宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

ウィンカーだけで人口頭脳が安全確認し車線変更する新モデル・ベンツGLE?!!

2016年04月29日 10時08分27秒 | 
 ML350ブルーテックに乗り始めて3年経過し、走りと安全性で妥協の無いベンツな世界を十分満喫してきた。パワフルで安定した高級感。操作系のポジション違いには戸惑ったが色々感覚的に馴染んできた感あり。

 何事もすべてが100%と言う事は無い。しかし、感覚的には予想以上に満たされるものだった。それは走行距離が7万キロを超えてもまるで変わらない静粛で強力なエンジンに代表される。

 MLの前にはランクル80、100とディーゼル四駆を乗り継いできた。従って、ディーゼルエンジンは振動と音が大きくなるのが当たり前だったが、MLは新車のままで変わらない。一体どうなっているのか?ベンツディーゼルは世界一(もっとも、ランクル100は13年間、24万キロも走った)。

 ガソリン車より速く、トルクはガソリン車より遥かに強く、振動は4気筒ガソリン車より少なく、エンジンノイズはガソリン高出力車より小さい。

 お気に入りはミッション。ベンツのミッション系は全部ハンドル周りにあり、オートマ(右側)、マニュアルギアアップ(右)、ギアダウン(左)も全部軽いフィンガータッチ。ここらも、ベンツの操作性や走りへのこだわりを感じる。

 次のモデル(名称がMLからGLEに変わった)も気になる。大きな機能アップが無いんじゃ触手が動かない。その参考になるのが、Eクラス(セダン:四駆のGLEとは同じ位置付け)の海外モデルだろう。その試乗レポートが届いた。

 100キロ/時から障害物で自動停止、前方200m+後方80mのセンサーで衝突回避(5cmでかわせる?)、自動追従運転、ウィンカー操作だけで車線変更、スマホで自動車庫入れ(ヨーロッパモデル)、失神するとハザードを出して停止し緊急連絡・・・となると人間は一体何をやるんじゃろーか?

 興味を持ったのはエアサス。柔らかいが「こし」が有るってのは、何だか良さそうだね。GLSのエアサスはふわふわしてちょっと なんだかね。アメ車に乗っている訳じゃないから。ランクルのサスペンションは高速を滑るように走るから、唯一とも言うべきMLより優れた点。

 今回もベンツに要望書を出し(ご存知のようにMLは右ハンドルを出してくれたから購入。トヨタもランクル100では要望を満たし購入、その後はディーゼルモデル要望を無視)、満たされたら買わんわけにはいかんし、無理してでも買いたくなる。

 余計な事だけど、ヤナセによるとランクルは中古車市場でも価格が大幅に下がったらしい。ガソリンモデルしかなく、ガソリンがぶ飲みで、僕の知っている社長も購入以来ずっと駐車場に飾っていると言っていた。
 

ビッグバン宇宙論の現実は収拾のつかない滅茶苦茶な大暴走となっている

2016年04月28日 14時25分47秒 | 宇宙
 僕が2014年電気学会(松山)でビッグバン宇宙論の矛盾を発表した時、座長は怒っていた。座長は「自分は発表テーマの検討委員なのでテーマなどについて十分検討しなければならない」・・・てな事を仰った。

 要は、「次回以降もこんな発表をしていると、場合によっては締め出すぞ」との脅しなのだが、ビッグバン理論で導き出される現実はそんな半端なものじゃない。

 いいですか?宇宙は光の速度の3倍で膨張しており、しかもその速度は加速している(国立天文台は宇宙の膨張が光の速度を超える事を肯定)。この観測結果が分かった時点で既にビッグバン理論は破綻している。ビッグバンでは宇宙は膨張を停止し、収縮に向かう事になっていたからだ。

 宇宙物理学の天才達は、宇宙膨張速度が加速される仕組みとしてダークエネルギーを発表した。その途端、ビッグバン宇宙論は、更に更に、全く取り返しのつかないほどに破綻してしまった。天才達が何故その事に気付かないのか理解不可能である。

 ダークエネルギーはこの宇宙内部からの反発による膨張速度の加速化を理論的に肯定している。しかも、反発エネルギーは無尽蔵に創出される。現在でも宇宙は光速の3倍で膨張しながら更に加速されている。

 ダークマター理論では加速が永久に継続され、やがて膨張速度は光速の4倍になり、5倍になり、10倍、100倍、1000倍と気の遠くなる無限の速度に拡大し止まらない。その間に創出されるダークエネルギーたるや巨大すぎて、とても理解の範囲を遥かに超えてしまう。

 単純な試算で分かる筈だが、宇宙の膨張速度が加速されるためには、実はダークエネルギーが加速度的に創出・増大されなければならない(どこから?どのように?)。これはとりあえず、KY理論としておこう。

 宇宙の膨張が加速される仕組みはこうだ。最遠の天体(国立天文台は宇宙の端は無いと言う)が外側の真空に向かって進んでいるから、通常は後ろに空白を生じるが、その空白になるべき空間に斥力(反発力)を持つダークエネルギーが誕生するのだ。

 つまり、反発力を持つエネルギーがどんどん湧き追いかけて来るので、外側に飛ばされる速度が加速化される。速度を増しても常に後ろには反発エネルギーが充填される。しかし、ダークエネルギーがどこから、どのように湧いて来るかは分かっていない。

 ニュートンが木からリンゴが落下するのを見た時、リンゴが地球に引っ張られるのに気付いた。リンゴは落下するにつけて速度を増したが、無限大に加速されることは無かった。地面に衝突したからだ。しかし、何もない空間に誕生し膨張を続ける宇宙が衝突する対象は無い。

 宇宙の膨張を妨げるものは何も無い。しかし、宇宙が膨張して形成する、後ろの空間には無尽蔵のダークマターが高密度に創出され、外へ外へ強力な逆引力により追いやられるのだ。然し乍ら、世界の誰も斥力なるものを確認したことは無い。

 このダークエネルギーが宇宙に占める比率は、人類が観測できる(見える)宇宙の実に14倍になる。僕の仮定と計算が正しければ、現時点でダークエネルギーは我々の銀河相当で1秒間に5個ぐらいどこからか湧いて来る(質量やエネルギー換算)。

 誰しも、目の前に地球サイズの天体もしくはエネルギーを1秒に5個出して見せたら、卒倒しない人はいないと思うが、この銀河の5個相当ですよ。太陽系全体も銀河から見たら小さなごみほども無い。

 当然、宇宙は膨張につれ、質量も、エネルギーも、2倍、3倍、10倍、100倍、1000倍に拡大する。何故、このような滅茶苦茶、ハチャメチャな理論になったかと言えば、ひとえに、ダークエネルギーが無(ゼロ)から湧いて来る設定としてしまったからだ。

 物質AがBに変換する場合は、Aの量により、Bの量は制限されるが、無(ゼロ)から物質やエネルギーが創出される理論では限度は存在し得ず、歯止めがかからない。アインシュタインが生きていたら、ダークエネルギーに関して何て言うだろうね。

 

母の認知症がセルベックスで改善された 家内も驚いた

2016年04月23日 22時54分37秒 | 健康・病気
 母の認知症はデイケア さくら(安佐南区大塚)のベッドから落ちて足の付け根を骨折して以来、悪化する一方だった。最近はこころの三清荘(特養:こころ団地内)にお世話になっており、風邪で寝込んだ後、更に悪化していた。

 僕は認知症の原因の一つが運動不足と見て、週に2回ほど簡単な運動をさせるリハビリに出向いているが、懸命の努力にもかかわらず、この程度の運動では何とも改善は期待できない。限界を感じていた。

 さて、このブログにも書いているように僕は独自の進化論を発表&研究しており、医学書をはじめ色々読む中でタンパク質については特別の興味を持っている。そこでHSP(ヒートショックプロテイン)を活性化するセルベックスを知った。セルベックスは元々胃潰瘍の薬だ。

 医師と相談し(効果は分からなかったが、必死の思いで説明し理解して頂いた)、この3月の中旬から服用をはじめた(三清荘スタッフ)、

①昼間ほとんど寝ていたのが今は起きている、
②良くしゃべり始めた
③本日は家内と簡単な会話が成立した(と家内が驚いていた)

・・・家内が「何かありますか?」と聞いたら、母は「何もないよ」と返事したらしい。ここのところ、母と実質的な会話が成立たことは無かった。

 服用し始めて1~2週間は別段何もなかった。変化を感じたのは1か月ぐらいしてから。記憶喪失の状態が最悪だったから悪化は目立たなかったが反転し、やや活発になってきた。画期的ではないと言われればそうかもしれない。しかし、認知症が改善するだけでも画期的と僕は思うが。

 僕が読んだ本は、進化論のところで以前にも紹介したHSPと分子シャペロン (ブルーバックス) 、水島徹(慶応大学教授)著だ。レールの上を2本足で荷物を担いで移動するキネシンにも驚いたが、HSPにはもっと驚かされる(両方とも物質のたんぱく質だよ)。

 シャペロン(chaperone) と言うのはお世話役。HSPがたんぱく質のお世話(フォールディング=畳まれた立体状態になるのを助け、たんぱく質としての機能を発揮させる)をするから。たんぱく質の分解・抑制も手助けする。

 アルツハイマーや認知症で問題になるのは脳神経に悪影響を及ぼすタウに対して、セルベックスがHSP70の増加を促進させ、抑制などの効果を上げているものとみられる。

 以前はアミロイドβが犯人と思われていたが、アミロイドβを除去しても効果が無いことなどから現在ではタウであることが明確になってきた。HSPと分子シャペロンの中では、アミロイドβのことが書かれている。

 「HSPと分子シャペロン」の中ではセルベックスは1日分が40円以下と書いてある(一般薬局では売らない。似た名前の薬は売られている)。実は、この安さこそがセルベックスの普及を妨げる大きな原因らしい。

 世界中の製薬メーカーが巨額の開発費を投じて開発を進めているが、ネットでもわかるように効果的な薬は無い。薬は無いの意味は、認知症向けに最近開発された効果的な薬は無い・・だろう。セルベックスが普及されたら、世界中の薬剤メーカーが大変困る。

 僕は良いと思ったら躊躇はしない。医師に出向く時、家内は黙っていたが、またかと思ったかもしれない。その家内が驚いていた。

 改めてセルベックスの効果について・・・

 効きは遅いかもしれないが、わずかではあっても回復が着実で、体に優しく、副作用無い。セルベックスが認知症にもたらす仕組み(シャペロンの増産)は凄い。このような薬は当面、出ないだろう。画期的だと思うよ。知人に紹介したら喜んでいた。

追記:セルベックスの開発者は徳島大学の六反一仁教授です。名誉のために。

熊本市の知人が「水が手に入らない」とファイスブックで嘆いていた

2016年04月17日 21時50分40秒 | 深刻な問題
 熊本在住の知人などの連絡がとれてやれやれと思っていたところ、更に大きな地震が発生し、後のやつが本震だという。震度4クラスが1日中発生、震度4と言えば僕が阪神大震災の時に経験した最大の縦揺れだから、たまったものではない。阪神大震災は未明だったが飛び起きた。

 松山の知人からも、毎日地震だと嘆きが届いた。最大4ぐらいらしい。九州と松山は断層で繋がっているんだね。このつながりは長野まで到達しており、実は長野も昔から地震が多い。

  熊本の人は広島同様、まさか大地震が来るとは考えてもみなかっただろう。だから、準備ができていない。もろくも平和な日常が崩れた。今や日本中、地震が起きない地域は無いのだ。伊方発電所は休止していて助かった。熊本、大分では通常の生活を取り戻すのに、数か月はかかるのではないか。
 
 最初の本震がマグニチュード6.5で昨日1時26分のが7.3この指数が2違うと1000倍エネルギーが異なるとすると、後の本震が前の本震の約16倍のエネルギーを持つことになるようだ(0.2の差で約2倍)。熊本城の瓦が飛び、強固な石垣が破壊されるわけだ。

 僕の地震仮説だが、今後地球上で大地震はますます増加する。地域を選ばない。従来のメカニズムに加えて、地球の表層が経年と共に弾力性&粘性を失い、様々な割れが生じ易くなっているのだと思う。地質劣化地震とでも呼ぶか、今後増加するであろう新しいタイプの地震だ。

 層内部は薄い層に分離し始め多層の積層のような状態をなり、また帯状の層の長手方向も分断しやすくなる。経年的な現象で、地層内の結合力が弱くなる。500年経過したガラスが結晶化して割れるようなものだ。従って、対象になっていない地域でも地震の可能性が出てくる。

 バッティングセンターの帰りの石内(広島市佐伯区)のマックスバリューで長い間かかって車に商品を載せているご婦人がいて、見ると大半が水だった。熊本在住、大阪からの帰りでかつて五日市に住んでいたから、知っているマックスバリューに寄ったという。

 水が手に入らないとはただ事ではない。今の熊本の悲惨な状況を物語っている。僕らが考える以上に事態は悪化している。水が無いために、ご両親のところに帰った女性もおられた。水を購入して送るべきか考えていたが、宅配が届けられるかどうかが分からない。

 安倍首相は米軍の支援を断ったというが、現地は食料も十分ではなく、今この時の飢えや不便さを何とかしたい。断る理由は何もないのではないか。米軍は様々なノウハウと、情報収集力を持っており、是非、支援をお願いしたいところ。

 それにつけても、地震の予想がまるで当たらないことおびただしい。大学などはもう、10年以上前から、地震にかこつけては予算を獲得し、莫大な研究費が使われている。地震と関連づければ予算が出たのだ。

 そろそろ、研究の有り方を考え直す時ではないか。僕は、日本全国で20か所ぐらい、断層などが危険な場所を中心に、直径20cm☓深さ20kmぐらいのボーリング穴をあけ、センサーを埋め込んで、観測するなどを試みても良いと思う。

 超音波や電流で地質を解析するといっても限度が有る。深く穴を掘れば実際の地質が分かるし、センサーも埋められる。深い地層の動きも把握できる。地震予想は当たらないなんて常識を破って、現実的な予想手法を考えるべきだ。

 最後に、マンションを買うなら、持ち家を建てるなら、耐震ではなく、免振ですよ。免振!!揺れない免振がベスト。

スマホに「株式会社○△□ 電話」と言うと電話がかかります

2016年04月13日 09時18分40秒 | うんちく・小ネタ
 スマホの中にグーグルのアイコンが有るので、それを選択し、音声ボタンを押して題記のように喋る。その会社や組織のホームページの存在が条件。最初は冗談のつもりで、喋ったら電話がかかったので驚いた。相当スマホを使っておられる方でもご存じない。

 スポーツショップのヒマラヤは「ヒマラヤ 商工センター、電話」でかかった。《突然、話は飛ぶが、最近、緑井のスポーツデポに行く機会が無くなった。スポーツデポでバットのグリップを貼りかえると1,500円。ヒマラヤだと490円。これは作業料金の差》

 スマホの有効な使い方として、タブレットとの併用が有る。Wi-Fi電波をスマホからタブレットに送信する方法で、難しいことはスマホ店に任せたら良い。スマホの「テザリング」アイコンで電波送信を設定してタブレットを使う。

 日本ではまだまだ、Wi-Fi環境には程遠い。自分のスマホからWi-Fi発信するのが現実的。タブレットやノートに向けてWi-Fi電波を発信する。事務所では当然、ギガ光と繋いでWi-Fiアンテナが立っている。

 タブレットの良いところは、画面が大きく、タッチパネル方式でスマホを大型化したような感じになる。もし、タブレット単独で持つ場合は、携帯料金と合わせて2倍払うことになるのだから、スマホ&タブレットはGOOD!

 タブレットでは無料でワードエクセルが使用できるので、外出先でちょっとした業務が可能。僕の場合はタブレット用のキーボードも持っている。勿論電源が有れば、ノートの方が効率は良いし、機能も高い。タブレットは長時間電源供給無しで使えるのが良い。

 ノートの電源確保は難物。僕の事だから、広島ヤナセ、みほり峠、わたや(緑井)、いっちょう(フタバ図書メガ店のレストラン)、ENEOS中筋店での電源確保はお願いしたり、使用確認している。僕が行けば先方は十分承知している。

建設中!!

日本現代史の過ちの原点 真珠湾攻撃は勝利ではなかった

2016年04月10日 12時36分56秒 | 軍事&中国
 スイスも永世中立国をうたいながら、強力な軍隊を持ち国民は訓練を絶やさない。平和を願いながらも戦争が永久に不可避とは思えない。例えば、中国は虎視眈々と台湾、沖縄を狙っているし、中国政府が日本に送り込んだスパイ、やくざなどが隙あらば日本転覆をはかるだろう。これは漫画の世界ではない。

 日本は幅広く情報を集め、正しい判断に基づき、正しいことを遅滞なく正しく実行してゆかなければならない。生物進化の研究の中で、細胞レベルまで生体の機能などを調べるにつけてその感はますます強くなる。

 生物の進化は極めて戦略的だ。また、超合理的で大胆で躊躇なく、一見非情でもある。あたたの指を作るには卓球のラケット状だった手のひら原型から、指と指の間の細胞にアポトーシス(自殺)を命じている。1.5億の精子のうち卵子に到着できるのは1個体だけである。

 さて、あの真珠湾攻撃は大勝利と子供のころから何度も教わってきた。ところが当日はアメリカの休息日の日曜日、日本が宣戦布告したのは攻撃の1時間後とされている。宣戦布告遅れに関して前夜は大使館のパーティーで暗号解読が遅れたと色々説明されているが、立場を変えたら納得できんだろう。

 確かに、日本軍の戦果は華々しい。
戦艦4隻沈没
戦艦1隻中破
戦艦3隻小破
軽巡洋艦2隻大破
軽巡洋艦1隻小破
駆逐艦2隻大破
駆逐艦1隻中破
標的艦1隻沈没
その他1隻沈没、2隻小破
航空機188破壊
航空機155損傷

しかし、よく見て欲しい。日本軍は航空母艦を中心に真珠湾の艦隊を壊滅させ、航空母艦による攻撃の威力を見せつけた。以降、世界的に航空母艦を主体とした戦いが展開されるが、ここにアメリカ軍の航空母艦が入っていない。おまけに沈没・破損した艦船は多くがポンコツときた。

 軍事力を支えるものは経済であり、とりわけ造船、航空機製造、石油関連などバックグラウンドは極めて重要でありながら、強大な経済基盤や製造力は無傷で残っている。おまけにこの日までアメリカ国民は日本と戦う気は無かった。

 アメリカ軍は日本の動きを事前に察知していたのではないかとの議論は以前から有ったが、そんなことは当たり前すぎるほど当たり前であり、アメリカ首脳は日本と戦争したかったので、日本を追い詰め、日本から仕掛けてくるのを待っていた。

 どこにも公表されていないが、当時の日本で情報収集していたアメリカスパイは多数いた事だろう。日本人は日本人の顔をし、日本語をしゃべると味方だと思ってしまう。そこがつけめ。鹿児島湾他数か所で実施された真珠湾攻撃の訓練などの情報はどんどんアメリカに送られている。

 イギリスのチャーチル首相は日本の暗号を解読し、真珠湾に攻撃してくることをアメリカに知らせれているが、アメリは無視した。それ以上の詳しい情報を握っていたからだ。勿論、アメリカは日本軍の暗号をイギリス以上に解読していた。

 真珠湾攻撃に先立って、日本軍は様々な戦力などの分析を実施していたが、これらの分析や予想はことごとく外れることになる。武器弾薬のはおろか、食料、医薬品の供給が滞り、遮断される。敵国アメリカに対する分析も甘かったが自国の分析はさらに甘かった。

 日本軍のトップはエリート中のエリートで素晴らしい頭脳を備えていた。しかし授業で習ったような対戦場面は一度も無かった(失敗の本質 他)。使わない知識はごみであって、ごみ知識を詰め込んだところで何の役にも立たないし、ごみ知識エリートが指揮していた。

 このために、何万人が無駄に死んだか、日本やアメリカがダメージを受けたか計り知れない。

 最も深刻だと思うのは人間の命をあまりにも軽視したことだろうね。ミッドウェイの敗戦を受け、敗戦が表に出ないようミッドウエイに配員させる予定だった九州の部隊に対して全滅させるような戦いを強いる。

 本部から突っ込め、突っ込めと指令が来る。武器も弾薬もろくにない。十分に装備され用意万端のアメリカ軍基地につきこめば突っ込めばもろくも機関銃などのえさになる。日本軍は同じパターンの戦いを全滅するまで続けた。

 アメリカは日本以上に愚かな国だと思うが(レベルが違う)、アメリカ軍で見習うべきは、過ちを認めていること、反省する事。この差かな。日本は一度走り出すと止まらない。過ちを認めない。天皇陛下が自らの命を投げ出し、降伏を打ち出さなかったら、おそらくアメリカは九州から東京まで攻め込んだ。

 ソビエトも北海道、東北を制圧し同じく東京に攻め込んだ来たかもしれない。日本人の人口は激減していただろう。女性が竹やりで戦うしかなかったんだからね。

 僕が言いたいのは、当時と比べて、日本人の精神構造は基本的なところでは大きく変わっていないという事。

何度も書いたが、真珠湾攻撃はアメリカの大統領をはじめとした首脳グループの願っても無い、出来過ぎの展開で始まった。日本にとっては人類史上に比類のないほど最悪の罠にはまってしまった。その後の、原爆投下を導く環境とロジックを形成したのだ。

マイクロソフトの迷惑人工知能やトヨタの現場混乱・5つの何故を改善させる MY進化論

2016年04月09日 09時59分06秒 | 生命
 グーグルの人工知能AlphaGo(アルファ碁)が韓国のプロ棋士イ・セドルを破って話題になった。一方でグーグルの自動運転車はバスと接触事故を起こしている。

 マイクロソフトの人工知能Tay(テイ)が、ツイッターで「ヒトラーは正しかった。ユダヤ人は嫌いだ」「フェミニストは嫌いだ。死んで地獄で焼かれればいい」などと書いたため実験中止になった。マイクロソフトは現在、オフラインで分析中らしい。

 トヨタの5つの何故は、3つの何故をさらに発展させたもので、製造現場のトラブルを解決させる方法として威力を発揮し、台数世界一の自動車メーカーになるエンジンとなった。例えば、パイプが腐食する、1何故⇒材質が悪い⇒2何故⇒材料に問題あり⇒3何故・。しかし、危険だとか無駄だとかの意見もあり混乱している。

 最近の人工知能の特徴の一つはビッグデータを扱っており、大量データの中から傾向を読み取り、細かくパターン分けしている。囲碁のような枠の中で動かす場合は問題が無いが、例えば車の場合は暴走しないという保証はないし、計算機に判断させると未来映画のように核戦争を起こしかねない。

 トヨタの5つの何故は優れた方法乍ら、使う人の感覚や能力の差もあり、また、どこでも使える手法とは言えない。

 実は最近の人工知能にも不足するのが正確な判断である。マイクロソフトのテイも判断が優れていたら、ヒットラー称賛にはならなかっただろう。しかし、判断は難しい、テーマによって判断方法が異なる。

 その解決法として提案できるのが先般、僕が東北大学で発表した進化論のコアだ。ESCL(循環論理の評価システム)と呼ぶ。循環論理は究極の論理であり、評価システムになっている。ある目的や仮説に関係する要素や条件の関係を繋いでループを形成することで評価する。

 分かり易い例では、あるテーマ(仮説)に関して否定的な意見、肯定的な意見、中立的な意見などの議論を重ねて進ませ、その議論が元の位置に戻る(ループ形成)という事でそのテーマは正しいとする。

 勿論、途中で出された否定意見が正しければそこでこのループ形成は別の議論を持ってこない限り途切れる。そこで交わされた議論がそのテーマを肯定するループの構成要素となる。ループ形成に空き要素ができた場合はそこを埋めることで完結する。

 面倒くさいねと言われそうだが、例えばビッグデータの場合は莫大なデータ(3千万手)を用意しなければならないし、コストも労力も莫大な上に、アルファ碁は碁にしか使えない。将棋やあるいは人類の発展に貢献できるわけではない。

 ESCLは僕が生物進化の駆動力と考えている評価システムであり、幅広い評価に応用でき究極の論理と思われるので人工知能(AI)は最終的にここに到達すると予想する。人類へのプレゼントだが、現代人は誰もそう思っていない。

◆なかなか忙しくて、ブログもままならない。2月からの日経新聞が山のように積まれたままで、4月に入っても読めないでいる。

錦織圭がジョコビッチを倒して世界一になるには? チャンコーチに代わってアドバイス

2016年04月02日 22時07分44秒 | スポーツ
 錦織圭はあの細い小さな体で190cmを超える世界のトッププレイヤーをばたばた倒して世界6位に君臨しているのだから、もうこれは天才としか言いようがない。テニスは僕より100倍以上上手だ。大体、僕と比べるのはナンセンスか。

 今回のジョコビッチとの決勝戦は期待してたのだが、実力以上の差がついて、もろくも敗退してしまった。おかげで寝不足。実際のところは、錦織圭がジョコビッチに勝ってもおかしくはなかった。何故、このような結果になったか、を含めアドバイスを書きたい。勿論、技術的な事は一切書かないし、書けない。

 実際の戦いは、試合前のインタビューから始まっていた。錦織圭は最後に「・自分らしさが出せたら良いと思います」・・てなことを喋った。ここから負けている。ファンサービスは いらんからジョコビッチを褒めておけば良いところ。「僕らしく、今まで通り戦ったら」勝ち目はない。また、準決勝までの相手とは相手が違う。

 錦織とジョコビッチは似ている。テクニックが有り、駆け引きに強い頭脳プレイヤー(ソフト力の強さ)である。錦織が考えなくてはならないのは、自分のコンディションの状態だ。特にメンタルなところ。パワーサーバーは球を返せれば、持久戦で勝てる。

 先の決勝戦での錦織圭とジョコビッチの差は、①ジョコビッチの方が自分の状態を把握できており、立て直しが早い、②錦織圭は試合の中で安心感を得ようとしている、弱気になる場合が有る・・というところか。

 ジョコビッチは錦織の攻撃パターンを掴んでいるから、精神的に優位に立てる。錦織は勝とうと思うから、どうしても気負ってしまう。例えば、錦織はファーストサーブを連続4回も外してしまう。ファーストサーブの1回目は見せ球で速いので良い。

 しかし、次のファーストサーブは球速を下げコースを狙うなど確率を上げるべきだ。ファーストサービスが入らないのなら、全部セカンドサーブでも良い。前に出てきたら、強い球を打って下げさせる。常に自分の状態を知って修正しなければならない。

 錦織はオープンスペースの左側へのイージーショットを外側に外してしまった。ここらは一発で決めようと思わずに、楽に打って、むしろジョコビッチを走らせる気持ちでよい。イージーショットのミスは精神的ダメージが大きい。

◆◆さて要点は、
1.ジョコビッチ戦は勝とうと思わず、創造力を発揮し攻めのコンビネーションを試す、
2.自分の状態(特に精神)を把握するサインを見つけ、適切な立て直しを図る
3.勝った時の状況を想定、逆算してシナリオを考え追い込む、楽な攻撃は封印


1に関していえば、村田秀雄が歌った王将だね。「勝つと思うな思えば負けよ」。あるいは3段ロケット。チャンコーチには日本人のメンタリティーまでは十分分からない。錦織は山陰独特の、穏やかで優しくまじめで、内に秘めた情熱を燃やすタイプ。

 日本人だから勝とうと思うと、体が硬直化し、思考が固まってしまう。ジョコビッチのような人類がかつてなかったような凄い天才を簡単に打ち負かせるはずが無い。ましてや同じタイプで、1ランク上だから始末が悪い。色々、揺さぶって試し、次の試合向けに材料を集め分析する。

2.前述のようにジョコビッチはタイプが似ているものの、戦いのソフト面で錦織より1ランク上かな。僕が大きな差を感じるのは、自分の状態を把握できており、状態を見ながら立て直しを図っている。錦織は自分の状態を十分分かっていない。

 ジョコビッチ以外は現在の進め方でもある程度行ける。しかし、対ジョコビッチではパターンを変えるべきでしょうね。例えばこの決勝戦でも錦織がジョコビッチのバックハンド側に連続的に打ちこんでいたが、左右の切り替えをもっと早くして読ませない事が必要。

 同じパターンだといくら厳しい球でも相手側に余裕(攻めのアイデアが湧く)ができてしまう。更に強い球が必要になる。今までに無い左右の早い切り替えパターンを作って、その上でオープンスペースを意識させながら同じ方向に打つなどが求められる。

 パターンを変える意味では、前から提案しているようにもっと声を出したらよいと思う。サーブ時も声を出せば、集中できるし、パワーアップすることが科学的に知られており、それ以上に相手に与える心理的影響が大きい。

 錦織が声を出してサービスすると、ジョコビッチには当然聞こえるので、何が起きたかと心理的に影響を与える。

3.ジョコビッチに勝ったとして、どのような状態かは十分考え、イメージしたら良い。多分両者は倒れる寸前までに消耗し、ジョコビッチは「錦織に読み負けた」、あるいは「錦織の作戦や動きが読めず混乱した」と思っているのではないだろうか。プロの見方は異なるかもしれないが。

 これを逆算すれば、どのような戦い方になるべきかがわかる。

◆練習に関して
テニスやテニスの動きは十分やっていると思う。僕は他の運動、とりわけ筋肉をつける運動を勧める。錦織は怪我が多い。無理をすることもあり、骨を支える筋肉が負担に耐えられない。だから、バーベルでも、水泳でも、自転車でも筋肉をバランスよく鍛える運動が望まれる。

 テニス以外の運動をやると感覚的に元に戻るのにちょっと時間がかかる。しかし、それ以上の収穫が有る。テニス以外の筋肉を鍛える運動は休憩にもなる。休むこと、ほかのことを考える瞬間が有ることは重要なリズムだ。

 錦織圭氏へ(読んでいたら)
次回、ジョコビッチ戦でのアドバイス

◆この試合ではベストを尽くし、新たな可能性を試す機会と考える。勝とうと考えない。
多分、ジョコビッチも強い錦織に勝とうと考えて固くなることは無い。
◆相手から仕掛けられたらもろい傾向が有るので、できれば自分から積極的に仕掛ける。
他選手には従来の錦織パターンでも勝てるがジョコビッチには通用しにくい。
◆やる気を表に出した方がよい。
前回は錦織圭の顔が険しかったので、最初のジョコビッチがサーブを落とした可能性もある。
体全体でやる気を表現し、ジョコビッチに考えさせたら良い。
サーブ時には遠慮せず声を出したらいいと思うが。