【IR汚職】:秋元容疑者への300万円衆院選の陣中見舞い名目か
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【IR汚職】:秋元容疑者への300万円衆院選の陣中見舞い名目か
中国企業「500ドットコム」から、秋元容疑者に渡ったとみられる300万円が、17年衆院選の陣中見舞い名目だった疑いがあることが浮上。東京地検特捜部は、不正な資金が同容疑者の選挙費用に充てられた可能性もあるとみて、調べている。
関係者によると、「500」社顧問で、贈賄容疑で逮捕された紺野昌彦容疑者(48)らは衆院解散当日の17年9月28日、東京・永田町の衆院第1議員会館内にある秋元容疑者の事務所を訪れ、300万円を手渡したという。現金は、老舗和菓子店の菓子とともに紙袋に入れられていたとの情報もある。
東京地検特捜部と見られる人たちに家宅捜索を受けた秋元司衆議院議員の事務所(撮影・佐藤勝亮)
秋元容疑者の弁護人によると、同容疑者は「身に覚えがない」と、現金授受を否定している。
また、中国企業側が18年1~3月ごろ、秋元容疑者に対し、IRの整備地域を5カ所に増やすよう要望していたことも判明。最終的整備地域は3カ所となったが、特捜部は、中国企業側が秋元容疑者に要望することで、IR事業参入の機会を得ようとしたとみており、両者の間であったとされる現金などの授受との関連を捜査している。
秋元容疑者は逮捕前、取材に「中国企業から陳情を受けたことも便宜を図ったこともない」としていた。
紺野容疑者は、秋元容疑者以外にも国会議員とのツーショット写真を、自身のSNSに投稿し、政界とのつながりをアピールしていた。インスタグラムには、衆議院の通行証を手にした本人の写真もあり、地元事務所が家宅捜索を受けた自民党の白須賀貴樹衆院議員(44)の「お力添え」で、国会議事堂の視察が実現したとも記されていた。
東京地裁は、秋元容疑者の勾留を来年1月4日まで認める決定をした。
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【疑惑・IR=カジノを含む統合型リゾート施設・汚職】 2019年12月26日 23:27:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。