■2022年12月4日(日)10:07-11:23【天気】小雨曇り晴れ【機材】EOSR7+RF100-500
【場所】蒲生海岸・干潟、七北田川河口、蒲生沖
【種名】コクガン20(成鳥12幼鳥8)、オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ビロードキンクロ、クロガモ、ホオジロガモ、ウミアイサ、カイツブリ、アカエリカイツブリ、カンムリカイツブリ、ミミカイツブリ、キジバト、カワウ、ウミウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、ユリカモメ、ウミネコ、オオセグロカモメ、ミサゴ、トビ、ノスリ、チョウゲンボウ、モズ、ハシブトガラス、ヒバリ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、オオジュリン(18科42種)
【メモ】12月3日(土)午後は、閖上に行ってみたが、ほぼ何もおらず、井戸浦前面海面にクロガモの群れがいるのを発見。今日は無理なので明日と決めた。15時過ぎに大沼に行き、トモエガモを見ようと思ったら、何回見ても♀が8羽しかいない。そこで、翌日、井戸浦に行く前に大沼に行ったが、86羽しかいなかった。つまり、11/29午前221、11/30朝235、12/3午後8、12/4午前86という経過。これは、抜けたなと思い、井戸浦にクロガモを撮影しに行ったが、昨日の群れは全然いなかった。がっかりして、帰ろうかと思ったが、まだ時間も早かったし、鳥友から蒲生にコクガンが来たと前に教えられていたので、いなくてもともと思い、蒲生に行った。けっこう潮は満ちてきている感じだったが、双眼鏡で見ると、何羽かコクガンが残っていた。これはラッキーと思い、まず遠くから撮影してあとで羽数を数えることにした。近くに行くと先着していた知己のご夫妻がいて、コクガンがいるよ、と教えてもらった。先ほどは遠かったが、岸で休んでいる。成幼の数が問題なので、ちょっと場所を変えて全体が写るところで撮影した。それから、ご夫妻に挨拶をして、導流堤を歩いて、またコクガンの写真を遠くから撮る。それから海に出ると、何とクロガモの群れがいるではないか。11月中旬にも同じように蒲生前面海面で群れを見たことがあった。
ということで、今日は最初から、カウントするつもりできたので、R5より大きく写るR7を持ってきた。コアジサシが繁殖した盛土の上に登って、海上を見渡し、群れの端から端まで撮影した。仙台港に近い方にもたくさんいたが、波の方向とF7.1でもはっきり写る範囲が狭くなる。この範囲は必ずしも正確ではなく、少な目にしか写らなかった。それから、干潟を一周して奥の沼や水路など見て、もう一度堤防の上からクロガモの群れの写真撮影をし、帰ってきた。コクガンもいたし、蒲生に行ってよかった。ちなみに、クロガモがいればビロキンもいて、そのうち、ウミスズメやアビ類も一緒にいるので楽しみだ。今年の4月9日には井戸浦でビロキンの大群や、マダラウミスズメも見ているので、今年は観察回数が多くなるかもしれない。震災後に購入した車載できるキャプテンスタッグの自転車も整備した(堤防を歩くと距離が長く疲れるので)。ちなみにアマゾンでコンビニ弁当がちょうど入るという篭も買った。弁当と双眼鏡を入れておくにはちょうどいい。
【個体数カウントグラフ】
〇カウント場所:コアジサシ営巣地盛土
〇カウント範囲:クロガモとビロキンの群れがいた七北田川河口から向洋海浜公園までの前面海面
〇カウント方法:R7+500mm(100-500)の800mmの画角で河口側から撮影。浮きブイ、旗、船舶、背景の金華山等の島や半島、沖防波堤などを範囲の目印に計27ブロックを撮影。1か所につき4~10枚程度撮影。波で上下するので複数枚撮影する。PC画面で、種類、雌雄等をカウントする。複数枚を見て、ビロキンを特にチェックする。範囲目印で、重複しないようにする。
〇備考その1:今回は、範囲が堤防から一度に見渡せたこと。カウント場所から双眼鏡10倍で見ても大体、ビロキン♂がいることを確認できたこと。いたカモがほぼクロガモとビロキンで、♂♀の識別が容易なことなどから、カウントをしてみる”気になった”、ということ。個体数に関しては、画像カウントしたものより多いということは容易に想像できるが、最低、これくらいはいたというデータ。
〇備考その2:識別は、♂成鳥は容易、♀成鳥も比較的容易だが、1年目♀が♀成鳥と重複の可能性あり。♂1年目冬は、ほぼ黒で成鳥の特徴がまだない個体とした。遠すぎて、嘴の先の赤肉色は識別不能。次回は、2倍テレコンをEF500につけて、R5とR7で撮影してみる予定。運が良ければ、識別可能になるかもしれない。スコープは、釣師浜のレストランで津波で被災して以来、持っていない。
【写真】
七北田川河口のコクガンの群れ。成鳥12,幼鳥8だった。
ホオジロガモ♂/チョウゲンボウ♂/ノスリ
コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ/ホシハジロ♀/金華山を背景にクロガモ・ビロキンの群れ。手前にミサゴ。
※個々の写真は、識別可能ですが、あまりに小さいので、識別練習用にはなりますが、鑑賞には堪えないので後日、R5+2×+EF500(1000mm相当画角)とR7+2×+EF500(1600mm画角)で撮影したものを掲載します。画質はかなり悪いとは思いますが。
※ビロキンの大きい写真は、下記の名取川河口と鳥の海で撮影したものがあります。
2020年1月19日 鳥の海 ♂第1回冬
2020年1月11日 閖上 成鳥♂
2019年2月16日 閖上 成鳥♀
ビロキンは、クロガモと違って水中翼を使うと図鑑にある。確かに、上記ウミスズメが潜る時の写真と♂が潜る時の写真を見ると翼をやや折って潜っている。
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