東北新幹線が、今日から仙台までの運行を復活させました。
再開、ではなく、『復活』。
着実なる前進。 . . . 本文を読む
ライネン、アナタガフタタビハナヲサカセルトキ、ワタシハドウシテイルデセウカ。
ソノトキマデ、サヨウナラ。
今日は統一地方選挙の投票日でした。
首長はすぐに決まったので、議員の方は与党からでも前与党からでもない、自分と同年代か或いは年下の立候補者に票を入れようと決めました。
自分の世代からも、政治の世界に飛び込もうとする人が出てきたんだなぁと思うと同時に、年下からも出てきたこと . . . 本文を読む
昼間は金原亭馬生さんの噺を聴きに、上野の鈴本演芸場へ。
私が昭和の名人のなかで五代目柳家小さんと並んで敬愛する十代目金原亭馬生、その弟子から十一代目となった当代の高座を、ぜひ聴いてみたかったのです。
演題は先日小圓朝さんでも聴いた「花見の仇討」。
気品ある高座姿と語り口は、まさに写真と音源に残る師匠譲り。
弟子の命運は師匠によりけり-の好い例を見た思いでした。
夜はそのままAli . . . 本文を読む
東京国立近代美術館フィルムセンターで「夜明け前」を観た帰り、日本橋室町を走る旧中山道へ。
節電で街灯を消しているため、日が落ちるとさすがに暗く感じますが、別に歩行に差し障りはなく、これを機に全てが復旧した後も、街灯はこのままにした方が“省エネ”になって良いのではないでせうか?
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節電対策として、首都圏の鉄道では駅の券売機やエスカレーターを一部で使用中止にしたり、昼間は電車内の電灯を消したり(上段写真)、空調を止めて暑い時には窓を開けて対処してもらうようにしています。
↓写真は東京メトロ銀座線の様子。
私が幼少の頃は確か地下鉄車両に冷房は搭載されておらず、夏になると窓を全開にしてトンネル内の冷気を取り入れていた憶えがあります。
ここへきて図らずも、かつての光景が再 . . . 本文を読む
「第22回 武蔵野 小圓朝の会」を聴きに、武蔵野芸能劇場へ。
今回は当代圓楽門下の三遊亭楽大さんの、二ツ目昇進披露も兼ねた会。
楽大さんは口上の後、お披露目として「短命」を口演。
小圓朝さんの一席目は、真打ちがかけるのは珍しい「寿限無」。
二席目が今回の呼び物「花見の仇討」で、独演会らしく持ち前の丁寧さを発揮して、じっくりと聴かせてくれました。
桜と並んで好きな藤。
亀戸天神 . . . 本文を読む
千代田区立九段生涯学習館の「広重 二大街道展 木曾街道六拾九次 東海道五十三次」へ。
木曾街道、つまり中山道と東海道の街道絵全タイトルを一挙公開した展覧会で、私のような旧街道探訪者にとっては決して外してはならない企画。
実際に下諏訪宿まで歩いて目にした現在の旧中山道の景色と、歌川広重が絵のなかに遺した古えの景色とを重ね合わせながら、共に描かれている旅人たちと一緒に、しばし旅の気分に。
木曾街 . . . 本文を読む
東京藝術大学の大学美術館で開催中の、「香り かぐわしき名宝展」へ行きました。
日本に“香”が伝わったのは推古天皇3年(595年)、淡路島に「沈水」が漂着したのがその初めとされています。
折からの仏教伝来によって日本人にも浸透していった香文化、“聞香(もんこう)”と云って、これはもちろん鼻で“きく”ものですが、
「芸術の上で常に欲しいと思うのは芳しさです」
と速水御舟が云ったように、それを . . . 本文を読む
東京都台東区上野1-1、三洋電機東京ビルの敷地の一角には、かつてここに日本で最初の喫茶店があったことを伝える碑が建てられています。
オープンは明治21年(1888年)4月13日。
つまり123年前の、ちょうど今日。
それは二階建ての木造洋館で、一階は更衣室やシャワールームを備えた娯楽施設、喫茶室は二階に設けるなど、庶民の社交場(サロン)としての役割を目指していたようです。
コーヒーは一杯が . . . 本文を読む
八坂神社の双体道祖神を過ぎたところで、下校途中の二人の男子中学生が、
「こんにちは」
と挨拶をして通り過ぎて行きました。
もちろん私も、「こんにちは」と返しました。
旧奈良梨宿の時と云い、この旧街道沿いの学校では、道で人と会ったら挨拶をするように指導しているのでしょう(お江戸でこういう子に会ったことはありません)。
最近こうした簡単な、しかし大事なこの一言を知らない若ぇ衆(し)がけっこう . . . 本文を読む
藤岡宿までの児玉街道と、中山道の新町宿とを結ぶ藤岡道、現在の県道40号線は「4丁目」交差点角の原標前よりスタートすると、いかにも古道らしく蛇行しながら宿場を抜け、JR八高線「群馬藤岡駅」付近の藤岡607番地で、二手に分かれます(上段写真)。
これは間違いなく右が旧道なのでそちらへ進路をとり、駅前から伸びる通りを渡ってイトーヨーカ堂の裏手を直進。
やがて八高線の築堤に行き当たり、道はここで分断。 . . . 本文を読む
震災から今日でちょうど一ヶ月。
両国寄席も先月は水道管が損傷した影響で、小圓朝さんの出演する日が休席となってしまったため、今日は二ヶ月ぶりに出掛ける形となりました。
今月からクッションが厚いものに替わり、いくらか座り心地が良くなったパイプ椅子で今宵聴いた小圓朝さんの噺は、以前に聴いたことのある小噺をいくつか繋げた漫談ネタ。
19日の独演会を期待することにしましょう。
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しばらく行くと道の右手に、約1㌔南方にある「土師神社」への古い道標があることから、やはりこの道は何かの古道であることは確かのようです。
道標の先で土師神社方面からの道と合流し、右手に諏訪神社を見て過ぎると、いよいよ藤岡市街―児玉街道の終点である、かつての藤岡宿に(上段写真)。
時計を見ると、児玉宿を過ぎた先で見つけたあの道標から、1時間30分。
途中、神流川における迂回に30分ほどかかったの . . . 本文を読む
北区飛鳥山博物館で開催中の、「ノスタルジア・駅弁掛け紙コレクション」展を見てきました。
北区飛鳥山博物館がこれまで蒐集してきた大正から昭和にかけての駅弁の掛け紙のほか、駅弁には付き物だった温かいお茶の入っていた容器も展示され、ぐい呑みのような器とセットの透明な合成樹脂製のそれは、私も幼な心にクロスシート車の窓際の小テーブルに置かれている光景が記憶にあり、「ああ…」と思わず顔がほころびるものが。
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かつてはここに渡し場があったのでしょうが、現在ではストレートに向こう岸へ行くことは叶わず、500メートル程上流に架かる「藤武(とうぶ)橋」より迂回し↑、群馬県藤岡市へと入ります↑。
約30分後、かつての道筋の上では、対岸の着点からの直進上にあたる、JR八高線と国道254号線の跨線橋とがクロスする「第一小林踏切」を渡り、
その先の道が果たして児玉街道に当たる道筋なのか判りませんでしたが、
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