《月議・12.16》:被爆者が背負ったもの=下桐実雅子
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《月議・12.16》:被爆者が背負ったもの=下桐実雅子
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群馬の大学病院に勤めながら農村部の地域医療に取り組んでいた精神科医の中澤正夫さん(87)は、42歳で東京の病院に移った。そこには「被爆者外来」があり、都内の被爆者の治療や健康管理を担っていた。外部の専門家を交えた症例検討会も盛んで、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)のメンバーも加わっていた。
そんな縁で、被団協の相談所のスタッフとなり、被爆者の悩みに耳を傾けた。各地の学習会にも足を運んだ。中澤さんの脳裏には、10日のノーベル平和賞受賞を知らせたい、たくさんの顔が浮かぶ。
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元稿:毎日新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【月議】 2024年12月16日 02:02:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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