宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

維新の会の広島参議院候補が何故辻康裕ではないのか理解できない

2013年05月26日 19時22分40秒 | 橋下改革

 この夏の広島県参議院選挙の候補は、前回の衆議院選挙で唯一涙をのんだ辻康裕(広島2区)になると信じていた。ところが、先月だったか、辻康裕(やすひろ)が候補なら献金したいと申し入れたら、山口県で落選した女性候補だと言う。金額を上げようと考えていたが、一切止めた。

 山口で落選した候補なら、山口の参議院候補者として出すべき。党の都合であり、広島の地元支持者を無視した暴挙。

 この度の、橋下代表の慰安婦問題の唐突の発言といい、訳の分からん話。

 橋下は大阪で改革の実績をあげ、それを全国に広げるなら論理的。ところが、突然、大阪とは関係ないリスキーな慰安婦問題を取り上げ大ブーイングとなった。謝罪するどころか自説のこだわりでひっぱり過ぎて自ら創設した党の破壊活動を推進している。

 あの感じで橋下がテレビに出演し続けると、確実に支持率は下がる。露出しないほうが良い。嬉しいのは自民党、民主党。みんなの党のワタナベも硬すぎて、協力しないと明言したことは、維新の会との抱き合い入水(心中)に等しい。みんなの党の支持者も心中を好むかね?

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維新の会のベテラン議員は何故みんなの党との調整に動かないのか?

2013年05月21日 21時08分30秒 | 橋下改革

 維新の会とみんなの党が参議院選挙などで選挙協力を行わないのは両党にとっても日本にとっても大きなマイナスだ。維新の会には爺さん(失礼、ベテラン議員)がたくさんいる。何故、橋下と渡辺の調整に動かないのか?

 大変失礼だが、石原慎太郎が連れてきた、ベテラン議員は維新の会にとって、支持率を落とす お邪魔虫。ベテラン議員が必要とされるのはまさしく、今この時であったはず。こういう状況こそ、ベテラン議員が力を発揮すれば存在価値が有る。

 存在価値の無い、無駄に存在する維新の会のベテラン議員。

 慎太郎も何をやっているのか。松井幹事長のバランス感覚も疑われる。こんなことではとても政権は取れないし、トライする前に崩壊に向かっている。

 それにしても自分のメンツを必要以上に立て、謝罪しない、譲らない、反省しない橋下に、国民、とりわけ意識の高い人や女性の評価は厳しいと思うよ。

 みんなの党の渡辺には橋下にない魅力が有る。それは、官僚改革を実現しようとする一途さ、ぶれないひたむきさ、純粋さだ。橋下は見習ってほしい。だから、みんなの党との決裂は痛い。

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橋下が慰安婦発言の自己正当性を主張するほどダメージが深刻化する

2013年05月20日 10時46分52秒 | 橋下改革

 大変残念なことだが、維新の会は存亡の危機に立たされている。慰安婦問題は有力な政党の代表が軽々に触れるような問題ではない。テーマとして難しすぎるし、取り上げること自体が極めてリスキー。賢明な人間なら避けるだろう。

 取り上げるべき重要テーマは山ほどある。韓国の慰安婦に会うらしいが(とってつけたように?)、それなら、なおさら会う前に断定的なことを言うべきではない。まわりにアドバイスできる人間はいないのか?しゃべくり自己破壊者の道を進むのか?

 日曜日にもテレビ朝日で出演し、くどくどと自己の正当性を述べたようだが、前回も書いたように、何も言わず坊主になって1か月ぐらい謹慎すれば、人気が以前にも増して上昇したはず。正しいとか正しくないとかそんな次元ではなく、この問題をひっぱればひっぱるほど、傷口が広がり回復不可能になる。

 想像するに、橋下には焦りが有り、安倍首相の助けに回って得点を稼ぎたかったのではないか。

 私はじっくり大阪の改革に取り組み、その成果を発信して行くのがベストだと思う。橋下も全能ではない。間違いも犯す。間違った時は反省し頭を下げ、本来あるべき方向に修正すべきだ。そうでなければ政党を正しくリードできない。

 日本人はきっぱりとした態度、潔さには拍手を送る。桜が好きな国民性だ。頭を丸めて「悪うございました」と謝罪する。一切、へ理屈は言わない。これしか無いが、橋下の性格からして出来ないだろうから深刻。

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慰安婦発言で維新の会の崩壊が始まった

2013年05月16日 07時37分59秒 | 橋下改革

 橋下徹は今回の慰安婦発言でその良識の無さ、リスク管理の無さ、戦略性の無さが露呈してしまった。庶民が酒を飲みながらぼやくのではない。政党の代表であり、大都市大阪の市長が公的に発言したことだ。正しいとか正しくないとかではなく、わざわざマスコミの前で発言してどのような効果を狙ったものか。

 うっかり発言であれば、直ちに挽回策をとるべきだった。例えば、謝罪の上、一時期代表を謹慎するとか、坊主になるとか。実は今回の事は橋下が頭を丸めるぐらいの出来事であり、その自覚が無いとしたら、別のケースで必ず同じような事件が起きる。

 これまで維新の会を支持してきた私自身が、橋下がわざわざ慰安婦の問題(韓国に関してかなりデリケート)を取り上げることに疑問を感じ始めた。彼は裸の王様なのかな。本件が維新の会に及ぼす影響は深刻だと思うね。

 私どもは帰還兵の話を聞き、赤裸々な雑誌も読んでいるから、日本軍兵士が韓国や中国でどれだけ女性に対して犯罪行為をしてきたかも知っている。安倍首相を含め、都合よく解釈して、無責任な発言をするのではなく、まずは真摯な態度で歴史的事実を客観的に把握することから始めなければならない。

 日本軍の多くの兵士は戦争中の混乱状態に乗じて本当に悪いことをしてきたんですよ。

 ドイツが戦後、戦争で迷惑をかけた事を認めて、世界に貢献する努力(例えば、外国人労働者の受け入れ、ヨーロッパ統合の指導的役割など)を続けてきたことをお手本に、市民レベルでも、いかに償っていくかを真剣に考えなければならない。

追記

橋下は謝罪会見を実施したものの謝罪になっていない。言い訳をしない、強がりを言わない。それが謝罪会見の要点。丸坊主にでもなれば、潔いということで逆に人気回復になった。

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維新の会に挽回のチャンスは有るか?

2013年04月04日 13時26分28秒 | 橋下改革

 安倍政権への支持が高まる中、大阪維新の会に以前のような期待や勢いが感じられなくなった。橋下ちゃんは大阪市長でありながら国政政党の共同代表、残りの共同代表の石原慎太郎は病気がち、元立ち上がれのメンバーとは方針を巡ってギクシャクでは無理もない。

 瞬間的な支持率ではみんなの党を下回るありさまである。前も書いたように、先にみんなの党と合併、立ち上がれと選挙協力なら大躍進していた。自民党をおびやかしていたであろう。

 私は焦らず、大阪の改革を進め、上手に実績を公表したらよいと思う。橋下徹が支持を集めた原点は、大阪の改革実績である。意外性と驚きだった。その中で現在の地方行政と中央官庁との問題点を指摘し、解決案を示すべきだ。

 橋下手法(問題点を取り上げ、当事者を激しく追及する)は健在で、相手が官僚だったり地方公務員だったりすると拍手喝さいだが、結果的とはいえ桜宮高校(入学試験中止)のように受験者(一般人)が犠牲者になる場合には逆に非難を浴びることになる。この切り替えは今後の生命線だろう。

 橋下ちゃんはやりたくないかもしれないが、町の人々の不満がどこに有るかを十分調査した上で、関心の高いテーマを取り上げ、国民がうっぷんを晴らすような発言を代行してあげれば(発信力は普通の人の数万倍)間違いなく支持率は上昇する。

  例えば、大阪府と大阪市に「何でもお聞きしましょう課」を作る。府民や市民は府や市に対して喋りたいことが山ほどある。ところが全く聞き入れて貰えないからフラストレーションがたまっている。これらの声を全て(不真面目や感情的なものは除く)お聞きし、体系化し、データベース化する。そこから、より多くの住民の声を反映させる政策を実行する。

 プロジェクトチームがデータベースのデータを分析し、実現や解決のため練りに練った対策を手にした上で、マスコミや住民に対して、橋下ちゃんが得意の演説をぶつ。

 あと一つ、支持率が上昇する手。橋下ちゃんが原発を容認する方向に大きくぶれたことと、無条件で容認しているようにとられていることがマイナスになっている。「原子力の安全性が確認されれば、現段階では原発稼働を認めざるを得ない。然しながら、現状では安全性が確認されていない」と電力会社に噛みつくべきなのだ。

 再びぶれたわけではないし、電力が安全性を軽視してきた状況を追求し、改善させる姿勢を見せれば、多くの国民がついてくる。また、現実に原子力は安全性が確保されている前提でまだまだ必要なのだ。

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大阪市立桜宮高の件は橋下市長を支持する

2013年01月23日 07時07分25秒 | 橋下改革

 マスコミが顔を隠した高校生の発言を繰り返し、テレビで流している。誰かが橋下へのブーイングを煽るためのやらせのように思えてならない。冷静に考えなければならないことは二つある。一つは、体罰で一人の高校生が自殺に追い込まれ、その後の調査で体罰が体育科で常態化していたこと。

 次に、教育委員会と学校のタッグマッチは強力で、この牙城を誰も崩せなかった事...だ。

 テレビに出てきた高校生はいじめ側の生徒のように思える。誰かが死のうとそれは関係ない。ほっといてくれ。自分達の生活や環境を崩さんといてくれ。そう主張している様に感じられる。第一に顔を隠した発言は今時の書き込みいじめそのものじゃないか。

 体罰を条件付きで容認していた橋下が遺族に会って方向が変わったらしい。体罰を受ける側、いじめられる側の痛みは殴る側、いじめる側には到底理解できない。体罰は次第に過激化し止まらなくなる。

 昔読んだ「天声人語」にこのような事例が紹介されていた。罰を与える実験で、失敗すると電流を流すスイッチを押す。実は罰を受ける側は役者で電流は流れていない。もだえ苦しむ演技を行う。電流の強さを調整するつまみには危険を示すレッドゾーンが記入されている。

 くれぐれもこの危険レベルを超えないようにと注意しているにも拘らず、試験した全員がどんどん電流を上げ、レッドゾーンを超え、止まらなくなったらしい。精神的におかしくなり、精神科で治療を受けることになったという。

 人間は残酷な動物だ。誰かが止めなくてはならない。昔は人が亡くなると大きな社会問題になったが、1年間で3万人も自殺する状況で、感覚がマヒしたか。

 あなたが教育委員会に訴えたことが無いのなら、とても教育委員会の鉄面皮ぶりは理解できない。最初は誰も学校の相談に行く。生温くて解決しない場合は教育委員会に行くことになる。ところが、教育委員会は凄い。全く意見を聞くことは無い。強硬な姿勢でまるで巨大な岸壁だ。

 独立組織で怖いものなし。親にとっては切実で切迫していても、学校にとっては不当で面倒くさい話だ。どんどんはねつけて自分たちの世界を守る。恐らくこれまでは何の抗議を受けても微動だにしなかったのではないか。それで、学校の既得権組織を守ってきたのだ。

 今回の事は橋下でなくてはできなかった。ま、敢えて橋下ちゃんにアドバイスするなら、3人ぐらいの信頼できるスタッフ(異なる立場で、論理的に思考でき、遠慮なく発現できる)を集め、発表の前に議論し、特に一般市民を追い込む形を避けるか、やむを得ない場合でも救済できる案を考えておいた方が良い。

 気持ちは分かるし、これまでと同じように果敢にやって欲しい。しかし、結果は同じでも勢いのある言葉は誤解を招きやすい。優れた仲間がたくさんいるのだから、多いに協力してもらうべきだ。

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維新の会はみんなの党と合併し石原慎太郎と選挙協力していたら150議席取れた

2012年12月18日 14時27分52秒 | 橋下改革

 選挙前には維新の会のマイナスになるような記述は避けてきた。ただ、ブレや理解を得にくい動きが勢いを削ぎ、当初目標の半分の54議席に至ったことは、今後のことも考えて反省すべきことだ。反省は戦略上重要で、日本には存在し難いが、これなくしては目的達成できない。橋下に反省が無いように感じられ、そこは気になる。

 一つ目は橋下が大飯原発の再稼働反対の立場をとっていたのに容認に変わった。保守系からの働きかけが有ったのだろう。私個人は安全性確認も条件で原発再稼働容認だが、代表の立場で一度口にしたことは簡単には変更すべきではない。しまったと思っても原発反対を貫けばよかった。

 どうしても方向転換したい場合、例えば、謝罪するとか、公開の場で徹底的な討論を実施し、再稼働の重要性の意見を尊重して方向を変えるなどの芝居は必要だ。

 少なくとも、大飯原発の再稼働に関して容認の姿勢さえ取らなければ、滋賀県知事嘉田由紀子の反発を招くことは無く、未来の結党も無かった。未来の党へ小沢グループが入り、有権者から見ると、維新の会も対象となる第三局(勝手にマスコミが十羽ひとからげで総称させた)の全体が分かりにくくなった。

 二つ目は、何故みんなの党と合併しなかったかだ。目標や理念は一致する点が多い。強いて違いを探せば原発の方針か。この二つの党が合併すれば、1+1=5 ぐらいの効果が期待できた。みんなの党の渡辺氏は純粋に官僚改革しようとしている。彼を副代表として全国を回らせ、橋下の代弁もさせれば、相当のパワーになった。少なくとも渡辺はぶれないので、ブレを表面化させることも無かった。 

 三つ目、石原慎太郎との合併は、やむを得なかったのかもしれないが、例えばみんなの党との合併後に選挙協力ぐらいにしておけば、良かった。水と油の組み合わせと見られ、マスコミの批判の的となった。橋下に焦りが有り、石原の誘いに乗ったと見るべき。また、石原代表が不機嫌に質問者を罵倒するなどは女性有権者には かなり不評だった。ダメージを与えたのだ。

 維新の会とみんなの党が完全に政策を一致させて合併し、その後に石原慎太郎の率いる党と選挙協力に持ち込めば、有権者の印象は高くなり、ごたごたも回避できた。渡辺をはじめみんなの党は一途に官僚改革を進めようとしており、実現の可能性も高くなる。従って、今回の選挙では上々の場合150議席ぐらい《1+1=5の計算では (54+18)×5/(1+1)=149》、悪くとも100議席ぐらいにはなっていたと考える。

 今回明らかに得をしたのは立ち上がれ日本だろう。党の存続が危ぶまれていたが、微風とは言え維新の会の風に乗って、メンバーが楽々と当選を果たした。

 最後に維新の会は何故国民の要望を重点的に取り上げないのか?調査結果は新聞などで調査され発表されている。国民の要望は圧倒的に経済であり、次に年金だ。私は戦略研究家だから官僚改革の重要性は十分理解できるが、有権者にとって身近で優先度の高い課題を取り上げ、解決しないと支持を得にくい。猛省して欲しい。 

 維新の会は批判を浴びることになるが、それでも期待感は強い。じっくり立て直すチャンスはまだまだある。全く論外な民主党とは根本的に異なる。

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辻康裕は一歩足りなかったものの元気でした

2012年12月18日 11時12分27秒 | 橋下改革

 残念ながら、レポートでお伝えした辻康裕(やすひろ)の比例復活はならなかった。本人はがっかりしているかと思ったら、いたって元気。笑顔も健在。37,000票も獲得できたので、広島に住所を構え次のチャンスを目指すことになったようだ。17日は事務所の後片付け、支援者への挨拶などに追われていた。

 火曜日は地元テレビが辻やすひろの奮闘ぶりを伝えていた。「こんな貧乏な候補者はいない」などと過激な紹介から始まった。応援者のいる方向に向かってダッシュする姿は印象的である。マスコミ各社の取材者も驚いていた。今回の広島で最も輝いていた衆議院立候補者だったが、残念ながら、大半の有権者は選挙後のレポートでしか見ることが無かった。

 選挙はスタートした時点で大勢が決まっており、短い選挙戦でどれだけプラスアルファできるかが勝負というのが私の考えだが、今回もまさしくそんな感じである。中国地区の比例区における維新の会は17.7%で自民党に次ぎ2位。この傾向は全国と共通である。そして、辻やすひろは2区で16.7%(全候補者数に占める割合)、3区の中丸候補は19.4%となっている。

 両者の得票数はほぼ同数ながら、辻やすひろは中国ブロック平均に1%足りないが、中丸候補は2%近く上回っている。

 比例区で復活するかどうかは、実に3区の同じ維新の会から立候補した中丸氏との勝負になっていた。地元の利が有り、早めに準備を進めていた中丸氏に軍配が上がった。辻やすひろの場合は本当のゼロの状態からスタートした。あまりにも厳しすぎた戦いだった。

 辻やすひろが五日市駅で出陣し、遊説をスタートした時点で彼の名前を知っている有権者はゼロに近かった。しかし、選挙戦後半では「あ、辻やすひろだ」との声も聞こえるようになった。名前はかなり浸透した。それが37000票に繋がった。

 広島は辻やすひろという魅力的で展開力のある維新の志士を得たわけである。常に笑顔が有り、めげない性格は驚きだ。私も色々な人に出会ったが、彼のような明るい性格でパワーのある人物は知らない。好人物だけに騙されやすいかなと懸念するところはある。大切に育てて行かなければならない。

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自民党大勝・安倍政権誕生でどうなるのか

2012年12月12日 12時18分31秒 | 橋下改革

 突然の未来の党結成で、日本維新の会は最大の打撃を受けた。それでなくても、野田・官僚チームの年内解散で、維新の会は準備が全く間に合わない状況となり、各地では立候補者が惨憺たる有様だ。維新選挙カーも「金も無い、時間も無い、地盤も無い」などと流しており、正直なところだろう。維新の会は45議席との予想も出ている。

 それに比べて、安倍自民党は300を狙う状況だ。民主党惨敗は当然のことで、滋賀県知事の嘉田由紀子が未来の党を結成し、そこへ小沢グループが乗った事から、第三局の認識が不明確になり大不振。テレビは橋下と石原のベクトルの違いばかりにスポットを当て国民が混乱しているところに加えて、訳の分からん未来の党の出現。第三局分裂などとも書かれ、イメージがダウンした。

 どさくさの中で、自民党はかつての土建屋さん(選挙プロ集団)の大活躍に加え、漁夫の利やら思わぬ拾い物も有り、予想外の票となりそうだ。この瞬間で言えば、息を吹き返し、期待一杯、わが世の春を目指して死に物狂いで頑張っているのが土建屋さん。

 安倍総裁は建設国債の日銀買入れと、公共投資を宣言した。ゼネコンをはじめ、各地の土建屋さんが本来の選挙運動(自民党選挙運動=受注拡大)で全精力を挙げて動き出した。一方、国民の関心の第一は経済だ。金融緩和宣言で円安となり、日経平均が9600円を超える勢いだから、雰囲気は悪いはずがない。1万円越えが有ってもおかしくはない。

 安倍自民党が政権を取り、宣言どうり金融緩和しなかった場合は急速な円高となり日経平均が暴落する。金融緩和が甘かった場合も株価は下がる。従って、強硬な金融緩和が必須だろう。

 安倍政権は憲法改正も試すことになる。そこでは、50未満とは言え、維新の会の議席をプラスして、3分の2を確保する動きが出るかもしれない。元々、安倍総裁と橋下代表代行の考えは近かった。右翼と言われる安倍政権下では公明党と自民党の関係は美味妙にならざるを得ない。

 安倍の後ろには右翼もやくざもいるが(以前、安倍をこのブログで批判したやくざから電話が来た)、安倍のポジションが右翼とは思えない。右寄りかもしれないが中立に近い。自民党支援有力者(今年、広島に安倍総裁が来た時の世話役)によれば、かつての病気(当時は下痢を起こすような特殊ウイルスを治す方法が無かった)は完治したそうだ。

 TPPには参加することになる。安倍のTPPへの慎重な姿勢は、民主党へのカウンターとして選挙用メッセイジであり、安倍がアメリカに協力しないはずがない。原子力は安全性がクリアされたサイトが継続される。発送電分離は時間がかかっても実現するかな。年金がどうなるか分からない。

 維新の会は勢いが有ったため、強欲な既得権集団がマスコミをも動かし、叩いてきた。文芸春秋などは余程、維新の会の躍進が都合悪かったのだろう。また、維新の会は戦略的とは言えなかった。国政をにらみながら、先の地方選挙でも、全く無関心だった。地方議員が存在することにより初めて国政を戦える。国レベルの選挙のノウハウが無く、応援部隊も育成してこなかった。

 今度の、衆議院選挙は維新の会にとってつらい船出になりそうだが、県会や市会の議員(組織メンバー)を増やし、地方の後援会活動を地道に進めつつ、次の機会を目指すべきだろう。何度でも繰り返し述べるが、官僚機構改革を成し遂げない限り、日本の未来は無いので、維新の会は頑張るべきだ。

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維新の会の選挙運動(辻やすひろ、中丸ひろむ) in HIROSHIMA CITY

2012年12月08日 09時47分47秒 | 橋下改革

 広島市の日本維新の会は、ほぼ何もない状態からスタートしており、極端な準備不足・資金不足で既成政党(十分な地盤、看板、カバン:民主党は立候補者あたり2000~3000万円の資金が用意されたとの噂)に比べて圧倒的に不利な状況。前回、リポートした辻康裕(やすひろ)氏の場合はスタッフが急ごしらえのボランティア集団である。

 辻康裕にとっても初めての選挙であり、しかも、ほぼ一人で準備してきた。みんなの党の選挙協力が得られ、ボランティアが散発的に加わってきたとはいえ、負担が極度に重い状況は変わらない。支持の掘り起こしは、全く時間が無い中での、まさしくゼロからのスタート。

 事務所はコイン通り(財務省造幣局がコインを製造する場所が有る通り)から西に向かう通りに面する路地(トータテが目印)の奥に有った。(五日市中央4丁目10番28号)良い場所とは言えないがここしかなかったらしい。来る人は探すのに苦労している。強い支持者は多いようだが、期待と事務所の現状とはかけ離れている。

  3区の中丸事務所は急遽祇園のユメタウン近くのビル(安佐南区西原4丁目33-41)に構えた。安佐南警察の通り(片側2車線)だが、2階にあり、ちょっと目立ちにくく、入りづらいか。それでも、幹線沿いにあるのは辻事務所に比べて有利な点だ。また、当初から選挙経験のあるスタッフを複数擁していた。辻事務所は後援会も無く、スタッフゼロから選挙モードに入らざるを得なかった。

 マスコミ取材者が辻康裕の精力的な活動には驚いていた。街頭演説の後に突然走りだし、精力的に握手をして回るらしい。ウグイス嬢も一緒に走るが当然おいて行かれる。今までの候補には無かったパターン。一度見にゆきたい。厳しい情勢ながら支持票を一つでも増やし、何とか比例で復活して欲しい。

 その意味では野田首相とそれを操る官僚の思惑は実にうまく行っている。特に、官僚にとって民主党から自民党に乗り換えればよいわけだから、相変わらず官僚既得権体制を維持でき、税金をふんだんに使い、天下り、世間とはかけ離れた優雅な環境を満喫できる。片や、民主党は下野し永久に政権は取れないかもしれない。

 ウグイス嬢から民主党に関する話が聞けた。前回は某民主党候補のウグイス嬢を務めた。前回選挙は行く先々で、ものすごい熱狂。候補者は手を振る人がいると車から降り握手した。ウグイス嬢から見ても当選は確実に見えた。ところが、今回は民主党候補の仕事を断った。あまりにも約束(マニュフェスト)を破ったので応じられない、金の問題ではないと言う。

 どの予想を見ても自民党の圧倒的勝利が伝えられている。安倍総裁の別次元金融緩和は賛成だがまたもや鉄のトライアングル(官僚、政治家、大企業)が復活し、官僚の強固な支配体制が続くのは勘弁して欲しい。戦略を研究する一人として、官僚支配の維持は日本の未来を確実に破壊してゆくことを懸念する。

 維新の会に対する批判が色々あることは承知している。文春などの予想も厳しい。しかし、維新の会、ならびにみんなの党が当選者を増やさないことには、21世紀の日本の夜明け(維新)は無いだろう。

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