宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

驕ることなかれ民主党

2007年08月04日 20時13分53秒 | 思考空間

 小沢一郎の頑張りと安倍首相や閣僚のお粗末な一連の対応で、民主党は参院選において予想以上の大勝となった。投票の前日まで、赤木農相の会計問題が取り上げられるようでは、自民党に票は行かない。他の野党と共に参議院を制することができたのだ。自民党支配の既得権構造に風穴をあける突破口になるかもしれない。私は二大政党制の実現を願い、これまで手弁当で民主党を応援し続けた。思えば長い期間だった。今回は仕事多忙で応援運動を出来なかったにもかかわらず、思わぬところで長年の願いの半分が実現し、政権交代も見えてきた。

 今だから明かすが、この春から私は民主党の有力議員に「年金20万円」を参院選の旗印に挙げるよう、提案してきた。残念ながら採用されなかった。まだ民主党内部でも年金が主要なテーマになるとは考えられていなかった頃だ。年金20万円は、贅沢ではないにしろ老後の生活を送るのに十分な金額だ。正直なところ日本国民のために実現して欲しかった。今回の参院選挙に年金がメインテーマとして掲げられたが、与野党ともに具体的な金額を示していない。官僚的なずるい手法だ。もし20万円年金実現すれば、若い人もこぞって年金を支払い、箪笥預金は減り、消費拡大により経済が活性化すると見た。そのためなら、消費税が10%になっても良かった。

 民主党が政権を取るにはまだまだ道のりが長い。思い起こせば、小沢一郎が自民党を離党し新生党を設立し衆議院選挙を戦った時、私は休暇を取りあるいは残業をせずに選挙運動に走り回った。マイクも握り吠えまくった。全国的な沸き上がりとなり大勝し政権を取った。新自由クラブ時代の仲間の何人かが議員となった。しかし、小沢一郎が社会党を追い詰めすぎたおかげで、社会党は自民党に走り、束の間の天下で下野することになる。当時私は随分小沢さんを恨んだ。それからは長い長い足取りだった。

 小沢一郎はあの時のことを忘れないことだ。年齢や体力を考えると、小沢一郎にとって今回が本当のラストチャンスになる。決して、驕ることなく着実に衆議院選挙を勝ちに行って欲しい。難しいことではない。パフォーマンスも下手な戦略も不要だ。ひたすら真面目に国のため国民ため働き戦ってゆけば結果は出てくる。自民党を下野させ、4年ぐらい干させれば自民党もリファイン出来る。自民党はあまりにもダーティーで金まみれ、国民の生活と乖離しすぎている。まじめに働く人が報われることが無い。自民党が本来の自由と民主主義の政党になる機会を作るべきだ。自民党がリファインされると、同時に日本の根底にどす黒くたまり、腐敗してきた泥も吐き出される。

 小沢一郎も馬鹿ではない。よくよく国民の声を聞き、町の一般市民が望む政治、生活を実現して欲しい。一部の既得権保持者が税金を掴みとり、政治を自らを潤す為に悪用することを許してはならない。思えば、改革を目指すこの流れは小泉純一郎が作りだしたものだが、日本が良くなり、発展する方向を目指してほしい。バブル経済を通じて、いつの間にか、日本全体がおかしな国になってしまった。今後、我々は民主党を支持しなければならない。多少おかしなところも許容しよう。最大の既得権集団である、自民党や官僚の真黒なはらわたを浄化し、健全な姿に戻り、有るべき姿での政権交代が可能になるまで。

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