【福島県】:無人航空機開発のテラ・ラボ、南相馬市と立地協定 復興工業団地に新工場
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【福島県】:無人航空機開発のテラ・ラボ、南相馬市と立地協定 復興工業団地に新工場
大規模災害時の情報収集などに活躍する長距離無人航空機開発のテラ・ラボ(愛知県春日井市)と福島県南相馬市は8日、新工場建設に関する立地協定を締結した。新工場は、福島ロボットテストフィールド(RTF)に隣接する市復興工業団地で月内をめどに着工する。
テラ・ラボが建設する新工場の完成予想図=同社提供
同社は2014年3月に創業したベンチャー企業。南相馬に拠点を設け、RTFで飛行試験などを実施し、一昨年の台風では山間部で生じた被害の情報収集に協力した。開発費などの資金調達は約12億円に達したという。
新工場は、約1万1000平方メートルの敷地に延べ床面積約1300平方メートルの平屋建てを新設。機体の製造、メンテナンス、データの解析などを手がける。補助金を含む2億7700万円を投資して今年10月に完成し、来春の稼働を目指す。新規雇用は当面4、5人を計画し、5年以内に20~30人に拡大することも検討している。
同工業団地の工場着工は、3社目。この日は、現地で神事を行った。立地協定は、地域雇用の促進と企業の受注機会の創出、事業活動の継続などに相互協力するとしている。
立地協定を結んだテラ・ラボの松浦孝英社長(左)と福島県南相馬市の門馬和夫市長=同市産業創造センターで
松浦孝英社長(46)は「イノベーションを通じ、東日本大震災からの復興に少しでも役立ちたい。この地域が経験した大規模災害の知見も学びたい」と話した。門馬和夫市長は「ベンチャー企業の成長を目の当たりにできるのは心強い。万全の態勢で支援したい」と語った。【高橋秀郎】
元稿:毎日新聞社 主要ニュース 政治 【地方自治・福島県南相馬市・東日本大震災・福島ロボットテストフィールド(RTF)に隣接する市復興工業団地】 2021年02月09日 12:53:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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