国民民主党の原口一博国対委員長は3日の記者会見で、預託商法などを展開し経営破綻した「ジャパンライフ」の被害を巡る衛藤晟一消費者行政担当相の発言について「だまされた人が悪いように言っている。消費者の権利を保障すべき担当相の任にあらずだ」と批判した。

ジャパンライフの山口隆祥元会長と安倍首相主催の「桜を見る会」の招待状(C)共同通信社

 ジャパンライフの山口隆祥元会長と安倍首相主催の「桜を見る会」の招待状(C)共同通信社

 衛藤氏は11月29日の記者会見で、同社元会長が首相主催の「桜を見る会」への招待状を、被害者を信用させる広告に利用したとの見方に対し「個人的には『こんな人と会いました』という人はおかしいと思い、普段から接している」と述べた。

 原口氏は、2日の参院本会議での桜を見る会に関する安倍晋三首相の答弁に関し「全く答えていない。疑惑はむしろ底なしの状況だ」と述べ、追及を続ける方針を強調した。(共同)