迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

地元で紅葉狩り。

2009-11-27 10:11:10 | 浮世見聞記
私の住んでいる町の紅葉も、今が見頃です。 「待ち人に 逢うて染まりし 紅葉かな」 李閑 . . . 本文を読む
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貴人の足跡3

2009-11-18 19:38:39 | 浮世見聞記
東京国立博物館・平成館で開催されている、「皇室の名宝-日本美の華」展を見ました。 今月12日より始まった2期は、正倉院の宝物を始め、小野道風や藤原行成など名筆家たちの遺墨、そして数々の絵巻物などの現物を一堂に会したかなり豪華な内容で、これまで図版を通してのみでしか接することのできなかった「聖徳太子像」や「蒙古襲来絵詞」、そして「天子摂関御影」などを目にした時は、これがそうなのか…!と、充実感いっ . . . 本文を読む
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こちらが、正解。

2009-11-17 12:57:00 | 浮世見聞記
皇居の「二重橋」と云うと、皇居前広場から見える、あの石造りの橋を思い浮かべる方が多いかと思いますが、実はその奥にかかっているのが本当の二重橋で(写真)、石造りのあの橋は、そのままズバリ、「石橋」と云うそうです。 都内のマップをよく注意して見てみたら、確かにそのように明記されていました。 …いや~、15代将軍徳川慶喜直系の曾孫にあたるカメラマンの徳川慶朝氏の御著書を読むまでは、私も全く知りません . . . 本文を読む
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貴人の足跡2

2009-11-12 04:58:51 | 浮世見聞記
「冷泉家 王朝の和歌守展」の前期を見に、上野の東京都美術館へ。 今回は特に、藤原定家直筆の文字を見たくて出掛けたのですが、雨天の平日とあってか館内は空いていて、おかげでじっくりと見てまわることが出来ました。 古文書というと、俗に“ミミズがのた打ったような”書体を連想しますが―実際、当時の貴族達はそういう書体を好んでいたようです―、定家の書体は写真(案内チラシより転写)で見るような、線の太細の差 . . . 本文を読む
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