



上の4枚の写真、如何でしょうか。
実に雄大な眺めだと思いませんか。
眼下に広がる景色は、信州は善光寺平(長野市)の眺めです。
撮影した場所は、「日本三大車窓」の一つと言われる、JR東日本篠ノ井線姨捨駅のプラットホームです。
この日は、梅雨の晴れ間が広がって、実に素晴らしい眺めを撮影することができました。
姨捨駅は、スイッチバックの駅としても有名です。
私は、善光寺平の眺めというよりも、スイッチバックを実際に経験したくて、訪れました。
長野から松本方面へ向かうと、登り口の稲荷山駅(標高358メートル)から姥捨駅(標高551メートル)まで相当な登りです。
進行方向左側に席を確保すれば、善光寺平の眺めが徐々に眼下に広がってきます。
そして、姨捨駅へ入線するには、駅を右側に見て行き過ぎてから列車が停止して、バックで姨捨駅へ入ります。
ここが、スイッチバックになっているわけです。
現在は、各駅停車の列車のみがスイッチバックを利用していて、優等列車はハードな登りもなんのそので、通過してゆきました。
姨捨駅は無人駅ですが、16:00までは観光客に対応する人がいました。
下の写真にバルコニー風の施設がありますが、プラットホームにバルコニー様に展望台を設置してありました。
なかなか、サービスが良いと感じます。
有名なスイッチバックなので、ファンらしい人が目につきました。
ただし、残念なことに、車で訪れる人が圧倒的でした、できれば列車を利用して車窓の眺めとスイッチバックを体験すると、印象が更に深まると思うのですが。
実は、この眺めは以前に経験したことがあります。
その時は、バスの車窓から見ました。
何故かと言うと、篠ノ井線に並行して長野自動車道(自動車道の方が高い所を通過)が通っていますので、高速道路からも眺めることができます。
高速道路でも、篠ノ井線でも、見える眺めは同じですが、やはり姨捨駅のプラットホームからの眺めが印象深かったと感じました。
何故かと思ったら、駅のプラットホームから眺められるというのが旅を感じさせてくれるのだと思います。
スイッチバック+雄大な眺めは、一度は下車してみる価値が充分にあると思います。
※上から4枚目の写真は、山の斜面を切り開いた棚田です。
これも、姨捨駅のプラットホームから見ることができます。



