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*****遊びのギャラリー
まるで今にも動き出しそうなくらいリアルな生き物が、遊びのギャラリーにやってきました。土屋陽太・メタル展。
金属を自在に操り、滑らかな曲線と継ぎ目のわからない溶接技術は、圧巻です。どこか可愛らしい動きとつぶらな眼差しががほっとさせてくれます。是非!会場で癒されてください♪
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以上写真とも,松屋銀座のホームページより
金属板を叩いて立体化する,鍛金という手法と思う.しかし,鍋くらいなら想像できるが,こんな複雑なものがどうしてできるのだろう.
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鍛金そのものは古い技術らしく,このウサギは明治時代の山田宗美作,加賀市美術館蔵.高さ23 cm.「一見鋳造品と見紛うばかりの重量感をもつが,実際に作品を手にすると 770g と,驚くほど軽い」と言う.現在は再現不可能な「幻の技法」とのことである.
比べると土屋さんの作品群は,材質も違うが軽やかで現代的.山田作品は全部が一体だが,こちらは手・足などは別々に作って溶接してあるらしい.
とても安い.左下の蛙が 10,500 円.欲しい! とは思ったが....
「松屋」という百貨店は今では三越伊勢丹ホールディングスの傘下にあるらしいが,松屋カラーは健在.地下の穴倉風コーヒースタンドと,この「遊びのギャラリー」が銀ブラの楽しみのひとつだ.