宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

ネットやエクセルなどの作業を自動化するウィンドウズマクロの勧め

2013年02月27日 13時34分53秒 | 社会・経済

 毎日のように、インターネットをから情報入手・送信、ネットの自動トレード、ダウンロードやアップロード、あるいはエクセルを使った計算や処理を実施する人にお勧めなのがウィンドウズマクロ(UWSC)である。UWSCは通常のソフトとしての処理もできるが、目的のホームページに飛んで、ID,パスワードを入力し情報の取得やアップロードもできる。また別のソフトを起動させ、結果をメモに残すこともできる。

  私の会社の場合、全社作業の60%以上はUWSCを使ったソフト(ロボットと呼んでいる)が処理している。ロボットは朝4時にスタートすると、卸業者のホームページにアクセスし、各種のデータをダウンロードすると決められたルールで処理し、あるものはアップロードし、あるものは共通ディスクの決められたフォルダーに格納される。莫大な処理量であり社員ではコスト的には合わない。

 ただし、UWSCはうみうみさんが開発したマクロ系のソフトで、オフィスのようにメジャーではないので豊富なテキストが用意されているわけではない。唯一、小林シンヤ氏が「Windowsマクロテクニック(翔泳社)」を出版しているだけだ。私はこの本を購入し、ロボットを開発するきっかけとなり、分からない時にメールで指導と情報提供を受けた。

 個人が開発したソフトとなると信頼性はどうなのかとの疑問が湧くが、なかなかどうして、信頼性は高い。UWSCの普及版はフリーでダウンロードできる。使い方についてはネットで多数の方が親切にも解説してくれている。ただ、まとまった知識を得るには書籍が適する。

 昨年の7月末の日曜日、フタバ図書でこの本を買い1日で読み終えた。(大変面白かった)そして、月曜日からソフトを開発し始めた。そして3週間で基本的なソフトを作った。その後、処理数量や機能を増やし、バグを解決し合計3か月で現在の自動処理ロボットを開発した。現在スクリプトは4000ラインを超えている。

 私はエクセルマクロ(VBA:VisualBASIC)を使っていたので、UWSCは容易に入れた。VBAでもエクセルなどオフィスの操作を記録させて、同じ作業を繰り返し実行できる。また、画面のボタンをクリック出来るが、何かの拍子に位置がずれると使えない。それに比べて、UWSCの場合は、ボタンそのものを指定するなどで確実性があり、インターネットを含むパソコンの幅広い作業を自動化できる。

 UWSCはなかなか高度で便利な使い方、高機能な使い方ができるが万能ではない。例えば、数値演算には向いていない。VBAに軍配が上がるし、更に速度を求めるならC、JAVAなどコンパイル系にならざるを得ない。スクリプト系のソフトとしてはJAVA SCRIPT(HTMLに組み込んでホームページに動きを与える)などもある。

 UWSCでアクセスも処理できるがちょっとしんどい。UWSCとエクセルVBAの組み合わせの相性が良く、それぞれの特徴を生かせる。例えば、UWSCは文章編集が容易で、スクリプト系ソフトのスクリプトを作成し、メモを立ち上げて書き込むことにより、自らソフトを開発できる。VBAは演算が得意で、データは大量にシートに書き込める。全体をUWSCが制御しつつ、広範囲な自動化を実現できる。

 UWSCでは掲示板で課題解決、指導、情報提供が行われている。しかし、VBAに10か月間取り組み、各種ソフトを開発した私にとっても、掲示板に質問を出すこと自体が容易ではない。当初は何が問題かすら分からない。また解答者(ボランティア)のレベルは相当高いので、この人達にとって的を得た質問が必要になる。それでもめげずに掲示板に質問し複数の回答者から有益な情報を頂いた。

 小林氏は独自に講習会を開いたりメール(著書の中にアドレスがある)で質問を受ける。掲示板でも得られ無いような情報を頂き大分助けてもらった。小林氏に謝礼を申し出たが受け取って貰えないので、ご希望どうりブログで紹介させて頂いた。

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ベンツBクラスの試乗レポート

2013年02月26日 15時54分35秒 | 

 ベンツにしては小ぶりで、きびきび走る車、それがBクラス。キーの先にUSBより大きい四角BAR、手前にロックと解除のボタンがある。解除ボタンを押すと、ガチャという大きめの音でドアが解除。ドアを開くと閉じていたドアミラーが開く。乗り込んで四角BARを差し込み右に回してエンジンスタート。シフトは国産でもおなじみのぎざぎざ。

 大きさの感じはカローラぐらいだが、高さと幅がやや大きいか。タイヤは扁平。実用性を狙ったデザインと言える。フロントには大きなベンツマーク、バックのエンブレムは小さい。つまり、前から見ると明らかにベンツだが、後ろからは国産車との区別はつきにくい。

 アクセルは軽く、踏み込むとするっと出る。ペダルが軽やかながらトルクがかなり強く、軽いハンドルと共に運転は楽。少し走ったところで、ガチャとドアロック。小さい車だがパワーはあるし、加速が良い。普通に走ると、アクセルを踏み込んだだけ速度が出る感じ。

 スピードメーターが240kmまであり、アウトバーンを走る車を感じさせる。メーターや表示は老眼の私でも大半は問題なく読み取り確認できる。

 違いを感じるのは例えば、ワイパー。ウインカーBARの手前ノブを回すとワイパーオートになり、速度や雨量によって動き方が変わる。オリジナリティーは両方のワイパーが左右からセンターで下まで来ると、また、左右の外側に振れること。

 乗り心地は、小型車にしては良い。シフトは7速の繋がりを意識する事の無いスムーズさ。振動が少なく4気筒を感じさせない。タイヤの音の方が大きいぐらい。ただ、長い間ランクルに乗ってきた感覚ではやはり小刻みな揺れは感じる。ランクルが安定しすぎ、揺れが少なすぎる。逆にベンツBではRの小さなカーブも振られず難なく回れる。

 ウインカーのBARは左にあるので、暫くはまごつく。ハンズフリーも設定できる。荷物は後ろのドアを上に開けて、トランクより大きなスペースに収納し、カバーで隠すこともできる。

 機能も高く、全体として小さな高級車の印象を持つことが出来る。ベンツはここ10年ぐらいで騒音・振動が相当改善され、トヨタに追いついてきたのではないか。様々な機能などを含めて、トヨタを追い抜いてきている。

 ベンツBは330万円ぐらい。男性なら、同じ価格を払うのならマークX、セドリックなどを選ぶかもしれない。コンパクトで運転しやすさ、隣とは違う車などの点で、富裕層の奥様方が好む車かな。

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山本浩二監督でオーストラリアに2連勝 熱くなるね

2013年02月24日 22時43分56秒 | スポーツ

 これまでオーストラリアには痛い目に逢っているんで心配だったが、初戦を何とか逆転で取ると、2回戦はマエケンが打たれながらもアメリカ帰りの松井ほか打撃陣ががんばって2連勝。勝って、山本浩二監督がマウンドへんに駆け寄り勝利監督の声。広島の人間としては熱くなるよ。

 山本浩二は打者としては一流だったが監督としてはちょっと心配だった。大丈夫かなというのが広島人の率直なところ。一流選手が必ずしも監督として優れているわけではない。山本浩二はセリーグで優勝し、西武に対して王手をかけながら4連敗して日本一をとれなかった痛い経験がある。

 それ以来広島は優勝から遠のいている。WBC監督はやりたくなかったが、王貞治から要請が有ったときは心が決まり背筋が伸びたそうだ。ここまで、是非、山本監督には世界一のタイトルをとってほしい。

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電力会社でのマイ技術開発史(世界初のマイコンの産業用制御を地方電力で導入)

2013年02月24日 11時37分36秒 | 思考空間

 私の開発のスタートは入社1年目、産業用としては世界で初めてのマイクロコンピュータを使った制御システムだった。1975年に入社し最初の配属先は火力発電所だった。大気汚染濃度を制御するため硫黄分の低い重油と高い重油をブレンドするブレンダーが他課(計装)で計画されていた。横河提案のアナログ方式で機器の組み合わせが複雑。失礼な話だが一目見てこれはダメだと思った。

 アナログ機器を複雑に組み合わせると精度や応答性に難点がある。私は新入社員にも拘らず、他課の業務に対して、実績のないマイコン(デジタル)方式を提案。

 以前、私がソフトに強いことを知った本店のある人から東芝のマイコン(マイクロコンピューター)のパンフレットを受け取っていた。私は即座に東芝に電話した。すると、東芝の部長(大橋さんだったか:実名を出して申し訳ない)が飛行機で合計2回来られた。新入社員の私に会うためだ。東芝によるとジェット機の制御には使われているが他には実績が無いとのこと。ジェット機の実績なら申し分ない。

 デジタル方式はプログラムで複雑で幅広い制御が簡単に実現できる。精度やレスポンスも良い。これだと思ったので、係長に申し出た。本店には重油燃料のブレンダーに関し、アナログ案と私の提案したデジタル案(マイコン)が出された。

 同じころ、発電所の公害などのデータ処理自動化が私の宿題になっていた。複数の担当が毎日シャープの単純な卓上計算機を利用しデータ処理、作表・管理していた。

 当初はミニコンピューターを発電所に設置する方式を考えた。色々検討したが、発電所でこの方面に強い人がおらず、提案すれば全部自分に来る可能性がある。これは大変。面倒見きれない。そこで、本店の計算機と発電所を結ぶ方式を検討し始めた。そこで、本店システム部に伺った。

 新入社員がデータ処理担当者を連れてシステム部に行くと、部屋にシステム部のトップクラスがずらりと並んだ。システム部は大変積極的だった。発電所で処理している業務説明やデータを求められ、私は十分理解していなかったので、橋渡しの役割となった。システム部は総合的なオンライン処理を計画した。

 本店大型コンピューターと発電所を通信で結び発電所に通信端末装置を設置する方式(オンライン処理)は国内では実績が無かったし、当時の原子力発電所にも無かったので国外でも無かっただろう。

 この通信端末装置の案と先のマイコンブレンダーの二つの案を新入社員が出すことになった。係長が手筈した。本店の副長から呼び出しがかかった。1日かかって説明し、議論したが、聞く耳を持たず、かみ合わず、けちょんけちょんだった。帰りの汽車の中で火力部の担当者から「無理だね」と言われ落胆した。

 係長に報告した。却下されず、購買部門に出された。係長は火力部長と個人的に親しかったので、検討をお願いしますと、こそっと言って頂いたようだ。

 何と、大逆転で、二つとも承認された。マイコンブレンダーは東芝が実績作りのために価格を下げたので(元々構成が単純)、実績が無かったにもかかわらず購買部門で購入を決めたのだ。当然東芝は全力で説明に努めたに違いない。一般の人には分からないが電力会社では実績のある物しか買わない。重要装置に関しては異例のことだった。

 その頃、火力部の副長が「副社長から事故を予想できないかと宿題を貰った」と係長を介して伝えてきた。私は早速、火力発電所の事故予想に取り掛かった。私は二つの方向からアプローチを始めた。一つは故障を含めた事故に関わるデータを集め、メーカーと連携して分析し傾向を掴むことだった。残り一つは、回転機の周波数を常時監視し、異常を検知する方法だった。故障データは修理伝票を集めるところから始まる。

 残念ながら、私が2年目に運転当直に異動となり、とん挫した。新入社員として私の果たした成果は大きかった。その後、マイコンブレンダーは他の発電所にも導入されコスト低減と信頼性向上を果たしたし、間違いなく全国の発電所に導入された。同じく通信端末装置は原子力にも導入された。全国の電力会社でもそうなっただろう。現在は、本店と通信を結ぶデータ処理用のオンラインが完璧に整備されているだろうが、そのスタートは1976年私のいた火力発電所だった。

 運転当直は深夜業務がある。私は夜8時頃は床につき、朝早く起きるリズム。深夜業務があるのなら絶対に電力会社を志望しなかった。元々、電力会社は学生時代から全く対象外(電力会社向けの単位は選択しなかった)だったが、父が入退院を繰り返し、母から1年もたないと手紙が来たため、最後の親孝行と思い、故郷でもない電力会社を受け合格してしまったのだ。

 火力発電所にはクラゲが大量に来襲し、発電の支障となっていた。発電機のタービンを回した蒸気をコンデンサーで冷却し水に戻すが、その冷却のため海水を使う。トラベルスクリーンが詰まるとコンデンサーに海水が行かなくなる。実際、クラゲで発電停止になる事故が起きた。

 発電所の人間は全員駆り出され、トラベルスクリーン(大きな格子状の回転網が取水入口で回転し大きなゴミをとる)の洗浄ピットのクラゲを器具ですくって地面にあげていた。毎日人海戦術で大変だった。私は自費でクラゲの本を買い、対策を考えた。トラベルスクリーンから出る水を「すのこ」のような分離機を通し、クラゲと水を分ける簡単な方式を当直長に提案した。

 早速試され、威力を発揮した。クラゲだけが分離されピットに入り、水中ポンプでクラゲを吸い込み廃棄する。水を分離しないとピットが溢れる。このポンプの考えは別の人が提案した。クラゲは殆ど水なのでポンプで吸えるのだ。これで人海戦術は解消された。

 私は会社アパートの最上階で、当時はクーラーが普及しておらず、屋根が焼けることもあり昼が寝られなかった。体調を崩し顔にはしわが出来た。転勤を希望した。ある人から父を介して、転勤を希望する者は転勤させないと伝えられた。そこで、当直にいたいと希望調書に書いたところ、第5志望の研究所に転勤となった。

 前もって、運転課長から生き物は好きかと聞かれていた。好きですと答えていた。何と発電所(特に原子力)温排水を研究するところだった。水理実験室建設が大きな目標だったので私は明けても暮れても設置するミニコンピュータ検討のため、メーカーを呼んでいた。メーカーが列をなしてやってきた。

 ある日、次長から呼ばれアワビの養殖(発電所の温排水有効利用)のことを聞かれた。私は全く答えられなかった。すると次長から、君の仕事はアワビとウナギの養殖だよと言われた。私の専門は半導体とかコンピュータソフトだったので、まるで専門外のところへ来たのだ。

 アワビ養殖向けに、データーロガーを製造した。データーロガーは発電所の中央制御室に数台設置されており、そのような記録装置を目指した。教科書知識と現物では異なり、温度計測一つとっても大変だった。熱電対センサーだけでは温度が計測できない。白金温度計でセンサーコード取付け端子の温度を測り、センサー部との温度差を足し算し解決。次に発電所内の稚貝養殖のためノイズが強く用紙に余計な印刷がなされる。フィルターを入れたりタイマーを入れたり、細かいところで苦労。

 発電所に設置に行き、ドアを開けた途端、現場の係長から2時間あまり一方的に怒鳴られた。入り口で立ったまま聞くしかなかった。研究所の上司には言えないことを新米の私にぶちまけたのだ。特攻隊上がり とかで行く度に怒鳴られ憂鬱だった。

 ウナギ養殖も助けてやってくれと言われても、何もわからない。発電所の養殖場に行くと関連会社の担当者から白い目で見られ、相手にしてもらえない。上司が予算取りしていた水質監視装置を養殖用に見直し設置し、課題となっていたシラス飼育槽の温度安定化に取り組んだ。蒸気を入れて加温しているが±1℃ぐらいの変動となっているので、シラス(稚魚)の歩留まりが悪いと告げられた。

 まず蒸気の量の確保のために上司と共に古巣の発電所に行くと所長の協力が得られない。火力部もOKを出さない。上司と共にピンポン玉のように発電所と火力部を往復し、何とか了解を得た。私は高度な制御方式を考えていたが、業者(社長)が制御方式では解決しないのではないかと言った。これがヒントになって、大きめの混合槽を設置することにした。記録を見ると全く温度変動の無い制御ができた。ところが、稚魚の歩留まりは改善しなかった。

 後に養殖は、抗生物質を大量に使用して歩留まりを上げているらしいと分かった。養殖のデータから各成長ステップや出荷の数量を予想するシミュレーションソフトを開発し、発表した。研究所所長から技術より、金銭的な支援をして欲しいとの課題が伝えられた。考えた末に、関係会社に水質監視装置のメンテナンスを十分実施してもらう事で、特命理由書を書いて通した。

 私は怖いもの知らずで、関連会社を通じたウナギかば焼きの販売を推進し、社内に売りまくった。ある日、発電所から電話が入り、ウナギをさばいてもらっていた発電所食堂のコックが包丁を足に落として怪我したから中止と伝えられた。

 養殖場の関係者との人間関係も極めて良好になった。ところが研究所新体制の副所長の社長直訴でウナギ養殖はアワビと共に中止となった。

ここまでは初歩の段階 続く!!

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鮮度の落ちたカツオのたたきのリフレッシュ!簡単な手作りたたきのつくり方!

2013年02月23日 11時20分34秒 | 食・レシピ

 仕事の関係で四国の生活は長かった。自然も豊かだが、四国は何といっても食べ物がお勧め。香川県の讃岐うどん、小豆島素麺(麺)、徳島県の祖谷そば、鳴門金時(薩摩芋)、半田素麺(麺)、愛媛県の鯛素麺(素麺料理)、テンプラ(南予:練り魚の揚げ物)などなどある中で、一番は高知県の皿鉢料理、とりわけカツオのたたきだ。

 最初に皿鉢料理を見た時はびっくりした。広い皿の上に厚めに切った刺身やたたきが豪快に盛り上がっている。日本がまだ貧乏な時代に、度肝を抜くような豪華さだったし、単なる刺身しか知らなかった時に新たな料理文化に接した。皿鉢料理は高知県内の旅館などで普通に出てくる(最近は価格の点もあり、山の高さがやや低くなったか)。

 今では日本中でカツオのたたきが入手できるようになった。しかし、スーパーで購入すると鮮度などでいまいちのところがある。私は特に夜半額セールで購入することが多いので、リフレッシュさせる必要性を感じていた。また、たたきに合うたれも長年追い続けた。

 お金のある方は、冷凍の購入をお勧めする。藁で焼いているわけではないが、高知の料亭で食べるような味と触感が味わえる。冷凍物は冷凍庫から出して放置するなどゆっくり時間をかけて解凍するのが良い。

 さて、スーパーで購入するカツオのたたきは、鮮度がいまいち。ちょっと魚独特の臭みがある。これをリフレッシュする方法をお伝えしよう。

①50度ぐらいの湯を少しづつ身にあてながら、たわしでこすり表面の焼けた部分、酸化した部分の取れる部分をとる。湯をあてると赤い身の部分はちょっと白っぽく変色し、同時に臭い成分が蒸発する。

②血合いを全部包丁で削除。

③大きめの鍋を用意し、鍋をひっくり前してその上に身を乗せ、均等にバーナーであぶる。底は平らなほうが良い、鍋の底を使うのは私のアイデアで、身近にあり、炎をあてても歪まず、脂やすすが残っても簡単に除去できる。通常、高温にさらされる身の置き場所を用意することは大変難しい。

 バーナーはプロパンが良い(台所製品を売っている店で1500円くらいか:例えば、新富士バーナーのRZ-760)。プロパン以外は火力が弱く、また着火ライターが使えなくなる。再度炙るのはたわしで若干焦げが落ちているのと、新鮮な炙り高価を出すため。

 バーナーは水の無い場所で(水分が多い場所では炎が安定せず消える場合も有る)、換気扇を強くまわしながら、炎の先を身にあてるようにする。

④たれはパックの中についている場合が多いが、必ずしも味が合わない。私はたれを長年探し、試してきた(たれも売ってはいるが)。個人的にはCOOP(生協)の味付けポン酢(株式会社ヤマモリ製:三重県松阪市)が最もカツオのたたきに合うし安い。ポン酢でたたきに合うものは少ない。

⑤たたきは好みによるが厚み6~8mmぐらいで斜めにスライスし、2mm程度にスライスしたニンニクや薄目にスライスした玉ねぎを添える。まだ、臭みが気になる場合は一味をかけると美味しく食べれる。

 以上の方法は、様々なあぶり焼きを作る場合に応用できる。例えば、多少鮮度の落ちたマグロの短冊をたたきにしたい場合、50℃ぐらいの湯をさらっとかけて表面の色が少し変わった状態にし(臭みとり)、ひっくり返した鍋の底にマグロ短冊をのせ、プロパンバーナーで炙る。以下は上で記述した通り。

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北方領土は2島返還 残り2島協議継続で良い

2013年02月22日 11時22分35秒 | 思考空間

 ロシア国民は一度獲得した領土を容易には手放さない。日本との経済協力に意欲を持つプーチンが大統領に復帰したことは北方領土返還を目指す上で、絶交のチャンスともいえる。最後のチャンスかもしれない。

 建前として4島返還の旗印を掲げ続けるのは良いが、あまり全島にこだわると何も帰ってこない。感情で突き進むナショナリズムは捨てなければならない。イルクーツク声明で2島返還をうたっており、今回森元首相とプーチン大統領の間でそのことを確認できた事は大きい。 

 安倍首相が次回訪問した際、確実に2島以上の返還について締結することが重要。3島返還の話も出ているが、ここは欲張らない。私は2島返還、残り2島はビザで日本人往来可能などの条件を獲得し継続協議で十分だと考える。

 歯舞色丹には長期間ロシア人が住んでいる。彼らの生活や安全を守らなければならないし、経済発展を進めなければならない。残りの2島はロシア人をして「成程、日本に返還したほうが良いのだな」と思わせるような経済実績、友好関係を実現させた上での事だろう。

 過去の記憶から日ソ不可侵条約の一方的な破棄と侵略などがあり、国内ではロシアに対する不信感が強い。双方が不信感を持っている状況では何事も進まない。実際的な交流を高めて、相乗効果を生む経済協力や文化創造ができないか。

 私は何よりも中国との関係が一触即発の状態に悪化し、韓国とも良好とは言えない中で、ロシアとの協力関係が前進することは、極めて戦略的な意味が大きいと思う。ミクロでカッカせず、マクロを見るべきだ。

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電力会社のいかさま具合

2013年02月20日 19時24分39秒 | 深刻な問題

  電力会社で何がいかさまかと言って、エスカレーター人事(成果実績も経営能力も無いのが楽をしてエスカレーターでトップに上り詰める)ほど、いかさまなことはない。社長候補は大体30代で決まる感じ。自民党国会議員の推薦、学歴(東大、京大など)、上司への忠誠(アフターファイブ、公私混同のサービス)、作文のうまさ(綺麗ごと、嘘つき)、役者ぶり(好人物の演技、仕事しているフリ)、手堅い(ミスが無い、逃げ上手)などかな。

 利用や理念を持っても良い、能力があっても良い。しかし、それらが顕在化することはダメ。特別管理職になったら、上司へのサービスでいかに奉仕するかが問われる。仕事はやるフリ(減点主義だから自ら業務を率先したら墓穴を掘る)、全部副長以下にやらせ、部下には厳しく、上司には優しく、私生活で上司と時間を共有できたらベスト。

 電力社員は先鋭化した官僚とも言われる。優秀な人材が揃っているが、優秀さが問題。特に事務屋は官僚同様ミクロには敏感だが、マクロには鈍感な間抜け揃い。中心でタクトを振っているのは1mmに(あるいは表面的なことに)こだわりすぎて、100mの穴に気が付かないか、見ぬふりしている連中だ。頭の大きなボルトが抜けているのだからどうしようもない。現職中いつもそのことを感じていた。

 電力エリートが外に対して出来ることは、金にものを言わせて事を進めるか、メーカや業者を呼びつけて偉そうに怒鳴り散らすぐらい。ふんぞり返りすぎてひっくり返る。会社のポストを失ったら何もできない。社会音痴。世の中知らず。電力トップは経営などまともなことは何も知らない。電力内の特殊出世ルールには詳しい。

 何度も記述するがほとんどの電力社員は超真面目。問題は温室エスカレーター組。かなり問題があっても、(刑事事件にならない限り)強固にガードされ、確実に昇進のステップを踏む。事務屋はその点 情報収集も含めて抜かりない。技術屋は疎い。

 さて、初めて、東京電力の発表に疑いを持ったのは、新潟県中越沖地震(2007年7月)で柏崎刈羽原発の発表だ。確か、許容度を超えるような震度を受けたとのではないかとの指摘に対して、データが消失したと公表した。当時、嘘だろうと思ったね。

 某火力発電所の計装では購入時の条件を一言「最も良いもの」とだけ書いて競争見積もりにしていた。原子力関連の予算は例外的に制限が緩い。最高級のシステムを設置している。恐らくデータのバックアップは出来ているし、仮にハードディスクが壊れても技術的にはデータを読み取れる。

 震度データが原発の設計許容度を超えていた可能性がある。これを発表すれば東電だけでなく、全電力に影響が及ぶ。そこで事務屋の発想でデータ消失としたのだろう。東電は経済産業省をごまかすのはお手のものだった(週刊誌などで指摘)のであり得ることだ。嘘でごまかすのは常套手段。

 この頃はまだ電力会社の信用が有った。東京電力は口先発表でマスコミが追求を止めたので、ちょろいものだと思ったのではないか。これが油断となり、福島原発につながった可能性がある。マスコミが証拠を掴み、徹底的に追求すれば、原発の設計や安全性の見直しになった可能性は高い。

 福島原発の全電力喪失は全電力会社始まって以来の大失敗、大敗北、大チョンボだったね。発電所の非常用発電、バッテリー、送電線の全部が失われたということは、十分な検証がなされてこなかった事を示している。原子力は安全という神話をことさらに喧伝し続けたため、この領域が聖域化・真空化された。

 福島原発の建屋が吹っ飛び、爆撃を受けたような姿をさらした時、東電の社員は腰が抜けたはず。日頃は外壁に少しでも汚れが有れば即座に補修するような状況だった。原子力に関しては内側ではともかく、外側は完璧でなくてはならなかった。一度は腰が抜けたが、開き直ったと思う。

 電力会社内では原子力の安全性を議論することがタブー中のタブーになっている。アンタッチャブル。例えば、私が「うちの原発大丈夫だろうか」とでも言おうものなら、みんなの耳がピッと立ち、誰かにチクられる恐れが有った。

 原子力の課長クラスでも副社長などと密接に繋がっているから、下手な指摘をすると一括される。私がいた電力は他面調査(特別管理職は全社の同レベル以下の社員を評価できる)という変な評価が有ったから、これで集中的にやられ排除されかねない。

 今月、東北電力で被災者の電力料金を下げることが出来ない理由について「避難している人を特定できない」ことをあげている。東北電力はまじめな人が多いが、それでもこのような返事だ。要は値下げしたくないから誰でも納得するような理由を見つけて拒否する。そういう一言でパチッと決める人物が電力会社では出世する。

 技術屋だと、データや理論を根拠にする習慣があり、事務屋ほどには簡単に嘘をつけない。そこで、嘘を武器に上司や社会をだまくらかし、それで出世するのはもっぱら事務屋だ。元々ポストが人数あたり技術屋の2倍ある。例外的に技術屋の中にも平気で嘘をつき上司の喜ぶようなデータをねつ造し続け、取締役まで上り詰めた「事務屋まがい」がいることを以前書いた。ある化学屋が教えてくれた。

 電力会社を目指す学生は安定して楽ができる会社との認識で志望し、入社してみると思った通りという状況。元々実力を発揮して頑張ろうなんていう学生は来ない。需要は営業しなくても自然に増加し、利益率一定で無駄が多いほど利益が増えるのだから、努力を要せず、ぼろい商売で経営など必要ない。

 仕事の実績を作るろうとすれば摩擦を生み、ミスが出る。電力会社でミスは致命傷だから、検討だけして何もしないほうが良い。電力会社にいると書類作成では鍛えられる。年中作文教室だね。それでいて、新しい企画を全てを却下した管理職が副社長になっている。自分で言っているのだから間違いない。

 従って、トップを見渡しても自分の実力と努力で大きな実績を上げた者などいない。能力が無いトップばかりだから、能力のある者を理解できないし、その前に男の物凄いジェラシーがある。従って、各電力が実績評価システムを導入しても絵に描いた餅。

 電力会社で強いのはインテリやくざ、平気で嘘をつくが、少なくともその場では上司にその嘘を見破られない。騙した者勝ち。騙してプロジェクトを立ち上げ、大失敗しても責任を問われるどころか常務以上に大大出世。これ本当の話。潰れてゆくのは、強力なバックアップを持たず優秀で真面目な人。病気になったり自殺する人もいる。やくざには対応できない。

 実績を上げる人物は邪魔な存在だから例えば「電力業務では君の能力は評価されないので関連会社のメーカーへ出向したらどうか」と言われるだろう。人事でNOを言うことは、かなりマイナスになる。そこで、電力会社には無能で、上司へのサービスが生命線の気持ち悪い連中が残る。本店の課長以上はまるで女郎かオカマだなといつも思っていた。

 昔は、朝から晩まで新聞を広げて見ている課長もいたが今は流石になくなった。暇だから、常時部下の人事をやっている。つまり、部下に仕事させ、自分への忠誠心とサービスを見ながら、こいつの評価をどうするか昇進をどうするか考えているわけだ。

 もし仕事に精力を傾けていると、取締役から電話が来た時に、さわやかな声で応対できない。部屋に行った時もストレス顔は非常にまずい。私はいつも必死に仕事していたから、今思うと電力的には、あれもこれもまずかったなとの印象ばかりだ。ま、電力会社(特に本店の中枢)はまともじゃない。早期優遇退職制度で辞めて良かったよ。

 

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遂にランクル手放し・ベンツML350購入に決めた

2013年02月16日 22時35分11秒 | 

 ランクル100ディーゼルは13年近く乗ってきた。メーターは23.5万キロ。まだまだタフに走り抜けるのは分かっていたが、今年7月の車検あたりでベンツM(ML 350 BlueTec)に乗り換えるかなと思い始めていた。依頼していたリースの見積もりを貰いに行った。ベンツコーヒーでも飲みに寄った気分だ。

 ところがところが7月に注文してもドイツからの取り寄せで納車は来年になる、今なら1台だけ在庫(ドイツから船で横浜に向かっている)がある(円安が進行しており価格の上昇も気になる)。3月20日までに購入すると価格や金利が格安設定できると言われ、急にえらい展開になった。

 3月20日では時間が無い。2時間以上細かい新しい技術や支払い方法などを確認し、購入しても良いと思ったが課題は家内だ。一旦帰宅して、ランクルが今後、部品などの取り換えが必要になることを話して、買い替えたいことを説明した。意外に反対意見が無かった。そこで、電話で購入の意向を伝えるとディーラーの動きは速かった。

 タイヤ館でオイルを交換しているところまで電話があり、一発回答を貰える価格設定が出来たので、伺いたいという。いいよと待っているとバッグを抱えてやってきた。当初価格の約1000万円に対して好条件が示された。努力がみられるので値切らずに判を押した。上司からプレッシャーが掛り大変積極的な動きとなったよう。

 思えば、ランクル100ディーゼルとは長い付き合いだった。今でも世界で一番お気に入りだ。ピカピカで快調だが、流石に新車と同様とは言い難く、また永遠には乗れない。何より広島トヨタ西風新都店のやくざ店長の失敬千万な行為、謝罪も無い以上トヨタとは距離を置きたい。

 ランクル100ディーゼルの買取り見積もりはネット調査で1年前(20万キロ走行)で120万円から、215万円。中心帯は140~180万円だった。今回専門業者が予想以上の高値(購入時車両価格の40%)で買い取ることが分かり、後押しとなった。流石ランクル、怪獣、中古車としても格が違う。普通の車なら出せても1000円だそうだ。高かったナビは古くなったものの価格に入っている。レーダーはいらんそうだ。

 ランクル100ディーゼルはディーゼルとは思えない高速パワー、心地よいスムーズさと安定した走り、海外サイズのゆとり(ワイドで高い)、タフなつくり。この重厚さは他の車では得られない。弱点はRの小さなカーブ、トルク特性が合っていないオートマ(前期モデル)、踏み込んだ時の白煙。

 ベンツMディーゼルは63.2kg-mの巨大なトルク、世界一の安全4輪駆動、更に進化した電子ミッション、独自のイモビライザーなどだ。ベンツは安全機構などの開発をすべて世界で初めて開発した(特許は殆ど公開)と言い切るだけあって、確かに日本車より一歩以上進んだ車だ。

 トルクの巨大さは走り重視の私をわくわくさせる。踏み出しも速いが、走り出すと本領発揮。踏み込むと7足シフトにも拘らず、大幅シフトダウンしたように猛然と加速する。高速では多分ガソリンターボを凌ぐ。ベンツは安全一辺倒から走りを加えた。

 Mは唯一タイヤが一つ完全に浮いていてもスムーズに走れるらしい。常時四駆だがパワー配分を常に電子制御し、通常はややFR(後輪駆動)気味で走り、滑ったタイヤを検知すると残りのタイヤで安定走行するよう制御するらしい。確かにランクルはメカ的に固定しているのでこんな芸当はできない。タイヤパンクは当然検知できる。

 電子ミッションはベンツ、BMWが採用しており、ベンツの方が優れていた方式を更にバージョンアップさせた。ミッションの超便利化・安全化(バカチョン化)とも言える。私は元々頭がバカチョンなのでこの傾向は好きだ。

 イモビライザーもベンツの場合、毎回記号を変更するので、固定式に比べて安全性が高い。この他に音響も素晴らしかったし、高級車にあるべきものは揃っている。

 ベンツで不満は、サイズがやや小さい(これが一番不満:ランクル対比)、上部から撮影したような鳥観ビュー?が出ない(BMW対比)、フロントウィンドウに速度が表示されない(BMW対比)、高価(ランクル対比)、スカイフックに相当するサスペンション機構が無い(ランクル対比、BMWはエアサスペンション)

  支払いはリース(金融ビジネスの関係で現金は一挙に出したくない)を考えていたが、会計やヤナセと検討した結果 分割の方が安くなることが分かった(リースは別途保証費を要する)。車は会社の所有とし、個人保証で分割払いする。償却は実施か否か選択できるが、定率償却とする(初年度33%)。

 最初にヤナセに行った時は、営業マンが「(ディーゼル搭載は)安いモデルでも800万円しますよ」と言ったものだ。ランクルも500万円を超えていたが、380円ぐらいの半そでシャツで外出するもんで、場違いと見えたかのしれない。家内が、ぼろい服でベンツに乗るのはどうかとか、ベンツに乗るような身分ではないとか色々言うので、「ベンツが乗ってください」と言っているんだと答えておいた。

 私はベンツマニアではない。ベンツに次期モデルを右ハンドルにするよう直接伝え、実現してくれたことも評価したい。一つは四駆のような重量車でガソリンはナンセンスという考えが前提にあり、ディーゼルという観点で絞り込んできた。

 トヨタにやくざな店長がおらず、ランクルが5リットル8気筒ディーゼルモデルを出すのなら無条件で購入する。国産でも欲しかったら少々高くても気にならない。8気筒ディーゼルなら高価でも買う。BMW-X5ディーゼルがもう少しパンチがあり、サイズが大きければ既に購入していた。

 ベンツの新しいMは従来の安全性に加えて走りが重視され、サイズが小さい点を除けば、おおむね満足できるモデルになった。シャーシーが無く、モノコックボディーなのも四駆とは言え、別次元の車だ。背の高いスポーティーセダンと考えたほうが良い。

 革張りにする気はなかったが、上級仕様しか残っていなかった(船で日本に向かっている)ので、他のオプションとともにやや贅沢な組み合わせとなった。ベンツは急激にレベルを上げてきており、世界一と自称する車の真価を確かめてみたい。安全面で残念なのは自動ストップ機能が無いことで、次のマイナーでは付いてくるのかな。

 追加オプションとして、車内用赤外線監視カメラ、運転時テレビ(コンピューター信号変更)、高性能レーダー、この他に大型カーポート(受注生産)も発注する。しかし、冷静に考えると、私がベンツの高級車を新車で購入?ありえない。どうなったのかな。確かに凄いことが起きようとしている。

追記:以前、近所の佐藤君(サンフレッチェ)の車がカイエン(ポルシェ)と紹介した。ヤナセの営業が来た時、あれはレンジローバーですよと教えられた。ちょうど本人が帰ってきた時見たようだ。ポルシェに寄った時に聞いた話だったように思うが、忘れてしまった。いずれにしても訂正しておきます。

 

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農家の圧力に屈して日本をどぶに落とすな・TPP参加は当然

2013年02月16日 10時09分48秒 | 深刻な問題

 私はサラリーマン時代を通じて多額の税金を払ってきたが、その多くが農家への補助に使われてきた。サラリーマンの払った税金がサラリーマンのために使われるのではなく、農家や医者に使われている。こんなバカなことがまかり通ってきたのは自民党が農家を投票支援部隊として囲ってきたからだ。医者も強力な圧力団体だ。

 農業への巨額の税金バラマキを実感させられたのは、水理実験設備の見学だった。原子力発電所の温排水実験用の水理実験設備建設を担当し、見学に行った。最初に電力中央研究所を見学した。建屋と併せて20億円とかそんなものでしょうか立派な設備。

 次に農林水産省の設備を見た時は驚いた。東京ドームがいくつも入るような広大な敷地に20を超えるような水理実験設備。あまり広すぎて、自転車や車で回るという。そのうち使っているのは主に1か所、使ってもせいぜい2か所。

 農家に豪華すぎる水理実験が必要という論理が分からないが、ほとんどはパトロールして外からちょろっと異常の有無を確認するだけ。メンテ業者だけは膨大な設備の補修に追われている。農業という名前がつけば予算が出るんだ。選挙向けの典型的なバラマキだろう。

 自民党議員への選挙応援は凄いですよ。農家はきちんと候補者毎に区割りさせられていて、この地域は誰に入れるかが指示される。大阪のような大都市でも農家は管理されている。選挙ともなると、鉢巻した農家の主婦連がバスでどーんとやってくる。農家のおじさんは選挙事務所で飲んで食って大騒ぎ。

 農家の人は指示された候補者へ律儀に投票するらしい。忠誠心が強いのはそれだけ農家に金がばらまかれていおる証拠。何かあると鉢巻して国会へ押しかける。泥棒盗賊のたぐいだが、まともな神経は農家には存在しない。

 サラリーマンなら金を借りるのも手続きや金利の高さで苦労するが、農家なら次世代育成資金だったか、安い金利で簡単に借りられる。水産業なら無利子。心配なら自民党の町会議員・市会議員に電話一本でOK。サラリーマンは農家のお坊ちゃん、お嬢ちゃんのためにあくせく働く。

 農家は大半が65歳を超える老人社会。しかも兼業農家が多い。毎年同じ作業で米を作っていれば、収入が有るから競争も工夫もない。「わしが作ったコメは良い」との言い分はトヨタと一緒。自分達が食べる野菜だけは農薬を減らして安全性を保ち、売る野菜には出荷直前にもどっぷり農薬をつける。野菜についた虫がこてんと死ぬわけで、人間はどうなるの?

 私は20年以上前から農家は集約させ企業化したほうが良いと言っているのだが、そんな意見に農家は耳を貸さない。日本は農業産物の輸出大国になれる。その根拠は、日本には豊富な水と真面目な労働者と莫大な休耕田が存在するから。若者に農業企業就労の機会を作るべきだ。

 国内向けにちまちまと、余り続けて貯蔵庫に眠らす米を作るのではなく、世界に輸出する花や野菜を作るべきだ。世界と戦え、農家!!石油が暴騰してきたら、菜種を育て、日本の飛行機の燃料は全部国産化すべきだ。

 TPPに反対するのは農協からの指示もあるだろうし、農家の本能か。しかし、TPPに参加しないと日本自体が孤立化し消滅しかねない。この際、TPPで医療業界もまともな世界に改革すべきだ。

 農家がバラマキで楽をし潤って、日本が消滅したらどうなるのか?日本の社会は自浄機能が無い。甘い汁を吸い続けたい。貧乏人までが保守的で変化を嫌う。医者も喜ぶ既得権社会。

 

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第二次大戦・日本軍の初期快進撃に隠されていた驚きの事実

2013年02月14日 16時30分20秒 | 国際・政治

 イギリスの高度機密情報が60年、80年の年月を経て順次公開され、驚愕の事実が明らかになった。イギリスにとっては取り返しのつかない痛恨の極みだった。

 日露戦争開戦時は日英軍事同盟が有ったのでイギリスなどが日本の外債を引き受けてくれた。日本は資金を得て203高地を攻め落とし、バルチック艦隊も撃破できた。

 1920年代、日本はイギリスに空母などの技術情報提供や戦闘機パイロット訓練などを要請していた。イギリスでは慎重な考えも有ったが外務省や軍の一部が協力的で退役軍人などを日本に派遣することになった。日本に空母などの技術を提供しても脅威にはならないと考えられていた。そのリーダーが貴族であり将校だったウィリアム・フォーブス・センピルだった。

 

Photo_2

 アメリカによって日英軍事同盟は解消させられるが、センピルはその後も日本に対して空母や戦闘機の技術、水平爆撃方法、航空魚雷、アメリカやイギリスの軍事状況などの情報を提供し続けた。当時、イギリスの戦闘機や航空母艦の技術は世界最高峰だった。

 もし、センピルらの協力がなかったら、日本軍は短期間でアメリカやイギリスに並ぶ戦力を得ることはできなかった。

  イギリスは1920年代日本の通信暗号を解読していた。MI5(軍情報部5課)はセンピルに疑いを抱き、センピルが日本に送った手紙の写しを取得した。そのため、センピルが日本に送った通信や手紙の内容は全て分かっていた。

 また、フレディック・ジョセフ・ラトランドは日本軍パイロットの指導訓練を実施し、航空母艦の戦闘機発着、格納など運用方法の技術情報を提供した。後に日本軍のスパイとして活躍し、動画(16mm)を含む真珠湾の詳細な情報(艦船毎の映像など)を提供した。

(別の話だが、日本は軍事同盟を結んでいたドイツにも幅広く技術情報の提供を求めている。当時のドイツ人が日本から技術情報についてしつこく、繰り返し提供を懇願されたと述べている)

 イギリスのMI5はこれらの事実を掴んだ上で、起訴を検討してきたが、センピルが貴族であったこと、および情報入手法自体が秘密であったため、決めかねていた。裁判になると情報入手方法を明かす必要があり、暗号解読の事実を日本にも知られてしまう。

 

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 チャーチルがアメリカ大統領のルーズベルトと秘密会談を実施した際の内容が日本に伝えられており、その犯人は身内のセンピルかラトランドと推察された。チャーチルはセンピルのスパイ行為に対して逮捕し糾弾する手も考えたが結局、人事異動に留めた。チャーチルは自ら国家的犯罪を封じ込めた

 日本軍はシンガポールを陥落させ、真珠湾の艦船軍に決定的な打撃を与え、イギリスの戦艦プリンスオブウェールズおよびレパルスを撃沈させる。皮肉な事に真珠湾やプリンスオブウェールスを攻撃したのはセンピルが育て上げた機動部隊だったし、センピルの供給した情報が役立った。つまり、身内のセンピルのお蔭でイギリスおよびアメリカは大打撃を受けたのだった。

 例えば、センピルは小さな戦闘機に大きな爆弾を抱えて、敵艦に落とすことを教えている。プリンスオブウェールズはまさしく、そのような爆弾一発が命中したことにより撃沈したのであった。

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 特に、日本軍がマレーシアの英軍基地を攻撃した際には、真珠湾からアメリカ海軍が支援に来ると期待していたが、2日後に真珠湾攻撃が有ったため、英軍は単独の戦いを強いられた。シンガポール陥落により東南アジアにも展開していた大英帝国は力を失った。

 なおチャーチルは日本軍の通信の暗号解読から真珠湾攻撃が計画されている事をルーズベルトに連絡しているが、ルーズベルトは何ら対応策をとらなかった。アメリカが日本軍の通信を解読出来なかった訳ではない。その証拠に、真珠湾攻撃後、アメリカは日本軍の通信解読を大々的に開始している。

 日本軍が真珠湾で攻撃、破壊した戦艦はポンコツで、航空母艦は含まれていなかった。航空母艦の重要性が認識されたのは真珠湾攻撃後だから、「アメリカ軍が日本の通信を解読した上で航空母艦を退避させたことは当たらない」との説がある。然しながら、イギリス軍でも航空母艦の可能性に対する期待が高まっていた。アメリカでも同様であり、新鋭航空母艦を失いたくないとの思いが有って当然だ。

 アメリカ首脳は国民の厭戦気分とは反対に日本を叩く機会を伺っていた。出来れば日本軍から先に攻撃して欲しかった。そんな時、あまりにも期待通りに日本軍が真珠湾攻撃を計画し、実際に攻撃してきた。しかも、宣戦布告は攻撃が済んだ後だった。前にも書いたが、日本は攻撃前に宣戦布告する気は全く無かったと推測する。そんな事をすれば、真珠湾攻撃は成功しない。

 

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後の人間がどうこう言うのも何だが、およそ武士道にも反するこのような行為が、日本にとって不幸な歴史を背負い込むことになった。

 センピルは勲三等旭日中綬章を受けている。それだけ日本への貢献度が高かった。センピルは三菱から報酬を受けていたが、スパイというよりは自らの経験や知識を誇りたかったようだと言われている。ラトランドは本国に送還された後、貧困で自殺したとされているが暗殺された可能性もある。

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