Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

電子レンジによるコーヒー焙煎

2019-05-21 08:15:43 | エトセト等
前にも試したことはあるのだけれど,定期的に自分で焙煎するようになって,省力したくなり,また電子レンジに目線がいった.

現在行なっている方法は,

 1回に生豆 50g を処理する.これで4杯分,ふたりで2回分.これを焙烙 (外径 12cm 穴径 6cm) に入れる.
 そのまま電子レンジに入れ,500W でまず1分,取り出して焙烙を揺すって豆をかき混ぜる.豆は黄色づく.
 つぎに 50 秒チンしてから取り出して焙烙を揺すってかき混ぜる.けっこう虎刈りではならぬ虎炒りで,大粒の豆では片側だけが焦げたりする.
 40 秒チンしてから取り出して焙烙を揺すってかき混ぜる.
 30 秒チンしてから取り出して焙烙を揺すってかき混ぜる.
 20 秒チンしてから取り出して焙烙を揺すってかき混ぜる.このあたりからパチパチ言い始める.
 10 秒チンしてから取り出して焙烙を揺すってかき混ぜる.

これ以上やると煙がもうもうと出て,電子レンジ内部がコーヒー臭くなるので,焙烙を直火に移し.揺すりながら焙煎する.この場で豆たちが再度バチバチ言い始めるまで数十秒かかる.
好みの深さの煎りでストップ.
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罪の声

2019-05-20 08:51:57 | 読書
塩田 武士,講談社文庫(2019/5).単行本は 2016/8 講談社.

帯を全部引用すると*****

「週刊文春ミステリーベスト10」第1位,第7回山田風太郎賞受賞作,本屋大賞第3位。
昭和最大の未解決事件を圧倒的な取材と着想で描いた傑作長編小説。

2020年公開! 映画化決定! 小栗旬 星野源

「これは、自分の声だ」
京都でテーラーを営む曽根俊也。自宅で見つけた古いカセットテープを再生すると、幼いころの自分の声が。それはかつて、日本を震撼させた脅迫事件に使われた男児の声と、まったく同じものだった。

文芸/ミステリー/ノンフィクション--
ジャンルを超え新聞・出版界が騒然とした超話題作、ついに文庫化!
*****

Amazon 売れ筋ランキング 講談社文庫第1位.自分のように,文庫化されたら読もう,という輩が多いらしい.

モデルはグリコ・森永事件,1984-1985年に,阪神を舞台に食品会社を標的とした一連の企業脅迫事件.
小説では上記の「自分の声」のテーラーと,この事件の31年後特集に動員された新聞記者がダブルで地味に事件を追跡する.キツネ目の男も登場する.過激派が事件に関係した可能性は,Wikipedia にはなかったようだ.著者の着想なんだろう.

圧倒的な取材の結果か,いささか長すぎ.本筋と関係のない場面もていねいに書き込んであるのが,いいような・悪いような.でも面白かった.
☆☆☆☆
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ミスター ベースマン

2019-05-19 08:15:37 | お絵かき
CD ケースに内側からアクリル絵の具.
MJQ のベーシストだったパーシー・ヒースの写真を見て描いた.元の写真はなかなか芸術的で,細かい部分がよくわからなくてもたもたした.絵としては成り立っていると思うが,似ているかどうかはわからない.

MJQ のメンバーではヒース氏がいちばん絵に描きたくなる.息を一瞬止めたり,口を曲げたり,にやっと笑ったりと,表情も豊かだ.

ジャズではないが,Mr. Bass man は1960 年代初頭の流行歌.Johnny Cymbal と Ronnie Bright (ドゥー・ワップ・グループ The Valentines のベース) との掛け合いで,ベースマンにベースを教わっているうちに上達するという内容.アイデア一発みたいな歌だが,日本でも九重佑三子 + ダニー飯田とパラダイスキングでヒットした.
バーバババーとブンブンブンはボーカルのミスター・ベースマンがやった方が面白い.下のは 2017 年に解散したデューク・エイセス @ 紅白歌合戦.

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新玉ねぎ

2019-05-18 10:56:14 | エトセト等
CD ケースに内側からアクリル絵の具.

新玉ねぎは生でもかじれるそうだ.

毎朝 J 子のレシピで,野菜+フルーツ・ジュースを飲んでいる.バナナ,りんご,人参,小松菜,低脂肪乳,豆乳.
そこに玉ねぎ 1/4 個を入れてみた.玉ねぎの味も匂いもあまり感じられない.ミキサーではバブルが盛大に発生し,なかなか消えない.

サラダ・ドレッシング.みじん切りの玉ねぎ,ヨーグルト,オリーブ油,塩,胡椒.気分次第で辛子 or トマトケチャップ or マヨネーズ.

ラ・ボンヌ・ターブルの「水を一滴も使わない新玉ねぎのスープ」が美味かった.
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波の会展の予告

2019-05-17 07:35:28 | お絵かき
ぼくは 2008 年以来,CD ケースに内側から描いた絵を数展ずつ出品している.今年は描きためたジャズのテーマで統一できるかな... でもジャズを知らない人にはつまらない?
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まちかどちょい足しアート

2019-05-16 09:54:07 | お絵かき
ワックワック 「まちかどちょい足しアート」グラフィック社 (2016/6).

図書館で借用.左が表カバー+帯,右が裏カバーの一部.Oak Oak をワックワックと発音する.
右の活字部分はワックワック氏の略歴で
*****1981年生まれ.アーティスト.フランス,サン・テティエンヌ出身.壁のひび割れや壊れたブロック,ゴミ箱など,街角にあるなんでもないものに,すぐに修復できる材料 (剥離可能なテープやシール,インクなど) で「遊び心」をちょい足しして,アートに仕上げる,注目のストリート・クリエイター.*****
とある.

冒頭にインタビュー.行きどかない都市の管理体制に眉をしかめる代わりにそこをアートに変える,歴史的建造物に手をつけない,夜か早朝に作業する,作品が消えてしまうあやうさが好き,作品を完成させたら興味がなくなってしまう,etc. etc. .

下左はたしかに「まちかどちょい足し」で,
個人的にはこんな小味な作品が好きだが,
右のような「大作」も.



下は大阪でのワックワックさんと
アメリカ・シカゴ在住のエリックさんとの共同制作
本には載っていない.



ホームページに作品多数.インスタグラムも.

こりゃ面白い...とはいえ,自分に実践するエネルギーはない.まずは写真にいたずら描きをちょい足ししてみようか.
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すべての鳥を放つ

2019-05-15 09:49:44 | 読書
四方田犬彦,新潮社 (2019/1).
カバーデザイン (タイル,イラン イスファハーン,20世紀初頭) に釣られて図書館で借りた.

Amazon の内容紹介*****
会ったことのないあの男は、自分の片割れなのか? 大学入学早々、セクトの活動家と間違えられたことから、自分の分身のようなその男の存在を意識しながら生きてきた瀬能。死んでも自分の残像は永久に残ると語っていた女と彼は再会するが、しかし彼女はすでに死んでいた。東京を離れ、パリ、アフリカと流浪する瀬能の魂は果たして解放されるのか。 著者が初めて挑んだ小説。*****

第1章「東京1972」第2章「パリ1980」第3章「東京1984」第4章「アンタナリヴィオ2001」エピローグ「東京2002」.主人公は学生運動には距離を置いているのに,自分によく似ていると言うセクトの活動家の亡霊?に振り回される.著者は 16 トンのひとまわり下で,文化系という違いがあるが,第1章には土地鑑があった.

彼が妄想性精神分裂病 ? になって既に死んでいるはずの女性と会話したり行動したり性交したりするとか,あるいはドッペルゲンガー的・双子のかたわれ的存在に怯えるあたりとかは,小説としては面白い仕掛けだがよくわからない.「鳥を放つ」の意味もわからない.にも関わらず一気読みしてしまった.学生運動とその後という背景に,思い出したくないことを思い出し,神経を逆撫でされた所為もあるだろう.

エピローグの視点が主人公と思って読み進んだら裏切られたり,韓国人のキム = 日本人の木村だったり,ミステリ仕立てにしても良さそう.実名の中上健次とか,四方田姓の三枚目が登場するのはおふざけだろうか.
☆☆☆☆
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コントラバス・アンサンブル at 音楽と風景 in 尾道

2019-05-14 09:32:45 | 新音律
先日の尾道・音楽の風景より.6人編成だったが,3人を抽出させていただいた.それでも小さい CD ケースに収めるのは大変.コンバスの弦を描き始めたが断念した.素人目には楽器はみな同じに見えたが,少しずつ色を変えた.プレイヤーさんたちも含め,忠実な写生ではありません.

コンバスの有名曲といえば,サン=サーンス,動物の謝肉祭の「象」らしい.尾道の路上ライブでも,最初はデュオ,ラストはセクステットでこの曲が演奏された.

Youtube に10人のコントラバスによる「象」があった.もうちょっとテンポが速い方が好み.


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木彫りどうぶつ手習い帖

2019-05-13 08:34:33 | 新音律
はしもとみお 「はじめての木彫りどうぶつ手習い帖」雷鳥社 (2015/9).

これまでにみおさんが制作した木彫りどうぶつたちを新たに撮り下ろした作品集と言いたいが,ねこのブローチ,子どものペンギン,ブランコにのったくまなど,手のひらサイズの彫刻が彫れるハウツーも掲載してあり,後者がこの本の目的だ.
木彫りを手習いするつもりはなく,はしもとみおサンの木彫り動物を見たいので図書館で借りたのだが,制作過程が分かると鑑賞にも気合が入る.


スケッチ・木の選択・木取り・彫刻・彩色の過程が詳しい.
モデルの月くん(オス)曰く「もう13年も付き合っているが,最近はポーズ中とても眠い」.



家出をしていなくなった猫を思い出すためにほったのが,
最初の彫刻 (下の写真とはたぶん無関係) だそうです.



みおさんの最新刊は「猫を彫る」辰巳出版(2018/11) だそうだ.
表紙を見るだけでそそられる.
目は漆らしい.




小学校の図工の時間に,洗濯石鹸からナイフと彫刻等で動物を作ったことがあった.洗濯機の発達であんな大きな洗濯石鹸にはお目にかからなくなった.
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日和聡子「びるま」

2019-05-12 09:14:48 | 読書
青土社 (2002/5).

古書店で数ページ立ち読みしてレジへ.

帯の惹句 *****水色のくま、浦亀使い、投石大臣、墓見師、猫猿、白い犬頭、猿産み…。びっくり箱をひっくり返したような非日常的イメージの氾濫。その彼方に展開される意表をつく不思議な情景―。現代の感性の尖端を抒情と滑稽で紡ぐ新しい才能の誕生。第7回中原中也賞受賞。*****

偶数ページから新しい詩が始まるという造本.長さ3ページ弱の詩が多く,したがって空白の奇数ページが多い.
冒頭の「駐在」の引用は半分くらい.3ページ目「犬歯をみせたら 首が飛んだ」で終わる.「いくつもむつつも」は「いつつもむつつも」ではないのかな...でも,詩人の言うことはわからないな...

16年も前の本だが,Wikipedia によれば,2012年『螺法四千年記』で第34回野間文芸新人賞.2016年 詩集『砂文』で第24回萩原朔太郎賞を受賞... と,著者は偉くなったらしい.小説も面白そう.


真似して詩作してみようかな...とは,暇人のたわごと.
コメント (2)
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