【公職選挙法違反容疑】:河井克行前法相ら証拠隠滅か LINE記録を消去
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【公職選挙法違反容疑】:河井克行前法相ら証拠隠滅か LINE記録を消去
昨年7月の参院選広島選挙区を巡る買収事件で逮捕された前法相の衆院議員河井克行容疑者(57)と妻の参院議員案里容疑者(46)が、陣営関係者らとやりとりしたLINE(ライン)の記録の一部を消去した疑いのあることが19日、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部は、買収に関する証拠隠滅を図った疑いがあるとみて調べている。
2019年7月に交わされたラインのメッセージ画面(河井案里参院議員の陣営関係者提供=共同)
関係者によると、特捜部は今年3月、夫妻が滞在していた東京都内のホテルで2人のスマートフォンを押収。記録を解析したところ、参院選前の時期のやりとりが消去されていたという。特捜部はデータを復元して捜査を進めている。
ラインで克行前法相は「あらいぐま」、案里議員は「アンジー」のアカウントを使用していた。陣営関係者によると、克行前法相も加わっている陣営グループ内のやりとりでは、克行前法相が現金を持参した疑いのある地元議員の名前が登場。安倍晋三首相の秘書が応援に入った際の訪問先なども調整していた。
克行前法相の依頼を受けた知人男性が、案里議員への票の取りまとめを地元議員らに働き掛け、その内容をラインで克行前法相に報告していたことも分かっている。
夫妻は共謀して昨年3月下旬~6月中旬ごろ、5人に計170万円を渡したほか、克行前法相は昨年3月下旬~8月上旬ごろ、91人に対して116回にわたり、計約2400万円を渡した疑いで、18日に逮捕された。(共同)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【政局・事件・公職選挙法違反容疑】 2020年06月19日 08:14:00 これは参考資料です。転載等は各自で判断下さい。