マッタリ風景

散歩写真と戯れ言のブログ

MEGAQUAKE

2011年05月15日 | 







MEGAQUAKE「巨大地震」は、図書館から借りてきた本の題名です。

図書館では、特集を組んで蔵書の中から、特集に関係する図書を集めて、展示する催しを行っています。
特集は、いま世間で注目を集めている事などを対象とすることが多いですね。
今現在の特集は「地震」と「放射能」関係です、まあ当然と言えば当然ですが。

MEGAQUAKEは、その特集の本棚から借りてきました。
内容は、2010年1月から3月にかけてNHKから放映された、本と同名のNHKスペシャル番組の解説本と言った位置づけです。

本を読んだら、番組を見たくなりました。
でも、放映が終わってすでに一年が経過しています。検索をしてみたら、Web上で鑑賞が可能とわかりましたので、先週見損なった4本の番組を見ました。

番組は、阪神淡路大震災から15年目の節目に合わせて、同地震発生メカニズムと、今後発生が予想される巨大地震のシュミレーション、そして私たちが巨大地震にどのように対応するか、と言う内容でした。

番組を見て、ビックリしました。
番組が巨大地震が発生すると想定している地域は、南海トラフです。
ご存じの方も多いでしょうが、南海トラフは東海、東南海、南海というプレート境界型地震が多々発生しているエリアであり、近い将来地震が発生すると想定されている地域です。
菅総理大臣が、浜岡原発の停止要請をしたのは、まさに南海トラフで発生するを想定しての事だと言われています。

この南海トラフと言うエリアを、東日本大震災が発生した三陸沖へ置き換えると、まさに番組は東日本大震災のシュミレーションをしたようなものです。
プレートの沈み込みから断層が破壊されて地震が発生するメカニズム、摩天楼化した都市を襲う長期地震動による高層ビルの破壊、そして最後にやって来る大津波による都市の破壊。

この番組が放映されてから、ちょうど一年後に今回の大震災が発生したのですから、神がかり的な内容だっと感じます。
しかも、図書館が本を購入したのは、2011年3月9日と書かれていました。
その直後に東日本大震災が発生したのですから、因縁を感じました。

本の中で、寺田寅彦が災害について述べた本の一部を掲載していました。
寺田寅彦と言えば「災害は忘れた頃にやって来る」で有名ですが、千年に一回の大震災は「災害は、世代間の伝承がなくなった頃にやって来る」とも言えるのではないでしょうか。

しかし、インターネットの世の中は便利です。
見過ごした番組を、後追いで見ることができるのですから。

今日の写真は、午前中に行った稲荷神社で撮影したものです。














コメント
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