マッタリ風景

散歩写真と戯れ言のブログ

冷静な目で

2011年05月17日 | 戯言









日中は晴れて、夕方は真っ赤な夕日が沈んでゆきました、夜に入って綺麗なお月様が闇夜に浮かんでいます。

今日の写真は、先週末に月岡温泉地内の調整池を散歩した時に撮影しました。
花が咲き誇る季節になって、遊歩道でもいろいろな花が咲いているのを見つけました。
一番下の写真は、アニンゴの花です。いつも見ている木だったのですが、まさかアニンゴの木だとは気づきませんでした。
花芽を摘んで、塩漬けにしたり、焼酎につけたりすると、大人の味がします。


最近、どうも原発事故「慣れ」しているように感じています。
福島原発の一号機は、燃料が溶け落ちて、しかも炉心までも抜いた、メルトダウンに陥りました。他の、プラントでも、ほぼメルトダウンが起こったと想定されています。

地震と大津波が発生した直後は、「核燃料の大半は、炉心の中に収まっているので安全です」と、事故は発生したけど「安全」だと、ことさら強調して意識を誘導されてしまいました。

その後は、「核燃料の一部が溶融したかもしれない」、「部分的に溶融してしまった」、「半分程度は残っている」と、データに裏打ちされないいい加減な発表がなされてきました。
本来、この手の事故では、最悪の事態を想定して対策を講じなければならないのに、希望的観測的な情報が提供されて、「事故は発生したけど安全なんだ」と思わされてきた感じがします。
情報誘導が、意識的になされたのかは証拠はありませんが、情報誘導だと指摘されても、やむを得ないでしょうね。
政府、電力会社、原子力村の住人、原発に利権を持つ団体・個人、いわゆるステークスホルダーズが、よってたかって誘導しました。

よく考えると、今が一番危ない状態なんですよね。
メルトダウンした核燃料は格納容器底部に「裸」で存在して、しかも水に浸かっています。
その水は、メルトダウンした核燃料に汚染された、とても恐ろしい水なんです。
水は、地下に漏れるかも知れないし、もしもう一度大津波が発生すれば、今度は復興不能なほど拡散します。

ところが、毎日毎日、事態は少しずつ悪化しているのに、慣れが来てしまって、逆に改善しているように感じてしまっています。

冷静な目で、現在の事態を見ることが必要ですね。





















コメント
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