路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【私設・論説室から】:指揮に「不服従」も…

2020-06-25 08:16:20 | 【法務省・法制審議会・検察庁・地検・保護司・刑法・刑罰・死刑制度】

【私設・論説室から】:指揮に「不服従」も… 

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【私設・論説室から】:指揮に「不服従」も… 

 検察は動かず−やきもきどころか、腹立たしい近年だった。モリ・カケ疑惑もそう。国有地を不当に安く売却しても、おとがめなしとは。決裁文書を改ざんしても「全員不起訴」−どういうことか。

 一九九〇年ごろ、検察庁を担当した者には不可解だった。当時、ロッキード公判は終わっていたが、リクルート事件は公判中。数多くの経済事件とともに政界捜査は特捜検事の宿題みたいなものだったと思う。九三年には金丸信・自民党元副総裁を逮捕している。

 仮に検察庁法の改正案が可決・成立していたら、特捜検察の「宿題」が消えるかもしれない。そう思った。政府が認めた人物だけを優遇する特例人事を法制化すれば、政治にすり寄る検察官も生まれよう。

 だが、現行の検察庁法でも「指揮権」はある。法相が検事総長のみを指揮する規定だ。だが意に沿わない指揮だったらどうするか−。「ミスター検察」と呼ばれた伊藤栄樹氏は昔、著書に「不服ながら従う」「指揮に従わない」「官職を辞する」の趣旨を記した。

 「不服従」の選択肢が政治的に大問題となった。「検察の暴走を招く」と−。確かに検察の正義が正しいとは限らない。が、検察が動き、国民の一定の信頼を得た時代には「不服従」の言葉には含蓄が感じられた。それにしても「検察は動かず」では…。巨悪の存在は明らかなのに。 (桐山桂一)

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【私設・論説室から】  2020年06月10日  07:06:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【私設・論説室から】:「雑な政治」はびこる世に

2020-06-25 08:16:10 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【私設・論説室から】:「雑な政治」はびこる世に 

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【私設・論説室から】:「雑な政治」はびこる世に 

 安倍政権による「雑な政治」が極まったと言わざるを得ない、昨今の醜態である。

 黒川弘務東京高検検事長が賭けマージャンを報じられて辞職し、検察人事への政権の介入が懸念される検察庁法改正案は、世論の強い反対で今国会成立が見送られた。

 法解釈を変えてまで定年を延長したご仁である。安倍晋三首相は、どうやって任命責任を「取る」つもりか。

 安倍政権はかつて憲法解釈を変更して「集団的自衛権の行使」を容認したことがある。決して許されるべきではないが、このときですら有識者会議や国会審議、閣議決定など一定の手順は踏んでいた。

 黒川氏にはこうした手順もなく、検察官に適用されないとしてきた国家公務員法の解釈を変更して定年を延長した。決裁すら口頭だったという。安保法以下の雑な対応だ。

 新型コロナウイルスを巡っては、「既知の感染症」だから既存の特別措置法は適用できず、改正が必要だと言い張ったが、いつの間にか首相は何のためらいもなく「未知のウイルス」と言い換える。前言は何だったのか。

 権力者が前言を翻し、手順を踏まず、勝手気ままに振る舞う「雑な政治」。責任は「ある」と言いながら、決して「取ろう」とはしない。世界を見渡せば日本だけの話ではないが、これがコロナ後の「新しい日常」となるのは御免蒙(ごめんこうむ)りたい。 (豊田洋一)

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【私設・論説室から】  2020年05月25日  02:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政局】:地方の怒り表面化 沖縄と長野で「内閣支持率18%」の衝撃

2020-06-25 08:15:40 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【政局】:地方の怒り表面化 沖縄と長野で「内閣支持率18%」の衝撃

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政局】:地方の怒り表面化 沖縄と長野で「内閣支持率18%」の衝撃

 安倍政権に衝撃が走っている。全国メディアの世論調査でも内閣支持率は30%台と低迷しているが、沖縄と長野の世論調査で、20%を割ったからだ。地方の安倍不信はハンパじゃない。自民党内からは「もう解散はできないのではないか」との声が上がっている。

追い詰められている(C)日刊ゲンダイ

      追い詰められている(C)日刊ゲンダイ

 国会が終わった途端、安倍首相周辺は解散風を吹かせ始めている。

 甘利明自民党税調会長は、衆院解散の時期について「秋以降、経済対策と合わせてする可能性はゼロではない」と語り、発言に慎重なはずの森山裕国対委員長も「今年はひょっとしたら衆院選があるかもしれない」と言ってみせた。安倍首相本人も「解散というのは常に意識している」などと口にしている。

 「安倍周辺が解散風を吹かせているのは、党内を引き締め、首相の求心力を高め、同時に野党を牽制するのが狙いでしょう。コロナ対応が後手後手になり、黒川問題や河井夫妻の逮捕など不祥事も相次ぎ、安倍1強が揺らいでいますからね」(自民党関係者)

 安倍首相が解散に打って出るとしたら「9月末解散、10月25日投開票」のピンポイントだとみられている。

 国際オリンピック委員会(IOC)のコーツ調整委員長は10月中に東京五輪開催の可否を判断すると明言している。11月3日には米大統領選がある。「五輪中止」や「トランプ敗北」が決まると、安倍首相のパワーはますます低下する。解散するならその前しかない。しかも、年明けからは景気が一気に悪化すると予想されている。コロナ第2波襲来の恐れもあり、解散は打ちにくい。

 しかし、支持率20%割れでは、とてもじゃないが9月に解散は打てない。

 琉球新報などが沖縄県民を対象に実施した世論調査(6月13~14日実施)では、内閣支持率は18・73%、不支持率は66・33%に上った。また、信濃毎日新聞によると、長野県内の世論調査(5月30~31日実施)の内閣支持率は18・6%だった。

 法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)が言う。

「安倍内閣の支持率が地方で1割、2割なのは、当然の結果です。30%台が出ている全国メディアの数字は、東京、名古屋、大阪など都市部を含む全国平均の支持率です。地方経済はコロナ禍に直撃されています。観光産業などはモロに影響を受けました。それでなくとも、この7年間、都市と地方の格差は広がり、地方にはアベノミクスの恩恵は及ばなかった。内閣支持率が下落する一方、石破茂さんの人気が上昇しているのも地方の怒りの表れです」

 自民党議員は地方の怒りをどこまで分かっているのか。

 元稿:日刊ゲンダイ 主要ニュース 政治・経済 【政治ニュース】  2020年06月24日  15:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【2020年06月23日 今日は?】:東北新幹線の大宮-盛岡間が開業

2020-06-25 00:04:10 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【2020年06月23日 今日は?】:東北新幹線の大宮-盛岡間が開業

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2020年06月23日 今日は?】:東北新幹線の大宮-盛岡間が開業

 ◆6月23日=今日はどんな日

  欧州連合(EU)からの離脱・残留を問う英国民投票でEU離脱派が勝利(2016)

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【図解】EU離脱の是非を問う英国民投票、地域別の結果

 ◆出来事

  ▼東北新幹線の大宮~盛岡間が開業(1982)▼上野動物園のパンダ、ホアンホアンが3番目の赤ちゃんユウユウ出産(1988)

 ◆誕生日

  ▼服部妙子(49年=女優)▼小山薫堂(64年=脚本家)▼南野陽子(67年=女優)▼上地等(68年=BEGIN)▼石橋けい(78年=女優)▼菊地浩輔(81年=チーモンチョーチュウ)▼安田聖愛(96年=タレント)▼芦田愛菜(04年=女優)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・今日は?】  2020年06月23日  00:00:00  これは参考資料です。転載等は各自で判断下さい。

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