「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

再度 小中一貫校に反対

2006-04-07 08:43:34 | Weblog
わが母校(小学校)がきのう小中一貫校に衣替えして発足した。
まずは、おめでとう。が、僕は3月19日のブログで指摘した
理由から反対である。それは一貫校によって子供たちの地域社会
との関わり合いが薄れること、もう一つは親や子供が変な特権意識を
もたないかーという点である。

孫の通学圏の母親の中で「あの学校には商人の親が多いから」という
理由で遠くの学校へ通わさせている、というのを聞いた。最近、
学校選択性、という名の下で、このような母親が増えているそうだ。
冗談ではない。商人の家庭のどこが悪い。一貫校がどのような基準で
生徒を選んでいるか知らない。ただ都会過疎地区なので、生徒の
過半数は地元の生徒ではない。父兄の中に上記のような変な偏見が
なければよいのだがー。

あした僕らは桜の花の下で卒業後62回目の同期会を開く。通学圏には
三業地もあったし、駅前商店、鉄道官舎もあった。しかし、なにも
問題はなかった。むしろ地域に親近感がった。むろん変な偏見を持つ
親などいなかった。空襲で離散したため、消息不明の友が多いのは残念
だが、明日会う仲間には、元競輪選手、葬儀屋、大學名誉教授、床屋、
現役のビブラフォン奏者など多士済々。廃校になった母校に複雑な
思いで乾杯をする。