今日は完全に初夏モードでした♪
珈琲が好きな私ですが、本日はアイスティなんて、注文してしまったですよ。
そこで――
■海を見ていた午後 / ベベール・ジルベルト (meldac)
なんとユーミンのオリジナルをボサノバでやってしまったという、和み盤です。
こういう企画は、バブルの頃に良くあったらしいですが、その当時の私は海外での仕事が多くて、ちょっと浦島太郎状態……。発売されたのは1991年でしょうか?
実は、このアルバムの存在も知らなくても、フラリと入った中古屋で数年前に見つけたものです。確か値段も480円だっかなぁ……。
ベベール・ジルベルトについても、全く知らない私ですが、どうやら本場ブラジルの女性歌手でしょう。演目は以下のとおり――
01 卒業写真
02 何もきかないで
03 やさしさに包まれたなら
04 翳りゆく部屋
05 瞳を閉じて
06 きっと云える
07 海を見ていた午後
08 ルージュの伝言
09 少しだけ片思い
10 曇り空
と、まあ、荒井由美時代の有名曲ばっかりですが、「曇り空」はデビューアルバムに入っていた擬似ボサノバでしたから、さもありなん♪ 暗く我侭に歌ってくれるユーミンのバージョンが大好きな私は、それでこのCDをゲットしたようなわけです。
で、中身の演奏はシンセ中心のフュージョン風アレンジが主体で、ちょっと肩すかしというか、やっぱりこれかっ!? と納得出来ますが、原曲の良さをそれなりに活かしているので、結果オーライでしょう。一応、打楽器や生ギターも全面に出ています。
またベベール・ジルベルト本人の歌は、もちろん現地語なんで、ボサノバの雰囲気はバッチリ♪ ということで気楽に流し聞きしていると、ちょっとダサい和みがあって、逆に良い感じです。
そして個人的には「卒業写真」や「きっと云える」「海を見ていた午後」あたりに、正統派ボサノバの味わいを感じて、気に入っています。
反面「瞳を閉じて」はハズシ気味……、また「翳りゆく部屋」と「ルージュの伝言」には、あまりのドC調さに激怒しそうです。ユーミンの音程の危なさを逆手にとったような「やさしさに包まれたなら」は擬似カントリーロック……。
ですからオーラスの「曇り空」が、一層、素敵なんですねぇ~♪
さあ、これからユーミンのオリジナルでも聴きましょうかっ♪
たまには、こんなんも良いでしょう♪