Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

生もと

2017-01-12 08:11:43 | エトセト等
食品添加物についてあれこれ言われている.安いワインにも何が入っているかわからないが,その点日本酒は安全なんだそうだ.

「生もと」という日本酒製法では酒母 (もと) を,水と米と米麹から昔ながらの手作業で4週間程度かけて造り上げる.さらに酒蔵に住み着いている自然の乳酸菌の力で雑菌を排除し,酵母が活動しやすい状態をつくりアルコール発酵を促進する.たぶん添加物は最小だろう.

しかしこの原始的な製法では,製品のアルコール度数が一定しない.この地域のスーパーで売られている「生もと」は,大七と菊正宗だが,どちらにも醸造用アルコールが添加されている.菊正宗のホームページによれば

*****醸造アルコールを適量添加すると、日本酒の香りを引き出しスッキリした味となります。さらに、醸造アルコールの添加することで、日本酒の香りや味を劣化させる乳酸菌(火落菌)の増殖を防止するという効果もあります。*****

とのことである.

酒呑みのエキスパートではないので,いままで経験した生もとは,竹鶴,西条鶴,千福,大七,菊正宗 だけだが,味の野性味,と言うか,初めて出会ったときのショック・違和感は,この順番かと思う.菊正宗以外は地酒?アルコール添加は最後のふたつである.

というわけで,今年は菊正宗の「生もとひやおろし」で始まったのでした.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

reading

/Users/ogataatsushi/Desktop/d291abed711d558e554bf7af66ee57d7.jpg