宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

はやぶさ3で火星の砂をサンプルリターンして欲しい リュウグウの20種アミノ酸は輝かしい成果だった

2022年06月20日 16時21分36秒 | 生命
 はやぶさ2のおかげで、マイ進化説では原始地球でのアミノ酸供給を悩むことが無くなったし、生命誕生に関し新プロテインワールドの可能性が一層高まった。タンパク質は通常、アミノ酸が50個以上ペプチド結合している場合をいう。

 リュウグウは直径900mの岩石の塊のように見えるが、僅かな重力が有り、表面には砂が有り、そして砂にアミノ酸が付着していた事から以前は水も有ったのかと思わせる。

 今後の課題は、何故、20種類のアミノ酸が見つかったかだね。これは興味深い。もっと話を広げると、月のサンプル(岩石のかけら?小石?)ではアミノ酸が見つかったのだろうか?月のサンプルに砂は無かったか?

 そして、さらにさらに話題を広げると、はやぶさ3による火星のサンプルリターンを大いに期待しよう。各地域の砂、そして地表から10m以上 下の水の有無。はやぶさ2の成果で水(存在した場合)の中に細菌がいないとは言えなくなった。火星は現在のところ、人間が移住すべき唯一の天体だ。
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りゅうぐう砂に20種類以上のアミノ酸を発見のニュースはマイ進化仮説の追い風となる

2022年06月07日 11時49分35秒 | 生命
 驚きのニュースでしたね。宇宙に浮遊していたリュウグウで、しかも20種類以上のアミノ酸とは。想像もできませんでした。この事は、原始地球にアミノ酸が存在していた事も推定させます。

 僕は、生命誕生に関して新プロテインワールド説を電気学会で発表しており(査読無し論文)、特に今年は、タンパク質通信が等価的な評価システムとなり、物質進化が生命に至ったとする新たな仮説を3月に発表したばかりです。新プロテインワールドでは池原健二名誉教授が多くの発表をされています。

 タンパク質は想像を超える驚異的な機能を持っているから、タンパク質と物質、タンパク質どうしの疑似通信を実現し、通信ネットワークを作ります。このネットワークから評価とか判断の機能が生まれ、より優れたシステムを選択することにより物質が生命に進化したのです。

 従来説は御存知の様に遺伝子のコピーミスが進化に至ったとしていますが、そもそも、物質は遺伝子を持たないから、物質進化にはならない。RNAワールド説(プロテインワールドを否定)はRNAの材料が原始海で十分存在した報告が無く、合成されても水中では不安定。仮に豊富なRNAが存在しても、タンパク質が世話しないとRNAは何もできない。

 リュウグウの発見で宇宙のどこでも生命が誕生する事がわかったか?僕は原始海にタンパク質工場が存在したとする仮説を2020年に発表しています。このような多種のタンパク質が安定供給される条件が無いと、物質進化による生命誕生は難しいでしょう。
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