路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

《余録・12.16》:京都・三条大橋のたもとに…

2024-12-17 02:05:30 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

《余録・12.16》:京都・三条大橋のたもとに…

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《余録・12.16》:京都・三条大橋のたもとに…

 京都・三条大橋のたもとに「駅伝の歴史ここに始まる」と記された碑がある。1917年、日本で最初の「東海道駅伝徒歩競走」のスタート地点となった場所だ

昨年の全国高校駅伝で、一斉にスタートする男子の選手たち=たけびしスタジアム京都で2023年12月24日、滝川大貴撮影

 ▲首都が東京に定められて半世紀となる「奠都(てんと)50周年記念大博覧会」の行事として行われた。旧東海道五十三次を舞台とする23区間、総距離516キロに及ぶ3日間のレースだった

 ▲東京・上野不忍池の博覧会正面玄関のゴールに飛び込んだ「関東」チームのアンカーは、NHKの大河ドラマ「いだてん」にも登場した金栗四三(かなくり・しそう)。その5年前に日本初のオリンピック選手として、ストックホルム五輪のマラソンに出場したが、無念の途中棄権に終わっていた

「日本マラソンの父」と呼ばれ、駅伝の発展にも貢献した金栗四三=熊本県玉名市提供

 ▲マラソンの過酷さを味わった金栗は「個人の練習だけではいくら頑張っても限界がある」と感じていた。だが、駅伝なら多くの選手が競い合いながら育つと考え、箱根駅伝の創設を発案した。箱根を予選会にして米大陸横断の駅伝も検討していたというから、熱意のほどが分かる

 ▲古来、日本には中央と地方を結ぶ幹線道路に「駅馬(えきば)」「伝馬(てんま)」と呼ばれる馬を備えた施設を置き、その間を往来する交通制度があった。冬の風物詩と呼ばれるほどのスポーツに発展した「駅伝」の名称の由来である

 ▲22日開催の全国高校駅伝では、出場校が従来の男女各47校から58校に増える。少子化の影響で予選の参加校が減りつつある中、都大路を走るチャンスを広げて競技の活性化を図るという。今年も若人がたすきをつなぎ、歴史もまた受け継がれていく。

 元稿:毎日新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【余録】  2024年12月16日  02:03:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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