
またまた、今朝通勤時に聴いた、ラジオの受け売りです。
東日本大震災で発生した大津波が、陸地の遥か奥まで達してしまったために、かなりの水田が海水をかぶってしまいました。
そのため、宮城県を中心に、今年は稲作ができない状態になっています。
水田に染み込んだ塩分を抜かない限り、稲作はできません。
今の技術では、水田に水を引き入れては排水する作業を繰り返して、塩分濃度を薄めるしかないのだそうです。
そのために発生するコストは一千億円、期間は10年と想定されています。
ところが、とある植物を植えるだけで、塩分を吸い上げてくれる可能性があるそうです。
その植物は「アイスプラント」と言う名前です。この植物は、土の中に含まれる体内に吸い上げて、塩分濃度を薄めてくれるという、ありがたい植物です。
体内に塩分を吸い上げるので、当然のことながら食べるとショッパイそうです。なので、料理の付け合せとして、食用になるそうです。
従って、上手く行けば、土の塩分濃度を薄めてくれる上に、商売になる可能性がありますね。
もう一つ、厄介者の「放射性物質」です。
放射性物質を栄養にする植物などあり得ないと思えるのですが、何と「ヒマワリ」が土の放射性物質を吸い上げてくれるんだそうです。
栄養にする訳ではないようですが、吸い上げた放射性物質を、根や花に蓄えるので、結果的に放射性物質の除去が可能です。
これは、チェルノブイリ事故の後、土中の放射性物質を除去する過程で、分かったらしいです。
地球は、与えられた環境で子孫を残す進化をして、動植物の多様性が保たれていると言えます。
「植物のチカラ」は、すごいですね。

