Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

平成日本の音楽の教科書

2020-11-25 07:28:10 | 読書
大谷能生,新曜社(よりみちパン!セ 2109/5).

一昨日表紙をアップしたこの本,下の欄外にはこんないたずら書きのようなイラスト.装画・挿画は谷端実.

まずカラー16ページで小中高の音楽の教科書が紹介されているが,過度の縮小で見る気にも読む気にもならない.
まえがき / イントロダクション / 第 1 章 小学校のおんがくの教科書 / 第 2 章 中学校の音楽の教科書 / 第 3 章 高校の音楽の教科書 / まとめ / あとがき
という構成だが,後になるほど著者の意見が強く出ている.

ただしイントロダクションには内容が凝縮されていて,小見出しを拾えば
 義務教育で習ったことが邪魔をする1)
 憂鬱で曖昧な授業の記憶 2)
 音楽は好きでも授業が退屈なのはなぜ
 カラオケにリコーダーは持っていかない3)
 勉強に身が入らなくなる理由4)
 ...

1) 16とんの注.子ども時代に学校の授業をサボったためにで音楽ができないと思い込んでいる大人が多いということ.
2) 16とんの感想 (本書にそう書いてあるわけではない) 音楽に限らず,芸術を「教える」ことは可能なのだろうか.美術 (図画工作) もそうだが,国語でも読み書きを教えることと,ブンガクを教えることは別物ではないか.
3) 16とんの注.社会に出て役立つことを教育しているつもりだろうが,リコーダーなんて何の役に立つの? という意味.
4) 16とんの意見 著者が箇条書きで挙げているこはもっともだが,一般高校の受験に「音楽」という科目がない限り,生徒は「勉強」しないんじゃないの (16とんの時代に帰れ!?)

長くなったので,続きは後日. 
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