迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

表現ノ奔放。

2024-06-22 19:50:00 | 浮世見聞記
明日からまた天氣が崩れるらしいので、今日のうちに外出しておかうと、昼過ぎより“街”まで散歩に出る。



内にゐるだけで、なにやらプクプク肥えていくやうな恐怖に襲はれる私は、もしかしたらココロになにかビョーキを抱へてゐるのかもしれない。


“街”の入口で都知事選のポスターを見かけて、この度ひとりの女立候補者が卑猥な図案のそれを“合法”と勘違ひして掲示して警視廰から叱責、すぐに回収したとのお粗末な噺を思ひ出す。



“表現の自由”を訴へたつもりだったやうだが、かういふ勘違ひをする愚者が現れるのも、當世流と云ふものか。

「いまや政治屋とは大學出の目立ちたがり屋がなりたがる職業」と、ラジオで喝破してゐるのを聴いて膝を打ってから久しいが、今回の都知事選には五十六人も立候補したと聞けば、なるほど駄モノも混じるわけだと、ただ呆れる。







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