
朝のラジオで、宮沢賢治の詩が話題となっていました。
番組は、「日本全国八時です」なのですが、事の発端はお天気キャスターの森田正光さんが指摘した事を、詩人の荒川洋治さんが受けての話でした。
宮沢賢治との詩といえば「雨ニモマケズ」ですが、その中で「ヒデリノトキハナミダヲナガシ」についてラジオ番組で取り上げていました。
まあ、話の中身は有名な論争のようですが、私は全く知りませんでしたので、へー状態でした。
宮沢賢治が手帳へ書いた原文では「ヒドリノトキハナミダヲナガシ」となっています。
それが何故に「ヒデリノトキハナミダヲナガシ」となったのは、詩が新聞へ掲載された時に、この内容に訂正されて掲載されたのが発端でした。
宮沢賢治が書き間違えたのではないかと校正して新聞へ掲載されたようですが、でもヒドリ自体にも意味があるそうです。
荒川さんは、詩は作者が作った通りの内容が尊重されるべきだが、解釈は詩を読む個々人の問題だという意味の説明をしていました。
まあ、最後は個々人の感じ方ですが、最初に校正して掲載した人は、罪作りな事をしたものだと感じました。