「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

夜の銀座

2006-04-08 08:10:30 | Weblog
会社のOB会があって久しぶりに夜の銀座に出た。"七色の
ネオン”は相変わらずだったが、"花売りむすめ”も
”カンカンむすめ”もいなかった。柳の並木もあったのかも
知れないが目に入らなかった。困ったのは事前に会場の
地図を送ってもらったが、場所がわからず何人かの人に
尋ねた事だ。

昔は銀座八丁、どこでも目当ての通りや店があって、その
名前を聞けば、番地が判らなくても行けたものだ。貰った
地図には会場だけ大きく記されているが、銀座通りも昭和
通りの記載もない。結局、探すホテルは銀座通りに面して
いた。銀座通りに面してホテルなどないーという先入観が
災あいした結果だった。

戦前の夜店の賑わいを知っている昔者には、四つの水路や
都電(市電)が撤去されたことががいっそう銀座を判らなく
させた原因かもしれない。年をとった証拠かもしれないが
あまり銀座に魅力を感じなくなった。アジア系の観光客を
沢山みかけたが、昔の名前だけで売っている街で、彼らも
あまり魅力を感じないのではないかー。