいる。上司が喜ぶようなデータを捏造するのだ。直接関わった人から噂は聞いていたが、捏造者はいつの間にか昇進して行き、登り詰めてゆく。これは架空の話ではなく現実だ。何故、このような状況を止められないか?電力では若いうちから幹部候補者が選定され、特別扱いで昇進して行く。引っ張り上げてくれる実力者のネットワークと、得たポストで人事権を行使するからうっかりしたことを言えない。一方、電力で昇進の早い人間は決して他人の問題や、会社の抱える問題に首を突っ込まない。常に上位者の意を汲み、求められることだけをきちんとこなし、よい子になりきることが求められる。

 また、一方で政権政党(現状では自民党)の国会議員が電力会社の人事に対しても多大な影響力を持っている。電力会社では重要な仕事のほとんどが政治がらみだから、政治家には常に依存しなければならない。有力国会議員の推薦する人物はトップクラスのポストを得ることになる。さすがに社長以上になる人物は学歴、人柄、家柄ともに申し分ないが、バックに政治力が無ければ最高ポストを得ることは難しいだろう。問題は、稀に強大な政治力をバックに、密室エリアの中でやりたい放題をする人物が存在することだ。

 電力会社の状況は当然、各社によって少しづつ異なる。例えば、関西電力では課長以上の子弟は入社できないとか、良い評価が3回続けば自動的に昇進するなどの仕組みがあることを聞いた。良い試みとして評価できる。ただいずれにしても、電力会社が既得権維持管路組織の最たるものであることを考えれば、今回のような不祥事は起こるべくして起こったと見るのが妥当である。

 最後に一言。殆どの電力マンはまじめで優秀である。特に、営業所の現場、発電所の現場で働く人には頭が下がる。以前のことであるが、台風で停電したら、すぐ電力マンが飛んで来て、土砂降りと強風の中、漏電しかねない電柱に登り故障を直してくれた。発電所には休みがない。正月でも昼夜働き、真っ暗で誰もいない、発電所エリアをパトロールして電力を支える人達。この現場電力マンの殆どは高校卒業で、ものすごくまじめに働いていながら、昇進のチャンスが少い。地域のために、あるいはまじめな電力マンのために、電力のあるべき姿を模索し、改革を着実に実行してゆくことが求められるのだ。


パソコンが壊れてひどい目に遭いました

2007年03月06日 12時51分24秒 | 思考空間

 ハードディスクが壊れ、全てのデーターが失われるという事態になり、仕事用でもあったから被害は深刻。二度と入手できないものもあり、復旧には時間と手間がかかり、ブログも1カ月のご無沙汰となりました。外付けのハードディスクに多少データを保存していたのですが、大半はバックアップできていなくて、リスク管理の甘さを我ながら痛感した次第です。現在、ダブルコアCPUの高性能パソコンで、VISTAを積んでおり、VISTAで利用できないソフトの課題含みながら、マルチジョブ処理の容易さなどを感じつつ使用しています。

 最近の驚きニュースは日経平均の暴落でした。上海市場からスタートしたとはいえ、急速な上昇で上値懸念が有ったところで、一度下がり始めるとアメリカのヘッジファンドが出動して、根こそぎ利益をさらってゆきます。株は一度動き始めると予想外のオーバーシュートとなるのが常で、信用買いしていた人はひどい目に遭ったことでしょう。かくして、巨額のマネーが日本からヘッジファンド(アメリカ)へ流れました。

 グローバル化は方向として間違いではないが、経済のグローバル化とは世界中へのアメリカンスタンダードの普及であり、常に最もこの面でのスキルが優れ経済規模の大きい国、すなわちアメリカが優位になるというしかけです。ふとクリントン時代を想い出しました。ブッシュ大統領は支持率が下がりスカタンですが、ブッシュ共和党のおかげでどれだけ日本の経済が救われていることであろうか。この政権が民主党にシフトすると、またアメリカはかつてのクリントンのように日本を利用して経済成長を図りながら、同時に日本を叩くという同盟国にあるまじき挙動に出るのではないかと心配している今日この頃です。