2003年に進化の駆動力になった評価システムが等価的に形成されたと電気学会で発表した。等価的とは、評価システムらしい器官(パーツ)や構成、形状や動きなどは無いが、全体の中に評価する機能を持っているという事。実際のモデルは発表する。要点は、多数のタンパク質の活躍。
従来の進化説は対象を高度な生物として、変化に重点を置いている。最初の生命創造は対象外。新ダーウィン説では高度な生物の記憶装置であるDNAを複写する際、稀に複写ミスがあり、その変化が偶然、生体システムを高度化する。この、変化=進化とする説を世界中の天才達が支持しているが、いくつかの問題がある。
最も大きい問題は、変化は破壊になることだ。生体の分子結合は有り得ないぐらい高度な組み合わせである。DNAが1か所変化すると、その変化で高度化する確率はほぼゼロ。そして、DNAのコピーミスで変化するのはあらゆる場所であり、変化が継続すると全体が壊れる。
評価システムは現状維持が主な機能で、高度化する変化を選択する。この機能の優れた点を理解するのは難しいが、よくよく考えればわかる。そして、物質構成が高度化し、ある時、生命体になった。突然の大きな変化が有ったわけではない。連続的な変化で物質から生命体になった。
連続的変化だから、物質的な差は小さいがソフトウェアが生む機能の差は大きい。物質というと分かりにくいがタンパク質主体の構成だな。進化体は進化する実体だ。教科書に書いていない事だから、馴染みにくいよね。