「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

父の生誕123年

2006-05-17 05:35:39 | Weblog
昨日は父の生誕123年であった。明治17年5月16日生まれである。
生前書き残した自叙伝によると、生まれたのは東京市下谷区竹
町25番地,下谷神社の近くで、200坪の敷地を持つ武家屋敷で
あった。町の名のように竹藪もあったそうだ。父の父親つまり
僕の祖父の生誕日は不明だが、文久3年(1863年)に撮った写真
には、38歳と記してある。これから類推すると天保時代の生まれ
である。

一世代は30年といわれる。僕の場合でいけば祖父の年令は
明治10年前後が普通なのだが、僕が父の48歳の時の子、その父が祖父の
50歳前後の子供だったため、僕の年齢で祖父が江戸時代の
”オサムライ”ということになる。祖父は徳川直藩の”サラリーマン侍”
だったようだ。

天保時代といえば、木枯し紋二郎や鼠小僧が”活躍”した時代。
自分の祖父が、その時代、この世に生を受けていたと思うと、
なんだか妙な気がする。ちなみに僕の下の孫でさえ、平成8年
生まれ、65歳の時の孫である。