宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

優秀民族でありながら戦略性を欠き取り残されてきた日本の課題

2013年09月29日 16時21分53秒 | 社会・経済

 「日本の意識構造」とか、「失敗の本質」とか、「満州事変(政策の形成過程)」など先の大戦の日本軍を記述した著書を読むと、実に現在の日本の社会システムとかビジネス形態に共通点を見いだせる。

 日本軍は一度夜襲に成功すると、何度も夜襲を試みる。ところが、アメリカ軍は2回目から準備万端で待ち構え、日本軍はまんまと罠にはまり、大敗もしくは全滅する。ところが日本軍は敗北を認めず、何度失敗しても同じことを繰り返した。(日本の意識構造)。真珠湾で成功してミッドウェイで大敗した海軍ともダブる。

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 軍隊では成績優秀な人材が登りつめて行くわけだが、実際の戦争では授業や教科書で習ったような戦闘場面は一度も無かったたため、指揮官は混乱し、適切な指揮を採れなかった。こうして敗北を重ねた(失敗の本質)。

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 満州独立を目指す関東軍に対して、東京の首脳は説得も出来ず、努力もせず、曖昧に終始したため関東軍の暴走を黙認することとなった。この事が先の大戦を引き起こす流れを作ってしまうが、当事者は全員、無責任そのものであったという(満州事変)。

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 更に、企業がエネルギー・鉱物の資源を獲得のため軍部トップや現地の将校に賄賂攻勢し、中央から戦場まで乱脈を極めた。このため戦線(領域)拡大が欲望で急加速され、制御不能に陥り輸送もままならなかった(NHK番組より)。

 戦後、バブルまでは、米欧のノウハウ獲得やキャッチアップ(コピー)で経済が成長した。バブル崩壊の1991年以降の日本を振り返ると、官僚が経済対策と称して馬鹿の一つ覚えのように、税金をばら撒き続け、遂に1000兆円を超えてしまった状況が、戦時中と酷似しているのである。 

 失われた10年はいつの間にか失われた20年になった。官僚が考えたに違いない造語をマスコミが使い、犯人(当事者)である官僚の責任は全く問われることが無くなっている。日本最高のエリートされている東大法学部官僚が間抜けにも失敗を重ね続け、日本を沈没させた事をマスコミが隠してくれているわけだ。

 日本の教育は中国の科挙を原点として、知識を記憶させることに重点を置いているから、ただただ、いかに効率的に記憶出来るかが問われ、そのテクニックが高度に発達してきた。中身を理解も吟味もせずに詰め込んだ知識情報が役に立つはずも無く、また、広げ過ぎた情報が単なるゴミにしかなり得ないが、入試の合格はそのゴミの差で決まるというパラドックスとなっている。

 中世以前の社会では、農業が最大の生産力で定常的な社会が継続し、知識詰め込み型でも通用した。知識詰め込みは単純で楽な教育でありながら、役に立ってきた。ビジネスにも乗せやすい。ところが、経済や社会が急速に著しく変化する現代では、知識そのものが陳腐化し、ビジネスの現場では対応できなくなっている。

 東大法学部卒も完全にバカではないから、実践社会での無力さに気づいている。その無能さをカバーするために、鉄の結束を固め(東大偏重人事、助け合い)、新しい問題・難しい問題は先送り、棚上げ、封印し、加えて巧妙な嘘を連発してごまかし、つじつまを合わせている。

 企業も大卒の実力が下がり続けているのを十分承知の上で、経営者は自らの優位性を維持し、またノスタルジーに浸りたいがため、大学への改革を求めず、採用を非力な新卒に絞る。本来、会社に利益をもたらす人材は無制限に採用したいところだが、そのような人材が現在の教育で育つはずが無く、実力は落ちる一方の中で、採用数は増えず、給料も下がり続けた。

 経営者は営業力を持ち、開発製造を得意としなければならないが、実力が無いのに権限を欲しがる。一度、高いポストに就くと異常な支配管理体制とし、自己中心の偏った人事を強行する。また、事務系のトップは訳の分からんマネーゲームにどっぷり浸り企業が傾く。かくして、現場を重視する本来のビジネスとは乖離しつつ、韓国や中国に負け続けてきた。

 例えば、営業(顧客ニーズの吸い上げ)を重視したかつての松下、トヨタ、シャープは強みを発揮してきたが、今はその原点が失われている。部品点数が多く、随所に高度な技術を要求される自動車(トヨタなど)が辛うじて世界的優位性を保っている。

 日本に欠けていた戦略性とは何か?突き詰めてゆくと、幅広い情報収集、正確な評価、適切な目標設定、果敢な実行、更に言えば、課題を解決する創造性と言うことになる。取り分け、優れた評価システムが全てのステップで重要な役割を果たす。

 その意味で、嘘だらけの官僚組織は根底から戦略性を欠く。官僚から嘘を除去したら、何も残らない。官僚の本質は嘘、ごまかし、無責任。そう言えば、大嘘つきの東大法学部卒・元外交官のプロ野球コミッショナーがいた。自分のサインが入った球が変更されたことを知らなかったなんて、東大法学部の強度支配体制の中で有るわけないじゃないですか。

 官僚が戦略という言葉を使う時は、単に「凄い」などの形容詞的な意味を持たせたい時で、官僚が戦略を全く理解できない以上、中身は戦略とは全く関係が無く、時として真逆の内容であろうことは想像に難くない。

 日本の将来を考える時、先の大戦の徹底分析は日本の社会システム、究極の場面での日本人の行動形態を把握するうえで大変良い題材・実例となる。いつか、総括すべきテーマである。

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大和ミュージアムは穴場、戦艦ヤマトを見にきんさい

2013年09月28日 23時16分22秒 | 旅行記

 華やかではない。しかし、日本人が戦っていた時代の歴史を穏やかに振り返るひと時を提供してくれる。充実した施設で、完成度は高い。一度は、呉市の大和ミュージアムを訪れる機会を持っても良い。

 3階建てビルの中央が大きな吹き抜けになっており、その1階中央に10分の1の迫力あるヤマトの模型が飾られている。広々として、落ち着きが有り、美しい戦艦の造形が過去に何かあったのですかと問いかけるような錯覚を覚える。

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 レーダーが無かったので、遠距離の敵飛行機群を撃ち落せず、また、不意に現れた戦闘機に対応できなかったのは痛かったと、日本の歴史を研究し日本に興味を持つ李さんの意見。

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 階段を下りて触ることもできるが、何度も触ると注意されるかな。

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 結構、若いカップルがやってきて、楽しいひと時を過ごしている。展示などは戦争ものが多いが、戦後の呉市の状況なども知ることが出来る。

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 来る前は、ちゃっちい模型が有る程度と思っていたが、なかなかどうして、ヤマトだけでなく、展示物を含め、見応えが有った。本物のゼロ戦にも会える。ゼロ戦展示は予想外だった。美しい女性海上自衛官が会場をまわっており、記念撮影や説明でサービスしてくれる。

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 下は人間魚雷として開発された回天。狭い艦内に乗り込んだ時、何を思ったことだろうか。こういうものを考え、製造し、実際に突っ込ませた軍部首脳の頭の構造が分からない。人間の命や人格の軽視は今も続く。

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 戦艦の大砲の弾は大きい。試射の時は耳栓をしていても、物凄い轟音と爆風が有ったそうだ。

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 ゼロ戦の座席の背板に鉄板が入っていなかったので、後方からの射撃で容易にパイロットの体を銃弾が貫通した。

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 戦前でも既に日本の製造技術は凄かったんだね。

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 戦艦ヤマトの製造や技術的な話、戦争開始から終戦までの記録など色々見るべきものが有った。3階では映画が上映され、ヤマトの説明、JAXAの宇宙開発などを観賞できた。

 外には戦艦陸奥の主砲やスクリューが飾られ、実物の巨大さに圧倒される。また、道路を挟んで退役した実物潜水艦が飾られており、中に入って、見学できる。全工程が2~3時間の長編映画のようだ。

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 陸奥の主砲。

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 舵。

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 昼には当然、海軍カレー、海軍オムレツがお勧め。食べさせてくれる店が増えたね。大和ミュージアムは観光とも言い難いが、下手な観光地よりは余程、感慨や感激が有ること請け合いだ。時間がある人は、足を延ばして江田島の元海軍兵学校(自衛隊)を見学することをお勧めする。

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不可解な時間と宇宙m分解の謎

2013年09月25日 10時28分03秒 | 宇宙

 アルベルト・アインシュタインやスティーブン・ホーキングなど宇宙物理学の天才たちの登場により宇宙の誕生からその後の巨大な宇宙構成や展開などが紹介されてきた。宇宙は電子顕微鏡でも見ることが出来ないような微小な量子大で誕生し、突然、無限ともいえる世界に大膨張したことになっている。

 この奇想天外な物語の影なる主役は実は時間なのである。「3次元空間プラス時間で4次元空間」という言葉は小学生でも知っている。そもそも、4次元空間もしくは4次元時空が無ければ、トンネル効果で別の空間から宇宙(私は宇宙卵と言う)が浸みだしてきて誕生したことにならない。

 それでは時間とは何なのか?紀元前2000年には日時計が使われ、古い文学でも時間を表す言葉が表現され、時間の概念は恐らく人間が誕生した頃からあったに違いない。また、生体には時間遺伝子が有る。

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 時間は時計で確かめる。時計の文字盤と針の動きで現在時間や時間経過を知ることが出来る。原子時計もアンモニアなどの振動数を時間に置き換えるのである。ところが、時間の実態を把握し、あるいは捕まえることが出来ない。あなたは時間の実態を確認したことが無いはずだ。一方、3次元の立体空間は実際我々がその中を動いているので確認できる。

 実は、時間とは何らかの動きの履歴に他ならない。クォーツ時計では現在の9時40分10秒から水晶の振動数を電子回路が数え、それを秒・分・時に置き換え足し算(積算)してゆく。動きの履歴の置き換え、読み替え、あるいは換算が時間だ。時間とは人間が発明した重要な概念のひとつである。

 あなたがこのブログを読んだ履歴(あるいは一定速度で読んだ場合の字数の積算)、その間の心拍数や呼吸数の積算が、あらまし、時間経過に相当する。

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 我々の空間には動きが有る。この動きという次元が既に存在するにも拘らず、動きの履歴である時間を次元として加えているのが、4次元空間、もしくは4次元時空ということになる。これが実に現代物理学のトリックであり矛盾だ。

 私に言わせれば、4次元空間とは「立体(3次元)」プラス「動き(1次元)」で、我々がいる立体空間そのものだ。その4次元に時間を加えると5次元になってしまう。しかも、前述のように時間は動きを積算(もしくは積分)したようなもので、動きと時間は次元的な議論では同質である。

 宇宙物理学者にとって動きは何なのか聞きたい。(余計なことだが、1次元空間とか2次元空間は数学者が勝手に作ったもので、そんな空間は無い)。立体空間で動きが有る場合と無い場合には明らかな違いが有り、その違いをどう扱うのか。

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 時間が仮の仮に存在したとしても、時間は空間ではないから、この宇宙とは別の場所の4次元の空間にも時空にもならない。宇宙物理学者の、「時間が空間であってほしい」との願望は満たされるはずがない。

《4次元空間は3次元空間を時間積分した領域だから、地球上のあらゆるところに存在し得るが、そんな領域は存在しないし、発見されたことも無い。宇宙物理学者の言う4次元空間は実に馬鹿げた話だ。然しながら、「時間」に神秘や夢を求める心も理解できなくはない》

 人間は、しばしば、錯覚し、錯誤し、間違える。大いなる思い違いが、人間を楽天的にし、とてつもない世界が実現する。

 さて、固い事を言わず、ウォルトディズニーの世界に浸って、宇宙卵が別の空間(場所も不明)から出てきたとしよう。その宇宙卵はこの大宇宙に拡大・展開するのであるが、最初の分解で2個になるのか3個になるのか、あるいは1万個になるのかそこが問題だ。

 この議論を宇宙物理学者は大変嫌がる。私は不勉強な阿保か馬鹿か間抜けらしい。しかし、量子大がそのまま分解せず膨張したわけではない。必ず整数個に分かれる。その数を仮にm個としよう。どうやってm個に分解する考えた。結論は最初の宇宙卵が、少なくともm倍以上に膨張してm個に分解するとの平凡な答えになった。何故なら、物質の最小サイズが決まっているからだ。

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 m個に分解した宇宙卵は更に分解する。そして更に更に分解してゆく。何度分解するか分からない。仮に分解回数をn回としよう。この、mとnを宇宙物理学者は明確にし説明しなければならない。分解までの膨張過程を遷移状態として、この遷移状態も何が起きているのか説明が必要だ。

 ダメ押しになるが、ビッグバン理論は致命的な欠陥が有る。ビッグバンはいわば花火だ。全ての物質(量子大)が光と同程度の速度であらゆる方向に直線的に飛んで行く。隣同士の物質との距離も光速と同レベルで離れる。隣同士の粒子が引き合って結合により成長し、塊になるなんてことは無い。何で天体が形成され、それが無限に近い数でき、更に銀河になるのか。ここらの議論は全くの真空地帯。

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 また、光の速度で飛び散った物質が再び戻ってくることは無い。最近の観測によると宇宙の膨張速度は加速されているらしい。ま、巨大な一過性の花火だ。華々しい宇宙論には到底なり得ないのだ。一方で、ビッグバン理論においては宇宙の母なる空間がスタートだ(無から宇宙が誕生)。その母なる空間を生じるプロセスが何であったか、更にその前が何であったかの論理的な繋がりは遡及される。

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 このブログで紹介した私の主張であるが、巨大なブラックホールどうしの衝突(物質がはじき出される)を一つの宇宙の新展開とするのが、論理的にはありうべきものだろう。圧縮と拡散のサイクルが見える。表の宇宙が銀河や天体なら、見えないベーシックな宇宙がブラックホール。このモデルでは、宇宙はエンドレスに展開する。

 宇宙や生命において循環性が存在を作る重要な仕組みであり、本質的な秩序であることを、このブログでは引き続き記述してゆきたい。循環とはループでもあり、サイクルでもある。

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今年11月に四駆ベンツGに右ハンドル・ディーゼルモデルが登場!!

2013年09月22日 14時23分43秒 | 

 ベンツML350ディーゼルの2013年度分が完売した事を伝えたばかりだが、何と、急遽、今年11月に軍用タイプ四駆のGに右ハンドルのディーゼルタイプが登場する。ベンツにとって大きな変革。10月がS、11月がGの発表だ。Gは、ML350右ハンドル・ディーゼルの完売が影響したようだ。従来は左ハンドル・ガソリンモデルだった。

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 私はベンツに、Mの右ハンドル化を強く訴えた。ベンツは画期的なMのディーゼルモデルを投入し、希望どうり右ハンドルになった事から購入。そして遂に、あのGが右ハンドル・ディーゼルを出すことになった。 日本市場にぶっつけてくる。限定モデルで様子見だろう。好調なら、Gの右ハンドル・ディーゼルは通常モデルになる。

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 13.5百万円ぐらいだから、購入希望者は多いと思う(10月ディーゼルは980万円になることが分かった)。元々Gは人気が有る。何しろ、以前トヨタがメガクルーザーを発売した時、いびつな運転席・全く個人向きではない割に購入者が結構いた。私は残念ながら、価格もさることながら、ML350に3年は乗るつもりなので、今回は見送らざるを得ない。

 ベンツユーザーには左ハンドル希望者が依然多いのは事実である。ML350が右ハンドルになったので良かったとヤナセに言うと、従来の左ハンドルユーザーが乗れなくなったとこぼしていた。そうかもしれないが、Gが左ハンドルというだけで私の選択肢からは外れ(左ハンドルはナンセンス)、全く対象外になっていた。(写真は左ハンドル)

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 ディーゼルの魅力はトルクの巨大さと燃料費の安さ。ML350のトルクは63.2kg-m。ランクル100ディーゼルが42kg-mぐらいで、2.6トンの巨体をもろともせず急坂を駆け上がる。ML350は2.2トンと軽く、トルクは1.5倍、どういうことになるのか。Gでは70kg-mぐらいにするのかな。燃料費は軽油なので概算で半分になる。

 ディーゼルの振動と騒音が大きく、煙を吐き、ガタがくるというのは昔の話。ML350では車内でガソリンとの差を感じない。車外は多少音がしたほうが良い。トルクはガソリン車を圧倒し、加速でもフェアレディーに勝てると思う。クリーンディーゼルの煙は出ないし、ランクルは24万キロ乗ったがガタは来なかった。

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《ドイツ人は馬力とかトルクとか何気筒かには無頓着で、セダン最高峰のSに1.4リットル4気筒のエンジンを乗せたタイプで平気らしい。走れば良いとの感覚。ドイツ人の全員じゃないと思うが》

 ベンツの軍用四駆が右ハンドルでディーゼルになれば、わくわくするし触手は動きますよ。どんな車か知らないので、一度は試乗してみたいですね。東京に行けばよいのでしょうか?楽しみですね。

追記:前述したようにディーゼルが980万円で販売されるので、かなりお勧め。何故安いか?エンジンが小さいと言うのがヤナセの説明(然しパワーは十分)。トルクは55kgm程度に抑えられている。高さは十分、幅はやや狭いか。ミリタリーなので多少制限は有るが、ランクルディーゼルに乗っていた人なら、絶対外せない。

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ベンツML350ディーゼルで1.2万キロを走破!この車種完売!

2013年09月20日 11時08分19秒 | 

 遂に、ベンツML350ディーゼルで1.2万キロを走破した(6か月)。このベンツML350ディーゼルは今年度分が8月で完売していた。今後は、新たにオーダーを出し、製造後 船積で輸入するので結構な時間がかかることになる。ヤナセには言ったが、私のブログで少なくとも3台は売れたのではないか。

 ML350ディーゼルが売れる理由は はっきりしている。ランクル200からディーゼルが無くなり、別の車を探すと、必ずML350に行き当たる。大型四駆が好きで、車は多少高価でも、燃費の良い車を求める人は少なからずいる。ベンツが私の要望を受け入れ、右ハンドルにしたことも正解だった。

 ランクルにあこがれてガソリン車を購入した中小企業の社長は燃費が高いので駐車場へ置きっぱなし、新たに小さな車を購入した。また高速では、ランクルガソリンが左側レーンをひっそり走っている。

 心置きなく走らないと何のため購入したのか分からない。何度、トヨタにランクルのディーゼルモデルを要望したことか。これに対して、ディーラーからは日本の窒素酸化物規制が厳しすぎて対応できないと繰り返し伝えられた。トヨタは頭がおかしいというか異常。今やクリーンディーゼルは、ベンツ、BMW、日産、マツダで開発され、巷にあふれている。

 ベンツML350ディーゼルは多くのクリーンディーゼルの中でも特別だと思う。これと併せて、来月レビューのSクラス(新機能満載)の情報を後半に報告する。

 3月15日カーポート工事完成を待って、ML350を納車。操作レバーなどで国産車との違いが大きく、今でもウィンカーとミッションを間違えながらも、だんだんベンツに慣れてきた。

 一方、バカみたいな話だが、ふと、自分がベンツの高級車しかも新車に乗っているのは凄い事だなと思ったり。私の場合は時間をかけた消去と選択の末、ベンツML350となったから後から感激が来た。このMLはベンツの中でも高級車に分類されており、造りや重厚感、快適さにその差を感じる。

 購入前は、必ずいたずらさせると警戒し、常時監視カメラを2台取り付けた。ところが現在は外車が全体の10%に達し、昔のように傷つけられたり、エンブレムを盗られたりすることはないようだ。

 最初はゆっくり走らせていた。走行が1000kmを超えて一時は加速を試したり、色々なモードで走っているうちに、ベンツの特性が身につき、今は緩やかにアクセルを踏み、穏やかに走るようになった。ML350ディーゼルは「ソフト アンド スムーズ」という言葉がぴったり。トルクが有るので、僅かにアクセルに触れていても、軽やかに、強く加速してゆく。気持ちが良い。

 しかし、一たび、アクセルを踏み込むとまるでピューマのように猛然と飛び出してゆくのだ。特に登坂ではトルクの巨大さが効く。スーパーカーを除くあらゆる車を後方に押し遣ることが出来る。ただ、シグナルスタートでは一度失敗した。横にBMW(5シリーズかな)が並び、信号が緑になった途端、BMWが飛び出し、追いかけたが10mぐらいの差がついて信号となった。

 こちらは、信号でエンジンが寝ていたので、動きだしに時間がかかり、急に踏んでも加速しない。すぐヤナセへ行って対策を聞いたところ、「エコモードスイッチを外せ」だ。それ以来、飛び出しそうな車が並ぶとエコモードを外している。その後のシグナルグランプリでは2回(国産車)とも圧勝した。

 以前、ガソリン車より速いディーゼル車が開発されないかなと、ランクルを運転しながら想像していた。トヨタの姿勢を見てもあり得ない事で、夢のような話だった。それがベンツML350では実現していることに気づいた。夢は実現するんだ。全部じゃないが。

 ランクルオーナーは、ML350(10cm低い)だと、視線が低い事を気にすると思う。高い位置でゆったり運転したい。この点は、運転席ポジションを最高に上げることである程度解決した。高低のポジション調整幅が大きいので、ランクルに近いポジションにできた。サイズ的には、10cm低いだけで、長さ、幅はほぼ一緒。

 この、視線の高さの問題を除くと全ての点でML350が勝ると言っても良い。例えば、ランクルはカーブが滅茶苦茶弱いがML350では、結構カーブを攻めることが出来る。重心の低さだけではない、車体剛性(モノコック)、扁平的なタイヤ、滑り防止制御も効いているか。トルクも加速も燃費もML350が圧倒する。

 ML350の低振動は驚くべきものだ。4気筒のガソリン車より小さいかな。排気音も小さい。ディーゼルと気づく人は少ない。ただ、細道などで30km/hなどゆっくり走る場合の1200回転付近の排気音は弱点。加速時は気にならない。

 ミッションは指ひとつでスムーズに変更できるもので、ベンツのみ。最初は驚き、次第に当たり前になる。モニターにウオッシャー液の補充や部品の不良まで教えてくれるのには驚かされる。

 音響も素晴らしい。迫力と深みが有り歯切れが良い。マドンナから始まり、レディー・ガガ、ビヨンセなど最新の女性曲は100曲以上HDに録音し、常に流している。1200回転付近の排気音も聞こえない。

 ナビはタッチパネルにして欲しい。音声認識の性能は良いが、十分とは言えない。コンソールの回転ダイアルを動かすのも多少慣れてきた。その点、レクサスの電話サービスは良いね。ベンツには無い。親切な電話対応でナビに目標設定までしてくれる。

 ベンツのメンテサービスも素晴らしい。3年間はガソリンを入れるだけで全て無料サービス。窒素酸化物対策の尿酸も無料で入れてくれる。バッテリーやタイヤも無料交換(正常な運転が条件)。

 ML350ディーゼルの燃費は、平均9.4km/リットル。2kmの急坂を1日2回以上加速しながら登っての数字で、平地だと、10km/リットルは十分超える。因みに高速では13km/リットルぐらいかな。ランクル100ディーゼルは7km/リットル程度だった。ランクル200ガソリンでは5km/リットルでしかもプレミア。

 ベンツマガジン(オーナー向け)で来月登場のSクラスの情報が入った。安全面で特筆すべき新機能が有る。

 新しいSではミリ波レーダーを前方に2個、後方に3個備え、50km/h以下の走行で障害物や飛び出しに最適なブレーキ、ボディーコントロール、走行中の前車追随、後方車への追突危険通知、走行レーン変更に対して安全制御、歩行者の危険度に応じた表示、駐車場アシストなどが有るらしい。

 スバルの追突防止も試したが、スバルは30km/h以下だったかな。30km/hが50km/hになるとエネルギーは3倍ぐらいになるから技術的には大変。飛び出しには対応できないし、追従運転、後方車に追突危険の通知、走行レーン変更で危険が有る場合の抑制などできない。

 極め付きはボディーコントロールと歩行者の識別。ボディーコントロールは道路の凹凸を検知し、車体を上げ下げして揺れを防止するもので、究極的な安定走行制御。歩行者の識別は凄い(危険は赤で表示)。夜に黒っぽい服の歩行者はドライバー泣かせだ。駐車場アシストはベンツ発ではないが有れば便利

 Sには常に世界をリードするベンツらしい意欲的な安全システムが盛り込まれている。何で、ML350に間に合わせないの。

 

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9.11世界貿易センタービル崩壊は疑惑だらけ

2013年09月18日 12時01分15秒 | 思考空間

 その日、早朝テレビをつけるとBSで超高層ビルの上層から大量の煙が出ているのを映し出していた。抜けるような青空、天に刺さるような白のツインタワー、たなびくおびただしい黒煙、鮮やかなコントラストだ。

 何故、このような固定画像を放映し続けるのか分からなかった。やがてニューヨークの世界貿易センタービル(WTC)と解説が有り、残り一つのビルにも旅客機が突っ込む。そして、ある一瞬からビルが崩壊を始める。煤塵が逃げ惑う人々を追いかけ、カメラも飲み込まれ何も見えなくなった。悪夢だった。

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 ビルが崩壊した理由が理解できなかった。きっと、ジェット燃料はガソリンよりも揮発性や燃焼温度も高く破壊力が有るのかと思った。床を破壊しながらジェット燃料がどんどん下部に流れ落ち、燃焼や爆発で鉄骨を劣化させたと想像した。しかし、後で分かったことだが、実はジェット燃料は軽油(灯油の純度を高くしたようなもの)に近かった。

 つまり、菜種油を改質すれば、ジェット燃料になる。決して爆発的なパワーを秘めているわけではない。軽油(灯油と殆ど同質)を床にばらまき、火をつけたところで、ガソリンほどの爆発力は無く、どんどん床を破り、下層まで流れる・・・なんてことは無い。

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 一方、ビルの耐荷重は相当のもので、例えば一般の既存ビルの屋上にプールを作って水を貯めてもびくともしない。私はかつて、ビルの屋上に蓄熱槽(深夜に水を冷却や加熱し、昼間の空調に利用)の設置を検討していた。

 第一に、ビルにジェット機が衝突したにも拘らず、ビルの揺れは画像では確認できず(当然揺れは有っただろうが)、急速な崩壊に至るまで、前兆も無かった。ビル全体の崩壊も有り得ない事だが、大きな疑問は400mを超える高さのビルが10秒という短時間で崩れ落ちたことだ。

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 WTCの屋上高さは417mだったので、その高さからコンクリートを落下させた場合、空気抵抗無しで計算すると地面に落ちる時間は9.2秒、空気抵抗を計算すると10秒ぐらいになる。つまり、WTCは物質の落下速度と同じ速度で崩壊したことになる。あり得ない話だ。(追記1:専門家によると下の階で爆発を起こさせ真空を作って上の階を引っ張らない限り、短時間でビルは崩壊しないらしい)

 第7ビル(別の場所)に至っては、ジェット旅客機が衝突したわけでもないのに、ツインタワービルが崩壊した8時間後に、突然、崩壊している。ツインタワーの破片が飛び当たり8時間後倒壊とするには(実際には何も当たっていない)あまりも漫画的過ぎる。何かが有ると見るのが普通だろうね。

http://www.youtube.com/watch?v=LD06SAf0p9A&eurl=

 追記2:《イギリスBBCは第7ビルが崩壊する23分前に第7ビル崩壊のレポートをしていた。画面にはまだ健在な第7ビルが映っていた。原稿を先に貰い、レポートの時間を間違えたのだろう。公式な発表では、ツインタワーの影響と火災が原因となっているが、頑丈なビルが6.5秒で崩壊はしない》

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 これは、アメリカの告発者が指摘しているのだが、ビル崩壊の映像を詳細に検討すると、崩壊の過程でダイナマイトが爆発したような火花が見えると言う。壊れ方からしても何者かがダイナマイトを仕掛けた可能性が高い。よくアメリのニュースで古いビルを壊すパターンだ。

追記3:《デンマークのネット科学雑誌videnskab.dkはWTCの痕からスーパーサーマイトを発見したとする論文を掲載した。塗料のように塗ることが出来る爆発物だ。ナノ・テルミットとも呼ばれ、3,000℃になり鉄を容易に切断でき、爆発力はダイナマイトを上回る。現場の証言では鉄が溶鉱炉のように溶けていたという。このナノ・テルミットはアメリカ軍しか製造できないらしい。

《テレビ朝日では、ビルが崩壊中、まだ健全な下の階層で、白い煙が数十メートル程度激しく吹き出し(ガス爆発のよう)、その吹き出しが下に異動するのを指摘した。》

 仕掛けたのが何者かは、大変な問題だ。アメリカの告発者は、アメリカ政府側の人間としている。告発者はトンキン湾事件など、アメリカが関わった戦争や紛争について、事前に例外なく仕組んでいるとして証拠を挙げていた。例えばベトナム戦争である。

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  1964年8月、北ベトナムのトンキン湾で北ベトナム軍の哨戒艇がアメリカ海軍の駆逐艦に2発の魚雷を発射したと発表され、アメリカは本格的にベトナム戦争を開始した。しかし、1971年6月ニューヨーク・タイムズのニール・シーハン記者が、”ペンタゴン・ペーパーズ”を入手し、トンキン湾事件はアメリカが仕組んだことを暴露した。

 中東で戦争が勃発した際も、裏でCIAが仕掛けたと、一般のアメリカ人が語っていた。

 アメリカ政府にとって都合の悪い事実を暴露すると、エドワード・スノーデン元CIA職員のように、危険が迫る。先の告発者の動画などもいつの間にか消滅している。

追記4:《アメリカのTRU TVのWTCの疑惑追及番組がYOU TUBEにアップされているが、重要な証言の字幕(日本語)が全部消されている。私の拙い英語力で聞き取れたのは、「4つのフライトレコーダーが発見されておらず、このようなことはあり得ない」、「アメリカの自作自演」との専門家の意見、事実を知り得た多くの人が証言を拒否し「自分の命を心配する」と語っており、FBIが圧力をかけた模様。

 飛行機が突っ込む前に、地下の機械室が爆発したとの証言も有る。

 TRU TVの中で、専門家はWTCを完全に崩壊させ、証拠を隠滅する必要が有ったのだと述べている。時間のある人は、例えば「911 WTC 疑惑」とキーワードを入れて検索するとYOU TUBEを通じて疑惑を指摘する多くの映像などを見ることが出来る。世界中のまともな人々、特に博士号を持った専門家らが勇気を持って告発しているのが特徴。

 911事件の前から、ブッシュ元大統領のグループは石油を支配するための終わりなき戦いを想定しており、そのためのイラク(世界第2位の埋蔵量)への攻撃には「新しい真珠湾攻撃が必要」とのペーパーが密かに書かれていたようだ》

 

 

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日本企業の弱点はズバリ 営業!

2013年09月15日 10時30分22秒 | 社会・経済

 私の専門は半導体、およびソフトだった。その機械まるで素人が、出向して更に素人を集め、機械製造業(*)を立ち上げた。スタートがバブル崩壊時だから、需要が急速に下がる中で、一流上場企業に売り込み、多数の生産ラインなどを設置した。納入先から賛辞を得たり、表彰状を貰った。

*事務系の人から見ると、電子と機械が同じ工学ジャンルに見えるかもしれないが、電子は見えないながら、ほぼ数学式(教科書)どうりの挙動をする。市販の部品(信頼度が高い)で構成され、回路図は平面的。一方、機械は物質の塊を集めたものであり3次元で動き、劣化が速く、あるレベルや領域では教科書も理論も役に立たない。

 機械製造業立ち上げで困ったのは、営業部から「当社は制御盤など電気系製造しか実績が無く、機械の営業は出来ない」と断わられたことだ。やむを得ず、私が営業と開発を担当することにした。しかし、後に責任者としてトラブル対応から、お金の取り立てまでやるようになった。

 当初は研究開発部だったが、2.2億円の工場設備を受注したので、経理部長の提案で独立した製造部門にされてしまった。1年半後。これはきつかったね。会社に期待していたノウハウ無く、私を含めて何も分からないところに加えて、人件費、税金、新工場の償却費も払わなくてはならない。少なくとも5年ぐらいは助走期間が欲しかった。

 受注は平均4.5億円ぐらいで、良い時でトントン、3億円しか受注できなかった年は大幅な赤字となった。自社製造比率が低かったからだ。一機の平均受注額が2,000万円。

 この開発がらみの営業がどれほど難しいか(量産品を手掛けたかったが許可が下りなかった)。営業部からプロの営業係長が来た。有名企業の営業マンも中途採用で来た。プロが「あんたの営業は営業ではない」と言うので、1年間、好きに営業させたが全く売れなかった。

 何故、受注できたのか?それは、徹底して顧客の求めるものを開発したからだ。ある商社に行った。営業トークして帰ろうとした時、大型の電気炊飯ラインは出来ないかと言われた。従来のガスなどの炊飯ラインは、職人が目的・気温・コメの種類などから勘でガスバルブを手でひねり、火力を決める。プロの職人を要し、失敗も多かった(飯の廃棄)。

 そこで、私はその場の思い付きで「電気炊飯器は完成品が有りますね。立体倉庫も実績が有りますね。両方を組み組み合わせたら立体炊飯設備が出来ますね」と答えた。我々は当時ガスに負けない大型電気炊飯器を開発していた。

 見積もりを請求され、システムを考え図面を画かせ1週間で提出した。何度か打ち合わせを重ね、受注に成功した。立体炊飯は平面的なロボット付ライン構成(2ライン)に変更された。当然、職人不要のコンピュター制御。今では、ロボットの大型電気炊飯ラインは当たり前になったが、このようにして誕生したのだ。

 世界で初めてはたくさん開発した。餃子を成形し、焼いて、パックし、冷凍する大量生産ラインも大手食品メーカーと組んで共同開発した。特許は先方が取得され、生産ラインも次々受注したので相当販売されたのではないだろうか。

 顧客が相談を持ち掛けるのは、具体的なニーズが有り、まだ実用化されていないテーマだ。当然ハードルが高い。新たな開発に取り組もうとすると、スタッフが全員「不可能」「不可能」と言う。スタッフは実績のあるテーマを手掛けたいが、それでは強みが無く、値段の叩き合いになる。

 安川電機の部長も同じことを言っておられた。部長は「不可能なことが完全に証明されるまでは不可能ではない。それが証明されるまでは不可能と言うな」と言い渡したそうだ。果敢に不可能に挑戦したが、機械システムの短期間開発で満点は難しく、それでも殆どについてお金を貰えたのは運も良かったし、出来過ぎだったと思う。

 最も大変だったのは営業や開発ではなく、トラブルの処理だった。予定を全部キャンセルして飛んで行く。先方の課長に怒鳴られ、チャンスロスが有ったと、2,000万円の設備に対して、2億円の賠償金を請求される。親会社が電力だから、仮に小さなトラブルでも報告できない。この件は1円も払わず解決させた。いつもこうはいかない。凄まじいストレスを受けていた。

 2億円賠償請求した一流企業は後に、あの時は申し訳なかったと謝罪を入れ、追加設備を発注してきたと聞いた。近赤外線による焼き目入れラインが(短時間、省エネ、高品質、環境改善)、他社ではできなかったのだろう。

 北海道から九州まで営業で飛び回ったから、様々な製造企業と接した。印象に残るのは製造重視、営業軽視である。出向先もそうだった。優秀な人材は製造部門に残り、トップに上って行く。製造で、ものにならない人材が営業に回される。

 製造企業以外でも、人事部門が強かったり、経理畑が強かったり、言わば内向きで守りなんだね。ビジネス的に見れば逆だ。売ってなんぼの世界。営業がニーズを汲み上げ、開発や製造を動かさなかったら、グローバルで動きの速い市場では対応できない。

 昔、日産とマツダが技術を誇っていた。「我々は技術的に優れており、良い車が売れるんだ」と言っていた。その良い車を評価するのは誰なのか。顧客でしょう。日産とマツダはその後、経営が傾いた。トヨタは笑っていた。トヨタは「満足を売るんだ」と言っていた。そのトヨタも自工と自販の合併後、少しづつおかしくなっている。

 目を見張るのはサムソン電子。その企業哲学が凄い。徹底した現地ニーズの汲み上げ。新人を、ターゲットにする国に派遣し、1年間遊ばせ、現地の人との交流で彼らがどのような生活で何を望んでいるか吸収させる。それが現地ニーズに合った商品開発に繋がる。

 優秀な部下を持つことを評価するのも、当たり前だが、制度として持たせたところが凄い。日本ではイエスマンしか評価されず、上司より目立ってはいけない。これでは世代を重ねるごとに組織が劣化する。ソニーもそうだったと思うよ。

  官僚や大手企業は韓国や中国を横目で見ながら、実力は認めてこなかった。日本はノウハウなどを韓国や中国に提供し、同時に両国は日本の経営や製造を研究してきた。それぞれ日本に勝てる方式やシステムを考え採用してきた。今は率直に日本が劣勢にあることを認め、韓国や中国に学ぶ時代ではないか。

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みのもんたは私のブログを読んでくれた かな

2013年09月14日 22時44分45秒 | うんちく・小ネタ

 テレビでみのもんたがニュースキャスターを自粛すると語った。いつも明るい人が辛そうな表情だった。私は、「辞めると言わず、1週間謹慎して、テレビで謝罪すればよい」と書いた。「辞める」と言わず「自粛」となり、「1週間謹慎」した後、「テレビで謝罪」・・・感じで言えば、ご本人が読んで頂いたような気もするのだ。

 誰も知らないようなブログながら、稀に有名人や専門家なども読んでおられる印象だ。テレビなどで、あれっと感じることがままある。書いた人間でなくては分からない、気付かない感覚だ。

 私も大人になった子供がおり、多少の正義感は有るから、みのもんたさんがニュースキャスターを自粛とした気持ちは分かる。私に置き換えるとしたら、痛い、実に痛い。痛恨の極みだ。

 公言なさったので、ご自分で納得できるまで自粛なさったら良い。しかし、長くても数か月(短い方の)でよろしいのではないですか。みのもんたさんご自身が犯罪を犯したわけではない。

 前にも書いたように、犯罪が確定したとして、自分の子供であることは逃れられない事実ながら、他人の部分は有りますよ。独立した子の管理などできない以上、全部の責任を親が負うことはないし、出来ない。みのもんたさんがどれだけ悩み苦しんだか分かるし、その誠実な反省・謝罪も分かった。

 首を長くして復帰を待つファンもいるので、そのことも考えてください。

建設中!!

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アベノミクス=株価の成功は間断のない構造改革と新経済モデル

2013年09月14日 10時14分19秒 | アベノミクス

 オリンピックの東京招致で株価が一気に上昇した。特に、事前のマドリード有利の情報から9月6日に売り込まれ、逆転による反動も有った。日経新聞のメール便では日経平均3万円の文字も有った。久しぶりの急上昇。ところが、水曜日あたりから為替にも幻惑されじりじり下がり始める。

 このたび、オリンピック期待で株を購入した人は多いと思う。決定後に購入した人は多くが値下がりでやられている。

 米欧の金融筋やヘッジファンドは日本株の急落を仕掛けては利益を稼ぐパターンが出来ており、大量売りが出ると材料もへったくれも無い、全てのコンピューターが一斉売りを出す。少数派の国内トレーダーも売りを強烈に意識せざるを得ない。

 その典型的な手口は、例えば、朝方為替を大幅円安にしておいて、昼あたりから、円高に転換させ、バンバン売ってくる(株先物を売ると株価も下がる)。しかも、為替レートとの関係は極めて流動的で、円が10銭安くなって日経平均が50円上がったとしても、10銭円高になると100円下がったりとか、円安になっても上がらない場合も有る。

 為替と株価(先物と同じ動き)の動きを見ると、為替が動いて株価が動く場合と逆の場合も有る。つまり、その手口が両方を連動させている場合(両方を同時に仕掛ける)は、株も為替に強く連動するが、為替だけなど単独の動きでは連動が弱い場合が有る。

 株価が為替に大きく影響されるようになったのは、つい最近の話だ。数年前は自動トレードのソフト開発者でさえ、株価と為替の関係を否定していた。その関係の書籍には為替と株価の関係を記述したものが無いと言い切った。

 日本株は外人トレーダーが動かしているんだから、株価=アベノミクスが上昇するには彼らの理解が必要だ。「消費税を3%上げて腰折れしないよう2%を経済対策としてばら撒」報道が出れば、従来の官僚主導と一緒じゃない・・・と嫌気売りが入る。永田町界隈の怪しげな経済対策は受け入れられない。

 麻生大臣の「法人税減額は効果が無い発言」も嫌気がされている大きな原因。一体、口の曲がった漫画頭のおじさんは、「アベノミクス=今のところ日本を救う唯一の道」を成功させたいのか、財務省の既得権益を増やして日本を滅ぼしたいのか。

 金曜日の国の44事業所を地方に移管の情報は素直に受け入れて貰えたのではないか。やや株が戻した。引き続き、55事業所も前倒しでやったらよい。

 思うに、構造改革や新しい経済モデルの発表などを間断なく、積極的に実施し、シリア爆撃や不測の事態が無かった場合で、年末あたりの18,000円かな。今のペースだとダウ平均の数字(現在15376:ドル)を抜くのがなかなか難しいですよ。

 驚きの発表が有れば、株価はすぐ反応しますよ。例えば経済対策じゃないが、5万円札発行でも良い。日立のICチップを2個埋め込んで、偽札対策。今どき、お札なんていらないよとの批判は有るだろう。しかし、効果は絶大。安倍首相へ色々提案した中に、2回書いたが、スタッフの方、読んでくれてるのかな?

 今だから書くが、日経平均は暴落、1万円割れもあり得ると予想されていた。ネットにもその情報が流されていた。過去の経験則でテクニカルなサインが出ていたのだと思う。テクニカルサインが出ると、機関投資家・プロ筋の人が安心して売ってくるから、誰も止められない。そのプロセスを形成していた可能性が有る。

 1万円を割れば、暫くは復帰できないからアベノミクスは大失敗、消費税議論も吹っ飛んだ。そこで、安倍首相、アメリカ大使館、ゴールドマンサックス、JPモルガンなど対策の提案やら、アベノミクスへの協力のお願いやら、書留手紙、FAXなどバンバン送った。破り捨てられるかどうかは問題ではない。

 たった一人の日本人でも、やれることはやる。日本のためだ。

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残念!みのもんたの次男・御法川容疑者逮捕

2013年09月11日 17時24分56秒 | ニュース

 驚きのニュース!みのもんたに好感を持ってきただけに、実に残念なことだね。毎朝5時30分から毎日系の「朝ズバ」を見ているんだけど、明日12日の朝、次男逮捕に関してみのもんたはどんな表情で何を語ることだろうか。

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 朝ズバはみのもんたを中心に時事問題やニュースなどを紹介する人気番組で、軽妙なユーモア有り、正義感が強く、経験の多いみのもんたの語り口で進むところから、安心して見ていられる。声は低くソフトで朝一の眠い時に違和感が無い。

 以前、みのもんたが「うううん」とのどを鳴らし、のどの引っかかりを切るような事がしばしばあった。そこで、FAXだったかな「聞き辛いので、CMの時にうがいする等の対策を望む」と要望したら、翌日からピタッと直してくれた。彼は大物なので多分誰も注意できない。

 御法川(みのりかわ)雄斗容疑者(31)は日テレの社員で、アナウンサーなどをやっていたらしい。路上で酔って寝ていたサラリーマンのカバンからカードを抜いて、ATMで引き出そうとしたというからちょっと悪質。日テレと言えば給料の高い一流会社。競争率高く、普通の学生が入社できる会社じゃない。

 今回のお粗末さを考えると、日テレで活躍した親(みのもんた)の七光りで入社できたことは想像に難くない。芸能人の子供が逮捕された例としては三田佳子の次男の覚せい剤所持などが印象に有り、美人で一流の役者の子供逮捕が理解しがたい。

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 コネ就職に関して、悪い前例は多々有ったね。長嶋茂の長男一茂が読売巨人軍に入団した時、誰もが親の影響力と考えただろうが、神様・長嶋だから批判は無かった。続いて、野村克也が確かヤクルトの監督時代に長男克則がヤクルトに入団している。

 二人の息子とも、プロで全く通用しないわけではないが、ひいき目に見ても、親の力が無かったら採用されなかったと思われるのである。要は、日本のプロ野球でさえ、実力の世界ではない証拠。

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 そうでなくても、国内ではコネで就職することが多く、疑いを持たれる。ことさら気を使って、本来は別の職業を選択させるべきだった。特にスーパースターの長嶋さんだから、問題が有った。

 みのもんたは超有名人にして、広大な屋敷を持ち、恐らく資産は数十億円を下らない。そうであれば、出来の悪い子供を無理やり一流会社に押し込むのではなく、修行させ、親に頼らない自立の道を歩ませるべきだった。

 超有名人でも、スーパースターでも、自分の子供に対して世間への甘えは許されない。以前より、気になっていたので、敢えて芸能ニュースも取り上げた。

追記:12日朝の朝ズバに、みのもんたは出演しなかった。普段、正義感に燃えた発言をしているだけにちょっと顔を出すのはきつかったかな。辞めるとか言わず、1週間ぐらい謹慎し、テレビを通して謝罪してはどうか。子供と言っても他人の部分は有るので、全責任を負えない。

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