宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

アメリカの苦悩と日本との関係

2011年02月28日 09時50分41秒 | 思考空間

 戦後、アメリカが世界に対してとった戦略で、最もうまくいったのは日本である。焼け野原から不死鳥のように蘇り、一時はアメリカをもしのぐ勢いを見せた。しかし、日本がアメリカに挑戦してくると、態度を反転させた。日本を叩きながら、世界の工場を中国に移し、同時に諜報機関を駆使して賄賂型日本ビジネスを暴き、アメリカや旧英連邦にシフトさせてきた。

 1990年代は旧英連邦の大繁栄となり、中国での投資は莫大な利益をもたらした。しかし、中国は共産党の一党独裁体制の国家であり、日本のように、諜報員を政府内に潜り込ませられないし、脅せば従うわけではない。

 おまけに、中国はかつての日本の経済成長から現在に至るプロセス、アメリカが超大国として君臨してきた仕掛けを十分研究している。日本がおかした失敗を繰り返すことは無いし、更にバージョンアップしてバブルを膨らませている。その目的は軍事力でアメリカを凌駕することである。

 中国は強大な軍事力をバックに対外交渉を有利に導き、元をドルに固定させ、安い元で輸出を有利に展開する。巨大化した軍事力で、更に経済を発展させる。経済力と軍事力でやがては中国がアメリカを上回るであろうと予想される。行き詰まりを見せるアメリカに中国に対応できるだけの戦略があるだろうか?

 中東はアメリカにとってドル箱だったが、インターネットのフェイスブックなどで、アメリカと友好関係にあった、国々の体制が崩壊しつつある。この動きは止められない。中東諸国が反アメリカで結束すると、アメリカの地位は著しく失墜し、またドル箱の石油の権利なども失いかねない。

 南米もかねてより、ベネズエラのウゴ・チャベス大統領のような反米勢力が力を増し、かつてのアメリカの裏庭ではなく、身近な敵陣の要塞になりかねない状況である。ここのところの世界情勢はアメリカにとって孤立化を招きかねない憂鬱感の増す展開である。

 日本憎し、中国大好きで来たアメリカではあるが、アメリカの日本に対する流れは変わりつつある。例えば宇宙飛行船の船長に若田氏が任命されたことや、グラミー賞で4部門受賞などに現れている。アメリカ人の心は文化だとかちょっと経済や政治とは関係のないところから、徐々にその姿が現れてくる。

 笑う人がいるかもしれないが、かつて、バブルの頃は、タワーインフェルノやロボコップなどに、実に醜い日本人が搭乗していた。ハリウッドの映画はアメリカ人の心を顕著に映し出していた。

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八百長相撲の簡単な改革案

2011年02月13日 14時35分54秒 | スポーツ

 マスコミをはじめ相撲の八百長で、財団法人を取り消せなど、日本中で口角泡を飛ばすような大騒ぎ。しかし、相撲だけを極端に取り上げるのは、日本のコアな部分に蔓延するその他の八百長やいかさまを隠したいためではないのか。いわば目くらましにも思える。

 例えば、マスコミは圧力を受けて真実を伝えていない闇、記者クラブによる報道の偏り。例えば、バブル崩壊後、税金をばらまくだけで日本沈没を放置してきた(実は解決能力が無かった)東大官僚が全く責任を取らず、日本を支配続けることは日本最大の八百長ではないのか。

 ちょっと論点がずれたが、元々、相撲は八百長と共に始まったと思う。ある意味では八百長と共に現在の相撲に推移し、それを含む文化が醸成している。八百長を止めることは根本的に現在の相撲文化を改めることである。外人も増えたことでもあり、特に八百長を嫌う外人力士の心情に合ったSUMOUになるのかもしれない。

 八百長と共に発達してきた相撲ではあっても確かに八百長が良いとは言えない。ただし、現状でのルールではいくら禁止しても、八百長相撲を撲滅することはできない。何故なら、相撲取りどうしの連絡やの話し合いを禁止できないし、相撲取りの心の中まで覗けない。そこで私の提案。柔道のように、気合の入っていない相撲は指導を行う。指導を何度か受けた関取は減給や階級降格を行う。

 少なくとも力士の良心だけに任せるよりはましだし。客観的な判断が入ることにより、あいまいさが排除できる。あいまいさが問題なのだ。これで、無気力相撲や八百長と疑われる取り組みは明らかに減るであろう。それでも八百長が明らかになった場合は、審判を変えるべきだ。プロレスのように観客の目を騙すのもプロの技だ。

 その代り、相撲場所の回数を減らし、十両以下であっても給料などで優遇してはいかがか。ついでに言えば、もっと土俵の面積を広げてはいかがか。2mを超えるような力士が増える中で、あまりにも狭すぎる。技も狭苦しくなる。本来の力強いぶつかりがあり、多彩な技が出せるよう取り計らってほしい。

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相撲八百長問題でも裁判所が中立ではないことが証明された

2011年02月13日 10時33分17秒 | スポーツ

 今朝の新聞!週刊現代が吠えていましたね。「八百長裁判で4785万円を詐欺」ここは広島なのでまだ週刊誌は読んでいないが気持ちはよく分かる。八百長のあった事が警察の出した証拠ではっきりしたじゃないですか?裁判所はどう釈明しますか?

 裁判所が中立なのは民間の同じ立場のケースであって、政府(官僚)および政府に近い企業などと民間が争った場合は間違いなく民間は負ける。アメリカ政府に近いアメリカ企業も同様に特別扱いされる。

 弁護士がついている側とついていない側が争うと、間抜けな弁護士でも必ず弁護士側が勝つ。これは裁判の常識。議論も何も、やってみれば分かりますよ。私がNTTコミュニケーションズと争った場合もひどかった。相談した弁護士もやる前からあんたの負けと言っていたけど。

 兎に角、判決文を見ると、私が出した多数の証拠には全く触れない。100%NTTの主張だけを取り上げ、おまけにNTTが主張してもない論点を裁判長が勝手に創作して、主張している。私の主張の最も重要な部分は全く無視。当然のことながら私の具体的な論点には触れない。

 この裁判はNTTと争う前に、裁判長が立ちはだかり、私が裁判長と争う裁判だった。裁判長がNTTから何かもらっているのかとも思ったが、多分これで、点数を稼いだのだろう。

 私は弁護士を付けずに争い、NTT側の弁護士が変な主張してきたので、その矛盾点を突いたが、もちろん、裁判長は全くその点にも触れない。裁判長は何でもいからNTTを勝たせたかったと思われる。NTTは完璧であり100%NTTが正しいとの判決文が出された。弁護士をつけて上訴したが蹴られた。

 私が出したNTTの問題点はトラック一杯とは言わないが、バケツ一杯ぐらい出してますよ。問題だらけだ。一言で言えば、NTTコミュケーションズは合法的な詐欺をやっている。NTTの社員もやられたと言っていた。

 論点は外れるが、公正取引委員会の改善警告を無視したのは大手企業では日本広しと言えども東西NTTぐらい。公取の警告は最後には命令になった。NTTにとって世の中に怖いものが無い。

 しかし、いいですか?月額5000円程度のレンタルサーバー契約のはずが、毎月、正常に払っており、何も間違ったことをしていないのに突然、総額約20万円の支払いになるのか?今はWADAXと契約しているが親切便利でそんな問題はみじんもない。NTTは最後まで明細書を出さず、具体的内容の証明もせずも分からなかった。裁判長は明細書を出す必要が無いと言う。そんなビジネスがどこにあるんですか?

 NTTなら何でもできるが、私がNTTに対して同じことをやったら、詐欺か何かで投獄されかねない。いつから日本の裁判は中国や北朝鮮と同様になったのかね?

 時々、無名で攻撃してくる人がいるが、あなたなら払いますか?同じNTTグループの人(よく話をする営業マン)でも同情している。同じNTTグループの中でもコミニュケーションズはちょっと異質らしい。親しい友人(彼は成績が良かったので私が勧めてNTTに入社)も近い親類もNTTなのであまり言いたくはないが。

 何故、裁判がこんなことになるのかと言うと、人事に問題がある。裁判官の人事は全て最高裁判事が握っている。従って、全国の裁判官は最高裁の意向には逆らえない。その最高裁判事は事実上、天上天下唯我独尊の世界。やりたい放題で、この国の最も重要な最終判断を下している。

 相撲協会は文部科学省の指導管理下にある。文部科学官僚の既得権エリアであり、おいしい団体になっている。その、相撲協会の屋台骨を揺るがすような記事を掲載するとは何だ。けしからん。懲らしめてやる?というわけだ。最初に相撲協会が勝つよう結論を決めておいて、判決文ではその趣旨に沿って練り上げる。

 衆議院選挙と同時に実施される最高裁判事の国民審査が事実上、自動信任となっていることに原因がある。以前、信任する判事を〇にするようにしたところ、全員が不信任となってしまったために、現在のように×をつける方法に改正され、実質無審査の全員合格となってしまった。おまけに、最高裁判事を判断すべき情報は分かり易い形で一般の人には与えられていない。

 反論は結構だが、それでは、国民審査の前に、最高裁判事が国民の前に出てきて、経歴とか、何か説明しましたか?方針を喋りましたか?名前とか顔が分かりますか?

 つまり、この判事はこのような人物で、これまでの裁判実績はこのようなものだったという情報を十分与えた上で、この人でよござんすかと言う信任投票ではない。見たことも聞いたことのない判事を審査しなければならない。これをいかさまと言わずに何というべきか。ただ、日本ではいかさまでも何でも上に立つ人が正しいのだ。徳川以来の日本人遺伝子だが。

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電力会社は外面紳士・中身やくざが出世する世界

2011年02月12日 11時20分37秒 | 思考空間

 日本の電力会社は沖縄電力を含めて10社あり、社員だけで10万人以上(積算したことが無いが多分12~15万人)いると思います。殆どが真面目な社員です。入社した時、新入社員教育で「24時間電力社員でいるように」と言われ、度肝を抜かれましたが、99%以上の社員がその言葉通りに振る舞い、恐らく死ぬまで電力社員をやるのではないかと思います。それは外の世界の人には理解できない。

 電力会社の多くの人間は、例えば、トラブルを起こすことは絶対にあってはならないこととして、トラブルに巻き込まれてもいけないと考えています。もっと言えば、目立ってもいけない。電力の社員として目立つことは悪なのです。目立って良いのは上司からそれを求められた時だけ。その基準から言えば、私(元電力社員)など犯罪者であり、電力関係者は私のブログを厳重にチェックしていることでしょう。

 しかし、一方で、やくざを自称し、一般社員の前では、周りを睥睨するようにふんぞり返って、肩をいからすようにのし歩く連中もいる。こういう連中は、バックに政治家の後押しがいるか、強力な引っ張り手や支援者がいて、若い時から少なくとも取締役になることが約束されているか、彼ら悪徳プリンスの手下である。そんな彼らも、上司に対してあるいは外では完璧な紳士を演じるし、上司の前では、ものすごい気遣いを見せる。

 強力なコネを持たない出世志向者は、仕事をしているふりをして、アフターファイブ、特に土日は社長や会長のご自宅に伺って、かいがいしく、庭の掃除や片づけなどを手伝う。奥様も手馴れ、どうにいったもので、「ちょっとそこの何々君。灯篭をjこちらに動かして」などと指図するらしい。言われた方はもう、心得たもので、はいはいと言って灯篭を動かす。奥様に名前を憶えられているということは、ま、少なく見ても本店次長以上が約束されたようなもの。これらの情報も、事務屋には流れるが技術屋は常に蚊帳の外。

 昔は、大卒で本店部長以上が約束されていたが、現在では例えば技術系では大学院を出ていようが博士号を持っていようが、特別管理職にも慣れないケースがたくさん出てくる。(電力会社には一般管理職と特別管理職があり、前者は組合員、後者は非組合員で、特別管理職にならないと給料は十分上がらない。)何しろ、技術屋にはポストが少ないし、真面目な技術屋が真面目に努力しても、管理職教育などで指導される内容などは通用しないことが多い。

 事務屋はマージャンとか上司への接待などを通じて、そこらの情報はぬかりなく、伝えられる。はっきりしているのは成績を上げても十分評価されないこと。成果主義を導入しても、それは名目上のことだけ。現実的には管理職以上はポスト昇進だし、指名されなければ昇進はなく、常務以上から介入されると、人事部長は拒否できない。だから事務屋は技術屋が真面目にせっせか働いていても笑っている。(ただし、ここらは会社によって多少の差がある)

 事務畑で取締役以上に出世した人の話を聞いていると、上司の家族の面倒まで見たことなどが当り前のように語られます。長男は出来が悪かったので、どこどこの学校へ行くように手筈したとか、二男の時は苦労したとか。銀行でも、土日に上司のご自宅に伺い、上司が煙草を取り出すと、即座に部下がライターを出して火をつけるなどの話があります。

 ある教授が自衛隊でも一緒だと言います。トイレから出てくる上司に対して、さも偶然出会ったように振る舞い、近づくとか。あの調子では、上司が靴を舐めろと言えば舐めるだろうとその教授は語っていました。

 最もひどい目に合うのは、製品を納品する企業や出入り業者で、ぼろくそに言うし、人間扱いしない。同じ社員同士でも、出世が無いと思われる社員に対しては業者並みの扱いで露骨である。これらの傾向は特に事務屋、あるいは事務屋もどきの技術屋に顕著である。例えば上司が退職すると見方を180度変えてしまう。あれは終わった人とあからさまに言う。

 電力会社の中にいても、どうすれば出世できるか知らない人が多い。ある事務屋が干されていたので、私は有力な政治家を探して支援してもらうように助言した。何と彼は、出世街道を登り始めた。他人には勧めるが、私自身は仕事の自信とプライドがありすぎてでは絶対にやらなかった。

 ついでに言うが、電力会社では自信家は、それが表に出たら、それこそ絶対に出世できない。逆に管理者教育で、テキストに書かれた管理者像とあまりにもかけ離れていると声をあげて嘆いていた奴が出世するのだから笑えない倒錯の世界。

 電力会社では一般の常識は通用しないと言うか真逆であったりするので、企業リーダーなどの本を読まないほうが良いと思いますね。世の中の事柄にもひどく疎い。研究所の所長がトヨタの看板方式を知らなかったので、若かった私には雲の上の人だったが書籍を贈呈したことがあった。

 私は二人の副社長を含めて3回は良いお誘いを貰ったが、人間関係で出世するのは嫌で話に乗らなかった。ところが、いつしか声をかけくれる人がいなくなっていた。人生でチャンスはそうあるもではないという教訓。話が戻って、出世し始めた彼に電話した時、その人間性に愕然とした。助言するべきではなかったような気がした。

 電力会社で出世するには公私混同が大切ですね。本店のそそり立つ殿堂のビルに住む住人にとって仕事は単なるツールであって、政治家のバックを持つか、プライベートタイムでの常識はずれの上司への忠誠心とサービスが出世に結びつくことは間違いない。ついでに言えば、父親が元社員で、その父親が裏で動いているケースでは、その涙ぐましい努力は抜群と言うか、驚異的な効果をもたらしておりますね。

 電力会社の本店は積極的に仕事するところではない。実質的な仕事は現場(発電所、営業所)がやるし、積極的な取り組みは波風を立てる。何よりミスは致命的な傷となる。下手に新しいことをやれば、トップからにらまれる。誰かが言っていたが、一歩踏み出してはいけない。せいぜい半歩だ。技術を開発するのはメーカー、莫大なお金が無いと電力会社の技術開発は成り立たない。経済産業省の管理が厳しくて自主的な経営は許されない。赤字が出ると怒られ、黒字が出ても怒られるのが電力会社。

 いずれにしても電力会社はやくざには弱い。本当のやくざにも弱いし、内なるやくざ(若い時から大出世が約束され、歩く道にはじゅうたんが敷き詰められ、きちんとエスカレータが用意されている)が大活躍する世界ではあります。

追記:私はある超大物政治家周辺のフィクサーと言われている人物と会うことがあり、食事の席で自民党国会議員は一人だけ電力会社社員を推薦できるのだと教えられた。ビジネス上のトラブルがあり、決定権を持つ人物に会って収拾させたかったが、たまたまフィクサーで驚いたがそれだけのこと。今でも借りも貸しもない。

 また、これもたまたま、若いころ自民党議員(後に閣僚経験)を応援したことがあり、偶然ある宴会の席で会い、私が電力社員であることを知っていたので「〇△」のところへ行きなさいと言われた。〇△氏は自民党議員の高校の同期らしく、常務になっていた。面倒を見てくれるよとの意味だったと思うが行かなかった。大雑把に見て自民党国会議員の推薦を受けた者は常務にはなっている感じ。

 私は逆に自民党議員に電力会社を改革したいので協力して欲しいと、申し入れたが、話に乗ってこなかった。よく考えれば、改革などすれば、当時の自民党議員にとってのうまみがなくなるわけだ。今は政権交代しているのでどうなっているのか。このほかにも、父がお世話していた自民党議員もいたが、そのような裏のルートは一切利用しなかった。

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マイホームの建設!! 2.土地探し

2011年02月07日 10時00分24秒 | 思考空間

 私は故郷の広島市に戻りたかったが、広島市内の土地の価格が高いことは分かっていたので、東広島の土地を探した。前回お伝えしたようにかつて、所有していた旭町の土地は長年貸していたので、旧法律では借り手が強く、手放さざるを得なかった。駅前の不動産屋、インターネットで見つけた不動産屋を片っ端からあたり、現地で待ち合わせてはあっちこっち回った。何度か母も一緒に見てもらった。

 不動産屋さんは親切だった。東広島市駅の近くにある酒造工場の近くの土地、八本松の造成地、川辺の新しい造成地など5か所ぐらいか、複数の業者と回った。家内も案内し、色々考えた末に、川の土手に接した新しい造成地で150坪程度の広い土地を購入するつもりでいた。東広島市は発展性の高い都市で、広島大学があり、シャープなどが立地し、未来の期待ももてる。ところが、家内が、子供が田舎は嫌だと言っていると伝える。

 広島市内も見なかったわけではないが、利便性、広さ、価格などで満足のいくところが無かった。そうか、もう一度広島市内もきちんと調査するかと、広島市内を重点的に回り時始めた。旧市内の中心部、府中町周辺、可部地域(安佐北区)などを回った。不動産屋さんには申し訳ないがどれも、今一つと言う感じだった。

 その頃、既に、建築業者とも打ち合わせを始めていた。私が土地探しで困っていることを告げると、「こころ」が良いのではないかと言う。変な名前の造成地だったが見に行った。こころはフジタ関連の企業が開発したいるもので、不動産業者のカテゴリーには入らないから、一切紹介が無い。広島市内に住んでいれば、テレビなどで知ることができるが、県外の私には知る由もない。

 中心部からはトンネルを超えて、長い坂を登りきったところに展開する広大な開発地域だった。山の上に、開ける新世界と言う感じ。統制された区画デザインと、塀のない開放型家屋、緑の配置、自動車の速度を落とさせるカーブなどの道路設計、気に入ったのはケーブルなどの地下埋設。電信柱が無く明るく開放感がある。住宅展示場のような家屋が既に数百軒建てられていた。

 広い面積が欲しかったが、商業地域はちょっと高かったし、残された場所では小学校前の区画しかなかった。その中でも一番大きな土地(僅かに)を選ぶことにした。北側も南側も道路に面している。事務所も併設するので道路条件は結構気になったが、その点では満点だった。家内や母にも見てもらい了承を得た。ただし、面積は当初、73坪程度で狭すぎたが我慢するしかなかった。

 結果的には、満足すべき場所を探し当てることができたが、ま、大変だった。今にして思うのは、複数の建築業者と土地探しについても相談しておけばよかったと言うこと。彼らにしてみれば、家を作りたいわけで、顧客が満足する土地も、一緒に探す姿勢がある。不動産業者だけでなく、例えば、銀行とか、直接利害関係のなく幅広い情報を持つ企業に相談する手があったかもしれない。

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