宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

科学の最大の謎である生命及び宇宙について新説を愛媛大学(電気学会全国大会)で発表する事になった

2014年01月28日 11時10分48秒 | 宇宙

 今年3月18日(火)午前に愛媛大学で、生命と宇宙の新説《タイトル:ESCL(循環論理の評価システム)が推進する進化およびESCLの観点から考察した宇宙の循環性》を発表する事になった。

 タイトルだけは凄い。「生命と宇宙の謎の新説」を同時に発表するなんて事は前代未聞。誰でも聴講・質問可能で興味のある方は道後温泉の観光がてらお越し下さい。セッション:43-A1、セッション名:ロボット・バイオニクス

 物質から生命、そして人間までの進化についての仮説は今回「戦略的進化論」と名付け、新しい宇宙の仮説は「循環宇宙論(無限宇宙)」とした。(予稿集は4か所の修正が有り当日発表したい)

 従来の進化論はダーウィンの自然淘汰説の枠を出ない。自然淘汰は表面的な現象であり、白鵬が強いから勝ち残った、楽天は強かったので日本一になった・・みたいな話。

 従来説は、コアを外しているのだから進化の半分も説明できない。コアとは自己保存と環境適応、およびこれらを実現する評価システムなんだよダーウィン命ちゃん。

 そもそも生体システムは極めて複雑かつ緻密で想像を絶するほど出来過ぎている(人間の知能が到底及ばない)。宇宙物理学者の言うように「材料を集め、がらがらポンで作れる」ようなものではない。

 加えて、更に高度で複雑なシステムが偶発的にしかも完璧にできる(進化する)なんて事を主張するのは、官僚同様 頭は良いかもしれないが重要なボルトが相当抜けているとしか言いようがない。

 生命は誕生した瞬間から宇宙線や物理化学的要因による破壊環境が待っている。評価システムが存在し、損傷個所を把握し、設計図どうり修復できなければ存続すらできない。

 また生まれた瞬間から次世代(子供)を準備しなければならない。DNA変更による新たな生体システムへの移行(進化)では、自己保存性を評価し、発展方向を選択しなければ、進化どころか破壊してしまう。

 生命進化は実は究極の戦略メカニズムでもある。ESCL(循環論理の評価システム)を用いて戦略(文章表現で曖昧)を理工学的に定義できると考えている。

 戦略的進化論(ESCL)の発表は5回目。専門家には拒否されたが(議論もできない)、海外で裏付けとなる複数の論文が発表され、次第に確かなものになりつつある。今後、時間は相当かかるものの勝利は確信できる。

◆◆宇宙は初めに誕生ありきで、キリスト教的な天地創造の理念を当てはめるべく、ビッグバン説が作られた。世界の天才達(特に数学に強い物理学者)の趣味とおとぎ話を発展させたのである。

 何しろ予算が「天文学的」であることも影響してこの既得権維持には膨大な金や労力が費やされている(収入、地位、名誉は莫大)。ビッグバンに疑問を投げかけた人々は左遷され、昇進の道を閉ざされた。

 このブログではビッグバンの矛盾点に関して散々書いてきたので今さらであるが、宇宙物理学者は、ビッグバンに矛盾する観察結果が出るたびに、訳の分からん修復ロジックを継ぎ足してきた。

 例えば、宇宙(マクロ)の始まりに拘るあまり、新たに発展してきた量子力学(ミクロ)を継ぎ足し、ビッグバンでは宇宙が膨張から圧縮に向かうはずが、逆に膨張速度が加速されている事が分かると急遽ダークエネルギーを登場させる。

 私は頭が悪いので、ビッグバンで言う量子(宇宙卵)と、そこらじゅうに無限に存在する量子とどこが違うのか理解できない。

 宇宙は光速の3倍以上で膨張している(宇宙の直径は940億光年で宇宙年齢の128億年とつじつまが合わない)がアインシュタインの原理(光速を超える物は無い)に反しないと主張する。

 しっちゃかめっちゃかで、ビッグバンが如何に嘘っぽい仮説であるかが理解される。 

 そこで自らの主張と根拠を示した循環宇宙論(ビッグバンのほぼ全面否定)を今回発表する事になった。進化論と一緒にするのは無理筋でもあったが、最も重要なテーマ二つを一度に発表できるので満足している。

 このブログでは「1000年後のあなたに語りかける」と書いている。それは私の進化論と宇宙論が1000年後には認められている(現代の科学者は受け入れない)ので、未来のあなたに語り掛けるのですよという意味だ。

 

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阿部利樹容疑者逮捕・アクリフーズ農薬混入の犯行推定の当たり外れ

2014年01月27日 11時13分44秒 | 社会・経済

 ピザ、コロッケの冷凍食品と聞くと生産ラインを収めてきた元メーカー責任者として大変懐かしい。おまけにアクリフーズのある大泉町に30回ぐらい通った。冷凍食品が増加したのは冷凍技術の進歩と安全性(菌が少ない)である。

 警察&マスコミは一貫して農薬混入場所を包装工程としていたが、このブログで否定してきた。包装工程は女性パートさんが大勢作業している。人数が多いのは自動機械のトレーへの詰め込みが完全ではないためだ。目視し手で詰め直す。

 アクリフーズの工場長は包装工程の作業員(男は飽きるから出来ない)を一人でも減らしたいからぎりぎりの人数で作業の余裕が無い。私もA社から呼ばれてはどうして機械で完全にトレー詰め出来ないのか叱られていた。頭を下げるしかない。

 B社ではコロッケのトレー詰めをチェックする画像システムを設置した。きちんとトレー詰めできていない場合にベルトコンベアー上のトレーをアームではじいてライン外に出す。

 当初、洗浄などの水系統(監視が甘い)からの農薬注入の可能性を書いたが、コロッケの皮の部分の農薬が濃い(一様な混入ではない)との報道で、次に可能性の高い生地製造工程を疑った。

 前も書いたが生地製造は混ぜ工程で農薬を混入しやすい。大きいボールだと直径2mぐらいあるのかな。金属羽根やスクレーパーを回転させてメリケン粉、水、卵など材料を混ぜるがセットしてしまえば自動なので作業員はつかない。

 通りすがりに誰にも気づかれずにポンと投入し、知らん顔で立ち去れる。生地混ぜ工程が疑われるのは、①監視作業員がいない場合が多い、②投入が容易、③農薬がすぐ混ざるので投入跡が消える・・である。

 各製造ラインは完全に独立しているわけではない。例えば生地製造の装置は共通だったりする。材料や生地の移動とか、装置の場所変更とかは男性社員が担当していた。

 管理者も担当社員も男性で、同じ色の作業服で顔も半分隠れているので、男性が工場内を行き来する事に違和感はない。女性はほぼパートさんで、作業場所以外を歩いている姿を見たことが無いし、歩いていれば目立つ。

 そこで男性社員と書いた(契約社員だったらしいが)。農薬持ち込みに関しては、その気になればできたのではないか。男性社員は単独行動が可能で、農薬ビンを隠しながら監視カメラ(昔は無かった)に映らないよう工夫できるか。

 農薬の臭いが余程強烈で独特のものでなければ、工場内は塩素や材料の臭いが有り、分かりにくい。作業員の靴の裏に農薬がついていた件に関しては、あわててどこかでこぼしたのかな。

 報道によると製品の裏の記号で生産日時が分かるらしくて、アクリフーズの300人から犯人が絞り込まれたようだ。マルハニチロとアクリフーズの社長二人が引責辞任したので阿部利樹容疑者?の恨みは果たせたのかもしれないが恐ろしい事件だ。

 中国に対して毒入りフーズの事を言いにくい状況となった。ただし、日本にいる中国人が中国の食品はどれも危険と言っているので、日本と中国では全体的な信頼性が全く異なる事だけは確かだ。

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日経先物暴落!!アベノミクス失敗⇒消費税増税撤廃とならないために政府も日銀も金融筋も緊急手段を講じる

2014年01月24日 21時54分11秒 | 株式

 驚くことに、日経先物が24日(20時30分)暴落となっている。27日月曜日以降の日経平均もこの流れを引きずって暴落となりそうな気配。

 昨年10月7日に書いたように、「日本株暴落⇒アメリカの利益⇒アベノミクス失敗⇒消費税増税の撤回」の可能性が現実のものになってきた。

 政府、日銀、証券会社、金融筋はここで緊急に打てる手は全てじゃんじゃん、迅速に打たなければならない。いつやるか?それは今しかない。手遅れになる前に。

 これまで懸念されること、やるべきことはブログに書いてきたし、それ以上に直接、提案申し上げてきた。

 ま、暴落の原因については専門家が色々仰って、それは全て正しいのでしょう。ただし、経済専門家の予想が当たった事が有りましたか?日経平均3万円とか予想してなかったですか?

 日本最高にして最大のシンクタンクと自称してきた財務省(旧大蔵省)のスーパー・ウルトラ・エリート集団が実質的にリードしてきて、この20年の日本経済はどうなりましたか?と聞きたい。

 私の予想?12月27日の本ブログで、安倍首相の靖国神社参拝を懸念し、タイトルに「・・株価先行き不透明化」と書いていますよ。

 私が注目したのは安倍首相が2日間で①ダボス会議で演説した後に株価急落、②国会の施政方針演説した後に株価並び株価を先導する日経先物が急落(両方で暴落)している点。

 12月26日の靖国参拝後に株価が上昇し、夜、安倍首相が乾杯したとの報道にヒントを得た意思表示とも見える。誰の意志?アメリカのトレードや金融の関係者。民主党支持者が多く日本の株価を動かせるグループだ。

  何度も書くがアメリカが為替や日本の株価を決定していることを前提として、今回の暴落が何なのかはよくよく考えるべきでしょう。

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ベンツML350Bluetecで2万キロ走破 パワフル&高級車のテイスト

2014年01月23日 17時13分51秒 | 

 2013年はベンツが大きく変貌した記念すべき年だった。そのスタートを切ったのがML350Bluetecだった。前年の東京モーターショウでベンツMを見た時は左ハンドルで、従来のエンジン、特に輝くものも無かった。

 ところが、2013年春に登場したML350Bluetecは右ハンドルになり、パワーアップされ、俊敏な走りに変貌した。しかも、静粛。同乗する人はディーゼル車と気付かない。

 以前のディーゼルはアクセルを踏み込んでも  もたつき、レスポンスが無かった。ところが、新モデルではガソリンエンジンにも勝る目の覚めるような加速が可能となり全く異なる車になったのだ。

 何度もレポートしたが、加速(特に中速以上)では国産のガソリンターボより速い。ライバルと呼べるのはレーシングカーや海外のモンスターなど。初速では流石にレーシングカーやモンスターの吹き上がりの方が速い感じ。

 横浜港に向けて輸送中だった本革仕様のML350Bluetecをオーダーし、カーポートの工事に合わせて2013年3月15日に納車。国産車と異なる操作系に戸惑いながら、パワーや走りを堪能してきた。

 1月に入り、デジタルメーターは2万キロを超えた。毎月2千キロ走行した計算だ。印象は強大なトルク(63.2kgm)が作り出す中速からの圧倒的加速感、高級車であることを感じさせるフィーリングとテイストだ。

 これまでランクル80、100とディーゼル車を乗り継いできた。80は6気筒でディーゼル車の中ではましだったが、振動をもろに感じることが有った。100を購入した時には静粛性に感動した。しかし、ディーゼルフィーリングには変わりなかった。

 ランクル100も24万キロも走ると音も振動も新車時との差を感じた。それでもエンジンはタフだったね。全くへたらない。ランクルは直進高速では滑るように走るが小さいカーブは非常に弱い。回転半径は6mで小回りはダメ。目線の高いのは楽だった。

 ベンツML350Bluetecはエンジンの種類がどうこうと言うより、四駆の高級車と考えたほうが良い。ただ、Eクラスのようにセダンでこのエンジンを積んだ場合は僅かな音(3リッターのツインカムターボの音に近い)だが気になるかもしれない。

 2万キロ点検(無料)で同じモデルの代車(2013年秋輸入、4千キロ走行)に乗り、比較したが、音や振動において差は感じられなかった。これが、4万キロ、6万キロでどうなるかは気になるところ。

 強いて差を指摘すれば、寒い朝スタート時に私のMLの方が音と振動がやや大きい。エンジンが温まってくると差はなくなる。逆に低速からの加速は私のMLの方がスムーズに感じる。従って気分が良い。

 新しいMLではドアミラーに警告用の小さな三角表示(一端が2cmぐらい?)が付いた。普段は普通のミラーだが、後方から車が近づくとドアミラーの中央右端に黄色の三角が現れる。更に近づくと三角が赤になる。

 これは車線変更に対する警告で、赤が出た側の車線に変更するのは危険と知らせる。私は後方の道路状況も把握しているが、予想外の場所から車が急加速して近づき死角にいる場合に気付かないケースが有る。

 更に後続車が接近すると警告音も出るし、助かる。アラウンドモニターも付いたがバックモニターと画面を分けるので小さく見づらい。モニターを大きくする必要あり。

 ドイツでは60%以上がディーゼル車だ。従って、日本のディーゼル車の位置づけ(ディーゼルだから多少うるさくて振動が有るのは当たり前)とドイツの位置づけ(高級車もそれ以外もディーゼル)とは異なる。

 ハンドル右についた電子ミッションレバーは指で軽く動き、ミスしても計算機が適切に判断してくれる。オートクルージングはワンタッチで210km/hまでセット可能。停止時に、更にブレーキを軽く踏むと車がブレーキ状態を保つ。

 オートワイパー、オートライト(ライト角度が上下)、直進性が良く、カーブも強い。ただ、ちょっとした凹凸も普通の車並に拾う。ワンタッチエンジンスタート。タイヤ圧や部品の異常、燃費など様々な情報がモニターで確認できる。

 音響は特筆すべきもので、どこから音が出ているか深みが有り最初の搭乗者は驚く。ベンツの安全性は表に出ないながら、最高の売りだろう。保険だと思えばベンツは安い。弱点はナビ。早く改善してくれ。

 3年間のサービスは無料でバッテリーとタイヤ以外の消耗品は交換してくれる。一度、部品異常のシグナルが出たが故障ではなかった。現在のところノントラブル。

 今後も、ドイツがプレゼントしてくれた、素晴らしい省エネの高級四駆を楽しみたい。

 

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アメリカは安倍首相が今後も靖国に参拝する事を恐れている アメリカ軍事戦略への影響

2014年01月22日 11時10分16秒 | アベノミクス

 今年に入ってからの株価の低迷を見ても安倍首相の靖国神社参拝の影響が明確に出ている。また、来年も安倍首相が靖国に参拝するのではないかとの恐れが有り、今一つアベノミクスに協力し辛い。

 何故なら、日本と中国、および韓国の対立から火花が散り、あるいは中国と韓国の結束が高まり、アメリカの軍事戦略に狂いが生じ始めるからだ。アメリカは水面下では相当中国や韓国に日本との対立を避けるよう働きかけてきた。

 韓国は将来中国がアメリカを凌ぐ軍事大国になることを十分予想して、アメリカとの同盟は維持しつつも中国にググッと重心を寄せている。中国は韓国を引き寄せ、日米をけん制している。

 中国は安倍首相の靖国参拝を引き合いに出し、ソチオリンピックで日中の首脳が会談する事を否定した。アメリカの懸命の努力も、部分的にはガラス細工のように一瞬にして壊れた。

 もし、日本と中国の間で衝突が起きれば、アメリカも争いに巻き込まれる。日本が攻撃されアメリカが助けに入らなかったら日本では急激にアメリカに対する不信感が強まる。日本が日米同盟破棄と軍事力強化に向けて走り出さないとも限らない。

 オバマ大統領は極端に中国との衝突や戦争を恐れている。何をすれば安倍首相が靖国参拝をやめるか考えている。その一つが4月のオバマ大統領訪日日数の短縮だろう。通常このようなことはあり得ない。

 日本では日数が減ったため、国賓扱いが出来なくなった。その上で、オバマ大統領は朴槿恵(パク・クネ)大統領の要請を受け韓国の滞在日数を増やす可能性が有る。水面下では相当の駆け引きが行われているに違いない。

 キャロライン・ケネディー大使はツイッターで「米国政府はイルカの追い込み漁に反対します。イルカが殺される追い込み漁の非人道性について深く懸念しています」と書いた。これもアメリカ側の変化球だろう。キャロライン・ケネディーをないがしろにしている事への対応でもある。

 私は靖国参拝で驚き、すぐさま安倍首相に懸念を表明する文書を送った。論理的にも戦略的にもあらゆる方向から判断してまずい。ブログで書いた回数より遥かに多く送り続けた。

 読むか読まないかは私のあずかり知らぬこと。やるべきと思うことをやる。安倍首相、あるいはスタッフは読みたくも無いだろうが。

 アメリカの声明は「失望したと」とありかなり厳しい。しかも2回もメッセイジガ出された。この異常さ、アメリカの思いを安倍首相が気付かず、再び靖国に参拝すると大変なことになる。

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中国は必ず尖閣諸島だけでなく日本全土を獲りに来る 日本の中国侵略への倍返し

2014年01月21日 14時32分53秒 | 深刻な問題

 中国は旧ソ連で未完成であった航空母艦ヴァリャーグを入手し、完成させ遼寧(りょうねい)と名づけた。満載:67,500t 、全長 305.0m で67機を搭載できる。これに続き、自前の2隻目を建造中。将来は4隻の空母を持つ計画。

 併せて、中国は月に軍事目的の基地を建設し、アメリカなどに対して圧倒的な軍事優位を狙っているとも噂されている。アメリカは中国の宇宙開発を懸念しており、NASAが機密情報漏えい防止のため中国籍の研究者の会議出席を禁止した。

 私はかつて電気学会で人工衛星上の軌道に宇宙工場を建設すべきと発表した。無尽蔵の光を利用した発電、無重力を利用した特殊合金や高性能薬を製造するが、同時に地球近傍の宇宙に基地を持つ事は軍事的にも極めて有利になる。

 中国は戦略的でしたたかで、かつて日本がアメリカと戦うことになった背景に、中国がアメリカを誘導したとの説が有る。アメリカは正義感強く、お人好しで騙されやすい。中国はまた世界の工場を日本から中国へ移すべくアメリカを口先で動かした。

 共産党の一党支配で自由選挙の無い中国を世界の工場にしたことはアメリカだけでなく世界にとって、取り返しのつかない失敗だった。当時、キッシンジャー博士らは経済成長した中国が自由主義世界に転換すると楽観視していたのだった。

 中国のしたたかさは半端じゃない。100年単位で過去にやられたことを倍返しする。そのため、がむしゃらに経済成長を驀進させた。2013年度の中国の経済成長率は7.7%、片やアメリカは1.56%。いつの日か中国がアメリカを追い抜くことは明らかだ。

 まずは1996年の台湾危機の際アメリカが空母2隻を台湾海峡に急行させて威圧したお返しだ。中国近海にアメリカ空母が接近すると複数の空母で挟み撃ちにし、撤退させる。アメリカのアジア方面での軍事展開は著しく制約されるようになる。

 次に中国を侵略した日本を逆に侵略し支配する事である。中国は早晩軍事力でアメリカに肩を並べあるいは追い抜き尖閣諸島を獲りに来る。尖閣諸島の占領で九州や本州への侵攻が現実化する。

 軍事力を行使しないでも巨大化した経済力で、次々、世界企業を買収する手が有る。トヨタなども将来、中国マネーが買い占めるかもしれない。未来の日本人は中国が買い占めた企業で働くようになるかもしれない。

 中国の悪魔帝国実現を阻止する手は、大きく三つある。一つは経済成長を鈍化させるため投資や貿易を制限する事、二つ目は中国国民を目覚めさせ自由投票の選挙制度を導入させる。

 三つめは日本に戦略的な経済発展手法を確立し成長率で中国と同等、もしくは上回ることだ。いつの日かこれらを実現させないと悪魔帝国は地球を飲み込む。

 

 

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韓国は中国への点数稼ぎで慰安婦問題に力を入れる

2014年01月19日 15時58分16秒 | 国際・政治

 我が社は中国企業、韓国企業と契約を交わし、ビジネスを試みてきた。中国企業の中には比較的真面目な経営者もいるが、最も真面目な社長でさえ相当の違和感が有る。1時間前に約束した事が簡単に覆される。中国人に聞くと前の事に拘らず、新しい話題についてゆくしかないと言う。

 つまり、日本側に金が有るか、ノウハウを持つか、優位な場合でやっと対等になれるかどうか。中国企業も中国人もまともには付き合えない。

 韓国は日本と中国の中間ぐらいか。何とか許容範囲ではあるが、バックグラウンドの差は常々感じる。経営者はせっかちで、兎に角、自己中心、手前勝手で強引で雑で早急な利益を求める。

 だから、韓国国内で成功した韓国企業がその感覚で日本に来ると悉く失敗している。実はアメリカでも失敗しているのである。

 私は韓国人に対して、あえて竹島の問題などは話題にしない事にしている。普段は温和な人でも、ホットになる危険性を感じるのだ。以前聞いたところ、韓国人の80%は日本嫌いだった。今なら90%か。

 韓国は2010年ぐらいから日本を見限り始めたと感じる。理由は色々有って、大きいのは中国が経済で日本を追い抜いた事。韓国は規模が小さく、資源が有るわけでもなく、北朝鮮との合体どころか、常に北朝鮮からの核の脅威にさらされている。

 更に言えば、中国が軍事力でアメリカを凌駕する事は時間の問題のように思えた。前の李明博大統領下では、アメリカの凋落も深刻に捉えられた。我が社と協力関係にあった企業は殆どが李一族で李明博大統領とは近い筋だった。

 次に、サムソン電子から見て、日本企業から吸収、もしくは盗むノウハウが無くなってきた。パナソニック、ソニー、シャープ、東芝、日立から安価なヘッドハンティングや現金でノウハウを吸収しつくしたのだ。

 日本人および日本企業の優秀性・有能性の濃淡は非常にはっきりしている。製造現場は極めて優秀で、世代交代で劣化してきた現在でも世界一。ところが経営陣が世界最悪。従って、製造現場が築いた世界一のノウハウが世界最悪の経営陣のお蔭で流出し続ける。

 日本企業トップの間抜けぶりは超ど級で、機密情報流出が分かっていながら手を打たず、利用され続け、世界一の韓国電気系企業の育成に貢献し、自らを水面下に沈めてきた。

 日本を利用し、莫大な利益を享受した国は①アメリカ、②中国、③韓国の順であり、韓国は日本のノウハウ取得で利益をあげた。アメリカは株式市場、ビジネス現場から巨額の資金を得、中国は中国に進出した日本企業から資金、工場、ノウハウなどをタダ取りしてきた。

 最後に、日本政府の間抜けぶりや戦略の無さが、韓国をして日本が将来性の無い国と判断させるに至ったのである。日本ではTPPやFTAが進まず世界から取り残されると考えられていた。アベノミクスでTPP参加が進み韓国は慌てている。

 韓国はアメリカとの同盟を維持しつつ、中国をアジアのリーダーと認めその傘下に入るべく舵を切ってきた。日本は衰退するのみ、対立しても日本は間抜けだから影響は少ないと考えた。

 元々、韓国では国内の問題や不満をガス抜きするために、攻撃するターゲットを求める傾向が有ったが、中国がのし上がり、日本が落ち込むことにより、日本は格好のターゲットになった。中国の傘下に入るべく、中国との関係強化を図った。

 日本には絶対に気付かれない秘密の話が相当中国と韓国の間で交わされたことであろう。慰安婦問題は飛び切り、世界に訴えやすく、理解を得やすく、日本にとって対応の難しい問題だ。

 アメリカに慰安婦の銅像を1体建てる毎に、韓国は中国からの評価を十万ポイント、百万ポイントも稼ぐのであろう。アメリカはこの事(中韓関係)を神経質に警戒している。安倍首相の靖国参拝は韓国のこうした不合理な動きを促進する事になった。

 日本で右翼やタカ派が活躍し、中国を刺激し、あるいは飛び跳ねて勇ましく語る間は、日本の発展が阻害される。中身は右翼でもタカ派でも良い。表面は真面目で抑制された優等生を装うことだ。

 経済成長すればそれだけ軍事力を増強でき、中国に対抗できる。何よりアメリカの 協力を得ることが出来るのだ。決して忘れてはならないのは、アメリカが為替を制御し、日経平均を制御している事だ。

 アメリカの力でも日本の社会や政治を動かすことは容易ではない。しかし、日本経済は容易にコントロールできる。株は麻生漫画親父の言うように上がったり下がったりしている訳ではない。アメリカが自国利益のために為替や日本株を上げ下げしている。

 現状ではアメリカは日本を信用せず、経済発展も限定的だ。今は叩きすぎた状況を反省し(中国とのアンバランスがひどくなった)、日本の発展を少し許しているだけである。アベノミクスが予想外に成功した場合は必ずブレーキをかける。

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◆国債2000兆円へまっしぐら◆やっぱり舛添氏か◆農薬注入は衣材料の混ぜ工程◆日本の未来を破壊し続け

2014年01月13日 10時58分17秒 | 思考空間

◆アベノミクスも官僚頼りの状態では、税金の配分方法を変えるぐらいの発想しかできない。今は株価の間接的な買い支えで上昇しており暴落の可能性も有る。官僚の評価は政治家や財務省を騙してどれだけ予算を獲れるかだし、金を使うのは官僚の本能。

 多額の税金を使った結果 何が成果として得られたか、目的を満たしたかは問われない。いかに多くの税金をぶんどってくることこそが目的。予算に見合った部下も付くから、ますます税金を無駄に使う。これこそが官僚。ゼネコンに金をばら撒き選挙に勝ちたい議員ともベクトルが合う。

 国の借金は1,000兆円を突破するが、これで終わるわけがない。官僚は2,000兆円を達成すべく色々策略をめぐらせる。都合の良い事に今後地球温暖化で災害は強大化するし、老人が増えるし、経済には常にテコ入れが必要。

◆東京都知事選で細川氏が小泉元首相の支援を受け、反原発を掲げて立候補するらしい。そう言えば、細川氏は小沢氏に担がれて首相になり、短期間で政権を放り出した人でしたね。小泉氏が立候補したらその瞬間に当確が打たれると言われるぐらいの強力な助っ人ですが、何しろ小泉氏本人ではないですからね。

 舛添氏は私と同い年のSP(スーパージェネレーション)。輝くような派手さも無いし、特別人気が高い訳でもないが、手堅いし、学者であり常識を持ち、穏やかな語り口は消去法から選択されそう。

◆マルハニチロのアクリフーズの農薬問題。警察は包装工程での農薬注入に的を絞っているらしい。これは論理的に考え難い。何故なら被害件数が膨大過ぎて、とてもじゃないが、作業員全員がぐるになり、肝心な作業を停止し農薬注入しないとできない。

 私は味の素、加ト吉、日ハム、明治乳業、ヤヨイフーズさんには生産ラインなどを開発して収めた。ニチロさんにも営業に行ったがニチロさんからは受注していない。 アクリフーズは元の味の素冷凍食品関東工場さんと同じ食品工業団地の中だったのでしょうね。大泉には数十回お邪魔した。

 最初は水系統かと思い書いた。しかし衣に農薬が集中しているので却下される。ぱっと連想できるのは、その時も書いたが、衣生地を作るための混ぜ工程だ。直径1mぐらいのボウルでメリケン粉と水などを混ぜる機械が有り、数十分はこねこね混ぜている。

 人がついていないので、パートではなく、男性社員が通りすがりに農薬を放り込む。一瞬の事で気付きにくい。監視カメラも無いからばれにくい。

◆某国立大学の客員教授として3年間務めた。大学の状況を見るにつけ日本には未来が感じられなかった。入学時は定員割れを防ぐため、多少レベルの低い生徒を採用しても仕方ない。問題は、進級と卒業で、条件を満たさなくてもパスさせている。

 トコロテンと言われれば、トコロテンだ。名前を書いただけでも合格の学科も有るのではないかな。授業なんて、教師が黒板に向かってチョークで書いているが、学生は見ないし聞いていないし、メールを送るのに忙しい。寝ていても誰も起こさない。

 私は授業は受け持たなかった。教師の立場では、最近教室が静かになってやり易くなった。以前は学生の会話で教師の声も届かなかった。

◆青色ダイオードで有名になった中村教授によるとアメリカでは学生の半分が落第する。下手な授業をやっていると学生から文句を言われる。教授も必死。教授は軍や企業から1億円以上の金を集められないと退任になる。設備が購入できず研究室の学生にお金を払えなくなるから。

 アメリカは金持ちになる為、大学に行くという目的が明確になっている。工学論文でも経済効果を書くのが常識。

 私は、国民と世界(とりわけアメリカ)が共有する国家ビジョンを作り、その国家ビジョンを実現する人材育成大学に改革すべきと考える。大学間の単位を共有し、学生の成績評価には複数の大学が加わる。

 教師と学生、学生同士が議論し、相手を打ち負かし、アカデミックな世界で激しいバトルを繰り広げ、一定のレベルに達した学生が卒業できる。

 体力、スピーチ、論理構成、実課題の解決、現代史の考察(文系)、経営分析(共通)、最新技術の専門知識(理工)、実験重視と分析力(理工)、卒論は創造力重視・・・日本が変わると思いませんか?

◆安倍首相が何故役国神社参拝にこだわるのか。ある人の説によると安倍首相を支える山口では闇世界とのただならぬ関係にあるという。それは岸、佐藤と脈々と続いているのだそうだ。

 この世界では先の大戦は侵略ではなく正当な戦いなのだ。だから、A級戦犯は戦犯ではなく英雄であり優れた指導なのだ。昭和天皇が参拝しなかった点についてはどのように考えるか聞きたいところ。

 安倍首相の参拝によって日本国民は多大な損害を受けることになるのだが、この問題をかたずけるには分祀が最も合理的である。ところが神社の世界では分祀はあり得ないらしい。

 そこで、靖国で先の大戦を激しく正当化し、中国がミサイルで靖国神社を爆破するように仕向けるのが良い。中国の靖国神社爆破で自衛隊はどうするかが問われる。アメリカ軍は自衛隊が動かないなら動けないと言う。

 日米両国がどうすべきか緊急の交渉が頻繁に実施され、日米軍の共同攻撃で中国自慢の空母遼寧(りょうねい)を撃沈させるかな?しかし、これじゃ全面戦争になる。尖閣の日本海域に侵入する中国艦船の日米共同捕獲などが穏便だろう。

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日本人のメンタリティー 鎖国で培われたDNA

2014年01月10日 13時29分34秒 | 思考空間

 古代から日本海という強固なバリアが、島で構成する小さすぎないエリアをガードをし、日本人の文化や精神構造を形作ってきたのは間違いない。バリアは強敵を跳ね返し、海外からの文化、芸術、技術などのハイパスフィルター(レベルの高いものが日本に送られる)となった。

 バリア(嵐、遭難、渡航時間)により日本に運ぶ対象は限定された。海外から伝来する優れた文化、芸術、技術を巧みに取り入れ、アレンジ、熟成する仕組みなったことは自然の成り行き。日本は世界中で開発された技術を完成させ、更に高いレベルに持ち上げてきた。

 江戸時代までの日本人は恵まれた環境で、豊かな精神構造、おおらか、余裕のある笑いが有った。江戸時代以前の日本人は歌舞伎で見ることが出来る。動きはゆっくり、まるでスロー画面を見ているよう。ゆったり笑いおおらかそのもの。

 江戸時代から、突然、歴史的断層が出来、窮屈で周りを見ながら立ち位置を決め、笑いもこらえはじめた。江戸時代以降、つい最近まで日本人は笑うことを我慢し、周りが笑うのを見て安心して笑っていた。

 徳川家康は確かに天才で、徳川家の繁栄と存続だけのため、食糧生産の担い手で同時に潜在兵士である農民を徹底的に締め上げ、大名でさえ過酷に抑圧してきた。幕藩体制はいわば徳川家維持繁栄システムだった。

 鎖国で海外との交流を絶ったことは日本をガラパゴス化してしまったね。グローバルではなくなったが、日本にしか見られない独自の精神構造、文化を創り上げた。

 大雑把に日本人を表す言葉は、忍耐強さ、職人気質、マニアック、ミクロ、器用、几帳面、真面目、大人しい、クール、新しいもの好き、忘れ易い、基本は保守的、女性的、曖昧、同調、集団暴走、助け合い、平均的、非個性、非論理、非宗教、気分・気持重視、きれいごと、罪悪感なき嘘つき、勇気に欠ける、判断が遅い、役所感覚。

 前にも書いたが、封建制度と名称を使いながら、日本とヨーロッパでは全く異質のものだ。ヨーロッパでは君主と部下は契約で結ばれていた。君主と言えども契約に反すると罰則が有りルールが守られた。

 日本の場合は絶対的な精神的従属であり、殿様が家臣に切腹を命じたら理由に拘らず、見事切腹して果て、家を守らなければならなかった。上に精神的に従属する事をモラルとしていた。北朝鮮の支配体制に似ている。

 織田、豊臣、徳川の権力構造を見ても分かるように、日本ではこの地域の相対的優位が絶対的支配になった。大陸ではいつ強敵が現れ、滅ぼされるか分からない。徳川家は鎖国を敷いて徳川の絶対支配を保った。

 現代の官僚は武士組織が移行したものだが、これも武士と官僚ではまるで異なる。武士に有って官僚に無いもの、それは切腹だ。切腹どころか官僚は一切の責任を取らず、完璧な嘘つき。これが日本の発展を大きく阻むガンだ。

 家康は生かさず殺さずと全人口の85%の農民をぎりぎりまで絞り上げた。飢餓で多くの命が失われた。文字どうり農民にとって毎日が生きるか死ぬかの戦いだったから、余裕も、おおらかさも、笑いも失われてゆく。

 武士も決して楽な生活ではなかった。参勤交代は大名やその配下の武士の生活を困窮させた。その困窮こそが家康の狙いだった。また、全国に隠密を送り、勝手に城の瓦を取り換えただの言いがかりをつけては、外様大名を叩き、取り潰した。

 終戦後に生まれた世代は人数が多かったためにどこでも激しい競争にさらされ、食べるものがない貧しい生活だったが、たくましかった。貧しい中で夢が有った。

 ところが、現代の若者は恵まれているのに夢が感じられない。就職が難しく、収入少なく、将来が見えないせいかもしれない。バイタリティーが無く、ひ弱で、ズバリ、日本人は確実に劣化している。

 一方で、イチロー、松井、ダルビッシュ、本田、長友などの一流選手が世界的で活躍する。この落差は何なのだろうか。一つは、戦後生まれ(食べること自体が大変だった)に比して、圧倒的にチャンスに恵まれている。幼い時からの訓練が効果を上げているのだろう。

 こころ自治会の役員会で若い世代と会う機会が有って、気付いたのは、今の若い世代は現状に問題が有ってもそのまま受け入れてしまうし、現状維持が正しいとする判断や行動には驚いてしまった。

 その時の雰囲気(空気?)、全体の風向き、気持ちなどで判断してしまう。論理も議論も無い。顔の無い無味乾燥さが有る。そのくせ、服装や生活スタイルや車では独自性を主張したい。

 少し、飛び跳ねていた戦後生まれ世代が大量に卒業してゆく中で、若い世代に目立ってきてのは、昔の日本人が帰ってきた印象だ。コンプレックスが強く、意見を明確にせず、目立たず、何かするときは単独ではなく数をバックにする。

 全体的に見た日本人の特性は、お互い協力しながら、真面目に努力する。職人的な分野や方法が強く、新しいものを好みながらも、実は良くも悪くも保守的。目立たず、全体の真ん中あたりにいる事で安心する。

 業務はきちんとこなすが、常識の範囲を出ず、独創性に欠け、ともすればお役所的になりがち。対人的に弱く営業や新分野が苦手。優れたリーダーを望みながらも、実際には芽を摘んでしまう。

 地位に敬意を払うが、実際に実力が有るかどうか、どのようにして地位を築いたかには興味が無い。また、日本では地位の高い者の責任が薄いため、方法を問わず兎に角高い地位を安直に取ろうとする。

 地位が上がると素直さや親切さが失われ、傲慢で横着になり人間が変わってしまう。しかも、周りがそれを受け入れる。

 日本社会では戦後、一応契約を結ぶ商習慣が出来てきたが、契約は形だけであったり、あるいは大企業が個人を縛るための一方的な内容である場合が多い。契約の概念、習慣が根付かない。

 バブルはノウハウのキャッチアップ、円安、土地価格の高騰などが重なり、戦略なき発展となったがために、質的向上を伴わないスケールアップで発展してきた。そこで誕生した既得権亡者たちは既得権を強力に維持する。

 日本は至る所問題だらけだが、誰も勇気を出して、直そうとしない。勇気はしばしば、災いとなる。沈みゆく日本をただただ眺めるしかなかったのだ。遅かったアベノミクスがどの程度効果を生むかは分からない。

 日本を救うには二つの方法が有る。一つは超円安。1998年ごろから国家戦略の最重要ツールは経済で、経済戦略の要は為替と考えてきた。残り一つは大学の改革。

 アメリカが強くなりすぎた日本を叩くための手段として円高を進めてきた。日本から中国に世界の工場を移した。しかし、日本の製造業は赤字に耐えて、事業を継続してきた。中小企業の70%が赤字でも耐えている。

 もし、為替が110円を超える円安になれば、全国の製造業が復活してくる。職人気質の日本人の良さが生かされてくる。

 日本に未来が感じられないのは発展に結びつかない教育にあった。取り分け、教育のすべてが集約される大学だ。教授など教える側が一方的にのたまい、それを盲目的に受け入れるような授業では変化の早いグローバルな社会では対応できない。

 教授対学生の激しい議論やバトル、リーダシップの育成、実践重視で実ビジネスの課題を用いた解決の訓練などに変更し、卒業条件は質を問うべきだ。

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日本政府並びに官僚には戦略性皆無 日本企業の戦略性も甚だ疑問

2014年01月08日 13時37分15秒 | 思考空間

 生物は戦略的に進化したとする電気学会の全国大会原稿を平成15年から出してきて、今回が5回目になる。最初は空想の域を出なかった。しかし、世界中で出される生物研究論論文の中に私の仮説を証明する内容が出始めた。

 進化の定説はまだダーウィンの自然淘汰説がベースで、研究者もそれを固く信じている。突然変異で新たな種が誕生し、強いものが勝ち残ると言う、夢物語だ。

 最初の生命体誕生に至っては、必要な材料を集めがらがらポンすると、極めて稀な確率で出来るらしい。ところが、生きた細胞を作る研究でさえ、世界中で少なくとも50年ぐらいは継続されているが実現していない。

 頭のおかしい人達に何を言っても無駄だが、生物学者たちは信じて疑わない。議論もできない。しかし、ど素人の私の仮説は、先が長いものの確実に証明に向かっている。

 もっとも単純な細胞生物であれ、システムは極めて複雑であり、ち密であり、完成度が高い。とても人間の力で末端の細部まで完全に分析出るものではない。システムを書き出してゆくと、人間の作った大システムよりよほど大きいことに気付くのだ。

 詰まり、肉眼で辛うじて見えるような小さな生体システムが実に膨大なメカニズムを持っているのである。だから生体システムは巨大であると言える。

 この巨大で複雑で隅々までち密なシステムが偶然を重ねてゆきながら、進化すると考える天才たちの頭はどうなっているのかね。

 さて、前置きが長くなったが、私の仮説:ESCL(循環論理の評価システム)が物質から生命体へ、人間へと進化させたとする、生物の戦略的進化仮説から言える戦略性の基本の基本は①情報の幅広い収集と分析、②事実の徹底的解明、③正しい評価である。

 この基本3アイテムに関して、政府並びに官僚は、②と③を全く満たせていない。官僚とは嘘つき作文集団で、政治家や財務省を騙して予算を獲得する事が大目的。予算額が実績となり、後は金をばら撒き使い果たす。結果も責任も一切問われない。

 国民には官僚のいかさま極楽の情報は伝わらない。1,000兆円の大借金は目標達成まじか、2,000兆円の大借金に向けてまっしぐらに快進撃!!この暴走列車は止まりませんよ。

 日本企業は電気メーカーの惨敗ぶりを見れば、如何に戦略性が無いか明白。日立、ソニー、東芝、三菱、シャープなど日本のトップ企業全部を集めても、到底サムソン電子1社には敵わない。

 日本メーカーは文字通り、造ることが命で、ビジネスになっていない。自己満足で自分だけ興奮している。経営音痴で営業の何たるやを知らない。

 既に日本企業の電気系ノウハウはサムソン電子に吸い尽くされているが、化学・金属なども狙われている。

 日本企業の最大の弱点は営業であり、営業的センスが無く、当然販売力が弱いし、それ以上に具体的なニーズを汲み上げて、製品開発し、新しい商品を販売するためのシステムをプロモートする力に欠ける。何事につけても判断が遅い事も致命的。

 優れている点は、技術をキャッチアップし、更に完成させてゆく力で、世界中で荒削りに開発した商品は日本で完成度を高め、極みに至る。この技術は、しかし、サムソン電子に悉く持ってゆかれる。

 笑えるのは企業の提案制度。工場などの現場では提案制度が充実しており、優れた改善案は報奨金も出るし、壁に名前が貼りだされる。しかし、こと経営に関した提案は受け付けられない。本社の担当は自分が出来ていない事を認めることになるので却下する。

 実は、企業の現場は改善尽して改善の余地が少ない。最も、改善が必要なのは本社のあほどもであるし、それ以上に能天気な社長などトップの経営陣であることは明白だ。

 電力会社のトップは元々世の中の事をほとんど知らないからともっとひどい。下手に理念を持ち、ビジネスの事を知っていたら早い段階で潰されている。脳みそにカビが生えている。

 アベノミクスで為替が1ドル105円付近になってきた。日本の製造業がジワリと復活しつつあるが、製造業の復活はまた、円高の要因であり、日本企業がビジネス戦略を持たない限り、元の木阿弥になりかねない。

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