米澤 穂信,新潮文庫 (2017/7).単行本刊行は 2014/3.
2015年版「このミステリーがすごい! 」第1位 / 2014年版「週刊文春ミステリーベスト10」 第1位 / 2015年版「ミステリーが読みたい! 」 第1位 という3冠達成.第 27 回山本周五郎賞も受賞だそうだ.
Amazon 内容紹介によれば*****
人生を賭けた激しい願いが、6つの謎を呼び起こす。人を殺め、静かに刑期を終えた 妻の本当の動機とは――。驚愕の結末で唸らせる表題作はじめ、交番勤務の警官や在 外ビジネスマン、美しき中学生姉妹、フリーライターなど、切実に生きる人々が遭遇 する6つの奇妙な事件。入念に磨き上げられた流麗な文章と精緻なロジックで魅せる、 ミステリ短篇集の新たな傑作誕生!*****
ブラックユーモア感がある「関守」が,ぼく的ベスト.
この著者のデビュー作「氷菓」を読んだのは 2001 年の昔だった.あの路線は好きだが,こちらは薄汚い中間小説集という感じ.ミステリと見ても疵が多い.
いつまでも青春ミステリを書いてはいられないというのはわかる.
でも初期の作品がよいミステリ作家は多いと思う.泡坂妻夫は亜愛一郎ものがおもしろく,直木賞以降はつまらない.北村薫・竹本健治などは比較的同じ路線にいるが,やはり初期ものが良い.
おたくっぽいミステリは年を取ったら体力的に書けないし,「満願」的な作品でないと文壇 ? での評価が定着しないらしい.
⭐︎⭐︎★
2015年版「このミステリーがすごい! 」第1位 / 2014年版「週刊文春ミステリーベスト10」 第1位 / 2015年版「ミステリーが読みたい! 」 第1位 という3冠達成.第 27 回山本周五郎賞も受賞だそうだ.
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人生を賭けた激しい願いが、6つの謎を呼び起こす。人を殺め、静かに刑期を終えた 妻の本当の動機とは――。驚愕の結末で唸らせる表題作はじめ、交番勤務の警官や在 外ビジネスマン、美しき中学生姉妹、フリーライターなど、切実に生きる人々が遭遇 する6つの奇妙な事件。入念に磨き上げられた流麗な文章と精緻なロジックで魅せる、 ミステリ短篇集の新たな傑作誕生!*****
ブラックユーモア感がある「関守」が,ぼく的ベスト.
この著者のデビュー作「氷菓」を読んだのは 2001 年の昔だった.あの路線は好きだが,こちらは薄汚い中間小説集という感じ.ミステリと見ても疵が多い.
いつまでも青春ミステリを書いてはいられないというのはわかる.
でも初期の作品がよいミステリ作家は多いと思う.泡坂妻夫は亜愛一郎ものがおもしろく,直木賞以降はつまらない.北村薫・竹本健治などは比較的同じ路線にいるが,やはり初期ものが良い.
おたくっぽいミステリは年を取ったら体力的に書けないし,「満願」的な作品でないと文壇 ? での評価が定着しないらしい.
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