OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

この人だぁ~れ:part-15

2020-06-14 20:14:10 | 歌謡曲

KUMIKO / 浦上幹子 (ビクター)

安値で纏め売りされている中古盤をゲットする楽しみは、ちょいと「福袋」に似ている感じでしょうか、知っている歌手の有名作よりは、全く知らない歌手のレコードに期待を抱いてしまうところは、当たり外れの面白さと思います。

本日掲載したシングル盤も、サイケおやじにとっては全く知らない浦上幹子が昭和61(1986)年に出したとされる1枚で、ジャケ写ポートレートのイメージからして、失礼ながら、あまり精彩の感じられないアイドルなのか……?

等々の先入観でA面曲「KUMIKO」に針を落としてみれば、これが正統派の歌謡ロックと申しましょうか、唸るギターに演歌っぽいメロディ、そして女の嫉妬にツッパリが重なり合った歌詞の世界をグイグイと節回す浦上幹子の歌唱力は、なまじっかのアイドルには求めえぬ熱気を発散しているんですねぇ~~♪

これは作詞:たかたかし&作曲:曽根幸明というクレジットを確認すれば納得もされますが、そこに川口真が附したアレンジのロックっぽさは、浦上幹子が持ち前のドスの効いた声質があればこそっ!?

例えるならば、山口百恵~内藤やす子~中原理恵~中森明菜と続く系譜に属している感じでしょうか、実はそれよりも演歌色が強い印象は、決してアイドルの枠組みに収まりきれない逸材だったのか……。

しかし、それ故にということでしょうか、女の子アイドルが芸能界の主流であった当時には、ブレイク出来なかったのは勿体ない限りです。

ところが、やっぱりというか、結局のところ彼女は改名して、しぶとく生き残っていた様で、「浦上裕里子」となって正統派歌謡曲の道に進んだとの事、それなりにレコードやCDを現在までに幾枚か出している事実がある以上、これからも探索を続けねばなりますまい!

う~ん、それにしても、このジャケ写のアイドル仕様は収録楽曲のイメージとは違いがある過ぎる感じで、とすれば実演ライブの場やテレビ出演の時には強いメイクをしていたのかなぁ~~~?

なんとも気になる浦上幹子は、例によって「この人」シリーズというわけです。

ということで、実は最近、件のネットオークションでは連戦連敗中ですから、なかなか欲しいブツが入手出来ず、精神衛生がよろしくありません。

もちろん、財力不足も大きな原因ではありますが、ツキってやつからも見放されている気がしますねぇ……。

あらためて趣味に生きる道は険しさを痛感させられている次第です。

コメント
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