《井上英介の喫水線・01.11》:被災者を背後から撃つ者
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《井上英介の喫水線・01.11》:被災者を背後から撃つ者
半年ほど前、能登半島地震に遭われた本コラムの愛読者から「能登は見放されている」という声が寄せられた。それが胸に刺さって抜けず、昨年12月、石川県の輪島、珠洲を訪ねた。
電柱が傾き、手つかずの倒壊家屋が半ば道をふさぐ光景を各所で見た。お世辞にも復興が順調とは言い難い。地理的、物理的な難しさもあろうが、国の支援の量と質が問われている。
だが、ここで復興の進捗(しんちょく)度を論じるつもりはない。
■この記事は有料記事です。残り1846文字(全文2044文字)
元稿:毎日新聞社 東京朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【井上英介の喫水線】 2025年01月11日 02:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます