■2022年12月22日(木)11:20-13:33【天気】吹雪【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】佐賀県佐賀森林公園・巨勢川調整池
【種名】ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、トモエガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、ダイサギ、オオバン、タゲリ、トビ、ミヤマガラス、ムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、アトリ、カワラヒワ、(14科20種)※ワイバードの鳥合わせとは異なります。
【メモ】ワイバード九州縦断ツアー最終日。よか干潟から移動し、佐賀市佐賀森林公園と巨勢川調整池※で鳥見。巨勢川調整池は大沼より1.3倍くらい広い面積の池の中に、千羽単位の群れのトモエガモがいた。大沼でいえばオナガガモが全部トモエガモになった感じ。森林公園のアトリの群れは公園の芝生で集団で採餌していた。天候で共通しているのは「吹雪」。一通り見た後、すぐにバスに戻って写真チェックに余念がなかったが、他の方々は吹雪の中でも一生懸命鳥見をしていた。調整池では、アメヒハイブリッドが何羽か写っていたので、天候のいい日に行けば複数のアメヒを観察できると思う。
この池の跡地である東名遺跡の展示館にも行ってみたが、なかなか見ごたえのある内容だった。確かにここにはかつて縄文人が集落をつくって生活していたという、たくさんの証拠が残されていた。
※佐賀市のHPより
『巨勢川調整池』は、巨勢川流域の洪水被害を軽減することを目的として、田園の広がる金立町千布に建設されました。約55haにおよぶ土堤に囲まれた調整池内には、今ではススキや葦などの植物が自生し、70種余りの野鳥も観察されるなど、動植物を含む広大な自然景観が生み出されています。また、揚排水施設として設けられた大規模な建築物等は、その大きさを考慮した配色、上層に向けて明度を変化させるなど、周辺に馴染むよう配慮されています。
更に、この建設工事にともなって、およそ8000年前(縄文時代早期)のものとされる『東名遺跡』が奇跡的に発見されました。縄文文化を知る上で重要な日本最古級の遺物が多数出土しており、貴重な貝塚の一部は現地地中に保存されて調整池と共存しています。
大規模で現代の人工構造物でありながら、太古の遺跡を内包し、さらには生物を育む広大な自然的景観を創出するすぐれた実例です。
【写真】
吹雪の中、公園の芝生で採餌するアトリの群れ
吹雪の調整池。トモエガモ数千羽単位の群れ/手前にヒドリハイブリッド/タゲリ
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