路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【筆洗】:<サンドバッグをわが叩(たた)くとき町中の不幸な青年よ 目…

2022-12-18 07:45:30 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

【筆洗】:<サンドバッグをわが叩(たた)くとき町中の不幸な青年よ 目…

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【筆洗】:<サンドバッグをわが叩(たた)くとき町中の不幸な青年よ 目…

 <サンドバッグをわが叩(たた)くとき町中の不幸な青年よ 目を醒(さ)ませ>。ボクシングファンで、高校生のときにはジムにも通った劇作家、寺山修司の歌集にあった

 ▼恵まれぬ人生を変えたいと拳一つで世に出ていく。そんな悲壮なボクサーの姿が浮かんでくる。練習に励む音で<町中の不幸な青年>たちをも鼓舞したいと思ったか。汗臭いジムの中で思い詰めたようにサンドバッグをたたく音を聞く

 ▼沈着冷静。機械のように正確なパンチを繰り出し、相手にダメージを与えていく。歌のボクサーのような悲壮感や熱とは、このボクサーは無縁なのかもしれぬ。そんなものを必要としないほど強く、圧倒的なのである。井上尚弥選手

 ▼プロボクシングのバンタム級四団体王座統一戦でバトラーを破り、ついに四本のベルトを手にした。四団体統一王者は日本初。われわれは史上最強の日本人ボクサーを今、目撃しているのだろう

 ▼ガードを固め、前に出てこない相手に対しても焦りなどない。圧倒的な手数で相手を苦しめ、自らはパンチをもらわない。異名は「モンスター」だが、スマートで巧妙、感情さえ乱さぬモンスターである。だから、おそろしい

 ▼スーパーバンタムに階級を上げる。新たな挑戦が始まる。地上波放送がなかったのが残念だが、これも時代の変化なのか。<町中の不幸な青年>に、あの試合を見てもらいたかったが。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】  2022年12月15日  06:38:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【W杯】:日本の「師」ドイツに大きな「恩返し」冬の時代率いた二宮寛監督の大胆強化策から45年

2022-11-24 04:45:50 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

【W杯】:日本の「師」ドイツに大きな「恩返し」冬の時代率いた二宮寛監督の大胆強化策から45年

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【W杯】:日本の「師」ドイツに大きな「恩返し」冬の時代率いた二宮寛監督の大胆強化策から45年 

 <FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会:日本2-1ドイツ>◇1次リーグE組◇23日◇ハリファ国際競技場

 日本が「師」であるドイツに大きな「恩返し」を果たした。

 日本サッカーの歴史は、ドイツとともにあった。半世紀近く前の1977年、日本代表選手が西ドイツ(当時)のクラブで分散合宿。本場の指導を受ける中、奥寺康彦が初の日本人欧州プロとしてケルンと契約した。その後も多くの日本選手がドイツでプレーし、今大会に名を連ねたブンデスリーガ(ドイツ国内リーグ)所属選手たちが大仕事をやってのけた。

78年5月、ボルシアMGのDFと激しく競り合う1FCケルン奥寺(左)

                 ◇   ◇   ◇

 フライブルクのMF堂安が同点弾を決め、ボーフムのFW浅野が2点目を決めた。ブンデスリーガでプレーする2人のゴールでドイツに逆転勝ち。ドイツでたくましさを増した選手たちの「恩返し」。日本サッカーが長年「師」として仰いできたドイツを破った。

【イラスト】堂安の同点ゴール

              【イラスト】堂安の同点ゴール 

【イラスト】浅野の勝ち越しゴール

 きっかけは45年前、日本サッカー冬の時代に代表を率いた二宮寛監督は、大胆な強化策だった。遠征先のドイツでの分散合宿。選手を3組に分け、それぞれクラブに送り込んだ。ドイツと太いパイプを持つ同監督が「本物を学んでほしい」とアマチュア選手にプロの世界を体験させたのだ。

 

 西野朗、金田喜稔らとともにケルンの練習に参加した奥寺は、名将バイスバイラー監督に認められて古河電工を退社。欧州初の日本人プロとなった。抜群の速さと正確なプレーで「東洋のコンピューター」と呼ばれ、FW、サイドバックで9シーズン活躍した。

 日本サッカーとドイツとの縁は、1960年までさかのぼる。東京五輪を4年後に控えた日本代表の特別コーチとしてデットマール・クラマー氏を招いた。68年メキシコシティ五輪の銅メダル獲得だけでなく「日本サッカーの父」は全国リーグ創設や指導者養成なども提言。日本協会も実現させていったが、代表の弱体化は止められなかった。

 二宮氏が取り組んだのは選手レベルの改革。「二宮さんがいなかったら、ドイツに行くこともなかった。日本サッカーのその後も変わっていたかも」と奥寺氏は話した。その後、尾崎加寿夫や風間八宏らがドイツでプレー。アマチュアの時代で移籍も難しく、しばらくドイツで活躍する選手はいなかったが、Jリーグ発足後に再び注目された。

 2003年に高原直泰がハンブルガーSVに移籍。稲本潤一、小野伸二ら「黄金世代」が、次々とドイツでプレーした。10年にドルトムントに加入した香川真司は1年目から攻撃の中心として活躍。ドイツ国内での日本人選手に対する評価が一気に高まった。

 今季、ブンデスリーガには1部9人、2部7人の選手が所属する。日本人選手は続く一大勢力になった。主力としてプレーするだけでなく、キャプテンを任される選手もいる。

 奥寺氏は、日本人がドイツで活躍できる理由として「技術はもちろんだが、戦術理解度が高く、正確にプレーできる」と話し「まじめできちょうめん、似た性格のドイツ人から信頼されるのかな」と笑った。「ドイツから学んで」と二宮氏が選手を送り込んでから45年、ついにドイツに勝った。

 20年には日本協会がデュッセルドルフに欧州の拠点を設置。今年9月には、日本協会が同国協会とのパートナーシップ契約を延長した。Jリーグをはじめとして日本サッカーはドイツに影響を受けてきたし、選手もドイツから学んできた。過去2回の親善試合を経て初めて挑んだ真剣勝負。日本サッカーの歴史が、W杯の夢舞台で大きく動いた。

元日本代表監督の二宮寛氏

 ◆二宮寛(にのみや・ひろし)

 1937年(昭12)2月13日、東京都生まれ。FWとして慶大、三菱重工、日本代表で活躍。31歳で現役引退後は三菱監督を務め、76年に日本代表監督に就任。代表選手の待遇改善などさまざまな改革を打ち出したが、2年半で退任した。その後はサッカー界を離れて欧州三菱の社長として活躍。00年の退職後は日本協会などからの誘いを固辞し、神奈川・葉山町でコーヒー店「パッパニーニョ」を経営する。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース スポーツ 【話題・サッカーのFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会】  2022年11月24日  04:45:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【W杯】:森保監督「日本サッカーのレベルが世界に近づいているということ」ドイツに勝利/一問一答

2022-11-24 04:45:40 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

【W杯】:森保監督「日本サッカーのレベルが世界に近づいているということ」ドイツに勝利/一問一答

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【W杯】:森保監督「日本サッカーのレベルが世界に近づいているということ」ドイツに勝利/一問一答 

 <FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会:日本2-1ドイツ>◇1次リーグE組◇23日◇ハリファ国際競技場

 7大会連続7度目の出場となる日本(FIFAランキング24位)が、優勝4度の強豪ドイツ(同11位)に2-1で逆転勝ちし、初戦を大金星で飾った。森保一監督の交代策が的中し、途中出場のMF堂安律(フライブルク)、FW浅野拓磨(ボーフム)が得点した。

日本対ドイツ 前半、指示を出す森保監督(撮影・横山健太)

  試合後、森保監督が監督会見に出席。主な一問一答は以下の通り

 -おめでとうございます。ハーフタイムからのプランは

 森保監督「まずは、おめでとうといっていただきありがとうございます。戦い方だが、いろんなプランを考えた中でスタートし、システムも考えた。うまくいかなかったときの準備はしていた。0-1もありえると、落ち着いたことで後半のシステムチェンジであったり戦い方が機能する状況をつくれた。プランはしていた」。

 -前半はドイツが支配していた。最後でたたみかけるのをプランしていたのか

 森保監督「試合の入りはアグレッシブに入ろうと。そこから主導権を握れるのか、押されるのか判断しようと。これまでの経験や相手の力を考えた時、ある程度守備の部分で辛抱強く戦いながら仕掛ける、いい守備からいい攻撃にとチームコンセプトで、今日も前半から奪っていい攻撃につなげるのもできた。前半は圧倒的に押されたが、2-03-0と切れることなく戦えば流れはくると、冷静に戦ってくれた」

 -後半、メンタル的な働きかけはあったか。選手の成長を感じたか

 森保監督「サッカーにおいて、試合をやってみなければ結果は分からない。これまでの世界のサッカーを考えると、今日の勝利はサプライズということだと思うが、日本サッカーのレベルが世界に近づいているということ。昨日はサウジアラビアがアルゼンチンに勝利したが、アジアのレベルも上がっていると言うことだと思う。ハーフタイムにも、試合前から選手にはずっと話していたが「我々はチーム一丸となってタフに粘り強く最後まで戦い抜くというのを続ければ、勝つチャンスはくる」と。それを選手は続けてくれた。失点ももっと多くなっていたかもしれないが、後半追いつき逆転するところで、ただのカウンターでなく個々の局面で相手を上回る力を見せてくれた。日本の選手たちが力がついたところを今日の試合で見せられた」。

 -ドイツ戦での勝利について

 森保監督「歴史的瞬間。勝利と言っても過言ではない。世界で活躍する選手のことを考えるとサプライズになると思っている。ドイツには今回の26人の日本代表のうち、7人がブンデスリーガ1部、1人が2部ということで、世界のトップの激しく厳しいタフなリーグの中で日本人選手が学び、力をつけている。その意味ではドイツには、日本の選手を育てていただいているとともに、発展を助けていただいているとリスペクトし、感謝している。ドイツのみなさんには、日本サッカーの発展に大きく貢献してくれた。クラマーさんはじめ指導者の方々、すばらしい選手も来てくれた。今日は勝利しましたが、ドイツに学びながら日本のよさを発揮して世界と戦えることを、続けていきたい。試合においてはドイツであっても、勝つために戦うことに変わりはない」。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース スポーツ 【話題・サッカーのFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会】  2022年11月24日  04:45:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【W杯】:「ドイツをぼうぜんとさせた新たなW杯の衝撃」日本の歴史的勝利に英サン紙も報道

2022-11-24 04:45:30 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

【W杯】:「ドイツをぼうぜんとさせた新たなW杯の衝撃」日本の歴史的勝利に英サン紙も報道

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【W杯】:「ドイツをぼうぜんとさせた新たなW杯の衝撃」日本の歴史的勝利に英サン紙も報道

 英サン紙電子版も日本が2-1でドイツを下した歴史的勝利についてすぐに報じた。

 JAPANと、大混乱、地獄などの意味を持つ英語pandemoniumをかけた造語

日本の歴史的勝利について報じる英サン紙電子版日本の歴史的勝利について報じる英サン紙電子版

 「JAPANDEMONIUM」という言葉をメインの見出しにし「素晴らしい日本が優勝候補の1つドイツをぼうぜんとさせた新たなW杯の衝撃」と付け加えた。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース スポーツ 【話題・サッカーのFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会】  2022年11月24日  04:45:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【W杯】:「最後に勝つ」ドイツに最後に勝った日本 幻の代表戦から47年経て初の真剣勝負で世界に衝撃

2022-11-24 02:08:30 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

【W杯】:「最後に勝つ」ドイツに最後に勝った日本 幻の代表戦から47年経て初の真剣勝負で世界に衝撃

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【W杯】:「最後に勝つ」ドイツに最後に勝った日本 幻の代表戦から47年経て初の真剣勝負で世界に衝撃 

 夢のような気分は、時間がたっても収まらない。日本がドイツに勝った。それも見事な逆転勝ち。もちろん、勝って欲しいと願ったが、正直押されまくりながも粘って、ワンチャンスを生かして1-0かなとも思っていた。それが、まさか…、まさか…、まさか…。

日本対ドイツ 試合開始前、ピッチを確認する、左から板倉、吉田、堂安、南野(撮影・横山健太)

 前半、日本は何もできなかった。ほとんどハーフコートマッチ。予想していた以上の力の差にがくぜんとなった。「まだレベルが違いすぎる」とさえ思った。しかし、後半は一変。チャンスを作り続け、ドイツをゴール前に押し込んだ。前日、サウジアラビアがアルゼンチンに逆転勝ちしたのと同じ展開。しかし、世界に与えた衝撃はそれ以上だ。

 堂安、浅野、素晴らしいゴールだった。権田も好セーブを連発した。そして、森保監督。ここまでのすべてが「伏線」だったと思えるような見事な采配。興奮はまだまだ続いている。

日本戦を前に盛り上がるドイツサポーター(共同)
日本戦を前に盛り上がるドイツサポーター(共同)

 ドイツ戦を待つ日本サポーター(共同)

ドイツ戦を待つ日本サポーター(共同)

 日本サッカーの歴史において、ドイツは特別だ。クラマー氏の指導でメキシコ五輪銅メダル、同氏の提言で全国リーグを創設し、指導者養成を制度化した。さらに奥寺康彦のブンデスリーガでの活躍…、すべてドイツ(西ドイツ)だった。

 初めて生中継で見たW杯は、74年西ドイツ大会。皇帝ベッケンバウアーらが決勝で下馬評を覆してオランダを下し、地元優勝を果たした。初めて現地で見たW杯は82年スペイン大会。準決勝のフランス戦は、延長1-3から追いついてPK戦を制した。初めて現地取材した90年イタリア大会でも、マラドーナのアルゼンチンを破って優勝した。

 常に「負けないドイツ」を見てきた。どんなに厳しい状況も強い精神力ではねのけた。日本独特らしいが「ゲルマン魂」という言葉がピタリ。イングランド代表FWリネカーは「サッカーはシンプル。22人が90分間ボールを追って、最後はドイツが勝つ」。世界中が深くうなずく名言だった。

 特に自分のようなアラ還世代のファンには、ドイツは特別な存在だ。70、80年代、ブンデスリーガは「世界最高峰」と言われ、伝説的なテレビ番組「ダイヤモンドサッカー」でも紹介された。「勝つこと」に固執し、クライフやプラティニを葬ったから、嫌われ役でもあった。ドイツファンも多いが「アンチ」も多い。だからこそ、ドイツは日本人にとって特別なのだ。

 74年W杯の後、西ドイツ代表が来日するという話があった。当時日本代表が対戦する代表はアジアがほとんど、欧州や南米の相手はクラブチーム。結果的に75年1月に来日したのはBミュンヘンだったが、国立競技場でベッケンバウアーやミュラー、マイヤーらのプレーに目を輝かせた。

 後年、日本協会会長の岡野俊一郎氏に「本当はドイツ代表が来るはずだった」と聞いた。低迷を続ける日本サッカーの起爆剤にと招聘(しょうへい)を企画。一度は了承されたが「さすがに日本代表とは(レベルが違いすぎて)難しい」と断られ、Bミュンヘンになったという。

 「幻のドイツ代表戦」から47年、ジーコ監督時代に親善試合で2試合対戦したが、真剣勝負は今回が初。怖い気持ちさえあったが、そんなオールドファンの思いを、若い選手たちが吹き飛ばしてくれた。「最後に勝つ」ドイツ相手に、最後に勝った日本代表。興奮はまだ収まっていない。

 ■OGGIの毎日がW杯

 ◆スポーツ取材歴35年超の荻島弘一編集委員が、豊富な知識と経験をもとに小ネタから大テーマまでワールドカップの話題をお届けします。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース スポーツ 【話題・サッカーのFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会】  2022年11月24日  02:08:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【W杯】:日本に敗れ「悔しい」怒号とため息 W杯への国民の関心が低くなっていると独メディア

2022-11-24 01:45:30 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

【W杯】:日本に敗れ「悔しい」怒号とため息 W杯への国民の関心が低くなっていると独メディア

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【W杯】:日本に敗れ「悔しい」怒号とため息 W杯への国民の関心が低くなっていると独メディア

 <FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会:日本2-1ドイツ>◇1次リーグE組◇23日◇ハリファ国際競技場

 【ベルリン共同】サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会で日本と初戦を戦ったドイツでは23日、サッカーファンらがスポーツバーなどに集まり、日本戦を観戦した。「日本は侮れない」とファン。4度の優勝経験を誇るドイツに日本が逆転勝利すると、ベルリンのバーでは「悔しい」と声が上がり、怒号とため息があふれた。

日本対ドイツ 試合前、集合写真に納まるドイツ代表の選手たち(撮影・江口和貴)

 

日本対ドイツ 後半、シュートを外し、悔しがるムシアラ(撮影・パオロ ヌッチ)

  ベルリンのスポーツバーには平日の日中にもかかわらず、ファンらが集結した。マーケティング企業に勤めるミヒャエル・シェンケルさん(52)は「前大会は初戦で負けたので、この試合はとても大事。ドイツは強いが、日本は侮れない相手だ」と評価した。ドイツのファンらは総立ちで歓声を上げた。

 試合後、フィリップ・デンボウシュさん(31)は「良い試合が見られた。ただ、次の相手のスペインはもっと強敵なので、日本には勝たなければいけなかった」と肩を落とした。

 一方、ドイツや欧州では、カタールが出稼ぎ外国人労働者や性的少数者の人権を侵害しているとして、試合観戦をボイコットする動きも広がる。

 ドイツでは過去、ベルリンなどでパブリックビューイングが実施され、多くの国民が熱狂したが、今回は大規模な観戦イベントは計画されていない。人権侵害への批判や新型コロナウイルスの感染拡大防止、冬の屋外の寒さなどが理由とされる。

 バーで観戦したシェンケルさんは「今大会は問題だらけ。純粋にサッカーを楽しめる状況になってほしい」と語った。

 有力誌「シュピーゲル」によると、20日の開幕戦は公共放送ZDFで621万人が観戦し、前回大会の1001万人から大幅に減少。地元メディアではW杯への国民の関心がこれまでより低くなっているとの報道が目立つ。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース スポーツ 【話題・サッカーのFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会】  2022年11月24日  01:45:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【W杯】:ドイツ・ビルト紙「大失敗のスタート」1次リーグ敗退前回大会の悪夢再びと警鐘

2022-11-24 01:45:20 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

【W杯】:ドイツ・ビルト紙「大失敗のスタート」1次リーグ敗退前回大会の悪夢再びと警鐘

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【W杯】:ドイツ・ビルト紙「大失敗のスタート」1次リーグ敗退前回大会の悪夢再びと警鐘

 <FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会:日本2-1ドイツ>◇1次リーグE組◇23日◇ハリファ国際競技場

 4度優勝を誇るサッカー大国が騒然となった。

 優勝候補ドイツが初戦で日本に衝撃の逆転負けを喫した。大衆紙ビルトは公式HPのトップで「大失敗のスタート」と一報を伝えた。

 主導権を握り続けた前半は、33分のPKで1ー0で折り返したが、後半に苦境が待っていた。

日本対ドイツ 後半、セルジュ・ニャブリ(手前)のシュートを体で止めるGK権田(撮影・パオロ ヌッチ)

  日本の3バックへのシステム変更に対応できず、選手交代も遅い。後半30、38分に連続で失点を許しての敗戦となった。

 ビルトは「18年の最悪の思い出がよみがえる」と続けた。18年ロシア大会でも初戦でメキシコに0-1で敗れると、第3戦の韓国にも0-2で敗れ、1次リーグ敗退に追い込まれていた。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース スポーツ 【話題・サッカーのFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会】  2022年11月24日  01:17:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【W杯】:「勝率0%」からドイツ撃破!W杯10戦目で初の逆転勝ち 森保ジャパン世界へ衝撃

2022-11-24 01:45:10 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

【W杯】:「勝率0%」からドイツ撃破!W杯10戦目で初の逆転勝ち 森保ジャパン世界へ衝撃

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【W杯】:「勝率0%」からドイツ撃破!W杯10戦目で初の逆転勝ち 森保ジャパン世界へ衝撃 

 <FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会:日本代表2-1ドイツ代表>◇3日◇1次リーグ◇E組◇第1節◇カリファ国際スタジアム

 日本がW杯初の逆転勝ちで、世界に衝撃を与えた。

 試合開始からボールを支配される一方的な展開。押し返すことが出来ないまま、前半33分にPKで先制点を許した。

 W杯では先に失点した試合では、過去9戦7敗2引き分けで「勝率0%」。ましてや相手は優勝候補のドイツ。

 このままの流れが続くかと思われた後半に流れを一変させた。ハーフタイムに「、チャンスの時に決めきれるように準備して、選手に粘り強く戦ってほしいと思います」と語っていた森保監督。DF冨安を投入して3バックに変更し、次々に攻撃的な選手をピッチに送り出した。

日本対ドイツ 後半、ゴールを決めた堂安(右)を迎える森保監督(撮影・江口和貴)

 

日本対ドイツ 後半、浅野拓磨(中央)のゴールに歓喜する日本代表の選手たち(撮影・パオロ ヌッチ)

 森保采配が見事なまでにはまり、ロスタイムの7分間も粘りきる。初出場した98年フランス大会からW杯10試合目にして、初の逆転勝ちは、世界にこれ以上ない大きな衝撃を届けた。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース スポーツ 【話題・サッカーのFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会】  2022年11月24日  01:17:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【W杯】:日本の逆転勝利に渋谷は「ニッポン!」お祭り騒ぎ、交差点ハイタッチ DJポリスも出動

2022-11-24 01:16:30 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

【W杯】:日本の逆転勝利に渋谷は「ニッポン!」お祭り騒ぎ、交差点ハイタッチ DJポリスも出動

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【W杯】:日本の逆転勝利に渋谷は「ニッポン!」お祭り騒ぎ、交差点ハイタッチ DJポリスも出動

 サッカーのFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会で、日本代表が強豪ドイツに勝利した23日午後12時ごろ、東京・渋谷のスクランブル交差点には、多くの若者が集まりお祭り騒ぎとなった。

日本の勝利に大盛り上がりの渋谷スクランブル交差点のサポーターら(撮影・足立雅史)

 

 警察は交通規制を行い、DJポリスも出動した。「急に走り出すのはやめて下さい。転倒など事故につながる可能性があります」と強い口調で呼びかけた。若者たちは信号が青になるたびに、交差点の中央に向かって叫びながら駆け出し、ハイタッチを交わした。タオルを振り回したり、各所で「ニッポン」コールが巻き起こるなど、興奮冷めやらない様子だった。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・サッカーのFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会】  2022年11月24日  01:16:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【HUNTER2022.11.16】:日本水連が鹿児島県の元AS女性コーチを不正受給で処分|国体補助金問題は未解決

2022-11-20 05:16:30 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

【HUNTER2022.11.16】:日本水連が鹿児島県の元AS女性コーチを不正受給で処分|国体補助金問題は未解決

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER2022.11.16】:日本水連が鹿児島県の元AS女性コーチを不正受給で処分|国体補助金問題は未解決 

 鹿児島県水泳連盟でアーティスティックスイミング(AS)を指導していた女性コーチ(すでにコーチを辞任。本稿では「女性コーチ」で統一)が、日本水泳連盟から無期限の公認スポーツ指導者の資格停止処分を受けていたことが分かった。女性コーチはアーティスティックスイミング世界選手権のメダリストで、2020年開催予定だった鹿児島国体に向け、選手強化などのため県から支出されていた補助金を不正受給したとされる。

 県水連と女性が所属していた「セイカスポーツクラブ」は、合計約168万円の補助金を県に返還しているが、不正受給がいつから、なぜ行われたのかなどについて、女性コーチが調査に応じていないため実態解明はなされないまま、幕引きされそうになっている。

 クラブでは、不正受給に絡んで保護者に返還金が発生しているが、いまだに返金されておらず、問題は終わっていない。

 ■国体に向けた強化事業で不正

 補助金の不正受給問題は、2020年10月15日の県議会決算委員会で県当局が説明し、明るみに出た。19年6月に外部からの情報提供で不正が発覚。15年度から18年度にかけて、国体に向けた選手や指導者向けの補助事業「競技力向上対策事業」と、審判員などを養成する「競技役員等養成事業」の2事業が悪用されていた。

 決算委員会で県は、同じ日に同じ場所で行われた強化練習会と研修会について、それぞれで交通費や宿泊費などを請求したり、参加していない人物名で旅費を請求したりしていたと説明。計31件の事業について県水連とクラブに対し返還命令を出し、20年3月までに返還されたとの報告を行った。

 補助金は通常、実施した事業の報告書とともに旅費などの収支報告書と領収書を添えて県に提出する。県水連ではアーティスティックスイミングの担当は女性しかおらず、女性が報告書や収支報告書を作成して県水連に提出。県水連がこれらの書類を県に提出した後、県が県水連に補助金を支給し、水連が女性コーチの口座に振り込む流れだったという。

 不正が認定された例を挙げると、福岡市で開かれた合同練習会に参加していないトレーナーの旅費や謝金を補助金として受給。その申請書類には、トレーナーの印鑑が押されていた。また、金沢市で行った合宿では、女性の2人の子供の交通費を含めて経費として計上していた。

 ■「公認スポーツ指導者資格」は無期限停止に

 31件の認定作業の過程で、女性の聞き取りは実現しなかった。女性の代理人弁護士は「事業の実施報告書や精算書は年度末にまとめて提出していたため、ミスを犯した部分があった。書類はまず、提出を受けた県側がチェックしていて、それを女性が県水連に提出する形だった。女性は自腹を切って指導しており、補助金が下りない事業はやりくりし、県職員から『うまくやってね』と言われていた。コーチの謝金は自分で使わず、スピーカーなどの備品購入に充てていた。意図的に不正を行い、私腹を肥やしていたことなどは断じてない」と説明。女性が県水連の調査に応じなかったのは「個別の案件だけ聞かれては、全体が見えなくなる。補助金事業の全体をトータルで説明するのであれば応じるとしていたが、そうではなかったので応じる必要はないと指示していた」と話す。

 県水連は補助金の不正受給を日本水連に報告。日本水連は21年2月、女性に対し、無期限の公認スポーツ指導者の資格停止処分を決めた。女性側は「補助金を申請する書類の書き間違いがあったが、私的に着服し、使っていない。処分は重過ぎる」などとして不服を申し立てたが、日本水連の不服審査会は今年3月30日付で、申し立てを棄却している。

 裁決書では「私的に補助金を流用していなかったこと、長年にわたって真摯に競技に取り組み、必要な備品などの調達などに苦心しながら指導を続けてきたこと、不慣れな書類の作成について、県水連などからの適切な監督や指導がなかったこと、並びに真摯に反省していることなどを考慮しても、問題は重大で、本件処分が裁量の範囲を越えて過度に重いとまでは言えない」と指摘した。女性の代理人弁護士は「女性から直接話を聞かないなど、箸にも棒にもかからない裁決で納得いかない。しかし、裁判で争うとなると、女性の負担も大きいので法廷闘争まではしない」と話している。

 ■不必要な「参加費」、返金の約束は守られず

 女性コーチへの処分決定で、一件落着したわけではない。実は、表面化した31件以外にも不正受給の疑いがある事業があり、県に補助金不正について情報提供した人物は、決算委員会後の20年12月に15項目にわたる追加調査を求めている。疑いの残る事業の一つが18年度にアーティスティックスイミングの世界では有名な団体のコーチを招いて指導を受けた件だ。

 「優秀指導者による継続的な指導」とした補助対象事業で、実施報告書が提出されている。期日は18年7月24日から25日までで、鹿児島市の鴨池公園水泳プールで小中高生9人が指導を受けたという内容だ。

 この指導者の旅費の領収書は7月20日、謝金の領収日は7月25日となっている。ところが、この指導を受けたという期日はウソ。実際の指導日は6月23日、24日だった。なぜ、期日の違う報告書が提出されたのか――。このまま、不問にする話ではないだろう。

 また、女性コーチが所属していたセイカスポーツクラブでは、大会参加のたびに選手から参加費を徴収していたが、ほとんどが積算根拠のあいまいな“言い値”で女性コーチが請求書を出していた疑いがある。遠征終了後に内訳を渡されない保護者もいた。実際の旅費は補助金ですべて賄われたにもかかわらず、参加者は旅費込みで徴収されていた。二重請求ということだ。

 ある保護者が実際の経費以上に参加費を徴収されたとしてクラブ側に訴えたところ、クラブ側は経費内訳を再計算し「差額を返金させていただく」と約束する文書を出した(*下の写真参照)。19年6月20日に出された文書だが、これまで1円も返金されていない。ハンターはセイカスポーツクラブに対し、不正受給について説明を求める質問状を提出したが、回答期限までに回答はなかった。

 ■真相解明が求められるが・・・

 県は最近、県水連とクラブに対し、疑惑の残る事業について再調査を求めたという。女性の不服申し立て棄却の決定を、今年10月になって把握したからだ。追加調査を求められてから2年近くが経っており、県は公金を取り戻そうという気はないのではないかと言われても仕方ない。

 女性は既に鹿児島を離れており、再調査は困難だとみられる。まして、期限を区切った強制力のある要求でもない。当初、返還した補助金は立て替えたとの立場を取り、女性コーチに返還を求める方針としていた県水連は態度を一変。女性コーチが私的に流用していないとして、返還を求めないことになった。これでは、再調査を求めても答えは明らかだろう。

 アーティスティックスイミングを指導できるコーチが少ない中、女性コーチは県水泳界にとってはありがたい存在だったという。2014年、国体に向けた小学4年生から中学2年生までの育成チームが鹿児島市のスポーツクラブに結成され、コーチに就いた。地元紙に紹介され「子供達には目標をもって頑張ってほしい。『鹿児島から国体選手』を目指し、シンクロの基礎を残していきたい」と語っていた。同年9月の鹿児島市の市報でもチームが紹介され、選手の一人は「鹿児島国体に向けてこれからも頑張って練習し、観客も楽しめる演技ができるようになりたい」と張り切っていた。ところが、いま、鹿児島代表を目指し練習している選手はいなくなった。不正受給で、痛手を負ったのは県でも県水連でもなく、活動の場を失った子供たちと言える。この子供たちのためにも、県は真相を明らかにすべきだ。

 ちなみに、この女性の元コーチを巡っては、指導法についての問題を訴えている子供の保護者が複数いる。

 元稿:HUNTER 主要ニュース 社会 【社会ニュース・鹿児島県水泳連盟でアーティスティックスイミング(AS)を指導していた女性コーチ(すでにコーチを辞任。本稿では「女性コーチ」で統一)が、日本水泳連盟から無期限の公認スポーツ指導者の資格停止処分を受けていた】  2022年11月16日  07:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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《社説②》:アスリートの年齢制限 心身の成長に配慮が必要

2022-06-16 02:04:40 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

《社説②》:アスリートの年齢制限 心身の成長に配慮が必要

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《社説②》:アスリートの年齢制限 心身の成長に配慮が必要

 世界を舞台に活躍するアスリートの低年齢化が進んでいる。心身への影響を懸念して、規定を見直す動きも出始めた。

 国際スケート連盟は、オリンピックなどの大会に参加できる選手の年齢を、現行の「15歳以上」から「17歳以上」に段階的に引き上げることを決めた。

 きっかけは2月に開催された北京冬季五輪だった。フィギュアスケート女子で当時15歳だったロシアのカミラ・ワリエワ選手が、ドーピング違反の発覚後も出場継続を認められた。

 16歳未満の選手は知識や判断能力の点で責任を負えない「要保護者」に該当すると判断されたためだが、是非を巡って物議を醸した。騒動の中、優勝候補だったワリエワ選手は本番でミスが相次ぎ、実力を発揮できなかった。

 フィギュア女子の五輪金メダリストは、1996年に参加年齢が15歳以上と規定されて以降、2006年トリノ五輪の荒川静香選手(当時24歳)を除き全員10代だ。

 他競技でも同様の傾向がみられる。昨夏の東京五輪ではスケートボードや水泳の飛び込みで10代前半の選手がメダル争いを演じた。

 ジャンプや回転などアクロバティックな動きを伴う競技では体重の軽い方が有利だ。身体的には発育途上の選手が高度な技を身につけ、競い合う場面が目立つ。

 とりわけ最近は、大技で見せ場を作る競技が世界的に人気を集めている。

 しかし、難しい技術を習得しようとして厳しい練習を過度に重ねれば、故障や致命的な事故につながりかねない。 

 期待に対する重圧から、摂食障害や燃え尽き症候群などに苦しむケースも指摘されている。

 国際オリンピック委員会は、五輪の参加年齢の判断を競技団体に委ねている。競技ごとの特性を考慮しつつも、低年齢化の弊害を防ぐ共通の指針や方策を示すべきではないか。勝利至上主義や行き過ぎた商業主義の見直しも必要だ。

 選手の才能を開花させる道は英才教育ばかりではない。プロ野球の佐々木朗希投手のように、時間をかけて育成した例もある。

 競技団体や指導者は選手の成長に配慮しながら、活躍できる環境を整えていかなければならない。

 元稿:毎日新聞社 東京朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2022年06月15日  02:01:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【話題】:東京2020五輪企画展がJR品川駅で開催 パネルや聖火のトーチも展示

2022-06-15 01:05:30 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

【話題】:東京2020五輪企画展がJR品川駅で開催 パネルや聖火のトーチも展示

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【話題】:東京2020五輪企画展がJR品川駅で開催 パネルや聖火のトーチも展示

 企画展「大会を契機とした取組とレガシー~TOKYO 2020~」が14日、東京・JR品川駅中央改札内イベントスペースで開催された。

 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会によって創出された成果(レガシー)を一過性のものに終わらせず、発展させていくことが目的。

東京五輪・パラリンピックのマスコットのミライトワ(左)とソメイティ東京五輪・パラリンピックのマスコットのミライトワ(左)とソメイティ

 「共生社会の実現」「復興/ホストタウンを通じた地域活性化」「観光立国・日本文化の発信と理解」「セキュリティー・輸送対策」「健康・スポーツ」「持続可能性」「大規模イベント開催のモデル」という7つのテーマを発信。パネルや聖火のトーチの実物を展示、パラ競技のVR体験ブースが設置された。

 15日も同所で、19、20日はJR大阪駅「時空の広場」で行われる。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・東京2020 オリンピック・パラリンピック】  2022年06月15日  01:05:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説②】:IOC札幌視察 疑問に答える機会逃す

2022-06-06 05:05:20 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

【社説②】:IOC札幌視察 疑問に答える機会逃す

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説②】:IOC札幌視察 疑問に答える機会逃す 

 国際オリンピック委員会(IOC)は今週、札幌市が招致を目指す2030年冬季五輪・パラリンピックの会場予定地を視察し、施設や交通アクセスを調べた。

 招致を巡り市民の反対論は根強い。昨夏の東京大会は肥大化、商業化した五輪の矛盾があらわになった。五輪への不信はほぼIOCに向けられていると言っていい。

 しかし視察は非公開で行われ、取材対応や市民への発信の機会はなかった。市民が五輪に抱く疑問や懸念に対し、説明する機会にできたはずなのに残念だ。

 IOCは同じ30年招致を目指すバンクーバー(カナダ)とソルトレークシティー(米国)の視察も終えている。12月の理事会で最優先候補地を一本化する見通しだ。

 現在の五輪を巡る大きな問題点は、IOCの運営が巨額の放映権料とスポンサー収入に支えられていることに起因する。

 コロナ禍で中止論もあった東京大会でIOCが開催にこだわった理由として、放映権収入を失いたくない事情が指摘された。

 米国の放映権を握り、IOCに大きな影響力を持つNBCテレビをはじめ欧米テレビ局への配慮から、アジア地区開催の場合、競技時間は欧米各国の注目度に合わせて変則的な時間帯になりがちだ。

 2月の北京大会でもフィギュアが午前中に始まったり、スピードスケートやスキージャンプが夜遅くに行われたりした。札幌開催の場合も同じ問題が生じよう。

 これではアスリート第一と言えず、子どもたちを含む市民が五輪を身近に感じるのにも明らかな障害となってしまうだろう。

 だが、本紙報道によると札幌市幹部にIOC側は「競技時間はあなたたちが決めることではない」と伝えたという。

 IOCが問題を改める姿勢は見えず、秋元克広市長が改善を求める動きもない。懸念を置き去りにしたまま招致活動を続けて、市民の理解や賛同が広がるだろうか。

 札幌市議会の委員会は招致の是非を問う住民投票条例案を与党の反対多数で否決し、週明けの本会議でも否決が確実な情勢だ。

 与党は市議会で招致決議をしたことや、市の郵送調査で賛成が過半数だったことを理由にする。

 だが郵送調査は大会の開催意義を強調した上で、賛否を問う設問構成だった。専門家からは客観性に欠けるとの指摘が出ている。

 さまざまな疑問を解消する取り組みを尽くし、民意を探る機会を改めて検討すべきではないか。

 元稿:北海道新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2022年06月04日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【追跡】:バレー協会、世界と疎遠 国際大会開かれず「マイナーに」

2022-05-11 02:05:10 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

【追跡】:バレー協会、世界と疎遠 国際大会開かれず「マイナーに」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【追跡】:バレー協会、世界と疎遠 国際大会開かれず「マイナーに」

 古くは「東洋の魔女」、そしてジャニーズ事務所所属のタレントを公式サポーターに起用するなどショーアップされた大会運営に、アイドル並みの人気を誇る男女の選手たち――。

東京オリンピックのバレーボール男子1次リーグ・イタリア戦でスパイクを決めて喜ぶ日本の西田有志(左)と石川祐希。日本で主要国際大会はしばらく開かれず、こんな姿は見られない=有明アリーナで2021年7月28日、佐々木順一撮影

東京オリンピックのバレーボール男子1次リーグ・イタリア戦でスパイクを決めて喜ぶ日本の西田有志(左)と石川祐希。日本で主要国際大会はしばらく開かれず、こんな姿は見られない=有明アリーナで2021年7月28日、佐々木順一撮影

 多くの人々がバレーボール日本代表に抱くイメージだろう。ところが、2024年まで国内で主要国際大会は開かれず、関係者からは「もはやマイナー競技」との声も漏れる。

 バレー界で一体、何が起こっているのか。【小林悠太】、残り2535文字(全文2721文字) 

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  元稿:毎日新聞社 東京朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【追跡】  2022年05月11日  02:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 
 

 

 
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【産経抄】:スポーツ観戦の妙味は、数十年も前の物語と目の前の出来事が不意に一本の線でつながることにある。

2022-05-04 05:03:05 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

【産経抄】:スポーツ観戦の妙味は、数十年も前の物語と目の前の出来事が不意に一本の線でつながることにある。

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【産経抄】:スポーツ観戦の妙味は、数十年も前の物語と目の前の出来事が不意に一本の線でつながることにある。

 ▼東京・国士舘高校の柔道部監督が、14歳の少年に会うため青森を訪ねたのは昭和50年の12月だった。面会の2日前に高校の寮が火事で焼け落ち、寮住まいの監督はジャージー姿で列車に飛び乗っていた。「いま会わないと、うちに来てくれないと思ったので」。切々と語るその人を前に、同席した少年の父親は言ったという。

 ▼「東京さ行け。逃げて帰ってくるようだったら死んでまれ」。帰る場所はないぞ、と。少年は後に最重量級の雄として五輪2連覇を果たす斉藤仁氏である。この親にしてこの子あり、だろう。同時代には難攻不落の山下泰裕氏がいた。五輪の頂点に立ちながら山下超えはかなわず、いつまでも消えない「山下二世」の肩書に、唇をかんだ人でもある。

 ▼「エベレストには登ったが、まだ富士山には登っていない」。日本一への焦げるような思いを吐露した言葉は語り草となっている。初めて全日本選手権を制したのは昭和63年の春だった。その人が病で世を去ってから今年で7年、柔道史に再び刻まれた「斉藤」の名に縁の不思議を思ったしだいである。氏の次男、立(たつる)選手が全日本選手権で優勝した。

 ▼親子2代の日本一は史上初だという。191センチ、160キロの立派な体格は父親譲り、畳の上で首を振るしぐさも鬼の面相も瓜(うり)二つだが、「自分には厳しい人だった。褒められることはないと思う」。20歳の「斉藤」はニコリともせず言う。数十年の春秋を経て、「二世」の肩書にあらがう物語にもまた新たな章が刻まれるのだろう。

 ▼目標はパリ五輪での金メダルといい「自分はこれからの選手」とも。あの親にしてこの子あり。

 元稿:産経新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム  【産経抄】  2022年05月01日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。 

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