「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

超長寿のコツ

2006-04-24 07:11:15 | Weblog
「コインになった世界の巨星たち 100選」という、およそ僕には
縁のない本を頂いた。縁がないというのは”おカネ”がないという
意味である。贈り主は、尊敬する関西学院大學名誉教授、久保芳和
先生。この6月で88歳、米寿を迎えられる。先生が趣味で半世紀
にわたって集められた”世界の巨星”のコインに解説を加え一冊の
本にされたものだ。久保先生は経済学博士。

先生は戦争中、海軍主計大尉としてボルネオの石油基地に勤務
していた。同じ海軍の先輩、林田悠紀夫少佐(元法務大臣)もボル
ネオの民政部勤務だった。林田先生は、久保先生より長寿で今年
11月の誕生日がくると卒寿、90歳になられる。

お二人の長寿は戦争中ボルネオで食べた亀の卵のせいではない。共通点は
お二人とも趣味をお持ちになり、それに深い"こだわり”をもって
おられることだ。林田先生の書画は玄人はだし。「李白の詩」の書と
「熱帯の夜」の油絵を展示会で見たが、下手な画家は”はだし”で
逃げ出すこと必至だ。
長寿のコツは一芸に秀で、それにこだわりを持つこと。健康は
それについてくるものとみた。、