小沢氏は凄いのか、間抜けなのか良く分からないところが有る。多分両方だ。凄いところは、ご存知の通り、どぶ板に代表される選挙戦術だ。前回の衆議院選挙ではその能力が発揮された。国内では小沢幹事長を上回る人はいないという。
間抜けだなと思うのは、東京地検対策。東京地検はいわば自分の配下。その配下の組織にやられるのは、あまりにも対策不足と言われても仕方ない。まずは民主党が政権を取った時に、法務省や東京地検を締め上げる大臣を送りこんで、次官や局長などを飛ばし、予算も絞るべきだった。
それとあまりにも表に出過ぎだ。鳩山首相の頭を叩くような強引な指示を出してみたり、中国に600人を超える民主党関係者を送りこんでみたり。海外からも小沢支配と見られるようではやり過ぎだ。
民主党政権は国民からの支持を集め、多方面の改革が期待されていた。多少のことは国民も目をつむってくれた。支持率を下げたのでは、出来ることもできなくなる。これは国民の不幸ではないか。
次官などを飛ばす理由は、飛ばした後で考える。いくらでも、見つかる。例えば、日本の裁判はメチャクチャではないか。官僚が日本を支配し、日本が凋落中である。当然その責任は財務省にもあるので、財務省の次官も飛ばす。先に飛ばさないでいて、全面対決も無い。今さら飛ばせば叩かれる。
東京地検と小沢氏の対決はどっちもどっちと言うか、東京地検も異常な動きを見せている。ま、バックに何かが有ると見るべき。その何かとは、CIAであったり、自民党であったり。日本のリーダーはCIAを甘く見過ぎている。盗聴ぐらいは日常茶飯事で、日本の法律とシステムでは防ぎようが無い。
ここまで小沢報道が大きくなり、しかも、逮捕の可能性も高くなっている。参議院選挙への影響が無いはずはない。CIA&自民党の勝ち。早晩、辞任と見るが、辞任や辞職すると逮捕が容易になるので、小沢さんの悩みは深刻。