現代舞踏家の市川淳一氏より、私も出演させていただいた夏の舞踏リサイタルを収録したDVDが届く。
ああ、こういうこともやったなぁ―
「猩々」を謡う四ヶ月前の自分を、TV画面を通して、しっかり粗探し。
黙って座っているぶんには、それなりに見えなくもない。
今年も、謡ったり、舞ったり、観に出掛けたり。
そしてそこから、自分らしい生き方を見出だして―
おもしろく生き通した一年じゃったよ . . . 本文を読む
東京の冬の風物詩、世田谷ボロ市を訪れてみる。
十年近く前に初めて訪れた時は、日中にもかかわらず容赦ない寒さと人ゴミとですっかり参り、以来足が遠退いていたが、それらはすべて“時間(とき)”が解決、今回再び行ってみようと思い立った。
ただし、こんどは陽が落ちてからを狙った。
寒さ?
そんなもの冬なのだから、当たり前だ。
世田谷ボロ市は、437年前の戦国時代に始まったその時から、庶民による . . . 本文を読む
四季がうつろうのを見出だすとき、
わたしはきまって、
なにかに急かされて生きていることに気がつく。
恐ろしいことだ。
しかし、
“いけないな”
と気が付けるうちは、
まだ救いようもあろう。
永く生きたかったら、
なによりも無駄なものを、
すべて棄てることだ。
神さまにお祈りする必要も、
お医者の処方する薬も、
必要ない。
他力本願など、
結局 . . . 本文を読む