迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

流行ってるみたいだけど…。

2010-09-25 19:47:24 | 浮世見聞記
知人のお付き合いで、浜松町の世界貿易センタービル横の駐車場で開催中の、「大つけ麺博」に立ち寄りました。 ↓は八つの出店の内の一つ、「西尾中華そば」店のつけ麺(\800)。 正直、つけ麺って、温かいスープがだんだんぬるくなるから、好きではありませぬ。 . . . 本文を読む
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秋風が運んだ良報。

2010-09-24 23:24:33 | 浮世見聞記
ついこの間までの酷暑が記憶から吹っ飛んでしまいそうなほど、今日の東京は肌寒い一日でした。 暑いのが苦手な私には大歓迎だけど、天候不順だけはやめてほしいな。 特に、雨。 仕事にけっこう差し障るんですよ、アレって。 TVでニュースを見ていたら、“振り込め詐欺”の被害者たちが、既に懲役10年の実刑判決が出ている“振り込め詐欺”グループのリーダー格の男を相手に損害賠償の訴えを起こし、裁判所は訴え . . . 本文を読む
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お歯黒の効果

2010-09-22 20:18:42 | 浮世見聞記
「上村松園展」を見に、竹橋の東京国立近代美術館へ。 どの作品も、触ると肌の温もりを感じそうな、ほんのりと赤みの差した顔の色合いが印象的。 今回は前期のみ展示の「焔」を見ることが目的だったのですが、最も衝撃的だったのは1915年(大正4年)発表 の、「花がたみ」。 同名の謡曲から取材したこの作品、笑みをたたえた瞳からして女は既に常人ではなく、ギョッとして足を止めたくなるほどの凄みが。 また微 . . . 本文を読む
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海を渡って…。

2010-09-19 00:07:28 | 浮世見聞記
東京都国分寺市の国分寺跡地で開催された、「武蔵国分寺薪能」を覗く機会を得ました。 出演は“佐渡能楽連盟”と云う、佐渡島で演能活動をしている、いわゆる“能楽五流”とは別系統の団体。 曲目は「巻絹」、謡いに五流にはない独特の素朴さがあるのが印象的でした。 明治時代に廃絶した後、佐渡島に細々と伝承されている“鷺流”狂言も併演されましたが、こちらは目に出来ず、また次の機会に、と思っています。 . . . 本文を読む
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魁DNA

2010-09-13 22:35:18 | 浮世見聞記
日本人で最初にラーメンを食べた人と云われている、水戸藩二代藩主・“水戸黄門”こと徳川光圀-明より来日した儒学者・朱舜水から振る舞われ、後には光圀自ら麺を打って来客などに振る舞ったそうです。 その水戸黄門が食したと云う中国麺を、当時の文献などを基に再現した「水戸藩らーめん」が、ご当地水戸まで行かずとも、東京都内でも味わえるということで、都内で唯一「水戸藩らーめん」が食べられる東京都三鷹市下連雀7- . . . 本文を読む
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あをによし…

2010-09-10 21:19:36 | 浮世見聞記
せっかく奈良県まで足を延ばしたのだからと、「平城遷都1300年祭」が行われている平城宮跡会場を見物。 今日も全国的に猛暑日になるとのことでもあり、また会場は基本的に日陰のない野原でもあり、午前中に本当に見たい箇所だけをサッと廻って撤収することに。 このイベントで私が最も興味があったのは、復元された遣唐使船。 背後の資料展示館を通って船内を見学できるとのことなので、そのためだけに\500を . . . 本文を読む
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出発点。

2010-09-09 20:24:16 | 浮世見聞記
京都から近鉄電車を橿原神宮前経由で乗り継ぎ、下市口から奈良交通のミニ路線バスに乗り換えて杉木立の細い峠道を約1時間かけて越え、奈良県吉野郡天川村の「天河大辨財天社」-天河神社へ参拝しました。 私が芸能の道を進むきっかけとなったのは、中学生の時に映画「天河伝説殺人事件」(監督市川崑、原作内田康夫)を観たこと。 その映画の舞台が天川村であり、天河神社であり、つまりは今日の私の“出発点”。 大阪時 . . . 本文を読む
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命懸け(?)の西下。

2010-09-08 20:48:55 | 浮世見聞記
もと前進座の瀬川菊之丞さんが出演されている舞台を観に、名古屋の御園座へ。 お芝居は松平健さんが主役の大石内蔵助を演じる「忠臣蔵」、菊之丞さんは二幕目に登場する、細川越中守家臣“堀内伝右衛門”役。 総てにおいて、歌舞伎で培われた“強味”を感じさせました。 名古屋への移動はもちろん、東海道本線。 東京-熱海間は一度乗ってみたかった、185系特急型が唯一普通列車として運行される、7:24東京 . . . 本文を読む
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粋なサービス

2010-09-02 18:02:33 | 浮世見聞記
JR常磐線の石岡駅から(株)関鉄ハイヤーのタクシーに乗ったところ、運転席の背面に↑のような、“着物で御乗車のお客様は運賃を10%割引します”の案内が。 「ほう、粋なことを考えたのう…」 と、適用範囲を見ると、“着物(一般的に言うところの)”、“浴衣”、“法被”、“袴(イラストから、卒業式の女子大生のイメージのようです)”、“作務衣”、“甚平”、“羽織(要するに男性の着物)”、へぇこんなものまで… . . . 本文を読む
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