宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

万能細胞の開発は永遠の命への入口

2007年11月25日 18時31分50秒 | 生命

 京都大学再生医科学研究所の山中伸弥教授は昨年もマウスで万能細胞の開発に成功している。その時、人間は永遠の命を得たかもしれないと書いた。(そのブログはOCNのミスで消されてしまった) 今回、成人の皮膚での成功はまさに神の領域に到達する偉業であり、ノーベル賞10個分に相当すると思う。

 私は大学にいた関係でES細胞のことは知っていた。ES細胞は当時から再生医療に役立つことが期待されていた。ただし、拒絶反応や倫理上の問題もあった。もし、自分の皮膚から作り出すことができれば、これらの問題は一挙に解決する。4つの遺伝子を同時に、投入するというのはなかなか思いつかないアイデアだと思う。山中教授は大学の研究者として優秀なだけでなく、現場的に優れた知恵と発想力を持った人だろう。

 今後の課題は任意の臓器をどう作り出すか、ガンの発生をいかに抑制するからしい。実は「いもり」だったか、もっと原始的な動物では、受精卵にホルモン(アクチビン?)の濃度を変えて加えることにより臓器の作り分け(心臓、血管など)ができる事が古い雑誌で報告されていた。臓器の作り分けの問題、ガン関連の遺伝子を使わない方法などは早晩解決するものと予想される。

 まさか、こんなに早く万能細胞の開発ができるとは思っていなかった。しかも、かなり分裂の進んだ大人の細胞である。永遠の命を得る事が良いことか、どうかは分らない。ただし、様々な夢と期待を創造したことだけは確かである。

 私は、かつて1990年代の初めのことであるが、神がいるとしたら間違いなく、「私からあなた方・人間に贈った最大のプレゼントはあなた方自身ですよ」と語るに違いないと確信した。人間の体は現在の科学をもってしても、到底到達できないレベルの優れた機能・能力をもち、ほとんどがまだ解明できない。遺伝子解読などは全体像から言えば、ほんの入口の端に過ぎない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

何故日本は5%の経済成長を目指さないのか

2007年11月17日 10時13分01秒 | 思考空間

 福田首相がブッシュ大統領と会って、要求したのが「北朝鮮のテロ支援国家指定解除の中止」。このために、インド洋での海上自衛隊による給油活動を再開に向けて補給支援特措法案の早期成立に全力を尽くすのだとか。日本という国家が財政難で喘いでいる時に、要求する優先順位が違うじゃないかと言いたい。

 北朝鮮拉致問題は安倍君が対立を深刻にしただけで解決の道を閉ざしてしてしまった。気持ちを優先し、結果を出せない伝統的な手法だ。拉致家族を取り戻したいなら別の方法がある。今更、テロ支援国家の指定解除を解こうが解くまいが拉致問題の解決には結びつかない。

 アメリカが日本のバブル経済を崩壊させて以来、日本経済のあり方はアメリカが手のひらで転がすことになった。バブル崩壊以降、日本の経済成長は低迷し、その成長率は常にアメリカの経済成長率より遙か低めに抑制されてきた。民主党クリントン時代は最悪で、共和党ブッシュになり小泉首相が自衛隊をイラクに送り、アメリカの協力で日本経済も多少改善してきた。

 日本経済が復活するにはアメリカの理解と協力が重要である。福田首相はアメリカへの全面協力を約束し同時に日本経済(成長率が先進国の最低レベル)の復活に向けた理解と協力の約束を取り付けるべきだった。3%から5%の安定した成長を続ければ、消費税や年金問題など日本が抱える多くの問題を解決できる。

 一方で、東大法学部の成績上位で卒業したスーパーエリートがリードする財務省(旧大蔵省)は変化の速い国際情勢について行けず、バブル崩壊以降、経済対策と称して予算をバラマキ続け、800兆円を超える負債を作った。無能ならまだ良かったが下手に自信があるから間違った政策のオンパレードで、日本を深い溝に落としてしまった。実はアメリカが日本を追い落とし、自国を成長させるために経済ルール・システムを変更したことに対応できなくなったのだ。

 知識エリートは教科書がありきで初めて能力を発揮できる。現状の教科書ができるのはおそらく50年以上先の話で、東大エリートは昔の教科書を信じるのみ、現状とのあまりの差に腰が抜け新しい状況に対応できない。これは丁度第二次世界大戦中に失敗しても失敗してもミスリードを続け、大敗を招き、アメリカに原爆投下を許した、軍部のエリート集団と同様である。あほ・馬鹿・間抜けとはまさしく、これらの知識エリートのことをいう。

 ここは非知識型リーダーを中心に政府が主導で3%から5%の経済成長を目指すべく戦略を立て、アメリカには全面的な協力を求めるべきだ。それにはまず、経済成長の最大のがんである既得権官僚組織をぶち壊す必要がある。実績評価に基づく、適正な評価を行う官僚組織に改革し、筋肉質でタフな経済成長推進軍団を編成すべきだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トヨタはランクル200相当のディーゼルを開発していた

2007年11月03日 22時31分42秒 | 

 トヨタがこの度のランクル200の発売でディーゼルを出さなかったので、今日も「トヨタは頭が固い」と悪口を言っていたが、広島トヨタで雑誌を読んでいると、何とヨーロッパ向けにディーゼルを商品化していたことが分かった。日本ではディーゼル車規制が厳しすぎ、NOX対策がうまくいかないらしい。

 スペックは私がトヨタに要望していた8気筒(V8)が実現されており、続いて4.5リットル、286馬力、60kgmのトルク、6ATというモンスター、スーパーマシンだ。何だかわくわくするが、国内に投入されるのは、2年後かもしれないとの観測。2年後なら待つかという気になった。今乗っている100(既に14万km)が2年は楽に維持できる。

 ランクル100が出る前、200が出る前に私はそれぞれトヨタへ要望書を出しており、その要望がどの程度影響が有ったか、無かったかは分らないが、特に100の場合の実現度は高かった。(200が出る前に出した要望書に対してはトヨタから礼状が届いた)200でも一部実現しているが、何しろ私の望んだディーゼルが出されていない。しかし、新タイプエンジン、8気筒というところは開発が進んでいた。

 今回の200がガソリンで確か288馬力だから、ディーゼルで286馬力はすごい。6ATも驚くがディーゼルの特性を考慮したものだろう。噴き上がりが悪いから、ギアを早めに上げて、トルクで稼ぐ方が賢い。100でも大半のガソリン車に勝てるから、特殊なガソリン車以外は相手にならないだろう。

 いすずとの共同開発が水面下で進んでいるものと推察される。私は前からブログで要望しているように、是非、富士重工の水平対向エンジンで、開発して欲しい。世界中があっと驚くだろう。そんな夢みたいなことが実現しないかと密かに期待している。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

公務員改革無き消費税議論は亡国の始まり

2007年11月02日 18時33分04秒 | 国際・政治

 渡辺大臣の進めてきた公務員改革が骨抜きになる中で、消費税上げ議論が出るのは、完全に官僚が自民党議員を動かす形で、官僚の既得権を維持する方向が決まりつつあることを示す。GDPが3%以上上がれば、消費税を上げる必要が無いわけだから、考えるべきは経済成長であって、消費税ではない。消費税を上げれば、官僚がどさくさに紛れて既得権を増大させることは間違いない。

 日本が3%以上の経済成長を実現することはそれほど難しい話ではない。先進国でさえ、日本を除くと軒並み3%を超える経済成長していう。官僚ががちがちに縛り経済成長の足かせとなっている規制緩和を解放し、北海道や沖縄に法人税が格安で世界に開放する経済特区を作り、優秀な世界のリーダーを呼び寄せ、1%程度のインフレにコントロールし、そして何よりも重要なことだが為替を1ドル120円から150円に保つ経済戦略をとれば日本は再び、ライジングサンとして飛躍できるだろう。

 無能な大蔵官僚どもが、やがて1000兆円を超えようとする国の負債を作りだした。無能な方がましだった。下手に自信があるから、日本を沈没させる方向へ暴走してしまった。彼らは本来の国民の下僕として、真面目に働くよう、必要以上の既得権を与えないよう、公務員改革を徹底して実施すべきだ。

官僚のみ栄えて、国滅ぶ現状を避けなければならない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする