橋下は実にあっけらかんと笑顔で、すがすがしかった。何でだろうなと思ったんだけど、橋下は何でも自分の思い通りやってきた人間で、その流儀は貫けた。マスコミで不利が伝えられ、逆転にかけたんだろけど、負けてサバサバだろうな。
当初、橋下はいつか首相になる人物と考えていた。大坂の維新の旗揚げにも行った。凄い熱気と勢いだった。最初の衆議院選挙では、仕事も空けて毎日選挙区を回って働きましたよ。橋下を見限ったのは、慰安婦発言だった。
このブログで、代表を降り、髪を切って坊主になれと何度か書いた。反省の無い人間が国のトップにはふさわしくない。しかし、その後も自分の発言を正当化し続けた。支持する気は失せた。再び、維新の会を支持する事になったのは江田憲司が加わったからだ。
江田憲司はブレが無いし、言っている事は私の考えに極めて近い。みんなの党が空中分解し、成るようになったというのが最近の維新の会だった。もし、みんなの党と合併したら、民主党を遥かに上回る勢力になっていた。
みんなの党に対し、解党して加われなどと、奢り高ぶりがひどすぎて実現しなかった。矢張り、弁護士出身でテレビで人気が膨れ上がった人間らしかった。
ブレーンや取り巻きが、堺屋 太一、古賀茂明(元通産官僚)、中田宏(元横浜市長)、東国原英夫など凄いメンバーでパワフルに思えたのだが、いつの間にかいなくなったね。上手に起用できなかったんだね。
例えば、ブレーンを大阪市の幹部に登用し、基本的な方向性だけ合わせて、バリバリ、好きなだけ改革を進めさせればよかった。間違いなく大阪は変貌し実績も出ただろうから、一気に国政でも大多数をとれた。橋下にそれだけの度量が無かったのだろう。
話は変わるが、もし、たかじんが生きていて「橋下は色々有ったが一生懸命大阪の事を考えてきたんだから、一つ任せてやってくれ。橋下は今後もわしが指導する」とでも言おうものなら、大阪都構想は市民から支持されただろう(僅か1万票の差)。
たかじんの奥様の一言でも相当威力を発揮した事だろう(奥様はおられた?)。また、自民党をはじめ全ての政党を敵に回しており、上手に筋書を作り調整出来る人物もいなかったんだね。要はやり方が下手。
橋下が抜けたら、維新の会は維新の会ではなくなるし、相当力を失うことになり、選挙で江田憲司が党首に再選されて、がむしゃらに頑張るしかない。江田憲司は論理的で唯一まともな政治家だが、ちょっと硬いので、党全体が縮小しない様、工夫も必要。
橋下は二度と政治家はやらないとの決断で、言い切った以上は貫いたら良い。そう言えば島田 紳助も全くテレビに出なくなった。
韓国では元米軍慰安婦128名が韓国政府への賠償を求め、ソウル中央地裁に集団提訴した。米軍慰安婦は現在も存在し、過去も合わせて総数、9936人とされている。彼女たちはドル稼ぎのために、売春に協力したのであるが韓国政府は冷遇してきた。
米軍慰安婦が多かったのは1960~1980年頃だった。現大統領パク・クネの父親パク・チョンヒ元大統領は売春が違法行為でありながら、特別措置として、米軍への売春を認めた。
韓国政府は米軍慰安婦の性病を検査し、防止するため管理していた。いわば米軍慰安婦は韓国大統領が後押しする、政府公認の売春制度だったのだ。
彼女達は、日本軍の従軍慰安婦に比べて社会的な支援が無く、厳しい戦いを強いられている。特に、マスコミが米軍慰安婦の問題を取り上げない事は、日本の従軍慰安婦に対するセンセーショナルな取り上げ方と比較して異常ともいえる。
韓国の売春と言えばキーセンが名高い。最近はとんと聞かなくなったが、キーセンはまるで国家公務員の様な触れ込みだったと記憶している。売春していながらキーセンはステイタスが高く、堂々と結婚していた。
日本からキーセン目的の旅行団体が大挙して訪れていたのではないかな。年配者の中にはお世話になった人も多いはず。これほど作用に、韓国では売春が国家の経済立て直しやドル稼ぎのための重要なサービス産業だった。
思うに韓国は貧しかった。日本が朝鮮戦争で奇跡の復興を遂げる中、韓国には追い風が無かった。昔、雑誌で読んだ記事で、日本人がソウルあたりで運転していて、人をはねた。韓国の人が大丈夫、金で何とでもなるからほっときましょうと言った。
パク・クネ大統領や韓国マスコミが日本軍の従軍慰安婦をことさら取り上げ日本を非難する背景には、巨大化する中国への配慮と将来に向けた中国従属化の道筋が有るように思える。極めて現実的過ぎる選択なのだ。
先の衆議院選挙で維新の会を手弁当で応援していて、かなりの人から維新の会は石原氏がいるから投票できないとか、年寄連中が問題とか言われた。橋下は多分国政の経験が無かったので、東で人気高くベテランの石原氏を党首に据えたかったのだろう。
何度も指摘しているが、維新の会がみんなの党に解党しろなどと、思い上がり過ぎたことを言わず、一緒になっていたら、衆議院で180席は固かったと思う。そうであれば、大阪都構想は加速度的に実現したに違いない。
この度、自ら党首を退いたみんなの党の渡辺も、借金を暴露されず安泰だったかもしれないが、色々な事が非常に不都合に働いた。
今さら言っても何だけど、まず、橋下は原子力政策からブレ始めた。私は原子力は安全が確保されれば賛成ながら、橋下がブレずに原子力に対して厳しい姿勢を続けていたら、それはそれで支持しただろう。
問題は理由も明確では無く、反省も無く、十分な説明も無く、謝罪も無くブレる事だ。橋下はだんだんブレが増え始め、ひどくなってきた。慰安婦問題に不用意に踏み込み過ぎ、発言は撤回しないなどと居座った。
今回の党の分裂そのものが大きなブレの一つだ。支持者の大きな混乱を招くような分裂をさせるのなら最初から合併すべきではなかった。取り組みが甘すぎたと言わざるを得ない。
私はこのブログで、橋下は坊主になり、暫く代表の座から降りろと提案した。読んでいるか?アドバイスを聞いていたら、もっと維新の会は勢力を維持し、その上で橋下は強いリーダーとして復帰しただろう。
反省し、潔く地位を降りるぐらいの度胸の無い奴は、リーダーとしてはふさわしくない。日本人は潔く散る桜が好きだ。パッと散ったら、あの立派な桜をまた見たいと思うのが日本人だ。
歴史を振り返って、軍部とか大本営とか、嘘ばっかり言って、自分を正当化し、全く反省しない。絶対責任も取らない。現在もそっくり官僚がその伝統を固く守り続けている。
それが日本の発展を大きく阻害しているのだが、そういう悪しき、日本のリーダースタイルをとるようであれば、何ら進歩は無いし、党首なんてやる資格は無い。だから、私は積極的に維新の会を支援するのを止めた。
私は現在、安倍首相のアベノミクスを含めたリーダーシップを支持している。現状で、殆ど助からないところまで沈んだ日本を救済し得るパワーは、現実的に安倍首相しかない。
今回の維新の会の分裂が野党再編成を加速させる?ブレるリーダーが中心にいるようでは、国民の支持も得られないし、求心力も働きにくい。遠心力が強くなる可能性も有る。
前回は旅行から帰ってくる家内の了解を得て、広島市会議員に立候補したので実質3週間しかなかった。減税日本の推薦以上を期待していた。当時維新の会は地方選には全く関わらなかった。
河村たかし事務所が主張を書けとのことで書いて出したところ、高く評価して頂き、強く河村たかし氏に強く推薦するとのことで、公認も有るかと思えた。それじゃ立候補しないのは失礼と、全く勝算無しに立候補した。
一人で、準備を始めたわけだが、ポスターをどう作るか、広い選挙区にどう貼るか全くわからず、本当に大変だった。最低でも推薦は来るものと思っていた。ところが、3月末の直前になって、電話が入り検討が間に合わないと告げられる。
ポスターやら、選挙カーやら、はがきやら、全ての書類も大慌てで変更。秘書を雇用、選挙カー体制も作り、実質一人でやりとおしたが何とか選挙らしきものは出来た。しかし、あえなく1500票弱で落選。没収を免れたことが幸いだった。
来年春に関して、維新の会から話が来た。正式なものではなく、出馬の可能性についての問い合わせみたいなものだ。説得も有ったが断った。これが前回だったら大阪に伺って、お願いした事だろう。万難を排して頑張ったに違いない。
出るか出ないか決めていなかったが、仮に出るにしても維新の会から出る気は無かった。橋下徹の姿勢に納得出来なかった。私は橋下徹には日本のリーダーになって欲しかった。そのためには全力で応援する気だった。
先の衆議院選挙では仕事を放置し、毎日、事務所に詰め、夜遅くまで選挙活動した。きつかったが悔いは無かった。
散々書いてきたように橋下徹は日本のリーダーになるには、ぶれすぎた。そして慰安婦問題をひっぱり過ぎた。最後まで自分は間違っていないと言い切ったのは容認しがたい。これじゃだめだ。
首相になるには、間違いを素直に認め、反省し、方向転換する時はきちんと謝罪の上、説明すべきだ。プライドや気持ちじゃない。そんなものはどうでも良い。日本を引っ張るために自分を殺すことは果敢にやるべきだ。
恐らく、橋下徹が首相になる芽は全く無くなった。民主党ほどひどくはないが。残念な事だった。
私が市会議員になれば、それは相当頑張ったに違いない。サラリーマン時代はともかく、市会議員は市民の支持を受けているわけだから妥協する必要が無い。やり過ぎて大変なことも巻き起こっただろう。
いろいろ考えてきたが、状況も変わってきた。選挙で頭を下げてまで投票を頼むのはおかしい。自分の利益だと考えるから頭を下げる。利益は市民のために有るべきだ。本来は支持者から頼まれて立たなければならない。
また、山本太郎議員(衆議院:原子力反対)のお蔭でネクタイをしなければならない事が分かった。自分の首を自分で締めるなんてもう卒業した。勘弁してくれ。
私は広島を発展させたいだけだ。そのため、何故、広島空港を追い出し、広島大学を追い出し、地下鉄を作らず不便な地上電車を残したか、金の使い方も含めて徹底的に洗い直すところからスタートしたかった。
難しいが、広島市に有給研修制度、有給ボランティア制度を創設し、働きたい人は全員研修を受け、何らかの仕事ができるような仕組みを作りたかった。ベンチャー育成の具体的な環境づくりもやりたかった。弱い老人をどう助けるかも深刻な問題。
しかし、その思いは市民には伝わらない。大政党に加わり子分になるか、有名人になるか、金を上手にばら撒くか。候補者は出来もしない事を喋る。そんな中で夢や理念を語っても理解されない。政治家は汚いか嘘つきというのが定番メニュー。
どぶ板選挙で選ばれるわけだから、それなりの見返りを求める。日本の政治環境はまだまだ遅れている。これはという人物を多くの人が手弁当で支援するような、バックグラウンドが無ければ、良い政治家は育たない。
広島をどう発展させるかは常に頭に有り時間をかけて考えてみたい。
若い頃から二大政党実現を夢に応援してきた。河野洋平の「新自由クラブ」から始まり、新生党、民主党となった。新自由クラブでは地方幹部だったし、新生党でも選挙事務所に詰め活躍、マイクも握った。仲間は衆議院議員になり、私もその可能性が有った(誰でも当選した選挙)。
民主党が実現した時は、「もう自分の出番は無くなった、然し、よかった」と思ったものだ。ところが、ところが、民主党はひどすぎた。
民主党が経済に弱い事は十分承知していた。官僚・地方公務員の改革を旗印に掲げていたので、それだけでも日本は良くなると期待した。官僚は日本の発展を阻害する最大のガンだ。
ふたを開けると、官僚改革どころか、何も出来ない。私は、鳩山首相が沖縄基地問題で行き詰まった時、某大臣に会って提案書を託した。菅首相を含めて74回ぐらい提案した。鳩山は読んでもいないし、菅首相も提案どうりやれば民主党政権が続いている。
野田政権では完全に官僚の操り人形。仙谷が中国の船長を釈放した時には「日本人としてのプライドがズタズタ」になり、広島地裁に訴状を出した。前原が八ッ場ダムで降参して完全にノックアウト。もう、二度と絶対に民主党には政権を取らせてはならない。
みんなの党に期待し、渡辺事務所に2万円も献金したのに、ただ領収書が来ただけ。江田事務所にも問い合わせたが、対応無し。事務が機能しない政党なんて、こりゃダメだと一切みんなの党は応援しない事にした。
渡辺は江田を更迭、柿沢を追放した。代表なら指導力を発揮しなきゃあ。まるでヒットラーだね。柿沢議員のお父さんには、新自由クラブ時代、大変お世話になった。男前で優しい人だったね。
維新の会は衆議院選挙で仕事も休み応援した。残念ながら僅差で敗れた。橋下徹は期待の星だったが、「慰安婦発言」が全てだったね。私は即座にこのブログで、「暫く謹慎し坊主になれ」と書き、何度か同じ趣旨を書いた。ところが、弁護士の本能か、彼の政治スタイルか、逆に開き直った。
世界的にも、橋下徹が安倍首相の次の世代のリーダーとの見方が有ったと思う。橋下が私のブログを読み、反省していれば、首相の道も十分あった。しかし、橋下に依存する維新の会は支持を急速に落とした。
はっきり言わせていただくと、米欧も橋下の「慰安婦発言と、それ以上に、その後のひっぱり過ぎにはがっかりした」と思うよ。これが期待される日本のリーダーなのかと。株価が下がった一因にもなったと考える。
堺市の選挙で敗北しこれまで掲げてきた大阪都構想自体が消滅してしまった。鳩山も私の提案で救う自信は有った。菅首相にも、支持率が下がろうとした時「TPP解散」を提案した。打って出たら、大勝利し、小沢も追放できた。
なかなか、トップリーダーは、本人が高揚し舞い上がっているのと、よいしょの取り巻きも多く、難しいね。
安倍首相に対して、1回目の時は民主党支持だったのと、期待を込めてこき下ろしたが、頑張ってほしい。実行力が高い。私は、日本(かなり沈没した)が少しでも浮上するのであれば、政党には拘らない。安倍首相にしか出来なこともたくさんある。
先の参院選で維新の会とみんなの党は共に8議席、微妙な数だが両党はどう見ても負け。特に維新の会は、殆ど橋下徹の個人的な人気でここまで来た政党だから、橋下が悪玉になっている状況からすれば人気が下がることは有っても、上がる要素は無いので非常に厳しい。
片や、みんなの党も上昇に陰りが出てきた。渡辺の官僚改革を目指す姿勢は本物でブレないところも大きな魅力だ。ところがあまりにも硬すぎて、妥協の余地を示さず、自ら救済案も提示しない。まるで、100%の潔癖を求める完璧な女性のようで取り付く島もない。
渡辺のように理想を目指すことは重要だが、政治は現実であり、結果を求められる。一方で、確かに橋下は過激でぶれすぎする。
両党とも、有力な経済政策が無いのは痛い。1995年頃から、日本の最重要政策は経済になっており、アベノミクス(殆ど私が主張してきた内容)はかなり手遅れながら一途の望みをつなぐ。自民党がよほど大きな失策を犯さない限り、小政党のチャンスは無い。
私は最初に維新とみんなが合併し、その後、立ち上がれなどと選挙協力すべきと考えていたが(実現していれば自民党に十分対抗できる野党グループが出来ていただろう)、今からも可能な協力は模索しなければならない。
橋下は参院敗北を率直に認め、共同代表を降りて謹慎すべきだったね。天敵のようなマスコミでもグッとくるところは有るよ。頭を丸めればさらに良い。日本では散り際が大切だ。残念ながら、橋下は絶好のタイミングを逸した。昔のごり押し自民党議員と重なる。
申し訳ないが今の橋本は政党代表として評価できない。間違いを認めない、反省しない点で、橋下が激しく攻撃する官僚と変わらない。今や官僚は日本発展の最大のガンだ。1か月でも謹慎すれば、復帰を望む声は大きくなる。
挽回についてアドバイスするとしたら、既に書いてきたことだが、大阪改革に戻り、専念して大阪の着実な発展を実現することだ。大阪府や大阪市にはまだまだ山のような課題が有る(はず)。具体的な予算や業務の最小単位まで切り込んで検討すると問題点が浮かび上がる。提案や情報提供の制度を活用する手も有る。その改革の進捗状況などを全国に発信して欲しい。
また、代表が思い付きで喋るのはリスクが高すぎる。止めたほうが良い。課題はまず身内のスタッフ(例えば異なる専門分野の3人)に検討させる。スタッフの議論が煮詰まった段階で輪に入り、結論を出す。発表は広報にやらせる。そうでなければ、発言が日本の未来を左右するような政党の代表にはなれない。オバマ大統領がツイッターを書きますか?
建設中!!
辛坊治郎氏は太平洋横断中のヨットで浸水し、海上自衛隊の救難活動により救われ、涙を流して謝罪すると共に自ら謹慎することを伝えた。この土日も、日本で最も人気のあるキャスターの一人である辛坊治郎は画面に登場していない。
確かに辛坊治郎は酷評されても甘受すべき状況かもしれないが、緊迫する中で即座にヨットを捨てる判断をしたことと加えて鮮やかである。
同じ早稲田大学卒業であるが、橋下徹との違いは明確だ。慰安婦発言直後から、私はこのブログで「坊主になり謹慎して参院選に勝つか、負けて代表を辞めるか」など何度か書いた。然るに、ありうべきか、都議会選挙前に、確か彼は、都議会選挙で負けたら辞めると言っていたのに、敗退にも拘らずうやむやにして続投した。
多くの関係者や日本の未来を背負うべき多くの候補者の運命や、若い世代のリーダーとして担うべきこの国の未来が彼の肩にかかっていたはずだ。その認識は有ったのか。何度も書くが、慰安婦問題は橋下が正しいか正しくないかではなく、政党の代表が扱うには筋が悪すぎる。
テレビに出続け、自らの論理を喋り、また、各地をまわった。この広島にも来ることは事務所からの連絡で知ったがとても行く気にはならなかった。彼は既に悪玉になっている。テレビに彼の顔が映るとチャンネルを回すようにしている。ただの出たがり屋喋りたがり屋ではないか。
将来、首相になる可能性の高かった人物だが、今やその芽は殆ど無いだろう。これだけ発言のブレがあり、自己都合の方針転換が有り、リスク管理ができていないと擁護できない。
参院選では殆どの議員が落選し、次の衆院選では前回より議員数を減らすと予想するが、その時々でどう判断するのだろうか。
前にも書いたが、橋下が慰安婦発言の直後に反省して坊主になり暫く謹慎したら、以前のような人気が出たと思う。慰安婦問題は、取り上げるには筋が悪すぎたし、ひっぱり過ぎた。テレビに露出して、自分は悪くないと言い続けたがために橋下はすっかり傲慢な悪者になってしまった。
現状では橋下がテレビに出るとチャンネルを回す人が多いのではないか。参院選で負けることは明白であり、そこまで待たずに、今からでも遅くない、坊主になって謹慎したらよい。市長の業務は淡々とこなし、テレビの取材にはただ謹慎中ですとだけ答える。
頃合いを見計らって、誰かが「お願いですから謹慎を解いてください」と言う。すぐには応じず、3回目には複数の人間が謹慎解除を申し入れ、そこでやっと謹慎を解除する。それぐらいのステップ(儀式)を踏めば、世間は橋下が変わったと受け止める。反省が有ったと考える。
謙虚さが重要だ。本人の意に沿わないかもしれないが、維新の会を救うには必要なステップではないか。橋下ちゃん、僕のブログは読んだ方がいいよ。
橋下発言が暴落のトリガーになったとは言わない。日経平均が朝方のピークから1500円下がったトリガーは市場の過度な加熱であり、テクニカルには平均線からの飛び跳ねた乖離である。しかし、中国経済の失速や円高が原因とされたが(後付けの理由で)1500円の急落になるほどのものではない。せいぜい500円ぐらい下がればいいとこ。
アメリカのヘッジファンドは今回の売りで随分儲けたのだが、本来アメリカはアベノミクスを応援していたはずなのだ。しかし、何故か?
最初の亀裂は安倍首相の「村山談話を継承しない」、「侵略の定義が明確ではない」発言や、麻生はじめの閣僚の靖国神社参拝。橋下は安倍と同じ仲間と考えられており、その橋下が韓国にとってデリケートな慰安婦を乱暴に取り上げ、同時にアメリカに噛みついたことから一挙に顕在化した。
アメリカとは言っても、オバマやその仲間がやったことではない。オバマは50%の支持しかなく力が無い。現在のアメリカの経済を動かしている白人リーダー達の不信感を買ったのだ。怒りの鉄槌が下ろされた。それは二日間も急落したことからわかる。安倍首相が気が付くまで、何度かやられる可能性が有る。
何度も書いたが、日本経済が復活するにはアメリカの了解と協力が無ければ到底かなわない。
慰安婦の問題を橋下が取り上げるには筋が悪すぎる。非常にうまくいっても傷を負うだろう。米軍に慰安婦を推奨したことは、橋下がかつての日本軍を肯定し、日本の軍事増強を推進しようとしているとも拡大解釈される。
今からでも遅くない、橋下は頭を剃って坊主になり、期限を決めず謹慎することだ。2週間も謹慎すれば、「お願いですから復帰してください」との声が出るようになる。誰か一人でもそのような声を上げることが実によいきっかけとなる。日本人は謙虚な潔い人には優しい。