宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

大ばらまき麻生政権

2008年10月26日 10時52分31秒 | 思考空間

 ドンドンばら撒くか、滅茶苦茶ばら撒くか、遠慮しながらばら撒くか、いずれにしても麻生政権は内閣支持率を上げるという名目で税金をばら撒く。麻生は元々バラマキ願望だった処に加えて、中川などの底なしバラマキ大臣がいる。バブル崩壊以降、脳なし政府はアメリカからのプレッシャーもあってひたすらばら撒き続け、殆ど経済効果を生むことなく、巨大債務を積み上げてきた。

 バラマキで喜ぶのは、自民党とその周辺および官僚だ。自民党はバラマキを原資として選挙員を動員する。ちゃっかり自分の懐にも金を押し込む。官僚は予算が無いと権力が生かせない、バラマキしか能力が無い。さんざんばら撒いて、金が無くなると消費税を上げるという腹だ。誰も国の将来や国民のことを考えていない。

 もし、官僚に能力が有るのなら、この世界恐慌を絶好のチャンスとして、日本の将来に向けた戦略を実行すべきだ。円の独歩高なら、円の影響力を拡大し、世界の有力企業を買収し、世界の資源を確保する絶好のチャンスだ。中国を上回る、経済特区を整備しても良い。

 しかし残念ながら、自民党にも官僚にも戦略が無い。戦略を生み出す要素すらない。既得権を維持するための事実の粉飾、いかさまの積み重ねが戦略形成を阻害している。


拉致問題の行方

2008年10月19日 19時51分20秒 | 思考空間

 横田早紀江さんがブッシュ大統領に直接訴えたテレビ報道は印象的で、アメリカが何とかしてくれるとの期待が持たれた。しかしながら、状況も変わった。アメリカと日本の利害も一致しない。ブッシュ大統領が功を焦り北朝鮮をテロ支援国家指定解除したことで、当面の解決手段が失われた。

 一つ気になるのは、麻生首相が国連の演説でアメリカに行きながら、ブッシュ大統領に表敬訪問しなかったことだ。漫画麻生の「オレオレ」はしょうがないとして、ブッシュ大統領から見れば、退任前のレイムダック状況を見透かしたようで、超大国のトップとしてのプライドを大いに損ねたことであろう。軽率としか言いようが無い。

 実は拉致の問題は、元小泉首相が北朝鮮へのシャトル訪問を止めた時から、日本が行使できる解決策を逸している。私の意見が極めて少数意見であることを承知で述べれば、拉致家族は約束通り北朝鮮に戻すべきだった。拉致した北朝鮮が悪いのだから返す必要が無いとは一方的な意見だ。首相や拉致家族が北朝鮮との間を行ったり来たりする中で、少しづつ双方が歩み寄るよう努力すべきだった。しかし、済んだことで、解決は日本にとって遠い問題になってしまった。

 工事中!!


アメリカのいかさま経済がついに破綻

2008年10月12日 19時24分38秒 | 思考空間

 ニューヨークダウが月曜日にも終値で8,000ドルを割り込むと見られている。日経225も連れなんとかのようで全く同じ軌道を描いて落ち込んでいる。この原因は、サブプライムローンの問題に絡み、アメリカの住宅価格の底が見えないことにあるが、アメリカのいかさま経済が世界中を底なし沼に引きずり込んでいる。

 アメリカのいかさま経済は今回が始まりではない。そもそも、アメリカは戦後、楽して裕福な生活を維持するために、ドルを大量に印刷し、世界中にばらまいて、大量消費をしてきた。ドルを印刷しすぎて、ドル価格が下がると、CIAが発展途上国の政権を転覆させ、ドル価格を吊り上げる(有事のドル高)などは日常茶飯事だった。

 アメリカの消費量、アメリカの軍事費は半端じゃない。これを維持するために、クリントン政権では、日本を叩きつつ、そのビジネスを取り上げ、利益を吸い上げて繁栄を図ってきた。例えば、バブル崩壊時にヘッジファンドが大量の空売りを仕掛け、株を暴落させ、日本の資産をごっそり取っていった。日本人は贅沢せず、汗水たらして働いてきたものが、そっくりアメリカに奪われた。日本人は永久に貧乏な蟻だ。

 クリントン政権は日本から、世界の工場を共産国の中国へ移し、ここでも巨額の利益を手にした。この一時的な利益獲得が、同盟国日本を没落させ、中国を世界一の軍事大国に成長させることになるのだ。やがて、アメリカは巨大軍事大国になった中国と対峙させられることになる。ロシアも無尽蔵の石油ガスを浮揚力として、虎視眈々と世界一の座を狙っている。

 それでも、幸いかな、中国が強力に支援してきたヒラリークリントンはオバマに破れ、クリントン一家は巨額の赤字を抱えることになった。中国がヒラリークリントンの選挙地域で買い占めていた企業や不動産なども役目を果たせなくなった。

 唯一の巨大大国として君臨してきたアメリカの威信は失われ、世界情勢は流動的となりつつある。サブプライムローンの傷はヨーロッパでも重く、比較的傷が浅かった日本のチャンス到来とも言われているが、何の戦略も無い日本政府に打つ手はない。