スイスも永世中立国をうたいながら、強力な軍隊を持ち国民は訓練を絶やさない。平和を願いながらも戦争が永久に不可避とは思えない。例えば、中国は虎視眈々と台湾、沖縄を狙っているし、中国政府が日本に送り込んだスパイ、やくざなどが隙あらば日本転覆をはかるだろう。これは漫画の世界ではない。
日本は幅広く情報を集め、正しい判断に基づき、正しいことを遅滞なく正しく実行してゆかなければならない。生物進化の研究の中で、細胞レベルまで生体の機能などを調べるにつけてその感はますます強くなる。
生物の進化は極めて戦略的だ。また、超合理的で大胆で躊躇なく、一見非情でもある。あたたの指を作るには卓球のラケット状だった手のひら原型から、指と指の間の細胞にアポトーシス(自殺)を命じている。1.5億の精子のうち卵子に到着できるのは1個体だけである。
さて、あの真珠湾攻撃は大勝利と子供のころから何度も教わってきた。ところが当日はアメリカの休息日の日曜日、日本が宣戦布告したのは攻撃の1時間後とされている。宣戦布告遅れに関して前夜は大使館のパーティーで暗号解読が遅れたと色々説明されているが、立場を変えたら納得できんだろう。
確かに、日本軍の戦果は華々しい。
戦艦4隻沈没
戦艦1隻中破
戦艦3隻小破
軽巡洋艦2隻大破
軽巡洋艦1隻小破
駆逐艦2隻大破
駆逐艦1隻中破
標的艦1隻沈没
その他1隻沈没、2隻小破
航空機188破壊
航空機155損傷
しかし、よく見て欲しい。日本軍は航空母艦を中心に真珠湾の艦隊を壊滅させ、航空母艦による攻撃の威力を見せつけた。以降、世界的に航空母艦を主体とした戦いが展開されるが、ここにアメリカ軍の航空母艦が入っていない。おまけに沈没・破損した艦船は多くがポンコツときた。
軍事力を支えるものは経済であり、とりわけ造船、航空機製造、石油関連などバックグラウンドは極めて重要でありながら、強大な経済基盤や製造力は無傷で残っている。おまけにこの日までアメリカ国民は日本と戦う気は無かった。
アメリカ軍は日本の動きを事前に察知していたのではないかとの議論は以前から有ったが、そんなことは当たり前すぎるほど当たり前であり、アメリカ首脳は日本と戦争したかったので、日本を追い詰め、日本から仕掛けてくるのを待っていた。
どこにも公表されていないが、当時の日本で情報収集していたアメリカスパイは多数いた事だろう。日本人は日本人の顔をし、日本語をしゃべると味方だと思ってしまう。そこがつけめ。鹿児島湾他数か所で実施された真珠湾攻撃の訓練などの情報はどんどんアメリカに送られている。
イギリスのチャーチル首相は日本の暗号を解読し、真珠湾に攻撃してくることをアメリカに知らせれているが、アメリは無視した。それ以上の詳しい情報を握っていたからだ。勿論、アメリカは日本軍の暗号をイギリス以上に解読していた。
真珠湾攻撃に先立って、日本軍は様々な戦力などの分析を実施していたが、これらの分析や予想はことごとく外れることになる。武器弾薬のはおろか、食料、医薬品の供給が滞り、遮断される。敵国アメリカに対する分析も甘かったが自国の分析はさらに甘かった。
日本軍のトップはエリート中のエリートで素晴らしい頭脳を備えていた。しかし授業で習ったような対戦場面は一度も無かった(失敗の本質 他)。使わない知識はごみであって、ごみ知識を詰め込んだところで何の役にも立たないし、ごみ知識エリートが指揮していた。
このために、何万人が無駄に死んだか、日本やアメリカがダメージを受けたか計り知れない。
最も深刻だと思うのは人間の命をあまりにも軽視したことだろうね。ミッドウェイの敗戦を受け、敗戦が表に出ないようミッドウエイに配員させる予定だった九州の部隊に対して全滅させるような戦いを強いる。
本部から突っ込め、突っ込めと指令が来る。武器も弾薬もろくにない。十分に装備され用意万端のアメリカ軍基地につきこめば突っ込めばもろくも機関銃などのえさになる。日本軍は同じパターンの戦いを全滅するまで続けた。
アメリカは日本以上に愚かな国だと思うが(レベルが違う)、アメリカ軍で見習うべきは、過ちを認めていること、反省する事。この差かな。日本は一度走り出すと止まらない。過ちを認めない。天皇陛下が自らの命を投げ出し、降伏を打ち出さなかったら、おそらくアメリカは九州から東京まで攻め込んだ。
ソビエトも北海道、東北を制圧し同じく東京に攻め込んだ来たかもしれない。日本人の人口は激減していただろう。女性が竹やりで戦うしかなかったんだからね。
僕が言いたいのは、当時と比べて、日本人の精神構造は基本的なところでは大きく変わっていないという事。
何度も書いたが、真珠湾攻撃はアメリカの大統領をはじめとした首脳グループの願っても無い、出来過ぎの展開で始まった。日本にとっては人類史上に比類のないほど最悪の罠にはまってしまった。その後の、原爆投下を導く環境とロジックを形成したのだ。
日本は幅広く情報を集め、正しい判断に基づき、正しいことを遅滞なく正しく実行してゆかなければならない。生物進化の研究の中で、細胞レベルまで生体の機能などを調べるにつけてその感はますます強くなる。
生物の進化は極めて戦略的だ。また、超合理的で大胆で躊躇なく、一見非情でもある。あたたの指を作るには卓球のラケット状だった手のひら原型から、指と指の間の細胞にアポトーシス(自殺)を命じている。1.5億の精子のうち卵子に到着できるのは1個体だけである。
さて、あの真珠湾攻撃は大勝利と子供のころから何度も教わってきた。ところが当日はアメリカの休息日の日曜日、日本が宣戦布告したのは攻撃の1時間後とされている。宣戦布告遅れに関して前夜は大使館のパーティーで暗号解読が遅れたと色々説明されているが、立場を変えたら納得できんだろう。
確かに、日本軍の戦果は華々しい。
戦艦4隻沈没
戦艦1隻中破
戦艦3隻小破
軽巡洋艦2隻大破
軽巡洋艦1隻小破
駆逐艦2隻大破
駆逐艦1隻中破
標的艦1隻沈没
その他1隻沈没、2隻小破
航空機188破壊
航空機155損傷
しかし、よく見て欲しい。日本軍は航空母艦を中心に真珠湾の艦隊を壊滅させ、航空母艦による攻撃の威力を見せつけた。以降、世界的に航空母艦を主体とした戦いが展開されるが、ここにアメリカ軍の航空母艦が入っていない。おまけに沈没・破損した艦船は多くがポンコツときた。
軍事力を支えるものは経済であり、とりわけ造船、航空機製造、石油関連などバックグラウンドは極めて重要でありながら、強大な経済基盤や製造力は無傷で残っている。おまけにこの日までアメリカ国民は日本と戦う気は無かった。
アメリカ軍は日本の動きを事前に察知していたのではないかとの議論は以前から有ったが、そんなことは当たり前すぎるほど当たり前であり、アメリカ首脳は日本と戦争したかったので、日本を追い詰め、日本から仕掛けてくるのを待っていた。
どこにも公表されていないが、当時の日本で情報収集していたアメリカスパイは多数いた事だろう。日本人は日本人の顔をし、日本語をしゃべると味方だと思ってしまう。そこがつけめ。鹿児島湾他数か所で実施された真珠湾攻撃の訓練などの情報はどんどんアメリカに送られている。
イギリスのチャーチル首相は日本の暗号を解読し、真珠湾に攻撃してくることをアメリカに知らせれているが、アメリは無視した。それ以上の詳しい情報を握っていたからだ。勿論、アメリカは日本軍の暗号をイギリス以上に解読していた。
真珠湾攻撃に先立って、日本軍は様々な戦力などの分析を実施していたが、これらの分析や予想はことごとく外れることになる。武器弾薬のはおろか、食料、医薬品の供給が滞り、遮断される。敵国アメリカに対する分析も甘かったが自国の分析はさらに甘かった。
日本軍のトップはエリート中のエリートで素晴らしい頭脳を備えていた。しかし授業で習ったような対戦場面は一度も無かった(失敗の本質 他)。使わない知識はごみであって、ごみ知識を詰め込んだところで何の役にも立たないし、ごみ知識エリートが指揮していた。
このために、何万人が無駄に死んだか、日本やアメリカがダメージを受けたか計り知れない。
最も深刻だと思うのは人間の命をあまりにも軽視したことだろうね。ミッドウェイの敗戦を受け、敗戦が表に出ないようミッドウエイに配員させる予定だった九州の部隊に対して全滅させるような戦いを強いる。
本部から突っ込め、突っ込めと指令が来る。武器も弾薬もろくにない。十分に装備され用意万端のアメリカ軍基地につきこめば突っ込めばもろくも機関銃などのえさになる。日本軍は同じパターンの戦いを全滅するまで続けた。
アメリカは日本以上に愚かな国だと思うが(レベルが違う)、アメリカ軍で見習うべきは、過ちを認めていること、反省する事。この差かな。日本は一度走り出すと止まらない。過ちを認めない。天皇陛下が自らの命を投げ出し、降伏を打ち出さなかったら、おそらくアメリカは九州から東京まで攻め込んだ。
ソビエトも北海道、東北を制圧し同じく東京に攻め込んだ来たかもしれない。日本人の人口は激減していただろう。女性が竹やりで戦うしかなかったんだからね。
僕が言いたいのは、当時と比べて、日本人の精神構造は基本的なところでは大きく変わっていないという事。
何度も書いたが、真珠湾攻撃はアメリカの大統領をはじめとした首脳グループの願っても無い、出来過ぎの展開で始まった。日本にとっては人類史上に比類のないほど最悪の罠にはまってしまった。その後の、原爆投下を導く環境とロジックを形成したのだ。
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