宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

日銀が日本を沈没させる

2009年11月30日 12時43分35秒 | 思考空間

 鳩山民主党は、元小泉首相に選挙でコテンパンにやられたものだから、小泉ー竹中の経済政策も憎くてならない。そこで、前回の衆議院選挙では反竹中路線が徹底しており、民主党のマニュフェストでは経済政策が全く謳われていない。赤字が800兆円を超える時に、経済政策が無いマニュフェストも異常だが、デフレに加えて1ドルが84円にもなろうとするこの急速な円高に、鳩山政権には経済の戦略家もおらず成す術がない。

 日銀は東大出身で優秀とされているが、実はインフレ嫌いの狂信者で固まった木偶の坊ばかりで、デフレを容認するからバブル崩壊後長きにわたって経済がどん底意から這いあがれない。デフレは老化体質の下手なもがきで、成長戦略が描けないからやがてご臨終となる。若い時は多少熱が出ても成長してゆくように、インフレは子供の風邪のようなものなので、風邪を恐れずどんどん進んだ方が良い。

 鳩山首相は戦略的なところが無いから、多分、憧れで戦略室なるものを作った。戦略が何なのか、スーパーセレブの元学者はご存じない。今回のような危機には、もし本来あるべき戦略質が機能していれば何でもないことだった。それはあたかも、バブル崩壊後の普及に日本のシンクタンクが全く機能しなかったこと似ている。日本のシンクタンクとは政府の委託を受けて、官僚が満足すべき分析結果を出してくれる御用業者であった。

 私が、鳩山首相なら、すぐさま日銀の独立性を廃止し、日本一の経済戦略家を総裁に据え、円高になったら、待ってましたと円を大量発行し、海外の資源を買いあさる。政府系法人を使っても良いし、商社を駆使しても良い。貴重な世界資源を入手できれば、将来的に有利になることは間違いない。

 なぜ円高なのか?アメリカの景気回復遅れとか、ドバイだとか言っているけど、これははっきり言って日本つぶしなのである。日本政府が表向き850兆円の赤字を抱えていても円が暴落しないのは、国内に健全な製造業が残っているからだ。円安になれば、国内の製造業が復活する。そこで、円高にし、日本の製造業を完全に叩いて、将来的に円を暴落させようとの意図が有ると見た。 

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最新宇宙論は風前の灯

2009年11月23日 19時33分12秒 | 宇宙

 ホーキング博士他世界の物理学の天才たちが数学理論、量子力学を操りこねくり回して、ビッグバン宇宙にレーザーのような鋭く明るい世界を切り開いてきたように思えた。然しながら、アインシュタインやノーベル賞受賞者たちの宇宙理論も極めて脆弱な土台の上に建てられたというべきだろう。

 天才たちによれば宇宙卵はどこか分からないが、鍋の中の煮えたぎる反物質との混じりあいでから、反物質とのアンバランスから生じるらしい。是非、宇宙物理学者に聞きたいのは、物質と反物質が混ざり合い煮えたぎるような奇妙奇天烈な、物理学者にとって都合の良い世界がどのように出来たか、物質と反物質が混じり合い打ち消し合うのが真空なら、宇宙の真空は全て宇宙卵の卵巣なのかだ。

 宇宙卵の鍋は、時間が虚数になっているのだ。何故、宇宙卵が生まれる前が虚数の時間でなければならないのか分からないが、時間虚数=宇宙卵の誕生前と言うのが面白い。もし、時間の虚数があるのなら、我々が目の前にする世界で虚数時間とは何なのか?

 ホーキング博士の言う虚数時間は宇宙が誕生する前の固有の状況だ。宇宙卵に虚数時間のラベルが付く。もし虚数の時間が有るとすれば、今この時でも我々の前で虚数の時間が存在しなければならない。

 虚数が実際に用いられているのは例えば電気の交流理論である。無効電力を表すのに虚数を用いる。計算上は実態とよく合う。ところが、虚数の世界があるかと言うと、そうではなくて見かけ上虚数にすると計算が合うと言うに過ぎない。

 虚数と用いると実態と表わすように見える場合が有っても、現実に虚数の世界が有るわけではない。ところが数学者は完全に数学の表現するところの世界にはまってしまう。元々数学は人間が考え出したバーチャルなルールだ。現実を超えることはできない。ところが数学者にとっては数学のお告げがリアルワールドになる。

 何度も記述してきたように、生物や科学の世界では時間が逆進しない事例はあまりにも多いと言うか、殆どが非可逆性だ。老人が若者になり、縮小して卵細胞になるなんてことは起こり得ないことが科学的にも証明されている。物理の世界でも非可逆性はもうあきれるほど指摘でき、物理の許可書でもヒステリシス現象が良く知られている。

 この世界にあるのは変化であり、絶え間ないプロセスであり、ありとあらゆる組み合わせや可能性を試しているのだ。ビッグバンは拡散系の話だ。1点から大爆発してすべてが遥か彼方へ直線的に飛んでゆく世界では、議論すべき何物でもない。

 私が唱えているのは循環系の話で、銀河系では太陽系をはじめとする恒星グループが循環しているし、太陽系では地球などが循環しているし、地球には月が循環している。我々の体には血液が循環し、毎日の生活は同じようなサイクル(循環)となっており、電子は陽子の周りを循環している。つまり、我々は人間という循環系システムで、循環系の世界に住んでいる。

 循環系の人間だからあらゆる現象を観察できるし、考えることもできる。拡散系では観察者も存在せず、確認もできない。つまり、拡散系だけの世界は有るかもしれないがその存在は観察できない。すなわち無いに等しいのだ。

 時間が有るとするのは物理学者の願望であるが、実は存在しない。絶え間ないプロセスの中にいると考えると、実は今この時、宇宙が存在するという事は、永遠に存在す続けるということだ。もし、宇宙のエネルギーと物質が枯渇するのなら、現時点で存在していない。ただし、太陽系や人類が永遠であるという保証はない。人類は宇宙が試してきた一つの可能性とプロセスにすぎない。

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17万キロを走破してもタフなランクル

2009年11月21日 17時44分03秒 | 思考空間

 マークⅡ3リットルからランクル80ディーゼルに乗り換え5年乗り、ちょっと振動も気になって、グランビアにしようかと思っていたのに、娘がグランビアは広いだけで乗り心地が悪いと言うので、考え直してまたランクルになった。けちな性格であの重い車体をガソリンで走らせる気になれない。80から100に乗り換えた時のスムーズな走り、高級感の感動は忘れられない。その後、ランクル100ディーゼルに乗り続け、200でもディーゼルがいつ出るかと待ち続け、かなわず、ついに17万キロを超え18万キロに近づいてきた。

 それで100ディーゼルの状態はどうなんだ?聞かれそうだし、聞いてほしい。驚くべきことだが、ランクル100のスムーズさとタフなエンジンは失われていない。これほど安定した車はない。目線が高いのと振動が無いので、高速が高速に感じられない。相変わらず滑るように走るし、家の近くの2kmの急坂を、周りの車をぶっちぎって駆け上がる。アイドリングでの振動はわずかに増えたかもしれないが、意識するほどの変化はない。同じランクルのガソリン車ほどの静粛さはないが、一般の人は気付かないし、ディーゼル車としては驚異的。車外のノイズは、住宅街を通る時に安全性を確保するには向いている。何だこれはという感じ。

 変わったことは、徐行速度で大きくハンドルを切ると、前のギアが鳴き始めたことか。最初は分からなかった。何かどこかでモーターでも回っているような音がする。やがて、四駆なので前輪の作動ギアが鳴りだしたらしいと分かった。トヨタにも確認したが支障はない。分かれば気にするレベルではない。流石にハンドルの革の一部がはげ、右ひじを置いていたドアのところのレザーもちょっとはげた。加速の途中でアクセルを急に戻すと、がっくんとなるのは本来の癖で、ミッションがガソリン車と共有でマッチしていないのだからやむを得ない。

 100のディーゼルエンジンはアクセルが固めに設定されていながらアクセルのレスポンスは良い。最初の吹き上がりは悪いが、踏み込めばターボ車以外は置き去りにできる。踏み込みが大きいと黒煙が出ている気配。ギアが上がってくると、トルクの強さから結構な加速力があり、不足はない。2リットル以上のガソリンターボ車と競争すると最後のパンチに欠けるかなという程度。ブレーキのフィーリングは良い。滑らかに減速できる。小回りができず、左右に折れる細かいカーブを走り抜けるのは苦手。これが最大のウィークポイント。

 トヨタは200にディーゼルを搭載する気配が無いので、ちょっと贅沢に最新のナビとレーダーをつけ、以前からつけていたハンズフリーも相まって快適そのもの。運転席周りは新しい車のように蘇った。パイオニアのナビは、HDDで音もすごい。レンタル屋さんに行っては、新しいジャンルの曲を仕入れる。駐車場で1曲程度聴いているうちに全録音が済む。ボリュームを大きめにして、自分の世界に浸るのは悦なものだ。DVDに比べるとHDDは反応が早く案内が遅れることもない。音声の指示は認識が今一つ。

 かくして、今日も最新のポップやロックを聴きながらドライブを楽しんでいるわけだが、やはり、待望するのは200ディーゼルだ。ヨーロッパ向けには、ランクル8気筒ディーゼル、5速が輸出されているではないか。逆輸入するには高すぎる。100ディーゼルは国産四駆唯一の6気筒で、振動は抑制されているが、8気筒により静粛性が高まる。何より、100のエンジンは80の改良型であり、新しいエンジンが欲しい。オートマチックをディーゼル専用にし、5速、もしくは6速にすれば快適性・効率性は高まる。燃費が良い上に、ガソリンとの感覚的な差はなくなるのではないか。

 トヨタも体力をなくし、とても国内向けのディーゼルを開発する余裕はないのかもしれないが、待ちましょう。20万キロを過ぎても待ちましょう。トヨタが、ガソリンに舵を切り、アメリカ向けに大型ガソリンピックアップに傾注しすぎたあまりに、業績が悪化したことを反省して、本気でディーゼルに取り組むことを期待したい。

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弁護士もピンキリ

2009年11月07日 19時44分17秒 | 思考空間

 日本も国際化や経済のグローバル化に伴い、悪質な犯罪が増加し、モラルも低下している。とりわけ、リーマンブラザース破たんに端を発した不況で、企業などがなりふり構わず利益を追求する傾向が見られる。あなたもいつ、狙われ、犯罪に巻き込まれるかわからない。日本人の美徳であった我慢とか忍耐だけでは通用しなくなっているのだ。

 幸い、個人の場合は、消費者センターや法テラスなどの相談機関が整備され、一定の効果をあげている。何しろ無料だし、充実してきているので使わない手はない。変な話だが、購入とは関係ない非常事態でも、消費者センターに電話すれば、相談に乗ってくれるだろうし、適切な窓口を紹介してくれるだろう。しかし、相手が悪質であり、あるいは話がこじれると訴訟にならざるを得ない。日本は明らかに訴訟社会になっており、訴訟を恐れてはいけない。

 訴訟の前に、調停もある。裁判官や専門家が調停してくれる。申請は簡単だし、費用も安い。分からないことはどんどん裁判所で聞けばよい。これで解決できれば助かるが、相手による。言い方は悪いが、素人相手じゃないと難しい。140万円までの支払い請求などは簡易裁判で争える。ところが簡易裁判は裁判官によって当たり外れが激しい。 簡易裁判は司法書士でも代理人になれる。地裁になると、弁護士の世界。債権が140万円未満で簡裁で済ませるか、地裁にするか?普通は簡裁だが地裁のほうが良い場合もある。

 さて、本題の弁護士の評価。私は、10人ほど、色々な弁護士と相談に乗ってもらい、あるいは裁判で依頼してきた。そこで分かるのは、弁護士も千差万別で、能力や実績、あるいは顧客への接し方に大きな差があることだ。大変失礼だが、裁判に関わる法律的なところでは、弁護士の力を要するのは事実ながら、その他のところでは、様々な経験と実績を積んできた私に勝るものではない。

 本格的な裁判になると、とても素人では対応できない。裁判官が専門用語や、裁判で使う特殊な喋り方をする。素人だと、一々確認しなければならないし、的を得た法律的な処置ができないのだ。

 弁護士を選ぶには、各地の弁護士会ホームページの名簿で調査するのが簡単。しかし、できれば、法テラス、市などで実施する無料相談サービス、弁護士会が運営する有料法律相談などで一度、会って話をしたほうが良い。弁護士を知らない人はどのような人種なのか知る必要がある。何しろ弁護士は特殊な人種なのだ。年配者ほどその傾向が高い。

 中年以上の弁護士はなかなか敷居が高く、高飛車でものを言う場合がある。相談の席で、喧嘩になる場合がある。それに比べ、若い弁護士は親切。ただし、若い弁護士は経験が少ないから、頼りない新米も多い。当然のことだが資格より、その人の姿勢、積極性、アイデア、経験や実績が大きくものを言う。

 私の偏見かもしれないが、どうも裁判では弁護士の顔が結構効きそうな印象を受ける。弁護士によって書記官の態度が微妙に変わる。実は、書記官は裁判官に代わって、判決文を書いたりする場合も有るらしいからこういう事が無視できない。

 結論として、ホームページ、書籍などで信頼できる法律事務所を選択し、その中のエースを指名し、粘って、エースに裁判を担当してもらうことだ。良くも悪くも弁護士によって、裁判官の態度も変わる。これは紛れもない事実。

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債権などの回収

2009年11月03日 18時48分55秒 | 思考空間

 理工系の人間には債権などの回収をどうするのか、まるで別世界の話だが、例えば、お金を返してもらいたい時には現実的な問題になる。今回、契約金を返済しない企業を提訴して、地裁(一審)で勝訴し、仮執行がついた。裁判で勝つことも大変、そこへ持ってきてお金の回収はさらに大変。

 被告は、有力地方自治体が設置を認めていない生ごみ処理機であることを告げずに売りつけようとし(公共企業が購入希望していたこともあり代理店契約)、建築基準法の問題もあったにも関わらず、解約に応じず、裁判せざるを得なくなった。被告の経営者は若いがよほど自信があり、乗り切れると思ったようだ。提訴する前に、会社がもぬけの殻になっていた。逃げ切れると思ったのだろう。しかし、いくつかの政府機関に訴えていたところから、そのルートで営業を引き継いだ新しい会社が見つかった。

 当方は元会社と新会社の2社を訴えた。裁判中に分かったのだが、何と、元会社の経営者は勝手に1000万円を引き出し、新会社の資本金としていた。そこで、元会社が新会社の経営者個人を提訴するという複雑なことになった。そちらはまだ裁判中。当方の裁判では、元会社と新会社が連帯して、当社に払えとの判決を下した。多分、新会社は、控訴するだろう。しかし、通常、2審でひっくり返る可能性は少ない。

 裁判は実に大変だった。相手方の管轄する裁判所で戦わなければばならない。(合意管轄)悪質で無茶な会社だから、自分に都合の良い嘘をどんどん並べてくる。当方の弁護士は、腰が引けてしまった。仕方ない、出張して、情報を集め、証拠を固め、有利な論理を組み立てる。相手が間違っているのだから、事実を究明するほど有利になる。決定的だったのは地方自治体の意見書。当方の主張を追認するような内容になった。しかも、絶対的で誰も覆しようがない。

 世の中には債権などの回収屋さんがいることを最近知った。これには金額や種類などに応じてレベルがある。債権回収企業とは実は銀行系で、最低金額が10億円だったりする。我々庶民には縁が無い。(書籍によると一般人向け銀行債権回収の企業もあるようだ。)次に弁護士、司法書士、業者が組んだグループ。最後に、ちょっと怪しげな業者である。

 裁判をやる前なら、回収屋さんも良いが、裁判をスタートさせたらまずは裁判に勝つこと。仮執行は、実は強制執行でもある。普通なら、弁護士に任せる。ところが、回収に強い弁護士は少ない。しかも、弁護士に回収を委託すれば、ものすごい金を取られる。結論として、自分でやることになった。

 債権「など」としたのは、強制執行できるのは、動産、不動産、債権があるからだ。一般的に動産、不動産は意味が無いとされる。動産は押えても保管料がかかり合わない場合が多い。不動産は普通は担保などで先に押さえられている。残るは債権だが、相手の銀行口座をどうして知るかは通常、かなり難物。

 調べた範囲では、回収は通常、ハードルが高すぎて、難しい。ほとんど泣き寝入り。特に、本当に相手が金を持っていない場合には、どうしようもない。回収の専門家によれば金が無い人間ほど強いものはないというわけだ。ところが、今回は被告企業が、今後も全国的にビジネスを展開しようとしているので、選択できる手段は多い。

 どの程度回収できるか、あるいは徒労に終わるかは全く見えないが、完全に締め上げることはできる。何故なら、強制執行の期間は10年間が与えられ、種類や回数の制限が無い。加えて、判決文がある。国家の力を借りて、強制執行ができ、信用第一のビジネスで、違法行為を取引相手に明確に示すことができるのだ。

 それにつけても、今回の裁判長、ならびに二人の裁判官には感謝せざるを得ない。非常に複雑な事件を理路整然と整理し、論理構成し、判決させて正義を守ったのだ。判決文は何と28ページになった。読んで感激する。ありがとうございました。

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