坂を上った先の風景に、私は戸惑った。
私は、未来に生きているのか?
それとも、現在に?
いづれにせよ、過去に生きていないことだけは、確かだ。
答えなど、ありはしない?
“あるものか。
あれはね、
その時に、
自身で
つくるものさ”
アイツは私の耳もとにやって来て、そう囁く。
そして、
嘲笑ひながら、
何も見えない前へと、
走って行く。
私は微笑んで、
確かに何も見えない前を見て、
また、
歩き出す。
私は、とっくにわかっている。
決して見つからないアイツを、
追いかけ、
さまよっている、
ただそれだけなのだ。
それが、
答えだ。
私は、未来に生きているのか?
それとも、現在に?
いづれにせよ、過去に生きていないことだけは、確かだ。
答えなど、ありはしない?
“あるものか。
あれはね、
その時に、
自身で
つくるものさ”
アイツは私の耳もとにやって来て、そう囁く。
そして、
嘲笑ひながら、
何も見えない前へと、
走って行く。
私は微笑んで、
確かに何も見えない前を見て、
また、
歩き出す。
私は、とっくにわかっている。
決して見つからないアイツを、
追いかけ、
さまよっている、
ただそれだけなのだ。
それが、
答えだ。
なぜ人は過去を恋慕うのでせう・・・